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坪単価って何?計算方法や実際の相場、注意点も詳しく解説

2022.01.27

坪単価とは

 

この記事では、坪単価の定義や注意点について詳しく解説しています。

 

マイホーム購入を考えた時、建築会社を選ぶ基準に坪単価を用いるケースは珍しくありません。

自分たちが希望する広さと坪単価からおおよその建築費用の把握ができるため、有用な目安といえるでしょう。

 

しかしながら、坪単価だけを基準に建築会社を選ぶ方法はおすすめできません。

 

疑問に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、坪単価の定義や注意点を知ることでその理由が分かります。

家づくりをお考えの方は最後までお付き合い下さい。

 

坪単価とは

坪単価とは

 

坪単価とは、家を建てる時の1坪当たりの建築費用のことを指した言葉です。

 

「坪単価〇〇万円」という広告を目にしたことがある方は多いでしょうが、坪単価だけでは正確な建築費用を掴むことはできません。

坪単価の計算方法は以下の通りです。

 

坪単価の計算方法

 

建物本体価格÷延床面積(坪数)=坪単価

 

上記の計算式から坪単価が導けるのですが、目安として用いる上、気を付けておきたいポイントが2点あります。

 

1点目が、建物本体価格に含まれる工事の範囲を把握することです。

 

一般的に、建物本体工事が総費用に占める割合は7割程度で、残りが付帯工事とその他諸費用となります。

建物本体工事の中に、インテリア関連費用など付帯工事の一部が含まれていると、坪単価は高くなります。

このように、総額費用で比べなければ、本当の意味で比較することができません。

 

2点目が、延床面積ではなく施工面積を用いるケースです。

施工面積には、バルコニーや吹き抜けなどが含まれるため、延床面積より大きな数値となります。

結果、坪単価が安く見えることになります。

 

坪単価の算出基準は工務店やハウスメーカーごとに異なりますので、目安として用いる際には正確に条件を確認して、比較しなければなりません。

 

坪単価の費用相場

 

坪単価 費用相場

 

坪単価の費用相場は、坪単価の定義や建築会社により前後します。

 

坪単価には諸費用も含まれませんので、その範囲を確認して比較することが重要です。

坪単価の目安としては有用なので、地域別の坪単価を例に、建築会社による費用相場の違いについて解説します。

 

  • 坪単価に諸費用は含まれない
  • 地域別の坪単価

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

坪単価に諸費用は含まれない

 

坪単価は本体工事費を用いて算出するため、諸費用は含まれません。

総費用の一割程度が諸費用の目安となります。

 

諸費用には登記費用、印紙費用、住宅ローン手続き費用などが含まれ、住宅ローンではまかなえないため現金で用意しておく必要があります。

 

地域別の坪単価

 

地域別の坪単価は平均62万円であり、地域による大きな違いはありません。

3つの地域を比較すると、平均延床面積が小さい地域では、平均建築費用も低くなる傾向にあり、地域間の坪単価はいずれも平均値に近い数値となっています。

 

地域別の坪単価の詳細は、以下の表の通りです。

 

 

坪単価 ※1

建築費用 ※2

延床面積(坪数)※2

高知県

63万円(90×0.7)

2,883万円

32坪

兵庫県

62万円(89×0.7)

3,023万円

34坪

東京都

61万円(88×0.7)

2,648万円

30坪

※1 本体工事費を総費用の7割として算出

※2 土地付き注文住宅

 

住宅金融公庫の2020年度フラット35利用者調査を見ると、平均した坪単価は全国的に見ても大きな違いがないことが分かります。

同時に、土地の取得費用で建築に回せる予算が変わることも見て取れます。

 

坪単価の費用相場は建築会社ごとに特徴があります。

工務店の費用相場は、坪単価40万円~50万円となり、同規模の住宅で比較すると、大手ハウスメーカーの7割程度が目安です。

工務店の中でも、得意とする価格帯が異なりますので、自分たちに合った工務店を探しましょう。

 

ハウスメーカーの場合、ローコスト帯を得意とするメーカーも多く、費用相場は坪単価30万~80万円とかなり幅があります。

 

このように、坪単価は地域による違いはほとんどなく、施工する会社によって変わることが分かります。

大切なポイントは、自分たちの理想の家に合った建築会社を選ぶことであり、そのためにも建築会社ごとの特徴や強みを知る必要があります。

 

坪単価を見る際の注意点

 

坪単価 注意点

 

坪単価を見る際の注意点は、以下の通りです。

 

  • 家の形状
  • 家の大きさ
  • 本体価格
  • 延床面積や施工床面積の違い

 

順番に解説していきます。

 

家の形状

 

家の形状により坪単価は変化します。

一般的に、坪単価はシンプルな形状の家で安くなり、デザイン性の高い複雑な形状で高くなります。

 

理由はシンプルな形状ほど、壁や屋根の面積が少なくなり、使用する建材が減り、施工の手間も少なく済むためです。

デザインよりも機能性を重視するなら、正方形に近い総2階建てがおすすめです。

 

家の大きさ

 

本体工事には、基礎工事など多くの工事が含まれますが、家のサイズによって金額に影響がある工事と無い工事に分かれます。

そのため、家の大きさだけで坪単価を比較すべきではありません。

 

なぜなら、標準装備や建材のグレードでも坪単価は変動するからです。

 

本体価格

 

本体価格により坪単価は決まりますが、気を付けるべきポイントは、本体価格の範囲と標準装備の内容です。

本体価格に含まれる工事と標準装備のグレードを加味しつつ、他の物件と比較しましょう。

 

より自分たちに合った建築会社が選べます。

 

延床面積や施工床面積の違い

 

物件ごとの坪単価を比較する上で、延床面積と施工面積の違いに注意して下さい。

先に述べた通り、延床面積と比較して、施工面積で算出した坪単価は安価になります。

 

2階建てや平屋の坪単価は?

 

2階建てと平屋の坪単価を比べると、平屋が多少高くなる傾向にあります。

一概には言えませんが、土台となる基礎工事や使用する屋根材が増えることで、建築費が上がるためです。

 

デザインによっては、2階建ての方が高くなるケースもありますので、それぞれのケースで判断が必要です。

 

まとめ

 

まとめ

 

ここまで、坪単価の定義や、目安として用いる際の注意点について紹介しました。

 

物件を比較する目安として、一定の有用性はありますが、建築会社ごとに坪単価の算出基準が異なることを忘れてはいけません。

会社ごとの前提条件や標準装備を把握して比較することで、より自分たちに合った家が見つかる可能性が高くなります。

 

ホームページで物件情報を見る時は、金額だけでなく標準装備のグレードにも注目するとよいでしょう。

 

建匠では、価格帯ごとに豊富なプランを用意しています。坪数ごとに金額の決まったプランは分かりやすいと好評です。

家づくりをお考えの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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