一戸建ての二階における暑さ対策は?暑くなる原因も詳しく解説
家づくりでは、住宅のデザインや建築費用など考えるべきことが多いものの、快適な暮らしを実現するためには、住宅の機能性にも配慮する必要があります。
そこで今回は、一戸建ての二階の暑さ対策について解説していきますので、マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。
Contents
そもそも一戸建ての二階が暑くなる原因とは?
一戸建ての二階が暑くなくなる原因を以下の通りまとめています。
原因を理解することが適切な暑さ対策に繋がりますので、それぞれの概要を把握しておきましょう。
- 暖かい空気は上昇する性質がある
- 日光の照り返しによって暑くなる
- 屋根が熱を吸収し二階が暑くなる
- 断熱性・気密性の低さ
順番に解説します。
暖かい空気は上昇する性質がある
一つ目の原因は、暖かい空気は上昇する性質によるもので、小さいころに習った記憶がある方も多いでしょう。
具体的には、空気は温度によって重さが変わり、同じ体積であれば暖かい空気は軽くなり、冷たい空気は重くなります。
日光の照り返しによって暑くなる
日光の照り返しも室内が暑くなる原因の一つです。
カーテンを閉めておくだけでなく、すだれやタープを利用して日影を作る方法もおすすめです。
屋根が熱を吸収し二階が暑くなる
屋根が熱を吸収することも原因の一つです。
屋根から天井裏が輻射熱で暖められ、さらに天井からの輻射熱で二階全体の温度が高くなります。
断熱性・気密性の低さ
断熱性・気密性の低さも暑さの原因となります。
断熱性が低ければ外気温の影響を受けやすく、気密性が低ければ冷やした空気が外に逃げやすくなることが理由です。
一戸建ての二階の暑さ対策8選
一戸建ての二階の暑さ対策をまとめていますので、家づくりをイメージしながら、自分たちの暮らしに合ったものを取り入れて下さい。
- 断熱性・気密性の優れた新築を建てる
- 全館空調にする
- 冷房に加えて除湿も活用する
- 暑い空気を逃すための抜け道を作る
- サーキュレーターを使用する
- 遮光カーテンを付ける
- グリーンカーテンや簾を付ける
- 打ち水を行う
順番に解説します。
断熱性・気密性の優れた新築を建てる
一つ目の対策は断熱性・気密性の優れた新築住宅を建てることです。
断熱性能の基準となるUA値は、一般に値が小さくなるほど断熱性能に優れた省エネ住宅といえます。
建匠の「極断熱の家」は、標準仕様で「UA値0.46」を達成している住宅です。
夏涼しく冬暖かい環境を実現しているため、一年中快適に過ごすことができます。
また、効率的な換気を維持するために気密性にもこだわっており、C値1.0となるべく家の隙間を少なくできるのも強みの一つです。
全館空調にする
全館空調を採用することも対策の一つであり、UA値0.46であれば14畳用のエアコン1台で全館空調が可能です。
ただし、全館空調を採用する場合は、断熱性能だけでなく気密性も伴っていなければなりません。
高断熱・高気密にこだわった建匠の家であれば、標準仕様で全館空調を採用可能であるため、部屋の間取りによっては検討してみるのもよいでしょう。
冷房に加えて除湿も活用する
冷房に加えて除湿を活用することも対策の一つであり、効率的な換気のためには気密性の高さは欠かせません。
計画換気ができている家は除湿もしやすく、省エネな住宅といえるでしょう。
暑い空気を逃すための抜け道を作る
暑い空気を逃がすための抜け道を作ることも対策の一つ。
窓の配置を計画する際は、空気の入り口と出口ができるだけ対角線上になるように窓を設けることをおすすめします。
サーキュレーターを使用する
サーキュレーターを使用することもおすすめ方法です。
冷たい空気は下にいくという性質があるため、エアコンの対角線上に配置して吹き出し口に向けて送風することで、冷気を循環させて下さい。
遮光カーテンを付ける
