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2023.07.31

 

家づくりの際に、最近注目されているのが、生活を一階で完結できる「平屋」です。

 

この記事では、平屋のメリット・デメリットや、よく比較される二階建てとの違いも合わせて解説します。平屋を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。

 

【この記事でわかること】

平屋のメリットとデメリット 平屋づくりの注意点 平屋と二階建てとの違い

 

そもそも平屋とは?

 

 

平屋とは、二階以上の階層がない住宅のことです。「一階建て住宅」とも呼ばれており、全ての生活をワンフロアで完結できる特徴があります。

 

二階部分がないことで平屋ならではの生活を過ごせるので、家づくりを進める上で多くの人が検討する住宅といえるでしょう。

 

平屋のメリット

 

 

この章では、平屋のメリットについて解説します。

 

効率的な生活動線・家事動線を確保できる 家族との距離が近い 段差が少なくバリアフリーを実現できる 屋根や外壁のメンテナンス費用を抑えやすい 屋根裏のスペースを活用しやすい 安定した構造で耐震性が高い

 

上記6点を順番に解説していきます。

 

効率的な生活動線・家事動線を確保できる

 

ワンフロアで生活を完結させられる平屋は、生活動線と家事動線が確保しやすいといえます。

 

たとえば、二階建て住宅であれば階段部分で動線が交差することが多く、朝の支度時には家族の動線がぶつかるケースも少なくありません。

 

その点、平屋であれば各部屋からリビング、玄関まで直線的な動線となるため、効率的に生活動線を確保できるでしょう。

 

また、平屋は二階部分を支える柱や壁が必要ないため、二階建て住宅よりも自由な間取り設計が可能です。

 

これにより、水回りを回遊できるような家事動線を実現でき、スムーズに家事ができます。

 

家族との距離が近い

 

平屋はリビングを必ず通る間取りになりやすく、家族とコミュニケーションを取る時間が増えます。

 

また、プライバシーをしっかり保護できる居室を設けることで、家族と個人それぞれの時間を大事にできる平屋となるでしょう。

 

段差が少なくバリアフリーを実現できる

 

二階がない平屋には階段や踊り場がなく、バリアフリーに特化した住宅にできます。

 

つまり、平屋は老後の生活に向いている住宅であり、平屋が注目される理由の1つとなっています。このような特徴は、平屋の大きなメリットだといえるでしょう。

 

屋根や外壁のメンテナンス費用を抑えやすい

 

屋根や外壁塗装など、家は定期的にメンテナンスをする必要があります。

 

平屋のメリットには、メンテナンス費用を抑えられるメリットがあり、屋根塗装や外壁塗装時の足場代を安くできます。

 

屋根裏のスペースを活用しやすい

 

平屋は屋根を少し高く設計することで、居室空間と屋根の間にある「屋根裏スペース」を有効活用しやすくなります。

 

そのため、趣味や季節物の家電などを屋根裏に収納でき、生活スペースをすっきりさせられるメリットがあります。

 

安定した構造で耐震性が高い

 

台風や地震などの自然災害において、平屋は二階建て住宅よりも優れているメリットがあります。

 

二階部分がない平屋は重心が低く、水平方向と垂直方向の揺れに対して強い構造となるため、耐震性が高くなります。

 

つまり、自然災害に強い家を建てたい場合には、平屋がおすすめだといえるでしょう。

 

平屋のデメリット

 

 

平屋には多くのメリットがある一方で、デメリットもあるため注意が必要です。

 

広い敷地が必要になる 坪単価が高くなりやすい 日当たりや風通しが悪いケースがある プライバシーや防犯面での安全が確保しにくい 水害時のリスクが高い傾向にある

 

上記5点を解説していきます。

 

広い敷地が必要になる

 

平屋は二階建て住宅の二階部分を一階に建築することになるため、建築面積が大きくなります。

 

二階建て住宅よりも敷地面積が広くなってしまうため、土地にかかる費用は高くなる傾向にあります。

 

坪単価が高くなりやすい

 

二階建て住宅と平屋において、同じ延床面積の家を建てる場合には、平屋の方が高くなります。

 

大きな理由として、建築面積や 屋根の面積 が二階建てよりも大きくなることで、その結果建築コストが高くなる点が挙げられます。

 

