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2022.11.30

 

おしゃれな家の定義は人によりさまざまですが、一般的にデザイン性が高いとされる内装に仕上げるためにはいくつかのポイントがあります。

ポイントに基づいていないと、「想像していた雰囲気とは違った」と後悔することもあるため注意が必要です。

 

この記事では、おしゃれな家の内装にするためのポイントや素材の選び方、注意点、内装のデザインを解説します。

 

【この記事からわかること】

おしゃれな家の内装にするためのポイント おしゃれな家の内装にするための素材の選び方 おしゃれな家の内装にする際の注意点 おしゃれな家の内装デザイン

 

おしゃれな家の内装にするためのポイント

 

 

おしゃれな内装にしようと考えていても、そのポイントがわかっていなければ、おしゃれな内装は実現できません。

ここでは、おしゃれな家に仕上げるためのポイントを6つ紹介します。

 

配色のバランスを意識する 照明などの明るさを意識する テイストを決定する 素材選びの際は実物を確認する 家具や絵などを置いておしゃれに見せる 収納を設けてすっきりとした印象にする

 

順番に見ていきましょう。

 

配色のバランスを意識する

 

配色のバランスを意識して、採用する色は多くとも3色までに収めておきましょう。

色が増えるほど派手な印象を与えやすくなるため、おしゃれに仕上げるのは難しくなります。

 

また、同系色を選ぶことも意識しましょう。

同系色にすると統一感のあるデザインになるため、色選びが苦手な人でも失敗しにくいといえます。

 

照明などの明るさを意識する

 

照明選びひとつで、家の雰囲気は大きく変わります。

照明の明るさと内装のデザインは密接に関係するため、アンバランスにならないように適切な照明を選ぶ必要があります。

 

リラックスできる空間には電球色、仕事部屋など集中力を高めたい場合には昼光色、ナチュラルなデザインには太陽光に近い昼白色のような選び方をしましょう。

 

テイストを決定する

 

あらかじめテイストを決めておけば、内装のコンセプトがぶれずにデザインできます。

テイストを定めずに内装を選ぶと、結局どのような雰囲気にしたいのかがわからなくなるので注意が必要です。

 

近代的なモダンテイスト、木の温もりを感じるナチュラルテイスト、ヨーロッパのデザインを取り入れた北欧テイストなど、イメージするところからはじめましょう。

 

素材選びの際は実物を確認する

 

取り入れるデザインは、素材の実物も必ず確認しましょう。

 

カタログサンプルなどで決定した場合、実際の仕上がりイメージと乖離することがあります。

例えば、色は点で見るのと面で見るのとでは違うことがあります。

 

サンプルなどの点と比較して、面で見たときには淡い色がより淡く、濃い色はより濃く感じるものです。

イメージ通りの内装にするため、実物を見てから素材を決定しましょう。

 

家具や絵などを置いておしゃれに見せる

 

内装の色やデザインに加えて、家具や絵などを置いておしゃれに仕上げましょう。

家具や絵などのインテリアを置くことで、内装コンセプトのイメージをさらに強調できます。

 

ただし、内装とインテリアのコンセプトは統一するのが重要で、決してアンバランスにならないように注意が必要です。

 

収納を設けてすっきりとした印象にする

 

収納スペースを設けて部屋全体をすっきりさせるのも大切なポイントです。

 

いくらおしゃれな内装に仕上げても、室内がものであふれていると生活感が出すぎてしまい、デザインが台無しになる場合があります。

あらかじめ収納を設けておけば、余計な圧迫感のない空間に仕上がります。

 

おしゃれな家の内装にするための素材の選び方

 

 

おしゃれな家の内装にするためには、各部材に使う素材の選択は非常に重要です。

ここでは、以下の7点の部材について紹介します。

 

建具 壁材 床材 天井材 照明 キッチン カーテン

 

上記7点の部材について、どのデザインがおしゃれなのかは人にもよるので参考程度に押さえておきましょう。

 

建具

 

建具は主に引き戸、開き戸、折れ戸の3つがあり、建物内を間仕切るために必要です。

 

一般的によく用いられているのは開き戸ですが、引き戸であれば狭いスペースでも開閉に手間取らないため人気があります。

折れ戸は収納や浴室の扉によく用いられますが、部屋の間仕切りに採用することでおしゃれな空間に仕上がることもあります。

 

用途や目的に合ったものがどれか、よく検討しましょう。

 

壁材

 

室内の壁材にはクロスを用いることが一般的ですが、ほかにもさまざまな種類の壁材があります。

 

ナチュラルな内装には、クロスよりも漆喰や珪藻土などを使用した塗り壁が適切です。

モダンな内装にはエコカラットなどのタイルがよく映えることもあります。

 

上記のように内装のコンセプトに合わせた壁材を選べば、よりおしゃれな内装に仕上げやすくなるといえます。

 

床材

 

床材としては、フローリングや畳、フロアタイルなどが代表的です。

 

ほかには、クッションフロアやカーペットなどがあります。

クッションフロアは安価で、主に水回りを中心に用いられ、カーペットは各居室に採用されることがあります。

 

床材は基本的にフローリングで仕上げるのが無難だといえますが、予算やコンセプトに応じてさまざまな床材を比較しましょう。

 

天井材

 

天井材は一般的に壁材と連動しているのが一般的です。

クロス壁ならクロス天井、珪藻土壁なら珪藻土天井といった、同系統のものを採用するケースがよく見られます。

 