窓に遮光カーテンを付けることもおすすめの対策の一つです。
部屋に入る熱の大部分が窓から入ってくることが理由であり、暑さ対策はもちろん、床や家具の日焼け対策にもなります。
グリーンカーテンや簾を付ける
部屋に入る日差しを抑えるために、グリーンカーテンや簾をつけるのも対策の一つ。
また、グリーンカーテンは日差しを遮るだけでなく、植物が根から吸収した水分を蒸発させ、周りの熱を奪う効果にも期待できます。
打ち水を行う
昔ながらの方法ではありますが、打ち水を行うことも効果的です。
打ち水により地面の表面温度を下げるだけでなく、水が蒸発する際の気化熱の働きで持続的に温度を下げる効果にも期待できます。
一戸建てのリフォームによる二階の暑さ対策4選
一戸建ての二階の暑さ対策をリフォームの観点から以下の通りまとめています。
自分たちの暮らしに合ったものを取り入れて、暑さ対策に取り組んで下さい。
なお、紹介する対策は一般的な例です。
- 二重窓を取り入れる
- 屋根に遮熱・断熱塗料を取り入れる
- 天井・屋根裏に断熱材を敷き詰める
- シーリングファンを取り付ける
順番に解説します。
二重窓を取り入れる
一つ目の暑さ対策リフォームは、二重窓を取り入れることです。
二重窓を取り付けることで、日射熱が低減して、間接的に室内温度の低下に繋がることが理由に挙げられます。
屋根に遮熱・断熱塗料を取り入れる
屋根に遮熱・断熱塗料を取り入れることもおすすめのリフォーム手法の一つです。
遮熱塗料は熱の原因となる光を反射する効果を持ち、屋根の温度上昇を抑えることで室内が暑くなるのを防いでくれますので、塗り替えの際に検討してみましょう。
天井・屋根裏に断熱材を敷き詰める
天井・屋根裏に断熱材を敷き詰めることも対策の一つです。
ただし、断熱材が薄かったり、施工がいい加減であったりすると、暑さ対策にはなりません。
そのため、実績があり信頼できる建築会社に対応を依頼することが重要といえるでしょう。
シーリングファンを取り付ける
シーリングファンを取り付けることも、暑さ対策リフォームとしておすすめです。
エアコンの冷気を拡散するだけでなく、風がない時でも部屋に気流を作り、換気に役立ちます。
一戸建ての二階の暑さ対策に関するよくある質問
一戸建ての二階の暑さ対策に関するよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちに置き換えて考えてみましょう。
- 換気扇の取り付けは暑さ対策になる?
- ベランダに人工芝を作るのは暑さ対策になる?
- 一階の冷気を二階に運ぶことはできる?
換気扇の取り付けは暑さ対策になる?
屋根裏に換気排熱ファンを取り付けることは暑さ対策となります。
屋根裏の風の流れが空気断熱層を形成し輻射熱を軽減することが理由です。
ベランダに人工芝を作るのは暑さ対策になる?
ベランダに人工芝を設けても単体では暑さ対策とはなり得ません。
ただし、打ち水をすれば表面から水分が蒸発して熱を逃がしますので、一定の効果は期待できるでしょう。
一階の冷気を二階に運ぶことはできる?
高気密・高断熱の住宅であっても、冷気は下降する性質があります。
したがって、一階の冷気を二階に運ぶことは難しいといえるでしょう。
ただし、建匠の家はUA値0.46を標準仕様として気密にもこだわっていますので、14畳のエアコン1台を二階に設けることで全館空調が可能です。
まとめ:一戸建ての二階の暑さ対策を行い熱中症に注意しよう
一戸建ての二階の暑さには原因があり、高断熱・高気密の家を目指すなどの対策が求められます。
夏場に熱中症のリスクを避けるためにも、自分たちに合った暑さ対策を取り入れて、快適な住環境を実現して下さい。
建匠では、全国トップクラスの断熱性能を取り入れた快適な住まいをお客様に提案しています。
高知県でマイホーム購入を検討中の方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。