このような理由から、平屋は二階建て住宅よりも坪単価が高くなる傾向にあります。

 

ただし、階段スペースで約2坪抑えられたり、余分な廊下部分も省スペースにできたりなど、坪単価は高くなるものの間取り次第では建築コストの総額を抑えることも可能です。

 

日当たりや風通しが悪いケースがある

 

平屋は二階建て住宅などと比較すると、日当たりや風通しが悪い傾向にあります。要因の1つとして、周辺に二階建て住宅が多いことで建物に遮られてしまうケースが挙げられます。

 

平屋を検討する際は、周辺環境をチェックしておきましょう。

 

プライバシーや防犯面での安全が確保しにくい

 

生活空間が全て一階となる平屋は、前面道路の歩行者と目が合いやすく、プライバシーや防犯面において二階建て住宅よりも注意すべきです。

 

また、平屋は注目されやすい住宅となるため、人の目につきやすいといえます。平屋にはこのようなデメリットがあるため、防犯砂利や目隠しフェンスなどの設置が必要になるでしょう。

 

水害時のリスクが高い傾向にある

 

二階部分がない平屋は一階部分よりも高い位置に部屋がなく、水害時には家の外に逃げることを考えておかなければなりません。

 

そのため、二階建て住宅よりも水害に関する防災意識は高く持っておく必要があるでしょう。

 

平屋と二階建てのおすすめポイントを比較

 

 

平屋と二階建てのおすすめポイントを比較すると、次のようになります。

 

 

上記のように、平屋はメンテナンスコストが安く、効率の良い生活と家族と一緒にいる時間が長くなる住宅といえます。

 

一方、建築や土地、防犯面で費用がかかってしまい、セキュリティ面が弱い側面もあります。

 

このことからも、メリットを活かしながらデメリットも解消できる平屋づくりが重要となるでしょう。

 

後悔しない平屋づくりのポイント

 

 

この章では、後悔しない平屋づくりのポイントを解説します。

 

中庭や採光窓を設置し日当たりを良くする 風通しを良くしたい部屋を角に設置する 防犯性能の高い窓や防犯シャッターを採用する ハザードマップで水害被害の少ない土地を選ぶ

 

上記4点を解説していきます。

 

中庭や採光窓を設置し日当たりを良くする

 

平屋のデメリットにある「日当たりと風通しの悪さ」は、中庭や採光窓の設置によって解消できるといえます。

 

このように、日当たりと風通しを良くする工夫は重要なポイントとなるでしょう。

 

風通しを良くしたい部屋を角に設置する

 

全ての部屋の風通しを良くすることは困難なため、リビングや主寝室など風通しを良くしたい部屋を角に設置しましょう。

 

このような間取り設計はコストアップも少ないため、おすすめです。

 

防犯性能の高い窓や防犯シャッターを採用する

 

平屋は、防犯面に不安が残る傾向にあるため、性能の高い窓や防犯シャッターなどに費用をかけましょう。これ以外にも、プライバシーを保護する目隠しなどの設置も重要です。

 

ハザードマップで水害被害の少ない土地を選ぶ

 

ハザードマップは水防法に該当しているエリアであれば市区町村で必ず確認できます。

 

そのため、土地を選ぶ際にはインターネット上で公開されている情報などを必ず確認し、水害が少ないエリアを選びましょう。

 

高知県で平屋を検討するなら建匠がおすすめ

 

 

建匠では、高知県で多くの平屋を建築しており、ラグジュアリーからシンプルスタイルまで、お客様に合った平屋事例を提案できます。

 

そのため、平屋の建築イメージが持てない人でも特徴を把握できます。高知県で平屋を検討する場合には、ぜひ建匠にお問い合わせください。

 

お問い合わせ・資料請求|高知で新築注文住宅なら【建匠】家族の笑顔を生み出す工務店

 

平屋に関するよくある質問

 

 

この章では、平屋に関するよくある質問を紹介します。

 

平屋がブームになっているのはなぜ? 平屋と二階建ての固定資産税はどっちが高い? 平屋はうるさいって本当?

 

順番に見ていきましょう。

 

平屋がブームになっているのはなぜ?

