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2022.05.20

 

マイホームの購入は家計にとって負担となるものの、賃貸住宅と比較して税制面での優遇や補助金などお得な制度が存在します。

家計の負担を少しでも減らすために、利用できる制度は最大限活用したいところです。

 

そこで今回は、注文住宅の補助金制度について解説していきます。

マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい

 

注文住宅の補助金の種類

 

 

注文住宅を建てる際に利用できる補助金は以下の通り分類されます。

 

そもそも補助金とは、一定の要件を満たした新築住宅を建てたり、購入したりすることで給付されるお金のことであり、制度ごとに申請が必要です。

 

国から支給される補助金 地方自治体から支給される補助金

 

順番に解説します。

 

国から支給される補助金

 

国から支給される補助金には様々な種類があります。

詳細は後述しますが、制度ごとに政策目的があり、所定の要件を満たした上で、申請しなければなりません。

 

自分たちの理想の住まいと省エネ性能などの所定の要件がマッチすれば、住宅購入者にとってとてもお得な制度といえます。

 

ただし、補助金の給付は基本的に申請が必要であるため、制度の概要を把握しておかなければ、恩恵を受けられないことに注意が必要です。

 

地方自治体から支給される補助金

 

地方自治体から支給される補助金は、その地域ならではの独自性があります。

そのため、子育て支援や木材産業への支援など目的は様々です。

 

地域によって補助金の有無が分かれますので、住みたいエリアを探す際は、自治体の補助金も検討の材料とするとよいでしょう。

住みたいエリアの市町村のホームページやポータルサイトで調べてみて下さい。

 

注意点として、国の支援制度と併用できるかどうかは制度によってケースバイケースなので、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

注文住宅の補助金で国から支給されるもの

 

 

注文住宅の補助金で国から支給されるものをまとめています。

 

補助金ごとに制度の改正があり、購入のタイミングで適用要件などが異なりますので、建築のスケジュールを含めて建築会社に制度を利用したい旨を相談しておきましょう。

 

すまい給付金 こどもみらい住宅支援事業 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) 地域型住宅グリーン化事業補助金

 

順番に解説します。

 

すまい給付金

 

すまい給付は、住宅ローン減税の拡充による負担軽減効果が十分に及ばない収入層に対して、住宅ローン減税と合わせて消費税率引き上げによる負担軽減を図ることを目的とした制度です。

 

注文住宅の場合、2020年10月1日〜2021年9月30日までの期間内に契約していれば、引渡し・入居期限が2022年12月31日まで延長されています。

 

延長の理由は、新型コロナウイルス感染症の影響により、引渡しが遅れる可能性を見込んだものであり、制度継続の見通しが立っているわけではありません。

 

こどもみらい住宅支援事業

 

こどもみらい住宅支援事業とは、子育て支援及び2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する注文住宅の新築や、住宅の省エネ改修に対する補助制度です。

 

住宅の省エネ性能に応じて60〜100万円の補助金の給付が受けられ、手続き期間としては、2022年3月28日〜遅くとも2022年10月31日となっています。

 

また、手続き自体は建築会社が対応しますので、建築を依頼する会社がこどもみらい住宅事業者に登録されているかどうかを公式サイトから確認して下さい。

 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)

 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金は、国が定める基準を満たしたZEH住宅に対して給付される制度のことです。

 

2021年度の受付期間は2022年1月7日で終了しています。

 

ただし、2022年度も引き続き制度が継続され、政府は「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」と目標を掲げており、2025年度まで制度の実施継続が見込まれています。

 

ZEH住宅のメリットとして、省エネ性能が高く光熱費が安くなるものの、建築費用が割高になります。

そのたため、設計に一定の制限がかかる点に注意が必要です。

 

地域型住宅グリーン化事業補助金

 

地域型住宅グリーン化事業補助金とは、国土交通省の採択を受けたグループらが建てる省エネ性・耐久性などに優れた新築・中古の木造住宅を対象とした制度です。

 

2021年度の応募受付期間は2022年1月21日で終了しています。

ただし、2022年度についても予算概要に盛り込まれており、継続される見通しとなります。

 

対象の住宅ごとに70~140万円と補助上限額が異なり、別途、加算要件に応じて金額が増額されますので、制度の概要をチェックしておきましょう。

 

注文住宅の補助金で地方自治体から支給されるもの

 

 

注文住宅の補助金で地方自治体から支給されるものをまとめています。

補助金の有無は自治体により異なりますので、お住まいの地域の自治体ホームページなどをチェックして確認しておきましょう。

 

同居・近居補助金 子育て補助金 省エネ・創エネ補助金 地元産材で建築したときの補助金

 

順番に解説します。

 

同居・近居補助金

 

同居・近居補助金は、世代間の支え合いによる子育てや高齢者の見守りを支援することを目的とした制度です。

 

住宅取得費用や引越し費用など自治体により制度の概要は異なります。

Uターンや二世帯住宅を検討している方にとってはお得な制度といえるでしょう。

 

子育て補助金

 

子育て補助金は、子育て世帯の転入を目的とした補助金制度です。

自治体により要件はまちまちではあるものの、住宅の取得に際して、一定の助成金を給付するケースが多いようです。

 

自治体の補助金全般に共通することですが、先着順や予算により打ち切りとなるケースも多いので、注文住宅を購入する段階で、自治体に適用要件を含めて確認して下さい。

 

省エネ・創エネ補助金

 

省エネ・創エネ補助金は、地球温暖化対策を目的として、省エネ・創エネ・畜エネ設備の導入に対して給付される制度です。

 

自治体により取り組みの温度差はあるものの、政府が一定の目標を掲げているので、後に続く自治体は今後も増えていくことが予想されます。

 

建築費用は高くなるものの、生涯コストで見ればお得になるケースも多いので省エネ住宅を検討中の方は、お住まいの自治体に制度の有無を確認してみましょう。

 

地元産材で建築したときの補助金

 

地元産材で建築したときの補助金は、住宅等における地域材の利用拡大を図り、森林の循環利用を促進させることを目的とした制度です。

 

補助金の上限額は自治体ごとに違いがあるものの、他の補助金制度に比べて上限額も高く、利用者にお得な制度といえるでしょう。実施している自治体も多いので、お住まいの市町村に問い合わせて、制度の有無をチェックして下さい。

 

注文住宅の補助金で高知県のみで支給されるもの

 

 

自治体の補助金は地域の独自性が強く、その地域ならではといった制度も存在します。

 

高知県は国内でも林業の盛んな地域であり、木造住宅を建てる際に、一定の要件を満たすことで補助金が給付される制度がありますので、積極的に利用しましょう。

 

こうちの木の住まいづくり助成事業費補助金

 

こうちの木の住まいづくり助成事業の適用要件は、基本部位の80%以上に高知県内産乾燥木材を使用することや、内装木質化の場合、内装化粧仕上材に高知県内産乾燥木材を使用することなどが挙げられます。

 

助成額の上限は80万円となりますが、原則として他の補助金制度との併用ができない点に注意して下さい。

 

注文住宅の補助金に関するよくある質問

 

 

注文住宅の補助金に関するよくある質問をまとめています。

他の方の疑問点が、自分たちの問題解決に役立つことも多いので、見ていきましょう。

 

注文住宅を購入する際に活用できる減税制度はある? 補助金制度にコロナの影響はある? 補助金は他のものとの併用は可能?