一方で、あえて違う素材や色を天井に採用してアクセントを図り、おしゃれに仕上げる方法もありますが、かなりの上級テクニックが必要といえます。

したがって、壁材と天井材はあまり色飛びしすぎないように、統一感を意識して選びましょう。

 

照明

 

照明にもさまざまな種類があるため、おしゃれな家のデザインには重要なポイントです。

 

照明器具はインテリアとしての側面が強いため、種類によっては室内の雰囲気が180度変わることもあります。

例えば、照明には一般的なシーリングライトをはじめ、ダウンライトやペンダントライト、ダクトレールなどの豊富な種類があります。

 

おしゃれな内装のためには、照明選びにも時間をかけてよく吟味するようにしましょう。

 

キッチン

 

キッチンには、ペニンシュラ型やI型、アイランド型といった種類があり、LDKを彩る重要な設備です。

選ぶ形状や色によってキッチン周りの雰囲気はかなり変わるため、失敗したくない部分です。

 

また、キッチンはデザイン以外に機能性も重視して検討しておかないと、毎日の家事が不便に感じてしまうこともあります。

 

そのため、キッチンの形状と利便性の両方に着目する必要があります。

 

カーテン

 

カーテンは部屋の印象を大きく左右するため、色選びやデザイン選びは重要です。

各部屋の用途に応じたカーテンを選ぶことで、その部屋に合った雰囲気を演出できるため、慎重に選びましょう。

 

例えば家族が集まり来客もあるリビングは、原色など派手な色は避けて落ち着いた色味のカーテンを選ぶのがおすすめです。

逆に、子供部屋には明るい色や柄を用いても良いですが、子どもの成長とともにデザインを替えていくことになる場合もあります。

 

カーテンはオーダーメイドで作ると高額になることもあるため、長く使用できて部屋の雰囲気にも調和するデザインを選ぶ必要があります。

 

おしゃれな家の内装にする際の注意点

 

 

おしゃれな家を重視するあまり、機能性の問題は見落としがちになります。

ここでは、おしゃれな家の内装にする上での注意点を4つ紹介します。

 

家事動線を考える 収納スペースを確保する 全体的にバランスを重視する コスト配分が適切かどうか判断する

 

順番に見ていきましょう。

 

家事動線を考える

 

おしゃれな家にすると同時に、家事動線を考えた機能的な内装も意識しておきましょう。

特に、キッチンの種類や配置によって、家事動線は大きく変わるため注意が必要です。

 

例えば、対面型キッチンは家族との会話を楽しみながら家事ができます。

その反面、省スペースのリビングに採用するとスペースを圧迫して家事動線が確保できないこともあります。

 

そのため、部屋の広さや形状に合った内装を適切に選び、家事動線に悪影響が出ないようにしましょう。

 

収納スペースを確保する

 

収納や壁の少ない大空間スペースを好む人も多いですが、空間にこだわりすぎて収納スペースが少なくならないように注意しましょう。

おしゃれな大空間とはいえ、収納が足りないと結局収納棚などを購入しなければならなくなるため、あらかじめ収納を確保しておくほうが良いといえます。

 

また、収納スペースが多いほど余計な物を全て収納できるので、生活感のないおしゃれな空間を実現しやすくなるでしょう。

 

全体的にバランスを重視する

 

おしゃれな家には全体的なバランスが重要です。

 

いろいろなコンセプトを取り入れたい人もいますが、コンセプトを詰め込みすぎると、統一感がなくバランスの悪い内装に仕上がってしまう場合もあります。

そのため、コンセプトはいくつかに絞っておきましょう。

 

また、部屋ごとではなく住宅全体のバランスを重視することで、よりおしゃれな家に仕上げやすくなります。

 

コスト配分が適切かどうか判断する

 

おしゃれな家にするためには、優先順位を定めてからコスト配分しましょう。

 

やりたいことは無数にある場合が多いため、全てを取り入れると予算オーバーしてしまうため注意が必要です。

一番に何をしたいのかを決めておき、コスト配分に注意しながら検討しましょう。

 

おしゃれな家の内装デザイン

 

 

ここでは、一般的におしゃれな内装デザインを4つ紹介していきます。

 

ナチュラルモダン 北欧 ブルックリンスタイル カフェ風

 

人気の内装デザインには流行などの影響もありますが、上記4点は根強い人気があるといえるものです。

順番に見ていきましょう。

 

ナチュラルモダン

 

ナチュラルモダンは、近代的なモダンスタイルと、木目などが用いられたナチュラルスタイルを掛け合わせた内装です。

モダンの引き締まった印象とナチュラルの柔らかい印象を両方取り入れられるため、人気のデザインといえます。

 

北欧

 

北欧デザインは、スウェーデンやデンマーク、ノルウェーなどが発祥の内装スタイルです。

 

北欧は非常に寒く冬が長いことから室内で過ごす時間も長いため、シンプルな内装かつ照明にこだわったデザインが特徴です。

色みにはさまざまなパターンがありますが、一般的には白やベージュ、グレーなど比較的淡い印象の色が用いられます。

 

ブルックリンスタイル

 

ブルックリンスタイルとは、アメリカのニューヨークにあるブルックリンを発祥としたデザインです。

 