 

国土交通省 が公開する住宅着工統計によると、平屋の着工棟数は2021年で55,000棟となり全体の棟数割合では10%を超えています。

 

このことからも、平屋は決して珍しくない住宅といえますが、その背景として高齢化社会が一要因として挙げられます。

 

つまり、老後を含め生涯快適な生活を過ごせる家の需要が増加していることから、平屋がブームになっていると推測されます。

 

※参考: 報道発表資料:建築着工統計調査報告(令和4年計分)|国土交通省

 

平屋と二階建ての固定資産税はどっちが高い?

 

平屋は二階建てよりも敷地面積と建築面積が多くなるため、固定資産税は平屋の方が高くなります。

 

ただし、建築プランを小さくすることで選択する敷地と建物を小さくでき、固定資産税を抑えられるでしょう。

 

平屋はうるさいって本当?

 

平屋と二階建て住宅に気密性の差はないため、生活空間が一階にある平屋 であるから といって、生活音が 著しく 外に漏れるおそれはないといえます。

 

ただし、大人数の家族で暮らしているケースでは、室内において子供の声など生活音が気になることもあります。ワンフロアで生活しているため、就寝時に「うるさい」と感じてしまう可能性もゼロではありません。

 

また、平屋は屋根面積が大きい分、リビングがあるフロアでは雨音が響くケースもあります。

特に、高知県ではスコールなどの集中豪雨が多い傾向にあり、「雨音が怖い」といった声が一定数あります。

 

このように、平屋は著しく「うるさい」と感じることはなくとも、状況によっては周囲の声や音が気になるケースがあることを押さえておきましょう。

 

平屋のメリット・デメリットを比較して自分に合った家づくりを

 

 

平屋にはメリットとデメリットがあるため、建築ノウハウを多く保有している建築会社に依頼することが重要です。

 

建匠では、高知県で多くの平屋を施工実績があり、最適なプランをご提案しています。お客様に寄り添いながら相談を承りますので、ぜひ一度建匠にお問い合わせください。

 

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2023.07.13

 

注文住宅を建てるときは玄関を設計しますが、何らかの要因で失敗してしまうケースも少なくありません。

 

この記事では、玄関を設計する際の失敗事例、間取りを工夫するポイントを解説します。

最後まで読んでいただくと玄関設計のヒントが見つかるので、ぜひ参考にしてください。

 

【この記事でわかること】

玄関ドアの種類 玄関設計の失敗事例 玄関の間取りを工夫するポイント

 

そもそも注文住宅における玄関ドアの種類は?

 

 

この章では、玄関ドアの種類を紹介します。

 

片開きドア 両開きドア 親子ドア スライディングドア

 

上記4つの玄関ドアそれぞれに特徴があるので、ぜひ参考にしてください。

 

片開きドア

 

片開きドアは1枚扉のドアで、最も一般的な玄関ドアといえるでしょう。

種類も豊富なため、多くのバリエーションから選択できます。

 

両開きドア

 

両開きドアは、同じ大きさの扉を2枚使用して両開きできるドアです。

片開きドアよりも高級なイメージがあり、両方に開くため荷物を搬入しやすいといえます。

 

親子ドア

 

親子ドアとは、2枚の扉の片方が小さいドアのことです。

荷物の搬入時と通常の開閉時で使い分けられます。

 

親子のように大きさが異なる扉が並んでいるため"親子ドア"と呼ばれていて、片開き・両開きドアの両方の特徴を備えたドアです。

 

スライディングドア

 

スライディングドアとは、"引戸"のことです。

 

開閉をする際に重心移動させる必要がないため、少ない力で開閉できます。

そのため、高齢者や小さな子どもがいる家庭で採用されるケースが多くあります。

 

注文住宅の玄関でよくある失敗事例5選

 

 

玄関設計の際は、ドアだけでなく玄関全体の空間をイメージすることが重要です。

玄関の設計でどのような失敗事例があるのか、事前に知っておきましょう。

 

想定よりも狭かった 収納が少なかった 日当たりが悪く暗くなった 生活動線との相性が悪かった デザインが気に入らなかった

 

上記5つの事例を紹介するので、玄関を設計する際の参考にしましょう。

 

想定よりも狭かった

 

