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2021.09.30

新築にいらない設備6選と導入すべき設備8選

本記事では、新築にいらない設備6選と導入すべき設備8選について解説していきます。

 

「家を建てる」というのは、一生に一度のイベントといえます。そこに長く住むので、家の設備もじっくりと考えて納得できるものを選びたいという人が多いのではないでしょうか。

 

ところが、家の設備を至るところに設置していたら、金額が膨らんで予算オーバーを招きます。さらに、導入した設備を結局のところ使わないというケースも。

 

「いらない設備」というのは、言い換えると「自分にとって必要のない設備」です。

 

新築に必要な設備を選ぶためには、自分の環境に合ったものを選ぶ必要があります。

 

今回は、新築の段階では導入する優先度が低い設備と、優先的に導入を検討したほうが良い設備について、それぞれ解説していきます。

 

新築にいらない設備6選

冒頭でも述べましたが、新築にいらない設備とは、自分が住む家の環境では利用頻度が低い設備を指します。

 

家を建てる際には様々な場面で出費がかさむため、その分で設備にはなるべく費用をかけ過ぎないことが重要になります。

 

ここでは、新築の段階では導入する優先度が低い設備を6つにまとめました。

 

新築にいらない設備6選の詳細

表で説明した、新築の段階では導入する優先度が低い設備6選を詳しく解説します。

 

どれも便利な設備ではありますが、なぜ導入する優先度が低いのかを見ていきましょう。

 

・ホームシアター

新築に導入する優先度が低い設備の1つ目は、ホームシアターです。

主な理由として、

・費用が圧倒的に高額

・家具の場所を変更できない

・騒音が気になる

などが挙げられます。

ホームシアターは、映像を大画面で楽しめるので、映画が好きな方には欠かせない設備です。

 

しかし、設置する費用が100万円以上と圧倒的に高額であるため、予算を大幅にかけてまで導入する必要はないと考えられます。また、ホームシアターは部屋に固定で設置されるため、必要な家具などを動かすことが困難です。

 

さらに、大画面で流れる映像は音量も比例して大きくなるため、どうしても設置する家によっては騒音が気になってしまう点もデメリットといえます。

 

・窓のシャッター

新築に導入する優先度が低い設備の2つ目は、窓のシャッターです。

 

主な理由として、

・台風などの災害で飛んでしまう恐れがある

・シャッター自体が比較的高額

などが挙げられます。

 

窓に取り付けるシャッターは、外から部屋の様子が遮断されることから、防犯面において非常に便利です。

 

窓のシャッターは手動式と電動式のものがあり、価格も異なります。手動式のシャッターの費用は20万円前後、電動式シャッターの費用は高額なもので約50万円と比較的高額です。

 

設置する人の好みによりますが、設置費用の観点においても、導入する優先度は低いといえます。

 

・ミストサウナ

新築に導入する優先度が低い設備の3つ目は、ミストサウナです。

 

主な理由として、

・電気代、ガス代が高額になる

・浴室の外まで湿気がこもる

などが挙げられます。

 

ミストサウナは、体をあたためることができ、リラックス効果がある優れた設備です。

 

その分、ミストサウナは設備代や工事費だけでなく、月の電気代やガス代が多くかかります。

 

さらに、部屋に湿気がこもるため維持も大変です。湿気がこもることでカビが生えやすい環境となり、手間がかけられない場合だと修繕費用が新たに発生する可能性もあることも。

 

・浴室の大きな窓(※腰高窓)

新築に導入する優先度が低い設備の4つ目は、浴室の大きな窓です。

主な理由として、
・防犯面が心配

・浴室が寒くなりやすい
などが挙げられます。

 

浴室に大きな窓を設置すると、入浴中に景色を堪能できるという利点があります。

 

一方で、大きな窓は「防犯上の問題」が懸念されます。防犯面も考慮した上で設置する場合なら問題はありませんが、人目に付きにくい部屋の大きな窓は、泥棒や不審者の侵入を許してしまう可能性もあります。

 

また、冬場を考えると、大きな窓の浴室はどうしても寒くなりがちです。防犯面や室内の環境を考えると、導入する優先度は低いと考えられます。

 

・浴室テレビ

新築にいらない設備の5つ目は、浴室テレビです。

 

主な理由として、

・入浴時間が長くなり、次の人が入れない

・忙しくて結局は観ない場合が多い

・子どもがいる場合にテレビ癖がついてしまう

などが挙げられます。

 