ブルックリンは工業地区で、倉庫や工場などをうまく利用し居住用にリフォームした住宅が多く存在します。

「その住宅で使われているスタイルがおしゃれだ」と注目されたことで、根強い人気があるデザインといえるでしょう。

 

コンクリート調の壁紙やダクトレールなどを活用すれば、さらにおしゃれなブルックリンスタイルを再現することも可能です。

 

カフェ風

 

カフェ風のデザインにはさまざまなコンセプトがありますが、一般的に人気なカフェ風とはレンガ調の壁に間接照明などを用いたデザインです。

また、アンティーク調の家具などを設置することで、さらに雰囲気のある空間に仕上がります。

 

ほかに、カフェ風にはブルックリンスタイルにも似たテイストのものもあるため、カフェ風を選ぶ際にはさまざまなタイプを比較して検討しましょう。

 

暮らしやすさを考慮して家の内装をおしゃれに仕上げよう

 

 

一言におしゃれな内装といっても、そのコンセプトは多岐に渡り、さまざまな選択肢があります。

優先順位とイメージをしっかりと把握し、暮らしやすさとおしゃれを両立した家の内装に仕上げましょう。

 

建匠の新築住宅は、数多くの全国賞を受賞しておりデザイン性と機能性のどちらも優れた建物を提供しています。

完成見学会も随時開催していますので、実寸大の住まいをぜひご体感ください。

 

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2022.11.30

 

住宅ローンが支払えない場合に、自己破産の手続きをするという選択肢があります。

 

自己破産した場合、住宅ローンという借金はどのようになるのでしょうか。

また、自己破産した後に再度住宅ローンは組めるのでしょうか。

 

ここでは、住宅ローンを組んだ状態で自己破産したケースについて解説します。

 

【この記事でわかること】

自己破産とはどのような状態を示すのか 自己破産すると住宅ローンはどうなるのか 自己破産した後にローン審査を通す方法

 

そもそも住宅ローンにおける自己破産とは?

 

 

住宅ローンの返済をスタートしたものの、失業や失職などの要因で返済できなくなる人は少なくありません。

 

住宅ローンの返済が難しい場合、債務者は銀行担当者と打ち合わせして金利分の返済を遅らせるなどの措置を講じます。

それでも返済が難しい場合は、任意売却や競売となるでしょう。

 

このような措置を講じた後であっても返済できない負債を抱えた場合、裁判所の許可を得ることで債務を免責できます。

これを一般的に、住宅ローンにおける『自己破産』といいます。

 

自己破産が可能になる条件 自己破産するデメリットやリスク

 

ここでは、上記2点について詳しく解説します。

 

自己破産が可能になる条件

 

住宅ローンの返済が滞ったからといって、必ずしも自己破産が受理されるわけではありません。

自己破産が受理できるかどうかについて、裁判所や弁護士は次の項目をチェックします。

 

したがって、自己破産を検討する際には事前に確認しましょう。

 

非免責債権ではない 警察官など、自己破産が欠格要因となる職務に従事していない 返済が継続的に不可能な経済力であり、かつ協力を得られる親族がいない 免責不許可事由ではない 予納金20万円を用意できる

 

上記にある非免責債権とは、税金や教育費、国民年金などです。

住宅ローン自体は非免責債権ではありませんが、同時に非免責債権の滞納もしている場合は、住宅ローンのみが免責となります。

 

また、免責不許可事由とは免責の許可を出せない理由によって、自己破産を申告している状態のことです。

浪費やギャンブル、虚偽申告、過去7年以内に自己破産している、財産を隠す、裁判所や破産管財人の調査妨害などが免責不許可事由にあたります。

 

そのため、自己破産を検討する際には「自己破産によって免責される借金はどのような類のものなのか」「どのような理由で自己破産に至ったのか」をしっかりと確認したうえで申請しましょう。

 

自己破産するデメリットやリスク

 

自己破産することによるメリットはあるものの、大きなデメリットやリスクがあることを理解しましょう。

 

自己破産は、自身の財産管理ができなかったことを意味します。

そのため、以下のようなデメリット・リスクを伴います。

クレジットの利用やスマートフォンの割賦払い購入、連帯保証人になる 一定期間の口座利用、住宅や車の保有が約10年間できなくなる

 

スマートフォンや口座利用については、生活への支障が大きすぎるため一部許可されるケースはあるものの、生活に大きな影響が出てしまうことには変わりません。

借金を無くす代わりに、生活基盤を大きく変えなければならない状況になるでしょう。

 

さらに、警察官や裁判官、弁護士、司法書士、宅建士など、自己破産が欠格要因となる職業に就けなくなるケースもあります。

また、現在就業中であれば解雇のリスクも伴うので注意が必要です。

 

自己破産することの影響は大きいので、申請する際には慎重に検討するようにしましょう。

 

自己破産すると住宅ローンはどうなる?