家づくりは、リビングや水回り、居室を優先的に設計するため、玄関は後回しになるケースも少なくありません。

その結果、想定よりも狭い玄関となり、物であふれてしまう失敗がよくあります。

 

このような失敗を避けるためにも、間取り設計では玄関を含めた全体のバランスを意識しましょう。

 

収納が少なかった

 

玄関には一般的に玄関収納を設置しますが、子どもが成長するにつれ収納が足りなくなる失敗は多くあります。

子どもの成長を見越して、収納を考えることが重要です。

 

日当たりが悪く暗くなった

 

玄関は方位に限らず、窓が少ないスペースになる傾向があります。

採光を工夫しなければ、暗くて湿気がこもりやすい玄関になってしまいます。

 

採光の対策としては、伝統や壁の色を変更したり、大きな窓を高い位置に取り付けたりなどの工夫が重要です。

 

生活動線との相性が悪かった

 

他の部屋を優先したため、玄関からリビングや居室までの生活動線が悪くなったケースがあります。

このような失敗は、長く滞在する生活空間を優先した間取りに起こりやすいといえます。

 

したがって、玄関を含めた総合的な設計が重要です。

 

デザインが気に入らなかった

 

言われるがまま、玄関の壁紙や収納のサイズを選んだ結果、気に入らないデザインになってしまった失敗事例があります。

家を建てる際は細部にまでこだわり、後悔のない家づくりを目指しましょう。

 

注文住宅における玄関の間取りを工夫するポイント

 

 

玄関を有効活用するポイントには、次の6つがあります。

 

ウォークイン・シューズクロークを設ける 手洗いスペースを設ける 屋外収納や土間収納を活用する 玄関とインナーガレージをつなげる おしゃれと機能性の両立を図る 採光を工夫して開放感を演出する

 

それぞれ解説します。

 

ウォークイン・シューズクロークを設ける

 

子どもが成長しても収納が足りなくならないように、ウォークイン・シューズクロークの設置がおすすめです。

ウォークイン・シューズクロークを採用すれば、玄関の一部を収納スペースにできるため、収納不足を解消できるでしょう。

 

手洗いスペースを設ける

 

手洗いスペースを玄関に設けると、手洗いやうがいを玄関で済ませてからリビングに入れます。

手洗いの習慣がつき、感染症対策にもなります。

 

屋外収納や土間収納を活用する

 

収納スペースをおしゃれにする方法として、屋外収納や土間収納があります。

玄関がスッキリして、空いた空間を来客用の会話用スペースとして活用できるでしょう。

 

玄関とインナーガレージをつなげる

 

インナーガレージは家と一体化したガレージのことです。

玄関と繋げることで、外に出ることなく車庫から家に入れます。

 

また、荷物をインナーガレージ側に置けるため、収納が増えても対応できます。

 

おしゃれと機能性の両立を図る

 

玄関は家の顔であるためおしゃれにしたいですが、機能性との両立が重要です。

機能性も考慮すれば、掃除や片付けが楽になり簡単におしゃれな空間を維持できます。

 

採光を工夫して開放感を演出する

 

玄関は暗いスペースになりやすいため、天井窓や採光窓を設置しましょう。

光を取り入れると、明るくおしゃれでキレイな玄関を演出できます。

 

注文住宅の玄関はどの方角に配置すべきか

 

 

注文住宅を建てる際には、前面道路の方位によって玄関の向きが異なります。

それぞれの向きにメリット・デメリットがあります。

 

東向きの間取り 西向きの間取り 南向きの間取り 北向きの間取り

 

ここでは、上記の順番にメリットとデメリットを解説します。

 

東向きの間取り

 

東向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

明るい玄関になる

デメリット

他の部屋が暗くなるおそれがある

 

玄関が東向きの場合、玄関自体は比較的明るい場所となるでしょう。

その一方で、他の部屋が暗くなるおそれがあり、各居室の採光に注意しなければなりません。

 

西向きの間取り

 

西向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

リビングや居室の日当たりが良くなる

デメリット

玄関が暗くなる

 

玄関を西向きにした場合、玄関の日当たりが悪いデメリットがある一方で、リビングや居室が南側になるため明るくなるメリットがあります。

 

南向きの間取り

 