 

順番に解説します。

 

注文住宅を購入する際に活用できる減税制度はある?

 

注文住宅を購入する際に活用できる減税制度はたくさん存在します。

 

注文住宅を建てる上では、住宅ローン減税に注意が必要であり、住宅の省エネ性能などが優れているほど、税制面で優遇される傾向にあることが理由です。

 

他にも、登録免許税や不動産取得税などにも軽減措置が設けられていますので、積極的に制度を利用しましょう。

 

補助金制度にコロナの影響はある?

 

注文住宅に関する補助金制度においても、新型コロナウイルス感染症の影響がありましたので、工期の変更などにより、制度の利用の可否について気をもまれた方も多いでしょう。

 

基本的には、引渡しが遅れる可能性を考慮して、それぞれの制度について期限の引き伸ばしが行われました。当時は、一部の住宅設備が海外から入ってこず、工期が遅れるケースも多かったため、妥当な判断といえるでしょう。

 

補助金は他のものとの併用は可能?

 

注文住宅における補助金の併用が可能かどうかは、制度によって異なります。

 

また、併用可能な制度にしても、申請のタイミングが異なるため、建築のタイミングによっては併用できないケースもありますので注意して下さい。

 

できるだけお得に家を建てるためにも、制度の利用が推奨されますが、補助金ありきで家づくりの構想を練ることはおすすめできません。

 

まとめ:注文住宅の補助金を上手に利用して費用を安く抑えよう

 

 

ここまで、注文住宅の補助金制度について解説してきました。

 

国と自治体を合わせると、多くの補助金制度が存在しますが、制度ごとに適用要件や期限が異なるため、自分たちの建てたい家で必ずしも利用できるとは限りません。

 

理想の住まいに合った補助金制度を上手に活用するためにも、注文住宅の建築を検討中の方は、常にアンテナを張り、最新の情報を取り入れるようにしておきましょう。

 

建匠では、お客様の家づくりを各分野の専門家を揃えてサポートしています。マイホーム購入を検討している方は、お気軽に家づくりセミナーにご参加下さい。

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2022.05.20

 

家づくりでは、間取りや設備だけでなく床材選びも重要なポイントです。

 

木質系のフローリング材が一般的ですが、種類によってデザイン性や機能面は様々であり、どのような素材が自分たちの暮らしに合うか悩まれている方も多いでしょう。

 

そこで今回は、フローリングの種類や選び方について解説します。

マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

フローリングの種類は大きく2つ

 

 

フローリングの種類は大きく以下の2つに分類され、規格住宅では複合フローリングが一般的です。

ただし、自然素材の家では無垢フローリングが使用されています。

 

無垢フローリング 複合フローリング

 

それぞれ順番に解説します。

 

無垢フローリング

 

無垢フローリングとは、一本の自然木から板を切り出して加工した床材のことであり、広葉樹と針葉樹の二つに分類されます。

 

木が本来持っている質感や温もりを感じられ、経年による色合いの変化を楽しめることが無垢フローリングの特徴です。

 

複合フローリング

 

複合フローリングとは、合板や集成材に薄い木板や化粧シートなどを貼り合わせた床材のことで、突き板タイプや挽き板タイプは無垢フローリングに近い性質を持ちます。

 

シートタイプの見た目は無垢フローリングに近いものの、自然素材の性質はありません。

 

いずれも施工がしやすくメンテナンスの手間が少ないため、規格住宅で多く用いられています。

 

【素材別】フローリングの種類12選の一覧表

 

 

フローリングに用いられる木材の種類を、素材別に以下の通りまとめています。

自分たちの住宅イメージに近いものがどれになるか考えてみましょう。

 

素材

使用用途

特徴

パイン(松)

無垢

針葉樹の中では硬く傷つきにくい

スギ

両方

軽く柔らかく断熱効果が高い

ヒノキ

無垢

硬く反りが少なく耐久性が高い

無垢

軽く柔らかく歩行感が良い

オーク

両方

耐久性・耐水性に優れる

ウォルナット

両方

衝撃に強く耐久性に優れる

ブラックチェリー

両方

経年による色合いの変化に優れる

メープル(カエデ)

両方

強度が高く質感に優れる

チェスナット

無垢

強度が高く耐久性・耐水性に優れる

チーク

両方

油分が多く耐水性に優れ虫害に強い

タモ

両方

弾力があり硬く耐久性に優れる

バーチ

両方

経年による色合いの変化が少ない

 

【素材別】フローリングの種類12選

 

フローリングに使われる木材の特性を以下の通りまとめています。

デザイン性だけではなく、機能性にも注目して床材選びの参考にして下さい。

 

パイン(松) スギ ヒノキ 桐 オーク ウォルナット ブラックチェリー メープル(カエデ) チェスナット チーク タモ バーチ

 

それぞれ順番に解説します。

 

パイン(松)

 

パイン材は優しい肌触りとナチュラルな色合いで人気のある針葉樹の一種です。

比較的安価で、自然素材の家を建てたい方におすすめといえます。

 

スギ

 

軽く柔らかいスギ材は断熱性に優れ、素足で歩いても温かみを感じられる日本を代表する木材の一種です。

 

ヒノキ

 

美しい木目のヒノキは、湿気に強く耐久性・耐水性に優れた日本を代表する伝統木材です。

その独特の芳香は、リラックス効果にも期待できます。

 

 

軽く柔らかい桐は、歩行感が良く調湿効果や防虫効果にも期待できる木材となります。

タンスのイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、床材としてもおすすめです。

 

オーク

 