一人が浴室でテレビに夢中になっていると、順番待ちになってしまい後の方に迷惑がかかります。

 

また、「仕事や学校が忙しく、入浴は手短に済ませたい」という場合に浴室テレビの存在感は薄れてしまい、使用する機会が無くなることも。

 

子どもに喜ばれる設備ではあるものの、浴室にもテレビがあることでテレビ癖がついてしまう点もデメリットといえます。

 

・床下収納

新築に導入する優先度が低い設備の6つ目は、床下収納です。

 

主な理由として、

・体勢を低くしなければならない

・溜まったゴミが気になる

・何を入れるのが適切か定まらない

などが挙げられます。

 

場所を取らずに収納できる床下収納は、一見すると便利です。

 

しかし、床下収納は体勢を低くしなければならないため、腰が悪い方にとっては利用しない設備となることも。

 

また、床下収納というだけあって普段から視界に入りにくく、ゴミが溜まってしまうので注意が必要。

 

家の中には戸棚やクローゼットなど、それぞれの場面に合った物を収納するスペースがあるため、最終的には床下収納に何を入れるのが適切か分かりかねてしまうという場合もあります。

 

床下収納が本当に必要かどうか、考慮した上で設置することが大切です。

 

新築に導入すべき設備8選

 

ここでは、新築に導入すべき設備8選を紹介します。

 

「新築に何が必要か」を見極め、自分に合った設備を導入しましょう。

 

・食器洗い乾燥機

新築に導入すべき設備の1つ目は、食器洗い乾燥機です。

 

食器洗い乾燥機は、その名の通り食器を自動的に洗う機械です。

 

主な理由として、

・作業にかける時間を圧倒的に短縮できる

・少ない水で洗うため、手洗いよりも水の使用量が少ない

などが挙げられます。

 

食器洗い乾燥機があるだけで作業にかける時間を削減でき、生活の質が大幅に上がります。

 

また、食器洗い乾燥機は少量の水で洗うため、手洗いよりも水の使用量が少ないというのもポイントです。

 

ただし、食器洗い乾燥機を使用することで電気代が多くかかるので注意しましょう。

 

・宅配ボックス

新築に導入すべき設備の2つ目は、宅配ボックスです。

 

新型コロナウイルスの影響で、宅配ボックスの需要が増え続けているため、宅配業者からみても「非接触」という理由でおすすめされます。

 

ただし、

・食品全般や貴重品などは宅配ボックスには入れられない

・1度に入れられる物は1つのみ

など、快適に利用するためには宅配ボックスのルールや注意点を押さえておく必要があります。

 

・電気錠システム

新築に導入すべき設備の3つ目は、電気錠システムです。

 

鍵とは別で、室内にスイッチがあり開け閉めが可能です。たとえば、廊下にスイッチがある場合、2階の寝室に上がる際に玄関のカギの施錠を確認できます。したがって、玄関まで行って見る必要が無くなります。

 

家の鍵は「リモコンキー」と「普通の鍵」があり、特にリモコンキーはカバンに入れたままで鍵を出さなくても、ドアのボタンを押せば開錠します。両手がふさがっている際などに便利です。

 

・衣類乾燥機

新築に導入すべき設備の4つ目は、衣類乾燥機です。

 

主な理由として、

・洗濯物を干す手間が省ける

・ドラム式洗濯機よりも仕上がりが早い

・乾燥時間が短い

などが挙げられます。

 

衣類乾燥機を導入することで、洗濯物を干す手間が大幅に省けます。

 

衣類乾燥機は乾燥時間が短いため、ドラム式洗濯機よりも仕上がりが早い点もおすすめです。

 

初期費用は約10万円とやや高額ですが、一度導入してしまえば故障しない限り半永久的に使用できるので、衣類乾燥機のコスパはいいともいえます。

 

・多めのコンセント

新築に導入すべき設備の5つ目は、多めのコンセントです。

 

コンセントは、生活する上で欠かせない設備です。

 

「部屋にコンセントが足りない…」「ここにコンセントを付けておけばよかった…」と後悔しないためにも、各部屋にコンセントを多めに導入しましょう。

 

しかし、新築に住む前からコンセントの正確な位置や、個数を把握するのは困難です。

 

「コンセントが結局足りなかった…」となるよりは、「こんなにコンセントはいらないのでは?」と思うくらい多めに導入しましょう。

 