南向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

玄関の日当たりが最も良くなる

デメリット

玄関が暑くなり、玄関での会話が難しくなる

 

南向きは最も日当たりが良いため、南向きの玄関は非常に明るくなるでしょう。

ただし、近年の猛暑から湿気が溜まりやすい空間であると予想され、玄関先で長時間の会話などが困難になります。

 

北向きの間取り

 

北向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

玄関以外の部屋が明るくなる

デメリット

玄関が暗く冬場は寒い空間になる

 

西向きよりも、北向きの玄関はさらに日当たりが悪く、冬場は非常に寒い空間になるでしょう。

一方で、玄関以外の空間は比較的日当たりを確保できるため、簡単に光を取り入れられます。

 

注文住宅の玄関に関するよくある質問

 

 

この章では、注文住宅の玄関に関するよくある質問を紹介します。

 

玄関ドアが気に入らなければ交換できる? 玄関に1畳のスペースは狭い? 玄関に窓は必要?

 

上記3つの質問にお答えするので、ぜひ玄関設計の参考にしてください。

 

玄関ドアが気に入らなければ交換できる?

 

玄関ドアは単体で取り外しができるため、交換できます。

ただし、費用が発生するので資金計画を意識しながら検討しましょう。

 

玄関ドアにかかる費用相場は、主に以下の通りです。

 

概要

費用相場

玄関ドア本体の費用

20~40万円

玄関ドアの設置費用

5~10万円

玄関ドアの撤去費用

1~3万円

 

上記はあくまで目安ですが、最低でも20万円程度はかかることを想定しておきましょう。

 

玄関に1畳のスペースは狭い?

 

一般的な分譲住宅の場合、玄関は1.5畳前後で設計されるケースが多くあります。

そのため、1畳の玄関は平均よりも狭いといえますが、工夫次第では十分に利用できる広さといえます。

 

玄関は主に、収納の大きさや位置などによって広さが左右されるので、自分にとって収納が必要かどうかを見極めることが重要です。

 

玄関に窓は必要?

 

結論、玄関に窓は必要です。大きな理由として、寝室やリビングなどと異なり大きな掃き出し窓が存在しない点が挙げられます。

そのため、窓がない状態の場合、日中であっても採光がほとんど確保できず昼間であっても電気を点けなければなりません。

 

このように、十分な採光を取り入れるためにも最低限の窓は必要といえます。

 

注文住宅の玄関は間取りを意識しておしゃれに見せよう

 

 

注文住宅の設計において、玄関は後回しになりやすく失敗しやすい場所といえます。

 

高知県の工務店・建匠では、玄関と家の調和が取れる設計を目指し、お客様にプランを提案しています。

玄関の間取りで失敗したくない人は、ぜひ建匠にお問い合わせください。

 

建匠で来店予約をする

 

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2023.07.13

 

住宅ローンを融資する際に、多くの金融機関が団体信用生命保険の加入を条件にしています。

 

通称「団信」と呼ばれる制度は、主に住宅ローンの返済中に何らかの事故や病気で収入が途絶えてしまった場合、ローンを引き続き返済できるように支援するための保険です。

 

この記事では、団信の種類や保障内容を解説します。住宅ローンを検討している人はぜひ最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

団信の概要 団信の種類 団信加入時の注意点

 

そもそも住宅ローンの団信(団体信用生命保険)とは?

 

 

団信とは、正式には「団体信用生命保険」の略で、債務者が死亡もしくは重大な障害状態になった場合に住宅ローン残債の債務が免責される制度です。

 

団信は、多くの住宅ローンの加入条件となっています。

団信に加入することで、債務者に万が一のことがあっても同居している家族は住環境を変えることなく生活できるでしょう。

 

次に、団信と一般的な生命保険の違いや、団信に加入していないとどうなるかについて、順番に解説していきます。

 

団信と一般的な生命保険の違い

 

団信は生命保険の一種であり、一般的な生命保険と比較すると、主に役割・支払先に以下のような違いがあります。

 

 

役割

支払先

団体信用生命保険

債務者の万が一に備える

金融機関

一般的な生命保険

保険者の病気やケガなどに備える

保険金受取人

 

上記のように、同じ生命保険でも団信の場合は家族が保険金を受け取ることはなく、金融機関が保険金を受け取り、住宅ローン残債の抹消に使われることを知っておきましょう。

 