 

自己破産した場合、多くの財産を差し押さえられることになります。

 

住宅ローン債務が免責される 約10年間は住宅ローンを組めない 自己破産による家族への影響はない

 

ここでは、自己破産をした際に住宅ローンがどのような扱いになるのかを解説します。

 

住宅ローン債務が免責される

 

自己破産すると住宅ローンは免責となります。

返済完了や団体生命信用保険適用の「完済」ではなく「免責」です。

 

自己破産が受理された時点以降の住宅ローンは、支払う必要がなくなるということになります。

そのため、完済できなかった債務者という情報は世間で『ブラックリスト』と呼ばれる金融機関のデータベースに記載されるでしょう。

 

約10年間は住宅ローンを組めない

 

金融機関のデータベースに自己破産に関して記載されてから約10年間は、住宅ローンを組むことは難しいでしょう。

 

データベースは、金融機関同士で共有されているケースがあります。

1つの金融機関で住宅ローンを滞納し自己破産に至った場合は、同じデータベースを使用しているほかの金融機関でも住宅ローンを組めなくなるので注意が必要です。

 

そのため、情報記載が抹消される約10年間は住宅ローンやオートローン、スマートフォンなどの割賦払いができなくなる可能性が高いといえます。

 

自己破産による家族への影響はない

 

自己破産したからといって家族に何かの勧告が下ったりすることはありません。

会社への通達義務もないため、会社に自己破産が明るみに出ることもないでしょう。

 

しかし、自己破産した際には債務者の財産が差し押さえられ、破産管財人や弁護士が裁判所の命令によって家に訪問することになるでしょう。

そのため、家族や近隣住民に自己破産が知れ渡る可能性はゼロではありません。

 

また、先述したような自己破産が欠格要因となる仕事に従事していながら自己破産を隠した場合、何らかの罰則を受ける可能性があります。

場合によっては、会社に大きな損害を与えることにもなりかねないため、自己破産の際に会社へ報告するかどうかは重要なポイントとなるでしょう。

 

自己破産すると持ち家はどうなる?

 

 

自己破産した時点で持ち家を保有していた場合、破産管財人と不動産鑑定士により査定され競売によって換価処分されるでしょう。

その際に、住宅ローン残債があるかどうかによって処理方法が変わります。

 

ローンの残債がある持ち家の場合 ローンの残債がない持ち家の場合 共有名義における住宅の場合

 

ここでは、自己破産の際に保有している持ち家を処分する流れについて上記3点のケース別に解説します。

 

ローンの残債がある持ち家の場合

 

自己破産する前に、住宅ローン残債がある持ち家に住んでいる場合、競売による処分でも残った住宅ローン残債は支払い義務が残ります。

 

ただし、自己破産が受理されれば免責できる可能性は高いといえるでしょう。

住宅ローン残債が残っていれば、任意売却や競売といった残債抹消の方法が優先され、その後に自己破産による残債分の免責という順序になります。

 

ローンの残債がない持ち家の場合

 

住宅ローンがない状態で居住している場合、銀行担当者からの催促や任意売却がありません。

したがって、最初から破産管財人と弁護士による鑑定、もしくは競売入札によって処分されることになります。

 

自己破産の流れを把握しなければ、突然裁判所から立ち入り調査の命令書が家に届くことになるでしょう。

住宅ローン残債がある場合よりも、対応を急ぐケースがあるので注意が必要です。

 

共有名義における住宅の場合

 

持ち家が夫婦や親子の共有名義であった場合、持ち分についてのみ差し押さえ対象となります。

そのため、共有者が持ち家に住んでいる場合はほか人の名義が持ち家に付与されることになるため、共有者であるほか人も家を使用する権利が与えられてしまいます。

 

このように共有名義の持ち家を保有した状態での自己破産は、共有者にも大きな影響を与えてしまうため注意しましょう。

 

自己破産の後でも審査に通りやすくする方法

 

 

自己破産することで住宅ローン残代を免責できますが、再度住宅ローンを組む際には審査が厳しくなることもあります。

 

自己破産を申し立てた金融機関を避ける 頭金を貯めて多く支払う 複数の金融機関に申し込まない クレジットヒストリーを構築する

 

ここでは、自己破産の後で再度住宅ローンの審査を受ける際のポイントを解説します。

 

自己破産を申し立てた金融機関を避ける

 

自己破産を申請した債務者は、銀行担当者からすると心象が悪く再度住宅ローンの審査を受けたとしても、通常より審査が厳しくなる可能性が高いでしょう。

そのため、別の金融機関で審査を受けることをおすすめします。

 

頭金を貯めて多く支払う

 

住宅ローンの審査基準には年収や勤続年数、勤務先などのほかに頭金があります。

頭金が多いほど、しっかりとした貯金ができる経済力と資金計画があるイメージを金融機関に与えられるでしょう。

 

そのため、仮に金融機関が自己破産の事実を知っていたとしても、その後に生活を立て直したと評価してもらえる可能性があります。

したがって、頭金はなるべく多く用意することが重要です。

 

複数の金融機関に申し込まない

 

まずは、複数の金融機関に申し込まず、1社の審査に通ったことを確認した上で、より金利の安い銀行を探しましょう。

 

事前審査を申請するたびに、金融機関は保証会社に問い合わせすることになります。

万が一、このタイミングで3つ以上の銀行から否決がでた場合、住宅ローンの審査を通すことが非常に厳しくなるでしょう。

 

クレジットヒストリーを構築する

 

クレジットヒストリーとは、クレジットカードの利用履歴です。

 

金融機関が審査する上で、クレジットカードを使わず現金で買い物する人を厳しく評価することがあります。

なぜなら、クレジットカードを少しでも利用しているのが一般的で、利用していない人は利用できない要因があると推測できるからです。

 

銀行の審査を円滑に通すためには、ある程度クレジットカードを利用してクレジットヒストリーが良好な内容になっている必要があります。

 

クレジットヒストリーを構築する手段として、無理に買い物をする必要はありません。

光熱費や月額支払いの保険などをクレジットカード払いにし、毎月定期的に支払っている状態にするだけで良いクレジットカードヒストリーになります。

 

現金主義の人も多いですが、住宅ローンを通すためにもある程度クレジットカードは利用しましょう。

 

住宅ローンにおける自己破産に関するよくある質問

 

 

ここでは、住宅ローンにおける自己破産についての質問に回答します。

自己破産を検討している人は、是非参考にしてください。

 

自己破産と個人再生の違いは? 自己破産による連帯保証人への影響は? 自己破産できない場合はどうなる?