明るい色合いで、比較的硬く耐久性に優れる床材としてポピュラーな広葉樹の一種です。

内装やインテリアに問わず合わせやすいことが特徴です。

 

ウォルナット

 

褐色の色や木目が美しいウォルナットは、加工性がよく硬さもあり、世界三大銘木として広く親しまれています。

 

ブラックチェリー

 

木肌が滑らかで肌触りの良いブラックチェリーは、経年による色合いの変化を楽しめる木材です。

時間とともにツヤと光沢が増して美しい飴色に変化します。

 

メープル(カエデ)

 

硬く衝撃に強いメープルは、全体的に白っぽい色合いで部屋を明るく見せる効果がある人気の木材です。

 

チェスナット

 

ハッキリとした木目を持つチェスナットは、高い強度を誇り耐久性だけでなく湿気にも強い特性を持ちます。

水回りのフローリング材としておすすめです。

 

チーク

 

硬く強度のあるチークは、油分を多く含み腐食や虫害への耐性が強く、寸法安定性に優れる木材です。

 

タモ

 

はっきりとした木目と淡い色合いのタモは、肌触りが柔らかく弾性に富んでいるため、床材として好まれている木材です。

 

バーチ

 

肌目が緻密で淡い色合いが特徴であり、強度もあり加工しやすい広葉樹の一種です。

桜に似ているためサクラのフローリングと呼ばれることもあります。

 

無垢フローリングのメリット3つ

 

 

無垢フローリングのメリットをまとめています。

自然素材の家を希望する方は、自分たちの暮らしにどのような良い影響があるかを把握しておきましょう。

 

部屋に馴染みやすい 質感・肌触りの良さ 足への負担が少ない

 

それぞれ順番に解説します。

 

部屋に馴染みやすい

 

無垢フローリングは、素材により色合いが様々です。

経年による色合いの変化も相まって、部屋に馴染みやすいことがメリットといえるでしょう。

 

質感・肌触りの良さ

 

質感・肌触りの良さもメリットの一つです。

 

冬は暖かく、夏はさらさらと肌触りが良い無垢フローリングは調湿効果にも期待でき、日本の気候に適した床材といえます。

 

足への負担が少ない

 

足への負担が少ない点も、無垢フローリングのメリットです。

硬すぎず柔らかすぎず、適度に衝撃を吸収する木材は、歩きやすさに配慮した床材といえるでしょう。

 

無垢フローリングのデメリット2つ

 

 

一方、無垢フローリングにはデメリットも存在します。

自分たちの暮らしにどの程度影響があるかを把握した上で、導入を検討して下さい。

 

反り・隙間ができやすい 手入れする必要がある

 

それぞれ順番に解説します。

 

反り・隙間ができやすい

 

一つ目のデメリットは、反り・隙間ができやすい点です。

 

木材の収縮・膨張が原因であり、施工方法に配慮できる実績のある建築会社に施工を任せることで不具合のリスクを下げられます。

 

手入れする必要がある

 

手入れをする必要がある点にも注意が必要です。

 

慣れてしまえば手間にはなりませんが、木材ごとにメンテナンス方法が違いますので、建築会社に適切なメンテナンス方法を確認しておきましょう。

 

複合フローリングのメリット3つ

 

 

複合フローリングのメリットをまとめています。

無垢材と比較しながら、どちらが自分たちの暮らしに合うかを考えて下さい。

 

コストが低い 様々なデザインが選べる 傷つきにくいものが多い

 

それぞれ順番に解説します。

 

コストが低い

 

規格化された複合フローリングは比較的安価に導入できることがメリットであり、費用対効果の高い床材といえます。

メンテナンスを含めた生涯費用を考えると一概にはいえませんが、導入コストの低さは魅力の一つです。

 

様々なデザインが選べる

 

様々なデザインが選べる点もメリットであり、木質系はもちろん、化粧シートを張り合わせたタイプを含め、自分好みのデザインを探してみましょう。

 

傷つきにくいものが多い

 

傷つきにくい商品が多いこともメリットの一つであり、ペットの飼養だけでなく車イスでの利用にも対応可能です。

 

複合フローリングのデメリット2つ

 

 

複合フローリングのデメリットも紹介します。

費用面だけでなく多角的な視点から導入を検討して下さい。

 

無垢フローリングよりも踏み心地が良くない 傷ができたら修繕しにくい

 

それぞれ順番に解説します。

 

無垢フローリングよりも踏み心地が良くない

 

無垢フローリングよりも踏み心地がよくない点はデメリットの一つです。

木質系の床と比較して、衝撃吸収力の低さが理由であり、歩きやすさは無垢材に軍配が上がります。

 

傷ができたら修繕しにくい

 

傷ができたら修繕しにくい点にも注意が必要です。

 

傷自体は付きにくいものの、シートの剥がれなどが起こると部分的な補修が難しく、一部または全体を張り替えなければなりません。

 

フローリングの選び方4選

 

 

フローリングの選び方をまとめています。

床材選びは住宅の印象を決める重要な要素であることを踏まえて慎重に判断して下さい。

 

フローリング材の種類で選ぶ フローリング材の色で選ぶ フローリング材の特徴で選ぶ フローリング材を購入する際の予算で選ぶ

 

それぞれ順番に解説します。

 

フローリング材の種類で選ぶ

 

フローリング材の種類が様々であることはこれまで述べた通りです。

その特性を把握した上で、自分たちの暮らしに合ったものを選ぶようにして下さい。

 

フローリング材の色で選ぶ

 

フローリング材の色は内装の印象に直結しますので、建具や壁との配色を考えて選ぶことが重要です。

経年による色合いの変化も考慮しておくとよいでしょう。

 

フローリング材の特徴で選ぶ

 

調湿効果・歩きやすさ・デザイン性などフローリング材の特徴をもとに床材を選ぶことも重要なポイントです。

理想の住まいを実現するためにも、それぞれの特徴を把握しておくことをおすすめします。

 

フローリング材を購入する際の予算で選ぶ

 

予算の配分を考えてフローリング材を選ぶことも重要です。

 

ただし、メンテナンス費用を含めて比較すると、一概に無垢材が高いとは限りません。

他の要素と総合的に判断して下さい。

 

フローリングの種類に関するよくある質問

 

 

フローリングの種類に関するよくある質問をまとめています。

他の方の疑問点を自分たちに置き換えて考えてみましょう。

 

人気のフローリング材と色はどれ? 部屋や用途によってフローリング材の選び方は変わる? フローリングのメンテナンスのやり方は?