・タッチレス水栓

新築に導入すべき設備の6つ目は、タッチレス水栓です。

 

タッチレス水栓は、手をかざすとセンサーが反応して水が出る蛇口です。

 

タッチレス水栓の大きなメリットは、汚れた手でハンドル(取っ手)を握らずに済むという点。

 

手が汚れている際でも、ハンドルを汚すことなく洗えるタッチレス水栓は導入すべき便利な設備といえます。

 

・2階トイレ

新築に導入すべき設備の7つ目は、2階にトイレを設置することです。

 

家族構成にもよりますが、2階に寝室がある場合、トイレを設置することをおすすめします。

 

トイレが1階にしかない場合、たとえば夜中に目を覚ました際などに階下まで行くことになります。寝起きということもあり、自分や子どもが寝ぼけて階段から転がり落ちるというリスクも拭いきれません。

 

その点、2階にもトイレがあると移動距離も短いため安心です。

 

また、高齢者がいる家庭や来客が多い家庭などは、2階にトイレがあるだけで気兼ねがなくなり使用できるというメリットもあります。

 

・トイレ手洗いカウンター

新築に導入すべき設備の7つ目は、トイレ手洗いカウンターです。

 

住宅の中には、洗面所と脱衣所が同じ場所に位置するケースがあります。もし、トイレに手洗いカウンターがなければ、わざわざ洗面所まで行かなければなりません。

 

また、仮に来客者がトイレを利用した際、生活感溢れる脱衣所を見せることになります。

 

トイレに手洗いカウンターがあることで、脱衣所とトイレの空間を区別できるので、導入すべき設備の中でも優先度が高いといえます。

 

新築でいらない設備を追加しないために

新築で自分にとって優先度が低い設備を導入しないためには、下記3点を意識することが大切です。

 

・予算を立てながら、家族で吟味

・信頼できる施工会社に納得するまで聞く

・不必要だと判断したものはコストダウンのために切り捨てる

 

それぞれ、順番に解説します。

 

・予算を立てながら、家族で吟味

あらかじめ予算を立てながら家族と吟味することで、おのずと必要な設備が絞られてきます。

 

たとえば、子どもが多い家庭であれば洗濯物の量も多いので衣類乾燥機の設備が必要です。子ども部屋が2階にある場合、近くにトイレを設置すると安心できます。

 

その反面、子どものテレビ癖がついてしまうのを避けるため、浴室にテレビは必要ありません。子どもが多く、防犯上の心配がある方は、浴室に大きな窓を取り付けるのは避けるべきだといえます。

 

上記のように、あらかじめ予算を立てながら家族と相談し、本当に必要な設備を導入しましょう。

 

・信頼できる施工会社に納得するまで聞く

自分が信頼できる施工会社に、設備について細部まで聞くことも大切です。

 

「とりあえず便利そうなので導入しよう」という気持ちで、何でも設備を取り付けてしまうと取り返しがつかなくなります。なぜなら、費用をかけて設置したにもかかわらず、さらに撤去する際に手間とコストがかかるからです。

 

このような状況を避けるためにも、設備に精通した信頼できる施工会社に詳しく説明してもらいましょう。

 

・不必要だと判断したものはコストダウンのために切り捨てる

最終的には、自分にとって譲れない設備を決めた上で、不必要と感じた設備を思い切って切り捨てることが大切です。

 

先述したように、設備を導入するためには費用がかかります。本来ならば便利な設備も、「自分にとっては不要だった」と後悔してしまっては意味がありません。

 

コストダウンする目的のためにも、普段から住んでいる家で必要だと感じたものを候補に挙げ、家を建てる際に導入しましょう。

 

まとめ

新築の段階では導入する優先度が低い設備と、優先的に導入すべき設備を紹介しました。

 

結論、新築にいらない設備と導入すべき設備は、人それぞれの価値観によっても変化します。本記事で紹介した「いらない設備」と「導入すべき設備」は、あくまで一例であり、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。

 

新築に設備を導入する上で、最も大切なことは「自分にとって、その設備が必要かどうか」です。自分が必要と思うものをピックアップして、残りはライフスタイルに沿ったものを選ぶのが最善といえます。

 

桧家住宅は住宅のプロフェッショナルとして、どんなに小さな問題や悩みに対してもお客様に寄り添って提案いたします。家づくりでお悩みの方は気軽にご相談ください。

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