 

自己破産と個人再生の違いは?

 

自己破産は、免責項目であれば全ての借金を免責でき、個人再生は減額に留まります。

また、個人再生の方が手続きにかかる費用が多く、自己破産が80万円に対し個人再生は120万円程度かかります。

 

一方、個人再生は自己破産とは違い、持ち家は処分されない可能性があるため、どちらが良いのかは慎重に選ぶようにしましょう。

 

自己破産による連帯保証人への影響は?

 

自己破産による免責はあくまでも自己破産者のみです。

そのため、連帯保証人の責務は残ります。

 

自己破産した時点で、連帯保証人に一括返済請求がされることになるでしょう。

 

自己破産できない場合はどうなる?

 

自己破産できない場合、住宅ローン債権は任意売却により債権回収会社に譲渡され、競売に進むことで最終的には強制退去となります。

理由によっては対応方法が変わるため、できないとわかった時点で行政や弁護士の無料相談所を利用しましょう。

 

自己破産後でも住宅ローン審査に通るためのコツを理解

 

 

自己破産することで住宅ローンを免責できますが、再度住宅ローンを組む際には通常よりも慎重に進める必要があります。

 

また、金融機関としても自己破産経験者への融資審査は厳しくせざるを得ないため、なるべく多くの頭金を用意しクレジットヒストリーを構築するなど事前に準備しましょう。

 

建匠では、家づくりにおける資金計画についての相談も承っています。

お客様に寄り添って後悔のない家づくりを提案しますので、ぜひ一度お問い合わせください。

 

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2022.11.24

 

マイホームの購入を検討する上で、頭金をいくら準備するかは頭の痛い問題です。

頭金が多い方が望ましいことは分かりますが、他の方がどれくらい頭金を準備して、住宅の購入に臨んでいるのかは気になるところでしょう。

 

そこで今回は、家づくりに頭金はいくら必要であるかについて解説します。

これから家づくりに取り組む方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい

 

そもそも家づくりの頭金とは?

 

 

家づくりの頭金とは、住宅取得費用の内、手元資金である現金で支払うお金のことです。

多くの方は住宅ローンを利用しており、住宅取得費用から借入額を引いた金額が頭金ともいえます。

 

手付金・契約金は契約成立時に支払いますが、頭金を支払うタイミングは契約から引き渡しの間となります。

このように、支払いのタイミングに違いがあることを覚えておきましょう。

 

家づくりの頭金の一般的な相場

 

 

家づくりの頭金の一般的な相場を、『2020年度 フラット35利用者調査』を用いてチェックしておきましょう。

ただし、あくまで平均的な数値であり、準備すべき頭金は購入時の年齢などを考慮した上で自分たちの家計に合った金額を決めて下さい。

 

物件価格から見た頭金の割合 土地なしで家づくりした場合の平均金額 土地ありで家づくりした場合の平均金額

 

順番に解説します。

 

物件価格から見た頭金の割合

 

物件価格から見た頭金の割合は、住宅取得金額の10〜20%程度が相場となります。

購入予定の物件により金額は大きく変わりますので、どれくらい頭金を準備できるかも予算を決める上では重要な要素といえるでしょう。

 

頭金なしのフルローンでの購入も珍しい話ではありませんので、若いうちにマイホームが欲しいと考える方も購入をあきらめる必要はありません。

 

土地なしで家づくりした場合の平均金額

 

 

頭金

住宅取得費用に占める割合

土地付き注文住宅

440万円

10%

建売住宅

247万円

7%

 

土地なしで家づくりをした場合の平均金額は上記の表の通りです。

それぞれ住宅取得費用の10%前後であり、相場通りといえるでしょう。

 

多くの方が頭金を準備しており、資金計画を立てる上で、有利であることは間違いありません。

また、融資率によって金利の優遇を受けられるケースも多いので、将来に備えて早めに家計の見直しをして、拠出可能な住宅費を算出しておくことをおすすめします。

 

土地ありで家づくりした場合の平均金額

 

 

頭金

住宅取得費用に占める割合

注文住宅

619万円

17.5%

 

土地ありで家づくりをした場合の平均金額は上記の表の通りです。

土地なしのケースと比較して、頭金の金額と住宅取得費用に占める割合が高いことが見て取れます。

 

また、年齢が上がるほど頭金を貯めやすくなるものの、完済時の年齢を考慮すると返済期間は短く設定する必要があります。

したがって、ライフイベントを考慮して購入を判断しましょう。

 

家づくりの頭金がゼロの場合の注意点

 

 

家づくりの頭金がゼロの場合の注意点をまとめています。

 

若いうちにマイホーム購入を判断することは悪いことではありませんが、頭金があるケースと比較して金銭面で不利なことは否めません。

したがって、ポイントを押さえて自分たちの暮らしにどのような影響があるかを把握しておきましょう。

 

