【建匠:水害時に必要な知識 車編】 - 建匠 社長Blog

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【建匠:水害時に必要な知識 車編】
2014.08.07

さて!!

車での現場パトロールが私の役割でしたので、

水害時の『車走行』について!


冠水状態は

水路の判断がしにくい事と

深さが判別しづらい事が厄介です。


マンホールが浮いて外れている場合も危険です!



車の走行についてですが、

基本的に、

『水深がマフラーを超える』

とアウトなんです。。

ハマーもスペック上は

水深51cmまでOKですが

実際は波が起こるので

40cmまでしか私は行きません(^_^;)

ちなみに普通車は

15~20cmが限界じゃないかな。。

水がマフラーから入り込んだら、

排気ガスの出る力よりも流れ込んだ

水の圧力が上回ることで、

エンジンまで水が到達し、

エンジンが故障してしまいます。
.

そうはいっても走行中、

ましてや大雨がまだ降っている中、

突然現れた水たまりの深さを瞬時に

判断するのはなかなか難しいものです。


もし、ゲリラ豪雨後の水たまりに突っ込んでしまい、
それがちょうどマフラーぐらいの高さかもと感じたら、
アクセルを戻さないことが大切です。

というのも、

アクセルを戻してしまうことで

マフラーからの排気力が弱まり、

逆に水を吸い込むような流れが起こり、

エンジンの停止につながるからです。

もちろん、

アクセルを戻さないということは

スピードがそのままの状態ということですから、

その点もかなり注意が必要です。

水しぶきで前が見えなくなることもありますし、

水の抵抗でハンドルが取られることもあります。
.

ですから、

アクセルを戻さないということは

決しておすすめすることではありません。

あくまでもその水たまりの状況や

周囲の状況を踏まえた上で、

車を止める方が危険だと思った場合のみに

そう判断してください。


また、

エンジンがストップしてしまえば

電気系統もアウトですから、

窓も開かなくなります。

こうなってしまうと自分では外に出られず、

外部からの助けがない限りは

八方塞がりとなってしまいます。。。
.

理屈の上では、

『車内の水圧と外部の水圧が同じ』

くらいになったとき

(つまり車内も天井近くまで水が浸水した場合)は、

ドアを開けられることにはなりますが、

このような状況下で冷静な判断を下し、

さらにある程度息を止めて行わなければならないこの行動は、

かなり難しいと思います。。
.

ですから、

冠水地帯を車で走る時は、

水深と地形を把握するようにしてください。

焦りや勢いで突っ走ってしまうのではなく、

冷静に判断することが大切です。.




また台風が来ているので、
皆さまどうかお気を付けてm(__)m!!







---建匠 経営理念---

真摯な想いと技術力への誇り

全ては・・ご家族の未来の為に。


株式会社 建匠
代表取締役 西村龍雄











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