 

それぞれ順番に解説します。

 

人気のフローリング材と色はどれ?

 

人気のフローリング材と色は好みの問題もありますが、メープルなど白い床は空間を広く見せる効果があります。

家具や建具とも合わせやすいためおすすめです。

 

部屋や用途によってフローリング材の選び方は変わる?

 

フローリング材の特徴に配慮した配置が求められます。

具体的には、水回りであれば耐水性の高い素材を選ぶなど、ケースごとの使い分けを意識して下さい。

 

フローリングのメンテナンスのやり方は?

 

無垢フローリングの場合、仕上げの方法でメンテナンスのやり方が変わりますので、施工店に確認することをおすすめします。

 

メンテナンスの手間を省きたい方は、ワックスフリーの複合フローリングを検討して下さい。

 

まとめ:フローリングの種類を知って新築デザインのイメージを膨らませよう

 

 

床材といえば多くの方がフローリングを思い浮かべますが、フローリングの種類は多種多様であり、その特性を知ることが床材選びには求められます。

 

新築デザインのイメージを膨らませる際は、フローリングの種類を把握した上で、理想の住まいのイメージに近いものを選びましょう。

 

建匠では、ご家族にあったオンリーワンの住宅を提案しています。内装のイメージでお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.05.20

 

家づくりにおいて、多くの方に共通する悩みが収納に関する問題であり、収納スペースの失敗例は数多くあります。

 

延床面積との兼ね合いもあり、収納は単純に広ければ良いという話ではないので、難しい問題です。

 

そこで今回は、新築の収納はどれくらい必要かについて解説します。マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

新築の収納はどれくらい必要?

 

 

新築の収納がどれくらい必要であるかは、家族構成やライフスタイル次第となりますので、人によって最適な広さはそれぞれです。

 

現在の荷物だけでなく、将来増えると想定される荷物や季節家電などを踏まえて、自分たちに必要な収納の広さをイメージしてみましょう。

 

建物に対して収納率は10%〜15%程度

 

収納率とは住宅の床面積に占める収納面積の比率のことであり、戸建てでは延床面積に対して10〜15%程度が目安とされています。

 

ちなみに、マンションであれば、8%〜10%の収納率が一般的です。

 

戸建ての延床面積が100㎡であれば、収納量の目安は10〜15㎡となりますので、ライフプランが定まらない内は、収納率を目安にして下さい。

 

新築の収納を考えるポイント4つ

 

 

新築の収納を考えるポイントをまとめていますので、自分たちの家づくりをイメージしながら見ていきましょう。

 

現在住んでいる家の収納量と比較する 収納面積の他に奥行きや場所を考える どこに何を収納する場所がいるかを考える 部屋や空間に置くモノから収納をイメージする

 

順番に解説します。

 

現在住んでいる家の収納量と比較する

 

一つ目のポイントは、現在住んでいる家の収納量と比較することです。

賃貸では十分な収納スペースを確保できるケースは少ないため、何とかやり繰りしている方が多いでしょう。

 

ライフステージの変化を考慮に入れつつ、現在の収納量に追加でどれくらいのスペースが必要か検討することをおすすめします。

 

収納面積の他に奥行きや場所を考える

 

収納面積の他に奥行きや場所を考えることも重要なポイントです。

 

ウォークインクローゼットなど奥行きのある収納では、通路に荷物を置けません。単純に広さだけを考えるのではなく、どのような使い方をするかをイメージしておかなければなりません。

 

どこに何を収納する場所がいるかを考える

 

どこに何を収納する場所が必要かを考えることも、収納を考えるポイントの一つであり、生活動線を意識した配置プランが求められます。

 

実際に生活を始めてから、この場所に収納があればと後悔するケースは多いので、間取り図面に家財や荷物を書き込みながら、一年を通した暮らしをイメージしてみるとよいでしょう。

 

部屋や空間に置くモノから収納をイメージする

 

新築では、部屋や空間に置くモノから収納を逆算してイメージすることも重要なポイントです。

 

荷物によって最適な収納の奥行きや高さは違いますので、収まりがよくなるよう設計プランに変更を加えることは、新築住宅の特権といえるでしょう。

 

新築で人気の収納5選

 

 

新築で人気の収納設備を紹介しますので、自分たちの暮らしに合うものがあれば、積極的に取り入れてスペースの有効活用を目指して下さい。

 

リビングの収納 玄関周りの収納 洗面所収納 パントリー ファミリークローゼット

 

順番に解説します。

 

リビングの収納

 

リビングでは居住スペースを確保するために大きな収納を設けるケースは少ないものの、造作棚の設置をおすすめします。

後になって収納棚を設置するよりも、設計の段階で収納を配置することで、デッドスペースの削減に繋がりますので検討してみましょう。

 

玄関周りの収納

 

玄関周りの収納では、シューズクロークの設置をおすすめします。

 

家族が増えれば収納する靴も増えますし、ベビーカーやゴルフバックなど部屋の中に持ち込みたくない荷物を収納するスペースとして有用です。

 

洗面所収納

 

洗面所は家族が増えれば、洗濯物やスキンケアグッズなど収納が足りなくなりがちな場所の一つなので、造作収納棚の設置がおすすめです。

 

また、ランドリースペースを洗面所と仕切り、収納スペースを確保するのもよいでしょう。

 

パントリー

 

パントリーはキッチンに設けられる収納スペースのことで、食品や使用頻度の少ない調理器具の保管に役立ちます。

壁付けタイプやウォークインタイプなど自分たちの暮らしに合った配置プランを考えてみましょう。

 

ファミリークローゼット

 

ファミリークローゼットとは、名前の通り家族みんなで使う共用の収納スペースのことです。

 

収納場所を一カ所にまとめることで、生活動線がシンプルになり家事の効率化も図れますので、リビングの側やランドリールームの側など配置場所を考えてみましょう。

 

新築の収納の注意点3つ

 

新築の収納の注意点をまとめていますので、内容を把握して生活を始めてから後悔がないような設計プランを目指して下さい。

 

必要以上の収納量になっていないか確認する どのような収納タイプにするかを確認する 収納扉の必要性を確認する

 

順番に解説します。

 

必要以上の収納量になっていないか確認する

 

一つ目の注意点は、必要以上の収納量になっていないかを確認することです。

 

予算に制限のある家づくりでは、収納スペースと居住スペースはトレードオフの関係にありますので、自分たちに必要な収納量と配置場所を見極める必要があります。

 