諸費用を現金で支払う必要がある 住宅ローン審査が通りにくくなる 借入額が高くなり利息が増える 担保割れの危険性

 

順番に解説します。

 

諸費用を現金で支払う必要がある

 

一つ目の注意点は、諸費用を現金で支払う必要があることです。

 

諸費用ローンを利用すれば短期的な負担を抑えられるものの、住宅ローンとは別に割高な金利がかかるため、最終的なトータルコストが高くつきます。

 

頭金なしでも家を建てられますが、貯金なしで家を建てるのは現実的ではありません。

したがって、最低限の手元資金を確保しておきましょう。

 

住宅ローン審査が通りにくくなる

 

借入金額次第ではありますが、住宅ローンの審査が通りにくくなることも注意点の一つです。

住宅取得費用が同じケースでは、頭金を準備することで返済負担率が下がるので、住宅ローン審査に有利に働くことが理由に挙げられます。

 

また、仮に審査承認が得られたとしても、無理な借入は家計の負担となりかねないため、頭金なしの場合は購入予算を慎重に決めて下さい。

 

借入額が高くなり利息が増える

 

借入額が高くなり利息が増えることも注意点の一つです。

頭金の準備があれば、借入額を減らせますが、頭金ゼロでは購入予算を見直すことしかできません。

 

年齢とともに収入が増える状況になった時は、繰り上げ返済して元本を減らして支払利息の負担を減らす努力が求められます。

 

担保割れの危険性

 

査定した売却予定金額が住宅ローンの残債を下回る、「担保割れ」の危険性についても忘れてはいけません。

 

不足分を補う資金を準備しなければ、売るに売れないリスクがあります。

購入時に頭金を準備することで住宅ローンの借入額を減らせるので、担保割れが起きる危険性が減ることを覚えておきましょう。

 

家づくりの頭金を用意するメリット

 

 

家づくりの頭金を用意するメリットをまとめています。

頭金を準備しておくことで資金計画に幅が出ますので、これからマイホーム購入を検討される方は内容をしっかりと把握しましょう。

 

住宅ローンの審査が有利になる 総支払額が少なくなる 住宅ローンの金利が優遇される

 

順番に解説します。

 

住宅ローンの審査が有利になる

 

一つ目のメリットは、住宅ローン審査が有利になることです。

頭金を用意しておくことで、金融機関からの評価が高まることや返済負担率が下がることが理由に挙げられます。

あくまでも審査は総合的な判断にはなるものの、頭金を貯める計画性があれば、十分に返済できることの証明になるでしょう。

 

また、手元資金を頭金に充当するのか、他の借入の返済に充てるのかの判断は、ケースバイケースなので、自分たちの家計に合った返済プランを立てることが重要です。

 

総支払額が少なくなる

 

総支払額が少なくなることもメリットの一つです。

総支払額が少なくなる理由は、住宅取得費用から頭金を引いた金額を住宅ローンで賄うため、借入額を少なく設定できるからです。

金利が比較的高い固定金利では、10%の頭金を用意するだけで支払額に数百万円の差が生まれるケースもあります。

 

住宅ローンの借入額を減らすためにも、頭金を準備しておきましょう。

 

住宅ローンの金利が優遇される

 

住宅ローンの金利が優遇されることも忘れてはいけません。

金融機関による違いはあるものの、融資率が高いと金利が上がり、融資率が低いと金利が下がる傾向にあります。

 

フラット35を例に挙げると、融資率9割以下で1.44%、融資率が9割超で1.7%となります。

したがって、返済期間が長く借入額の高額な住宅ローンでは、頭金の有無は大きな問題といえるでしょう。

 

家づくりの頭金を用意するデメリットはほとんどない

 

 

家づくりの頭金を用意するデメリットはほとんどありません。

 

メリットは先に述べた通りであり、頭金を用意することで資金計画に幅を持たせられる上、購入する物件の選択肢も広がります。

また、月々の返済の負担を減らせるので、子供の教育費用や老後の蓄えの準備も容易になるでしょう。

 

デメリットを強いて挙げるとすれば、貯蓄がなくなることくらいです。

手元資金から頭金に充当する金額を決める際は、生活防衛資金として最低限6ヶ月程度の生活費を手元に残しておきましょう。

 

急な出費への対応が必要であり、ライフイベントに合わせて必要な費用を想定して手元資金に残す金額を決めることをおすすめします。

 

家づくりの頭金に関するよくある質問

 

 

家づくりの頭金に関するよくある質問をまとめています。他の方の疑問点は、自分たちの家づくりのヒントとなり得ますので、見ていきましょう。

 

頭金に使う貯金はいくら残すべき? 頭金は多ければ多い方がいい? 頭金が多い方が審査に通りやすい?

 

順番に解説します。

 

頭金に使う貯金はいくら残すべき?

 

先に述べた通り、生活防衛資金として、最低限6ヶ月程度のお金を手元に残しておきましょう。

そのためには、購入費用の10〜20%に加え、6ヶ月分の生活費を合計した金額を目標として、手元資金を貯めて下さい。

 

すぐに収入を増やすことは難しいので、家計の見直しをして月々の固定費の削減から始めることをおすすめします。

 

頭金は多ければ多い方がいい?

