外観はスタイリッシュに、中は「和」をコンセプトにご提案させていただきました。黒の外壁はまわりの住宅とは少し異なった雰囲気を醸し出し、室内からの明かりで黒が引き立つようなデザインにしました。
室内の「和」というコンセプトは、昔ながらの日本家屋の良い部分と、現代の建築デザインとを融合させることで「和モダン」な空間とさせていただきました。
このお家には2つの大きな見所があります。
ひとつ目はリビングからつながる完全オリジナルの階段。見た目にもおしゃれな階段ですが、階段上で曲がるという珍しい形とするのに建匠の技術が詰め込まれています。壁を設けないことによって1階と2階につながりを持たせ、家族の気配を感じられる空間となりました。
ふたつ目はリビングと和室を隔てる仕切りです。完成後、見学に来た他の住宅会社からも好評のこの仕切りは、和室とリビングを完全に別空間としないことにより開放感とお部屋の広がりを持たせるためのデザインとなっています。
建匠では家族の気配を感じながらも、少しひとりになりたい時のためにフリースペースをご提案しているのですが、この家がその第一号なのです。
リビングから階段をあがるとちょっとしたカフェスペースのような空間。ご家族には読書のときや、ちょっとした作業のときに活用させていただいていますと大好評です。
玄関ホールにもこだわりを。「この家にあがってみたい。」と感じていただけるように照明とアクセントなるアイテムによって独特の空間をつくり出しました。
奥様がおしゃれな方だったので、収納力をあげるための工夫も。ウォークインクローゼットはよくあるL字のものではなく、コの字とし、玄関の靴箱は互い違いに棚を設けることで収納スペースを有効活用しています。靴箱の隣にも収納スペースを設けることで、奥様の靴に追い出されてしまった旦那様のゴルフ用品やアウトドアグッズもすっきりと便利な場所に収納できるようにしています。