どのような収納タイプにするかを確認する

 

どのような収納タイプを選ぶかも注意すべきポイントの一つです。

壁付けタイプやウォークインタイプなど、間取りや使い勝手を考えて最適な収納プランを家族で相談して下さい。

 

収納扉の必要性を確認する

 

収納扉の必要性を確認することも忘れてはいけません。

 

収納の配置場所によってはオープンクローゼットを設けることで、通気性の確保や部屋を広く見せる効果に期待できます。

予算の削減にも繋がりますので、収納扉を省けないかを検討してみましょう。

 

まとめ:新築の収納を理解してうまく空間を活用しよう

 

 

新築の収納プランを考える上では、適切な収納量を使い勝手の良い場所に配置することが快適な生活に繋がります。

収納が広すぎれば居住スペースを圧迫しますし、使い勝手が悪ければ使用頻度が減り、費用の無駄にもなりかねません。

 

自分たちに必要な収納スペースと適切な配置を理解した上で、空間を有効利用して理想の住まいを目指しましょう。

 

建匠では、ご家族にあったオンリーワンの住宅を提案しています。収納スペースの配置など建築プランでお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.05.11

マイホーム購入を検討する上で、どのように予算を決めるかは頭の痛い問題です。

 

住宅取得費用は高額であり、手元資金だけで賄うことは現実的ではありませんので、多くの方が住宅ローンを利用しています。

 

住宅ローンは借金なので、どのように返済するかを考えねばならず、借入金額の決定には多角的な視点が必要です。

 

そこで今回は、年収500万円の住宅ローンはいくら借りられるかについて解説します。借入額の決定に不安を感じている方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

年収500万円の住宅ローンの借入可能額

 

 

年収500万円の住宅ローンの借入可能額の目安を、『2020年度 フラット35利用者調査』を用いて、以下の項目に沿って見ていきます。

 

借入可能額が返済可能額とは限りませんので、予算を決める上での目安に留めて下さい。

 

・年収倍率から考える借入可能額

・返済負担率から考える借入可能額

 

順番に解説します。

 

年収倍率から考える借入可能額

 

年収倍率は住宅取得費用が年収の何倍に相当するかを比率で表したもので、5〜7倍が適切な倍率といわれており、全国平均の数値は6.7倍となっています。

 

年収500万円の場合、借入可能額は2,500〜3,500万円を目安にするとよいでしょう。

 

ただし、頭金を含めた金額をもとにしているので、単純にこの数値だけで借入額を決めることはおすすめできません。

 

返済負担率から考える借入可能額

 

返済負担率は年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合のことであり、20〜25%が適切な割合といわれ、全国平均の数値は22.2%となっています。

 

年収500万円の場合、月々の返済額は8.3〜10.4万円となりますので、家計の収支を洗い出した上で、無理なく返済できるラインを見極めて借入額を検討しましょう。

 

フラット35の基準で見ると、年収500万円の返済負担率は35%が上限であり、月々の返済額は14.5万円となり、一般的な目安と比較して開きがあることに注意して下さい。

 

年収500万円の住宅ローンの借入額を決めるポイント

 

 

年収500万円の住宅ローンの借入額を決めるポイントをまとめています。最適な借入額の判断は、家計の状況や家族構成などケースバイケースなので、自分たちの暮らしに合った返済プランをたてることが重要です。

 

・住宅ローンの借入額は年収の5倍~6倍程度にする

・一般的な返済負担率の平均値から考える

・年収500万円の人が用意する頭金の平均額を参考にする

 

順番に解説します。

 

住宅ローンの借入額は年収の5倍~6倍程度にする

 

 

年収倍率

注文住宅

6.7倍

土地付き注文住宅

7.4倍

建売住宅

6.8倍

マンション

7倍

中古戸建て

5.5倍

中古マンション

5.8倍

※『2020年度 フラット35利用者調査』より

 

一つ目のポイントは、住宅ローンの借入額を年収の5〜6倍に留めることです。

 

上記の表は、建物種別ごとの年収倍率をまとめており、平均数値ではありますが、多くの方が5〜7倍程度に借入額を留めていることが分かります。

 

頭金次第ではあるものの、十分に返済可能なラインであると考えてよいでしょう。

 

一般的な返済負担率の平均値から考える

 

 

返済負担率

注文住宅

20.8%

土地付き注文住宅

24.1%

建売住宅

23.1%

マンション

21.7%

中古戸建て

19.7%

中古マンション

19.6%

※『2020年度 フラット35利用者調査』より

 

一般的な返済負担率の平均値から考えることもポイントの一つです。

 

上記の表は、建物種別ごとの返済負担率の平均値をまとめたもので、目安である20〜25%以内に留まっています。

 

審査基準は30〜35%ですが、上限に近い借入は適切な返済プランとはいえませんので、自分たちが無理なく返済できるラインを把握することが重要です。

 

注意点として、返済負担率の計算には他の借入も含まれますので、自動車ローンや奨学金などの返済状況を把握しておかなければなりません。

 

年収500万円の人が用意する頭金の平均額を参考にする

 

年収500万円の人が用意する頭金の平均額を参考にすることも借入額を決めるポイントです。

 

頭金の目安は住宅取得費用の1〜2割程度とされていますが、具体的な金額が気になる方も多いでしょう。

 

2020年度のフラット35利用者調査を見ると、世帯年収602万円で頭金を404万円用意していることが分かります。

 

頭金の有無は借入額に直結する問題なので、現在の手元資金をもとに予算を決めるとよいでしょう。

 

金利パターンから考える年収500万円の住宅ローン

 

 

住宅ローンは借入金額が高額であり、返済期間も長いため、金利プランの選択も借入額を決める判断に影響を与えます。それぞれの金利タイプの特徴を把握して、自分たちに合ったプランを選びましょう。

 

・変動金利型の住宅ローン

・固定金利期間選択型の住宅ローン

・固定金利型の住宅ローン

 

順番に解説します。

 

変動金利型の住宅ローン

 

変動金利型は返済途中に定期的に金利が見直されるタイプのローンです。

 

半年ごとに金利が見直され、毎回の返済額についても、元利均等返済では5年ごと、元金均等返済は金利変動に伴い見直されます。

 

他のタイプに比べ金利が安いものの、返済開始時に総返済額がいくらになるか分からないため、金利の動向に注意が必要です。

 

固定金利期間選択型の住宅ローン

 

固定金利期間選択型は契約時に固定期間を選び、期間終了後に変動金利型へ移行または、再度固定期間を選択できるタイプのローンです。

 

