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新築で起きやすいシックハウス症候群の症状は?原因や対策を詳しく解説

2022.08.05

新築 シックハウス

 

家づくりでは考えることが多く、家族の健康を守ることについても一定の配慮が求められます。

 

シックハウス症候群が全国的な社会的問題へと発展したのはひと昔前であるため、当時のことを覚えている方は少ないでしょう。

 

そこで今回は、新築で起きやすいシックハウス症候群の症状について解説しますので、マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

そもそもシックハウス症候群とは

 

シックハウス とは

 

シックハウス症候群とは、建材や調度品などから発生する化学物質、カビ・ダニなどによる室内空気汚染に起因する健康障害の総称のことです。

 

1990年代に日本でも問題視され始め、それ以降の各種規制や対策により状況は改善されたものの、新築住宅を購入する際には一定の配慮が求められます。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の症状

 

新築 シックハウス 症状

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の症状を以下の通りまとめていますので、アトピーや喘息などが気になる方は、特に注意しておきましょう。

 

  • めまい・頭痛・倦怠感
  • 目がチカチカしたり涙目になったりする
  • 鼻水が出る
  • 喉の痛みや乾燥
  • 皮膚のトラブル

 

順番に解説します。

 

めまい・頭痛・倦怠感

 

めまい・頭痛・倦怠感などは比較的症状に気づきやすいものですが、集中力がなくなったり、怒りっぽくなったりといった症状もありますので注意が必要です。

 

目がチカチカしたり涙目になったりする

 

目がチカチカしたり涙目になったりすることも、シックハウス症候群の特徴の一つです。

 

季節によっては花粉症と見分けがつきにくいため、他の症状との兼ね合いを見ながら見極める必要があります。

 

鼻水が出る

 

鼻水が出ることも特徴の一つですが、こちらも風邪や花粉症との見分けがつきにくい症状といえるでしょう。

 

その他にも、鼻の奥がヒリヒリしたり、くしゃみが出たりといった症状が特徴です。

 

喉の痛みや乾燥

 

喉の痛みや乾燥も症状の一つであり、その他にも口内炎や咳が止まらないなどの症状がみられるケースもありますので注意しておきましょう。

 

皮膚のトラブル

 

皮膚のトラブルも症状の一つであり、皮膚のかゆみやじんましん、赤い発疹が出るなど様々な症状を引き起こすことがあります。

 

他の症状にも共通することですが、症状には個人差があり、家族の中で強い症状を訴える方もいれば、全く症状が出ない方もいることを覚えておきましょう。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の原因4つ

 

新築 シックハウス 原因

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の原因を以下の通りまとめていますので、適切な対策を取るためにも概要を把握しておきましょう。

 

  • 化学物質
  • カビやダニ
  • ホコリ
  • 家の構造

 

順番に解説します。

 

化学物質

 

一つ目の原因には、建材や内装材に使用される化学物質が挙げられます。

 

具体的には、合板の接着剤や塗料に使われるホルムアルデヒド・アセトアルデヒド・トルエン・キシレンなどが挙げられ、気温が高くなると発散量が増加するため夏場は特に注意が必要です。

 

カビやダニ

 

カビやダニについてもシックハウス症候群を引き起こす原因に挙げられますので、こまめな掃除を心がけましょう。

 

具体的には、エアコンをつけて匂いが気になるケースでは、カビの胞子が飛び散っている可能性があり、アレルギー症状の原因となり得ます。

 

ホコリ

 

家の中のホコリも原因の一つであり、ホコリを餌にしてダニの繁殖に繋がることにも注意が必要です。

 

特に、湿気の多い時期は室内の空気環境を綺麗に保つようにしましょう。

 

家の構造

 

気密性の高い家の構造も、シックハウス症候群を引き起こす要因となり得ます。

 

24時間換気を止めると、途端に空気の流れが消えてしまうことが理由であり、室内の空気環境が悪化するためです。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の対策5つ

 

新築 シックハウス 対策

 

室内で起きやすいシックハウス症候群の対策をまとめていますので、自分たちの家づくりに取り入れて、家族の健康を守りましょう。

 

  • 部屋を換気する
  • 空気清浄機を使う
  • こまめな掃除でカビやダニの繁殖を抑える
  • シックハウス対策が施された家具を購入する
  • 換気システムの優れた新築にする

 

順番に解説します。

 

部屋を換気する

 

24時間換気の利用だけでなく、時々は窓を開けて部屋を換気することも有効な対策です。

 

換気は湿気対策としても有効であるため、カビやダニが発生しにくい室内環境を維持して下さい。

 

空気清浄機を使う

 

空気清浄器を使うことも対策の一つであり、室内のホルムアルデヒド濃度を下げる効果に期待できます。

ただし、フィルターの交換などメンテナンスを怠ると、逆効果となりかねませんので注意が必要です。

 

こまめな掃除でカビやダニの繁殖を抑える

 

基本的なことですが、こまめな掃除でカビやダニの繁殖を抑えられることも忘れてはいけません。

 

エアコンについてはフィルターの掃除だけでなく、内部洗浄も業者に依頼して対応するとよいでしょう。

 

シックハウス対策が施された家具を購入する

 

シックハウス対策が施された家具を購入することも対策の一つです。

 

建具などを慎重に選んで家づくりをしても、家具の安全性を疎かにしては片手落ちとなってしまいますので、家具選びも慎重に対応して下さい。

 

換気システムの優れた新築にする

 

換気システムの優れた新築を選ぶことも対策の一つですが、いくら性能が優れていても、設計通りに換気ができなくては効果が望めません。

 

気密性が確保されていることが条件となりますので、実績のある建築会社を建築パートナーに選んで下さい。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群のよくある質問

 

よくある質問

 

新築で起きやすいシックハウス症候群のよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちの家づくりに置き換えて考えてみましょう。

 

  • シックハウス症候群が続く期間はどれくらい?
  • シックハウス症候群は自然回復する?
  • 自宅がシックハウスなのか調べる方法はある?

 

順番に解説します。

 

シックハウス症候群が続く期間はどれくらい?

 

新築では1年経過するとシックハウス症候群はおさまるといわれていますが、必ずしもこの限りではありません。

 

徐々に、化学物質濃度は低下していきますが、換気などの対策を怠ると長い期間がかかりますので、意識的に対策を続けることが求められます。

 

シックハウス症候群は自然回復する?

 

室内の状況が変わらなければ、自然回復の見込みは薄いといえるでしょう。

 

病院で受診してアレルゲンを特定できれば、対策も立てやすくなりますので、まずは受診をおすすめします。

 

自宅がシックハウスなのか調べる方法はある?

 

厚生労働省が推奨しているアクティブ法で検査する方法をおすすめします。

 

アクティブ法は吸引ポンプで室内の空気を吸引して、空気中の化学物質を測定する方法です。資格を持った専門家に依頼しますので、信頼性のある検査方法といえるでしょう。

 

シックハウス症候群の対策をして新築で健康に暮らそう

 

まとめ

 

念願のマイホームを手に入れたとしても、シックハウス症候群に悩まされる状況では、快適な暮らしは望めません。

 

住み始めてからの対策が必要なことはもちろん、家づくりの段階においても、家族の健康を守るための対策が必要です。

 

建匠では、床・壁・天井・収納の内側まで自然素材で仕上げる住まいをご提案できます。
ご家族の健康を第一に考えて家づくりをしたい方は、お気軽にご相談下さい。

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