団信に加入していないとどうなるか

 

債務者に万が一のことが起きたときに団信に加入していない場合、第三者が住宅ローンを返済し続ける必要があります。

返済できなければ家を売却しなければなりません。

 

このように、団信未加入の状態は生活拠点を守れなくなる可能性があるため、注意が必要です。

 

住宅ローンの団信の種類と保障内容

 

 

団信には、死亡・高度障害状態に保険金が支払われる「通常の団信」以外にも、さまざまな種類があります。

これらの商品は通常の団信から金利を上乗せすることで選択できます。

 

団信加入時にはこの章で解説する種類と保障内容を事前にチェックしましょう。

 

通常の団信(死亡時・高度障害保障) 夫婦連生団信 がん保障付団信 3大疾病保障付団信 8大疾病保障付団信 全疾病保障付団信

 

順番に解説していきます。

 

通常の団信(死亡時・高度障害保障)

 

通常の団信は、債務者が死亡もしくは高度障害状態になることで就労不能となり、その結果住宅ローン返済が困難となった場合に適用される保険です。

債務者が他の団信を選択しない限りはこの団信に加入することになります。

 

このことから、一般団信とも呼ばれています。

 

夫婦連生団信

 

夫婦連生団信は、夫婦が連帯債務で住宅ローンを返済する場合に加入できる団信です。

 

この団信に加入することで、夫婦のどちらかが死亡または所定の障害状態になった場合に住宅ローンが免責となります。

そのため、夫婦で連帯債務を検討する人にとっておすすめの保険といえるでしょう。

 

※参考:夫婦連生団信をご検討ください!|住宅金融支援機構

 

がん保障付団信

 

がん保障付団信は「悪性腫瘍」に特化した団信です。

 

がん保障付団信は債務者が特定のがんのステージになった場合に適用されるため、労働ができる状態であっても住宅ローンが完済できることもあります。

国立研究開発法人国立がん研究センターによると、一生のうちにがんと診断される確率は50%を超えています。

 

この背景からも、がん保障付団信は多くの債務者に利用されています。

 

※参考:最新がん統計:[国立がん研究センター がん統計]|国立研究開発法人国立がん研究センター

 

3大疾病保障付団信

 

3大疾病とは、がん・心疾患・脳血管疾患のことです。

3大疾病保障付団信は、3大疾病を患った場合に適用されます。

 

これらの疾患は日本人の死因の中で上位にあるため、将来に不安を感じる人に利用されることが多い団信といえるでしょう。

 

8大疾病保障付団信

 

8大疾病保障付団信は、前述した3大疾病保障付団信に、以下の5つの疾患を加えた団信です。

 

高血圧症 糖尿病 慢性腎不全 肝硬変 慢性膵炎

 

家族に8大疾病に罹患する人が多く、万が一の際に備えておきたい人におすすめの団信です。

 

全疾病保障付団信

 

8大疾病以外の病気やケガであっても、全疾病保障付団信であれば保険が適用されるケースがあります。

 

病気やケガ全般に備えるために全疾病保障付団信があります。

金利が高く取り扱っている金融機関は少ないため、加入する際には十分に検討する必要があるでしょう。

 

住宅ローンの団信に加入するときの注意点

 

 

この章では、住宅ローンの団信に加入するときの注意点を解説します。

 

健康状態によっては加入できない 加入後は契約内容を変更できない 借り換え時は新たな審査が必要 生命保険料控除の対象外

 

順番に見ていきましょう。

 

健康状態によっては加入できない

 

団信は、健康状態によっては加入できない場合があることに注意しましょう。

 

団信の役割は、債務者が住宅ローン返済中に万が一のことがあった場合に備えることです。

住宅ローン契約前の時点で健康状態に異常がある場合には、団信に加入できない可能性があることを知っておきましょう。

 

加入後は契約内容を変更できない

 

団信は一度加入すると、契約内容を変更できません。

 

どうしても団信を契約し直したい場合には、借り換えによって金融機関を変更することなどが必要になるでしょう。

 

借り換え時は新たな審査が必要

 

住宅ローンを借り換える場合、団信は新しい借入先で再審査を受けることになります。

 