変動金利型同様に、契約時点では総返済額が分からないものの、固定金利期間中は金利が変わらず、期間が短いほど当初の金利が低くなります。

 

固定金利型の住宅ローン

 

固定金利型は返済途中で、借入開始時の金利が変動しないタイプのローンです。

 

借入開始時点で総返済額が確定するため、返済プランを立てやすいものの、変動金利型に比べると金利が高めに設定されていることが特徴といえます。

 

今よりも金利が下がる見通しは少ないので、ある意味では理想的な住宅ローンといえますが、金利上昇のリスクを取れば、支払額を抑えられるので、判断が難しいところです。

 

年収500万円の住宅ローンの返済シミュレーション

 

 

年収500万円の住宅ローンの返済シミュレーションを以下のケースごとにまとめています。自分たちの家計の状況を見極めて、無理のない返済プランを立てて下さい。

 

※返済期間35年、元利均等返済、固定金利1.44%・変動金利0.65%でそれぞれ算出

 

・年収倍率5倍のケース

・返済負担率25%のケース

・返済期間ごとのケース

 

順番に解説します。

 

年収倍率5倍のケース

 

 

借入額

総返済額

月々の返済額

固定金利

2,500万円

3,185万円

7.6万円

変動金利

2,500万円

2,796万円

6.7万円

 

年収倍率を5倍とした際の借入額は2,500万円となり、返済プランは上記の表の通りです。

 

金利タイプによる返済額の差はありますが、家計にゆとりを持たせたプランといえるでしょう。

 

他の借入が多く、手元資金が手薄な場合は、月々の返済額を抑えることが望ましいので、借入予算の決定は慎重に対応して下さい。

 

返済負担率25%のケース

 

 

借入額

総返済額

月々の返済額

固定金利

3,429万円

4,368万円

10.4万円

変動金利

3,429万円

3,835万円

9.2万円

 

返済負担率25%では、借入額は3,429万円となり、返済プランは上記の表の通りです。

 

年収500万円の手取り月収は約33万円なので、約3割が返済に回る計算となりますが、税金や修繕費用の積み立てなどマイホームの維持費についても考えなければなりません。

 

生活費などの出費は人それぞれですが、教育費や老後の蓄えを貯金することを考えると、これ以上借入を増やさない方がよいでしょう。

 

返済期間ごとのケース

 

 

借入額

総返済額

月々の返済額

返済期間30年

3,429万円

4,225万円

11.8万円

返済期間25年

3,429万円

4,086万円

13.7万円

 

上記の返済負担率25%のケース(固定金利)で、返済期間を短く設定した結果は表の通りです。

 

返済期間を10年短く設定すると、総返済額は282万円下がるものの、月々の返済額は3.3万円増えるので、家計への負担は大きなものとなるでしょう。

 

返済期間を決める際は、定年を迎えるまでに完済できるようにするなど、注意すべき点は返済額だけではありません。

 

年収500万円の住宅ローンに関するよくある質問

 

 

年収500万円の住宅ローンに関するよくある質問をまとめています。借入額の決定に悩まれてる方は、他の方の疑問点を自分たちに置き換えて考えてみましょう。

 

・住宅ローンを最大借入可能額まで借りない方がいい?

・年収500万円で住宅ローンを借りる場合どんな生活になる?

・金融機関の審査では年収以外に何が基準になる?

 

順番に解説します。

 

住宅ローンを最大借入可能額まで借りない方がいい?

 

後々の返済のことを考えると、上限近くまで借りることはおすすめできません。

 

収入は増えることもあれば、減ることもありますので、過度の借入は返済プランの破綻に繋がる可能性があります。

 

また、金利の上昇により返済額が増えることも想定されますので、余裕を持った返済プランを立てることが重要です。

 

年収500万円で住宅ローンを借りる場合どんな生活になる?

 

どんな生活になるかは人それぞれではありますが、平均年収よりも高いので、支出に気を付けておけば問題はないでしょう。

 

現在の年齢・家族構成・生活レベルを加味した上で、家計の収支を洗い出して、無駄な出費をできるだけ減らす努力が求められます。

 

金融機関の審査では年収以外に何が基準になる?

 

金融機関の審査は収入だけでなく、総合的に判断されるものです。

 

具体的には、健康状態・勤続年数・完済時の年齢・その他の借入状況などが挙げられます。

 

また、金融機関によっても審査の基準が異なることに注意が必要です。

 

まとめ:年収500万円の住宅ローンの借入額を知って資金計画を進めよう

 

 

マイホームの購入において、予算決めは難しい問題です。初めての家づくりではあれもこれもと要望が多く、予算が増えていきがちですが、過度な借入は快適な暮らしの妨げとなります。

 

まずは、年収500万円の住宅ローンの一般的な借入額を把握した上で、自分たちの家計に合わせた資金計画を立てることが重要です。

 

過度な借入により、返済に追われる状況では、快適な暮らしは実現できません。

 

建匠では、お客様の状況に合わせて、建てた後に困らない資金計画を提案しています。マイホームの資金計画にお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.05.11


 

離婚するときに住宅ローンの支払いはどうなるのか?という疑問を抱えている人は少なくありません。

 

そこで実際に離婚するとなると、財産分与のときに住宅ローンはどのような扱いになるのでしょうか。

 

本記事では離婚時に住宅ローンの支払いがどうなるかを解説し、離婚時にローンが残っているときに考えられるリスクについても紹介します。

 

そもそも住宅ローンが残っている場合に離婚できる?

 

 

「住宅ローンの残債があると離婚できない」と考える人は多いです。

しかし、住宅ローンの残債があったとしても離婚することは可能です。

 

離婚時に住宅ローンの支払いはどうなる?