 

頭金は多く用意するに越したことはありませんが、必ずしも多ければ得というものではありません。

 

手元資金が手薄になることに加え、住宅ローン減税と低金利により10年程度はそこまで利息負担も重くならないでしょう。

したがって、相場である住宅取得費用の10〜20%を準備しておけば問題ありません。

 

頭金が多い方が審査に通りやすい?

 

住宅ローンの審査は返済負担率だけでなく、総合的な判断となります。

そのため、頭金が多い場合に一定の評価には繋がりますが、審査が通りやすくなるとは限りません。

 

具体例を挙げると、既往歴など健康状態に問題があれば借入ができないケースも想定されます。

 

家づくりの頭金は無理のない範囲で準備して少しでも返済を楽にしよう

 

ここまで、家づくりの頭金について解説してきました。

家づくりの予算は頭の痛い問題ですが、頭金を用意しておくことで、資金計画の幅が広がります。

 

建匠では、ただマイホームを購入していただくだけでなく、お客様の未来を見据えた資金計画を提案しております。

また、将来住宅ローンに生活を圧迫されることなく、豊かな暮らしを実現できるようなプランもご用意いたします。

 

マイホーム購入を検討中の方はお気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.11.14

 

新築住宅を購入する際に多くの人が太陽光発電を検討しますが、導入はどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

 

本記事では、太陽光発電の仕組みやメリット・デメリットを解説します。

太陽光発電は無料で導入できるわけではないため、しっかりと内容を理解した上で導入を検討することが重要です。

 

これから新築住宅の購入を検討している人は、ぜひ最後までお読みください。

 

そもそも太陽光発電とは

 

 

太陽光発電は太陽光を電気に変える仕組みであり、多くの機器を組み合わせることで電力確保を成り立たせています。

費用の内訳などを把握するためにも、太陽光発電の仕組みを正しく理解しましょう。

 

太陽光発電の仕組み 新築に太陽光発電は設置すべきか

 

ここでは、太陽光発電について上記2点の内容にも触れていきます。

 

太陽光発電の仕組み

 

太陽光発電に使用する機器は、大きく分けるとソーラーパネル、ケーブル、パワコン、蓄電池です。

ソーラーパネルは屋根に設置し、太陽光の光を受けることで太陽電池に蓄電します。

 

太陽電池はソーラーパネルに組み込まれており、1つ1つのパネルが電池となります。

つまり、ソーラーパネルは太陽光の光を電気に変えて貯めておくための電池です。

 

集められた電力はケーブルを使い、パワーコンディショナーで交流に変換されます。通称「パワコン」と呼ばれるこの機器は、パネルと同様に重要な機器となっており、太陽光で集約した直流の電力を家庭用コンセントで使うための交流に返還する役割を担っています。

 

また、太陽光発電によって得られた電力は基本的に貯めておけません。

手段としては、電力を使い切ってしまうか後述する「売電」の2通りになりますが、蓄電池を使用することでも貯めておけるようになるでしょう。

 

このように、売電と買電、緊急時用電力という役割を太陽光システムが担っていることになり、災害が多い日本では導入する新築住宅が増えています。

実際に、一般社団法人太陽光発電協会の資料(※)によると、太陽光発電の導入件数は2019年度で約15万件となっており、その内の8割が新築住宅です。

 

※引用:一般社団法人 太陽光発電協会「太陽光発電の状況」

 

新築に太陽光発電は設置すべきか

 

新築住宅を購入する際に太陽光発電を設置すべきかどうかは、各家庭のライフスタイルによります。

例えば、核家族で常に家庭内に誰かがいる状態であれば、電力を太陽光で賄えるためメリットは大きいといえるでしょう。

 

その一方、夫婦共働きで家にほとんど誰もいないライフスタイルであれば、そもそも使用する電気料は平均よりも少なくなります。

したがって、太陽光システムを導入した分の費用回収が長期間にわたる可能性もゼロではありません。

 

その場合は新築住宅に太陽光を導入するのか、より慎重に検討する必要があります。

このように、将来にわたってどのようなライフスタイルとなるのかを家族間で話し合い、太陽光の導入を検討することが重要です。

 

太陽光発電を新築住宅に設置するメリット

 

 

太陽光発電を新築住宅に設置する場合、多くのメリットがあります。

実際に、どのようなメリットがあるのかを把握しておくことが非常に重要です。

 

電気代を節約できる 作った電気で収入を得られる 環境に配慮したエネルギーが採用されている 災害時に非常用電源として活用できる

 

上記4点のメリットは代表的な内容になるので、1つでも該当する場合は太陽光発電の導入を検討しましょう。

 

電気代を節約できる

 

今後、電気代の高騰が進むことを想定すると太陽光発電を設置することで、電気代の節約に大きく貢献できるといえます。

さらに、初期投資の元を回収できる期間も短くなるでしょう。

 

省エネドットコム(※)によると、東京都荒川区在住の月平均削減額は、昼間に多くの電気を使う場合で約4,300円、共働きで使用量が少ない場合でも約1,700円の電気代を削減できます。

 

※引用:太陽光発電で電気代削減!一戸建ての電気代はどこまで下がる?|省エネドットコム by 日本エコシステム

 

ライフスタイルによって使用する電気量は違うため削減額もバラつきがあるものの、ほとんどのケースで電気代の節約は可能です。

 

作った電気で収入を得られる

 

余った電気を売却し、収入を得ることも可能です。

 