なぜなら、団信は住宅ローン契約と紐づいており、借り換えによって住宅ローンは一度完済されて、契約満了となるからです。

 

そのため、団信の条件がいいという理由で金融機関を選んでいた場合には、同じ内容の保険を受けられない可能性があるため注意しましょう。

 

生命保険料控除の対象外

 

生命保険料は年末調整によって控除できますが、団信は控除の対象外です。

団信の保険料は控除額の計算に含められないため、年末調整時に間違えないように注意しましょう。

 

住宅ローンの団信を選ぶ際のチェックポイント

 

 

さまざまな種類がある住宅ローンの団信の中から、自分に合った団信を選ぶためのチェックポイントを解説します。

 

自分に必要な特約かどうか 免責事項 保障内容 金利優遇の有無 相談のしやすさ

 

順番に見ていきましょう。

 

自分に必要な特約かどうか

 

団信を選ぶ際は、自分に必要な特約かどうかを見極めましょう。

 

団信は将来の万が一に備える保険であり、保障内容を充実させるほど金利が高くなります。

金利が高くなると負担額が増えて、生活が苦しくなるでしょう。

 

そのため、加入したい保障が必要かどうかは十分に検討することがポイントです。

 

免責事項

 

団信を選ぶ際は、免責事項を確認してから選択しましょう。

 

団信には、「加入後3年間は免責」や「精神病、自殺は対象外」など、保険によって免責事項が定められています。

このような免責事項は保険金の支払い可否に大きく影響するため、団信の加入前には免責事項を把握しておく必要があるでしょう。

 

保障内容

 

団信を選ぶ際には、保障内容のチェックが重要です。

例えばがん保障付団信の場合、がんの種類やステージによっては適用外となるケースも少なくありません。

 

また、前述した免責事項を含め、適用外となるケースも多くあります。そのため、保障内容がイメージ通りであるかは金融機関に確認し、失敗しないようにしましょう。

 

金利優遇の有無

 

通常の団信に金利を上乗せすることで、より多くの特約を盛り込んだ他の団信を選択できます。

 

ただし、この上乗せに対して金利優遇を実施している金融機関も多く、実質上乗せなしで加入できることもあります。

こういった条件は金融機関を選ぶ上で、重要なチェックポイントです。

 

相談のしやすさ

 

団信を取り扱っている金融機関に対して相談しやすいかどうかも、団信を選ぶポイントです。

団信専門の相談窓口がある金融機関であれば、すぐに相談に乗ってくれるでしょう。

 

団信が適用できるかどうかを調べるタイミングは、家族に万が一の事態が発生しているときです。冷静な判断をするためにも、このような窓口の有無は重要といえるでしょう。

 

住宅ローン団信に関するよくある質問

 

 

この章では、住宅ローン団信に関するよくある質問をまとめました。

 

団体信用生命保険は月々いくら? 過去の病歴は団信の加入に影響する? 団信の告知書はどこまで書けばいい?

 

順番に回答していきます。

 

団体信用生命保険は月々いくら?

 

保険料自体は金融機関と保証会社によって異なり、借入先によっては保険料が無料の場合もあります。

団体信用生命保険の保険料は月々の住宅ローン返済額に含まれており、利息の中から自動的に支払われることになります。

 

過去の病歴は団信の加入に影響する?

 

通常の団信であれば、完治してから5年経過している病気は加入に影響しません。

また、治療中であっても治療状況によっては加入できるので、金融機関に相談することをおすすめします。

 

団信の告知書はどこまで書けばいい?

 

原則、団信の告知書はチェック方式です。

記載項目の病気に該当するかどうかをチェックしていき、該当する場合には通院頻度や病院名、主治医、処方されている薬と処方頻度を記載しましょう。

 

住宅ローンの団信に加入するときは保障内容をしっかり確認しよう

 

 

多くの金融機関では、住宅ローンを借りる際に団信の加入を必須としています。

ただし、団信にはさまざまな種類があるため、将来を見越して選択する必要があるでしょう。

 

建匠では、家づくりのプランだけでなく、住宅ローンなどの資金計画のご相談も承ります。

お客様が納得して選べるようサポートしているので、ぜひ建匠にお問い合わせください。

 

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