さて!!
車での現場パトロールが私の役割でしたので、
水害時の『車走行』について!
冠水状態は
水路の判断がしにくい事と
深さが判別しづらい事が厄介です。
マンホールが浮いて外れている場合も危険です!
車の走行についてですが、
基本的に、
『水深がマフラーを超える』
とアウトなんです。。
ハマーもスペック上は
水深51cmまでOKですが、
実際は波が起こるので
40cmまでしか私は行きません(^_^;)
ちなみに普通車は
15~20cmが限界じゃないかな。。
水がマフラーから入り込んだら、
排気ガスの出る力よりも流れ込んだ
水の圧力が上回ることで、
エンジンまで水が到達し、
エンジンが故障してしまいます。
.
そうはいっても走行中、
ましてや大雨がまだ降っている中、
突然現れた水たまりの深さを瞬時に
判断するのはなかなか難しいものです。
もし、ゲリラ豪雨後の水たまりに突っ込んでしまい、
それがちょうどマフラーぐらいの高さかもと感じたら、
アクセルを戻さないことが大切です。
というのも、
アクセルを戻してしまうことで
マフラーからの排気力が弱まり、
逆に水を吸い込むような流れが起こり、
エンジンの停止につながるからです。
もちろん、
アクセルを戻さないということは
スピードがそのままの状態ということですから、
その点もかなり注意が必要です。
水しぶきで前が見えなくなることもありますし、
水の抵抗でハンドルが取られることもあります。
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ですから、
アクセルを戻さないということは
決しておすすめすることではありません。
あくまでもその水たまりの状況や
周囲の状況を踏まえた上で、
車を止める方が危険だと思った場合のみに
そう判断してください。
また、
エンジンがストップしてしまえば
電気系統もアウトですから、
窓も開かなくなります。
こうなってしまうと自分では外に出られず、
外部からの助けがない限りは
八方塞がりとなってしまいます。。。
.
理屈の上では、
『車内の水圧と外部の水圧が同じ』
くらいになったとき
(つまり車内も天井近くまで水が浸水した場合)は、
ドアを開けられることにはなりますが、
このような状況下で冷静な判断を下し、
さらにある程度息を止めて行わなければならないこの行動は、
かなり難しいと思います。。
.
ですから、
冠水地帯を車で走る時は、
水深と地形を把握するようにしてください。
焦りや勢いで突っ走ってしまうのではなく、
冷静に判断することが大切です。.
皆さまどうかお気を付けてm(__)m!!
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