先述した省エネドットコムの場合だと、昼間に多くの電気を使う場合では約7,600円、共働きの場合では約9,200円の売電収入を得られます。

つまり、電気代の節約分と合わせることで月額10,000円以上の電気代節約が可能です。

 

環境に配慮したエネルギーが採用されている

 

昨今、SDGsといった環境に配慮することへの意識が高まっています。

住宅業界においてもトレンドに影響していますが、具体的に何をすべきかが分からないという人も少なくありません。

 

太陽光発電の導入はクリーンエネルギーの利用に直結し、環境問題に直接取り組めます。

そのため、環境配慮に関する意識が高い人には、太陽光発電はおすすめといえるでしょう。

 

災害時に非常用電源として活用できる

 

蓄電池は太陽光発電の電力を貯めておき、災害時に冷蔵庫をはじめとする家電の電力を確保できます。

また、PHV車両の充電にも使用でき、移動手段が確保されるでしょう。

 

災害時の安全確保は、ライフラインを維持できるかどうかが重要なポイントです。

そのため、災害が多い日本において、太陽光発電による災害対策は非常に効果があるといえます。

 

太陽光発電を新築住宅に設置するデメリット

 

 

太陽光発電の導入はメリットだけではなく、デメリットもあります。

そのため、新築住宅に太陽光発電を導入する際にはメリットとデメリットの両方を把握し、後悔のないように判断することが重要です。

 

初期費用が発生する 発電量が不安定なケースがある メンテナンスが必要な場合がある

 

上記3点のデメリットを押さえておきましょう。

 

初期費用が発生する

 

太陽光発電は、初期費用が発生する点がデメリットの1つです。

メーカーによって異なりますが、太陽光発電だけで50〜90万円、蓄電池はこれに加え約150万円が初期費用として必要なケースがあります。

 

さらに、工事費用や足場代などを加算していくと、200万円前後の費用を概算としてイメージする必要があるでしょう。

 

発電量が不安定なケースがある

 

太陽光発電の導入時には新築住宅の屋根やエリアから、どのくらいの発電が可能かをシミュレーションし判断材料とします。

ただし、雨天や曇天が続いたり電柱やビルの建築があったりなど、想定よりも発電効率が下がるケースもあるので注意が必要です。

 

メンテナンスが必要な場合がある

 

ソーラーパネルは、鳥のフンで汚れたりパネルの下に鳥が巣を作ったりなどの事象があります。

その場合は、定期的にメンテナンスすることで初めて正常な発電効率を維持するため、メンテナンスフリーではないことを把握しておきましょう。

 

鳥害以外にも、飛来物によるパネルの破損が起きる可能性があります。

したがって、発電量が想定よりも下回っている場合は工事業者に相談し、パネルの状態を確認してもらいましょう。

 

新築住宅の太陽光発電に関するよくある質問

 

 

新築住宅購入時に太陽光発電に関する質問を受けることはよくあります。

 

太陽光発電を設置する際に補助金は出る? 太陽光発電の設置は将来的に義務化される? 太陽光発電を設置した場合に元が取れる期間は?

 

ここではよくある質問をまとめていますので、太陽光発電導入の検討材料にしてください。

 

太陽光発電を設置する際に補助金は出る?

 

太陽光発電における補助金は2014年に廃止されて以降、現在のところ予定はありません。

ただし、蓄電池に関する補助は自治体ごとに設置されています。

 

「エコ発蓄電池」では、蓄電池に関する補助金制度を調べることが可能です。

太陽光発電システムに蓄電池を含める場合は、必ず確認するようにしましょう。

 

※引用:蓄電池補助金一覧 | 家庭用・産業用蓄電池の価格比較・無料一括見積もりサービス【エコ発蓄電池】

 

太陽光発電の設置は将来的に義務化される?

 

2025年から新築住宅の太陽光発電が義務化するというニュースをよく見かけますが、正確には東京都で建設される新築住宅のみが対象です。

また、全ての新築住宅が対象というわけではなく、屋根面積20㎡は対象外など、ある一定量の発電を必要とする新築住宅が対象となります。

 

したがって、完全に義務というわけではありません。

 

太陽光発電を設置した場合に元が取れる期間は?

 

先述したシミュレーションをベースに考察した場合、200万円の初期投資を月額10,000〜12,000円で回収した場合、14〜16年で元を回収できることになります。

 

なお、今後も電気代の高騰が進めば更に回収期間は短くなるでしょう。

子供が産まれたタイミングで導入した場合は、部活などで最も電気代がかかるタイミングで初期投資費用を回収できることになります。

 

新築住宅への太陽光発電の導入を進めよう

 

新築住宅を購入する際には、なるべく太陽光発電システムの導入をあわせて検討するようにしましょう。

なぜなら、ランニングコストを下げられるメリットがあり、さらには災害時に大きな役割を担ってくれるからです。

 

その一方で、初期費用がかかるといったデメリットもある点に注意しましょう。

したがって、メリットとデメリットのバランスを確認しながら、納得のいく太陽光発電の内容で導入することが大切です。

 

建匠では、太陽光発電を搭載したゼロエネ×スマートハウス「ZERO」の家づくりを提案しています。

将来的に設置することを想定して、約450kgの太陽光発電を載せても充分な強度を備えた部屋が標準仕様です。

 

太陽光発電を取り入れた家づくりを検討している方は、ぜひ一度建匠へご相談ください。

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