 

 

離婚時には財産分与や法的な手続きを数多く行う必要がありますが、住宅ローンはどのように処理するのでしょうか。

 

・離婚後の支払い義務は住宅ローンの名義人

・住宅ローンは財産分与の際に折半しなくてよい

 

ここでは上記の2点について解説します。

 

離婚後の支払い義務は住宅ローンの名義人

 

住宅ローンの残債の支払い義務は、ローンの名義人です。

住宅ローンの名義人のパターンは、以下の5つに分かれます。

 

・夫の単独名義

・夫の単独名義で妻が連帯保証人

・妻の単独名義で夫が連帯保証人

・夫婦共同名義の連帯債務

・夫婦それぞれが名義人となって、ローンを組むペアローン

 

いずれのパターンでも、名義人に住宅ローンの支払い義務があるので、ローンの名義人を確認する必要があります。

 

名義人を確認するためには、ローンを契約した金融機関に問い合わせてみましょう。

 

住宅ローンは財産分与の際に折半しなくてよい

 

離婚するときには財産分与を行います。

 

財産分与とは夫婦が共同生活を送るときに形成した財産を公平に分けることをいい、対象となるのは不動産や預金などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます。

 

しかし、住宅ローンに関しては財産分与の対象でないため、折半する必要がありません。住宅ローンは折半したとしても同額ずつ払って返済できるものではないためです。

 

ただし、折半せずに離婚した場合は名義人の負担だけが重くなってしまうので、住宅ローンの残債は50%に当たる金額を支払うことが一般的です。

 

【ケース別】離婚時に住宅ローンが残っている場合の返済方法

 



住宅ローンは性質上、契約形態によって双方が同額ずつ返済できるものではありませんが、離婚後に残債の半額に当たる金額を支払います。

 

離婚後の返済方法は以下の3つのパターンで異なります。

 

・離婚後に夫(名義人)が住むケース

・離婚後に妻(非名義人)が住むケース

・離婚時に支払い途中の家を売却するケース

 

それぞれのパターンで返済方法や対策を解説します。

 

離婚後に夫(名義人)が住むケース

 

離婚後に名義人が住むケースは、自分で家のローンを払い続けるのと同意義で、最もトラブルが起きにくいです。

 

ただし、住宅ローンの名義が単独名義に設定されているかを注意する必要があります。住宅ローンの連帯保証人に配偶者が設定されていると、名義人の返済が遅れてしまったときに、配偶者に支払い命令が下ります。

 

そのため、連帯保証人を外すか別の親族に変更して対策しましょう。

 

離婚後に妻(非名義人)が住むケース

 

離婚後に非名義人が住むケースは、名義人が自分の家のローンを支払っているわけではないため、トラブルが起こりやすく、また手続きも煩雑です。

 

そのため、あまりおすすめできる返済方法ではありません。

 

非名義人が家に住み続ける場合、住宅ローンを他の銀行で借り換えて、妻名義にするという返済方法が考えられます。しかし、収入面で難しい条件をクリアしなければならないため、あまり現実的ではありません。

 

また、非名義人が連帯保証人となっている場合は、連帯保証人の設定を外す必要があります。連帯保証人を外れるにはローンを完済するか、別の金融機関で借り変えましょう。

 

夫婦それぞれでローンを組むペアローンを組んでいる場合は、単独名義に変更できるか確認しましょう。単独名義に変更できるか確認するには、住宅ローンを借り入れている金融機関に相談します。

 

単独名義に変更できる条件を満たしていれば、審査に通過した後に、単独名義に変更できます。

 

離婚時に支払い途中の家を売却するケース

 

離婚時にローンが残っている状態で、家を売る際には「アンダーローン」か「オーバーローン」かによって対応が変わります。

 

アンダーローンとはローンの残債よりも家の売却額が高くなることをいいます。住宅ローンを完済でき、財産分与もスムーズに進むため理想的なパターンです。

 

アンダーローンの場合では売却したお金をローンの返済に充て、もしお金が余った場合には財産分与の対象として、夫婦で分けることができます

 

オーバーローンとはアンダーローンの反対で、ローンの残債よりも売却額が低いことをいいます。通常不動産を売却するときにはローンを完済して、抵当権を外す必要があります。

 

しかし、オーバーローンの場合、抵当権を外せられないので、通常の方法では売却できません。

 

そのため、オーバーローンだと判明したときには自己資金を使って、売却額と合わせてローンを完済するか、任意売却を行って不動産を売却します。

 

ローンを完済できない場合でも自己資金で補って完済できるのであれば、不動産を売却できます。

 

また、住宅ローンが残っている状態でも金融機関の合意を得て任意売却をすることで、抵当権が設定されている不動産を売却できます。

 

離婚時に住宅ローンが残っている場合のリスクと対策

 

 

離婚時に住宅ローンが残っていると以下のようなリスクがあります。

 

・連帯保証人として支払い義務が発生

・家を勝手に売却されてしまう

・使用期限を超えても家を退去しない

・再婚によって住宅ローンの支払いが滞る

 

ここではリスクについて解説し、それに対処する方法も紹介します。

 

連帯保証人として支払い義務が発生

 

仮に妻が連帯保証人に指定されていると、夫のローンの返済が滞ってしまったときに、妻側に支払い義務が発生します。返済が滞った段階で金融機関は連帯保証人に対して返済を要求するでしょう。

 

対策としては、離婚前に連帯保証人から外れるようにしましょう。連帯保証人を外れるためには名義人の親族で新しい保証人を立てるか、連帯保証人なしで他の金融機関に借り換える方法があります。

 

ただし、いずれの方法もクリアするのが難しいため、クリアできなかったときのために「公正証書」を作成するのがおすすめです。

 

公正証書に強制執行許諾事項を記載することで、あらかじめ決めたおいた義務を履行しなかったときに、相手方の財産の差し押さえを強制執行できます。

 

家を勝手に売却されてしまう

 

ローンの非名義人が家に住み続ける場合、名義人が勝手に家を売却するリスクがあります。家が売却されてしまうと、所有権が他人に移るので、当然非名義人は住み続けることはできなくなってしまいます。

 

対策としては、不動産の名義を非名義人に変更することが理想的です。名義変更が難しい場合には離婚協議書を作成して、所有権を手放さないことを記載しましょう。

 

使用期限を超えても家を退去しない

 

非名義人を家に住み続けさせる場合は名義人にもリスクがあります。

 

よくある例としては、子どもが中学生になるまでの間は無料で住み続け、それ以降は引越すという取り決めをしても、使用期限を越えて家を退去しないというケースがあります。

 

対策として、使用期限を定める場合は離婚協議書に期間や権限の内容を記載しておきましょう。

 

再婚によって住宅ローンの支払いが滞る

 

非名義人である妻が家に住み続けて、名義人の夫がローンの支払いを続けるような場合では夫側が再婚するに伴って、ローンの支払いが滞ってしまうことが頻繁にあります。

 

住宅ローンの返済は金額も大きく、長期間にわたるため、夫側が再婚すると新しい家庭に資金を優先したいため、住宅ローンの返済を止めてしまうことが多くあります。

 

支払いが滞ってしまうと、家を差し押さえられ、強制的に退去することになり、急に住む場所がなくなる可能性があります。

 

ローンの返済が滞るのを防ぐには離婚協議書を作成し、離婚時の話し合いを公的な記録で残しておきましょう。ローンの支払い義務について明記しておくと、支払いが滞った際でも相手に支払いを要求できます。

 

離婚時に住宅ローンが残っている場合にやるべきこと

 

離婚時に自分がローンの名義人や連帯保証人の場合、以下の4点について確認しておきましょう。

 

・家の名義人を調べる

・離婚時の家の価値を調べる

・住宅ローンの残債額を調べる

・住宅ローンを組んだ銀行に連絡する

 

あらかじめやるべきことを確認しておくと、後々トラブルを避けられるので、話し合うのが気まずかったとしても把握しておきましょう。

 

家の名義人を調べる

 

非名義人が所有者移転登記をしないまま離婚後に家に住み続ける場合、不利な立場におかれてしまいます。

 

なぜなら、家の名義人は勝手に家を売ることができますし、名義人に万が一のことがあった場合、相続人に家が相続されてしまうからです。

 

その場合、離婚時には家の名義人を調べておきましょう。名義人を調べるには法務局で登記簿謄本を取得すると知ることができます。

 

離婚時の家の価値を調べる

 

離婚時に家を売却する、しないに関わらず、家の価値がいくらなのかを知っておくことは重要です。

 

家の価値を知っておくと、万が一家を売らなければいけない状況になったときに住宅ローンを完済できるかを把握できます。

 

住宅ローンの残債額を調べる

 

上記と似ていますが、家を売ったときにアンダーローンかオーバーローンになるのか判断できるため、ローンの残債額を調べるのは重要です。

 

残債額を確認する方法は主に3つあります。

 

1つ目は返済予定表を確認することです。返済予定表は契約当初に郵送される書類で、ローンが返済されるまでのスケジュールが詳細に記載されています。

 

2つ目の方法はローンを借り入れている金融機関のウェブサイトでローンの残債額を確認できます。銀行のインターネットサービスに加入している場合、いつでも残債額を把握できます。

 

3つ目の方法は残高証明書を確認することです。契約時に毎年郵送されるように設定していると10〜11月に設定した住所に書類が届きます。

 

住宅ローンを組んだ銀行に連絡する

 

銀行に知らせる前に離婚をしてしまうと、ローンによっては契約違反となる可能性があります。

 

契約違反になったからといって、一括返済が求められる訳ではありませんが、離婚する前に住宅ローンを組んだ銀行に連絡して、今後の返済計画について相談しておきましょう。

 

離婚時に住宅ローンを支払ってもらう方法

 

 

住宅のローンは離婚したとしても支払い続ける必要があります。

 

ただし、非名義人が住むケースでは名義人が支払いを拒んでしまうことがあるため、あらかじめ対策しておきましょう。

 

・一括で残債分を支払ってもらう

・公正証書を作成する

・連帯保証人を外れる

 

離婚時に住宅ローンを支払ってもらう方法は上記の3つがあります。

 

一括で残債分を支払ってもらう

 

住宅ローンの支払いは長期間に渡るため、相手方の都合によって支払われないことがあります。

 

そこで、離婚時にローンの50%に当たる金額を一括で受け取っておくと、後々トラブルを防ぐことができます。

 

多額の現金が要求されるため、簡単な方法ではありませんが、資金に余裕がある場合はこの方法を採るのがおすすめです。

 

公正証書を作成する

 

公正証書を作成すると、住宅ローンの支払いが滞った際に財産の差押えを強制執行できます。

 

ローンの支払いを催促できるので、配偶者がローンの支払ってくれるか不安な人は作成しておきましょう。

 

連帯保証人を外れる

 

住宅ローンの連帯保証人として指定されていて、相手が家を取得するようなときは、連帯保証人を外しておくと安心です。

 

新しい連帯保証人と金融機関の了承を得る必要がありますが、連帯保証人が外れたら、名義人の支払いが滞ったとしても、ローンの支払いを要求されることはなくなります。

 

離婚時の住宅ローンに関するよくある質問

 

 

離婚時の住宅ローンについて説明しましたが、ここでよくある質問について解説します。

 

・住宅ローンで離婚できないケースはある?

・離婚時に住宅ローンは養育費と相殺できる?

・離婚時に住宅ローンの名義変更はできる?

・離婚時に住宅ローンは借り換えできる?

・離婚しても今の家に住み続けられる?

 

上記の質問について回答します。

 

住宅ローンで離婚できないケースはある?

 

住宅ローンは財産分与の対象ではないため、トラブルに発展しやすく離婚できない原因となることがあります。

 

離婚できないケースとして多いのは、夫婦でペアローンを組んでいることです。

 

住宅ローンには「ローンの名義人と家の居住者が同じである」という規約があり、ペアローンを借りている状態だと離婚することができません。

 

離婚するにはペアローンを借りている金融機関から別の金融機関に借り換える必要がありますが、残債額が高額であれば審査に通過しにくくなり、離婚できなくなってしまいます。

 

離婚時に住宅ローンは養育費と相殺できる?

 

夫婦間で合意を得ていれば、住宅ローンの支払いを養育費代わりにすることが可能です。

 

離婚時に住宅ローンの名義変更はできる?

 

基本的に住宅ローンの名義変更は難しいですが、離婚時においては可能です。ただし新名義人側に返済能力があるときに限ります。

 

新名義人に返済能力があると金融機関が判断すれば、住宅ローンの名義を変更できます。

 

離婚時に住宅ローンは借り換えできる?

 

離婚時に住宅ローンを借り換えることは可能です。

名義変更ができない場合は借り換えを検討しましょう。

 

離婚しても今の家に住み続けられる?

 

離婚しても家に住み続けることは可能です。

 

家に住むのが名義人か非名義人かで必要になる手続きが変わるので、住宅ローンの名義が誰になっているのか確認しましょう。

 

まとめ:離婚時の住宅ローンはリスクをしっかり把握しておこう

 

 

離婚にはさまざまな手続きが必要になり、精神的な負担となります。

 

特に住宅ローンが残っている家をどうするかという問題を解決するには時間がかかります。離婚することになったら、家の価値や名義人を調べて、どのように対応するかを把握しておきましょう。

 

建匠では、住みやすい住宅を提供するだけでなく、お客様の資金計画のお手伝いもしております。どんなに些細なお悩みについてもお客様に寄り添ってご対応いたします。

 

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