3階建て住宅のメリットとは?デメリットや後悔しないためのポイントも
家づくりにおいて、家族構成や子供の成長などを考え、生活空間が確保しやすい3階建て住宅を検討している人は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、3階建て住宅のメリットやデメリット、後悔しないためのポイントを詳しく解説していきます。
「3階建て住宅って実際、住みやすいの?」
上記のような疑問を持っている方は、ぜひ本記事を最後までご覧くださいませ。
Contents
そもそも3階建て住宅とは?
3階建て住宅とは、3つのフロアがある住宅のことです。
3階建て住宅は2階建て住宅と異なり建築費用が割高になり、災害時の安全性を確保するために「構造計算書」の提出が義務になっています。
主に3階建ては地方の広い土地に建てるケースは少なく、都市部の住宅が密集した地域に、居住スペースを確保するために建てることが多いです。
3階建て住宅のメリット4つ
3階建ての住宅は狭い土地だったとしても有効活用できますが、他にもメリットはあります。
ここでは、以下4つの3階建て住宅のメリットについて解説します。
・日当たりや見晴らしが良好
・風通しが良好
・フロアごとに生活空間を工夫できる
・狭い土地でもスペースを確保できる
3階建て住宅のメリットを知って、これからの家づくりの参考にしてみてください。
日当たりや見晴らしが良好
3階建て住宅の大きな魅力は「見晴らし」にあります。
3階部分にバルコニーやベランダを設けることで2階建ての家とは違った景色を楽しむことができます。
さらに屋上を作ることで、広く街を見渡すことができ、開放感を味わえるでしょう。
風通しが良好
3階建ての住宅は高い位置にあるので、風通しが良くなります。
さらに窓の配置を工夫することで、より快適な風通しを実現できるでしょう。
周囲にある建物や家の向きによって風向きは変わるので、設計段階で風通しがどのように変化するか話し合いましょう。
フロアごとに生活空間を工夫できる
3階建ては3つのフロアがあるので、1階はお風呂などの水回り、2階はリビング、のようにフロアごとに生活空間を分けることができます。
階ごとに壁紙や床の色を変えることができるので、同じ家の中でもフロアごとに雰囲気をガラッと変化させられます。
1階部分は親世帯の家、2階以上は夫婦と子どもの家というように2世帯住宅に活用することもできます。
狭い土地でもスペースを確保できる
3階建て住宅最大のメリットは「土地を最大限に活用できる」ことです。
土地には建ぺい率、容積率といって建てられる家の大きさがあらかじめ決められています。
2階建て住宅の多くは土地の条件を生かし切れておらず、有効活用できていないことが多いです。
しかし、3階建て住宅では土地の条件が許す限り上に伸ばすことができ、居住スペースを増やすことができるため土地の条件を有効活用できます。
3階建て住宅のデメリット3つ
3階建て住宅には多くのメリットがあり、都市部に家を建てるのであれば利便性も高くおすすめですが、反対にデメリットもあります。
3階建て住宅には以下の3つのデメリットがあります。
・家事動線や生活動線が不便
・建築費用が割高になる
・冷暖房効率が悪く電気代もかかる
デメリットを補うような対策も解説するので、3階建て住宅を検討している人は参考にしてみてください。
家事動線や生活動線が不便
3階建て住宅はそれぞれのフロアで生活空間を分けられますが、フロアを行ったり来たりする手間がかかってしまいます。
たとえば、1階にある洗濯機を回している間に2階のキッチンで洗い物をして、洗濯が終わったら1階に取りに行き、洗濯物をまた2階に持っていくというような手間が発生します。
また階段での移動が多いため、老後の生活では負担に感じるかもしれません。
そのため、洗濯物を置く場所と干す場所を同じフロアにするなど、生活動線をなるべく短くするような間取りにするのがおすすめです。
建築費用が割高になる
3階建ての住宅は2階建て住宅に比べて以下の費用が追加でかかります。
・構造計算費用(約20万円)
・地盤改良費用(約70万円)
・2箇所の階段設置費用
・地震対策費用
上記の費用が追加でかかるので、建築費用は割高になってしまいます。
建築費用を抑えるには、デザインをシンプルにする方法があり、凹凸の少ない箱形のデザインであれば費用を抑えることができます。
また水回り設備の配置をまとめたり、設備のグレードを上げすぎたりしないなど、工夫すれば建築費用を抑えることができます。
冷暖房効率が悪く電気代もかかる
3階建て住宅で冷暖房を効かせようとすると3フロア分の電気代とエアコンなどの設備が必要です。
さらに、空気は暖かければ上に向かいますが、冷たければ下の方に貯まります。
そのため、夏は3階部分の日当たりが良く、家全体の暖かい空気が上に集まるため3階が暑くなります。
反対に冬には下の方に冷たい空気が集まり、日当たりも悪いので1階は寒くなってしまうでしょう。
季節によってフロアごとの温度が変化するので、2階をメインで過ごす空間にするなどの工夫が必要です。
3階建て購入で後悔しないためのポイント4つ
3階建て住宅を建てるときには後悔しないためのポイントを押さえることが大切です。
後悔しないためのポイントは以下の4つです。
・自分の地域の建築規制を調べる
・耐熱性を上げる
・間取りを工夫する
・実績のあるハウスメーカーに依頼する
ポイントを押さえて、理想の3階建て住宅をつくりましょう。
自分の地域の建築規制を調べる
3階建て住宅を建てる前に、住みたいエリアの建築規制を確認してから土地を購入しましょう。
住む地域によって建てられる建物の制限が異なり、制限に該当すると天井が低くなったり、部屋数を確保できなかったりすることがあります。
耐熱性を上げる
3階建て住宅は夏暑く、冬寒くなりやすいので断熱性能を高めることがおすすめです。
特に3階部分は熱が集まりやすいので、断熱材を厚くするなど、工夫しましょう。
間取りを工夫する
3階建て住宅は階段の行き来が多くなるので、家事動線を考えて間取りを工夫しましょう。
将来どのような生活を送るかをイメージしながら、間取りを設計することで老後も暮らしやすい家を作ることができるでしょう。
実績のあるハウスメーカーに依頼する
3階建ての住宅が得意なハウスメーカーであれば、地域の規制や土地の条件を考慮しながらも暮らしやすい建築プランを提案してくれます。
モデルハウスなどの建築実例も見られるので、実際の生活をイメージしやすくなるでしょう。
3階建て住宅の施工実例
ここでは、建匠で取り扱った3階建ての施工実例を紹介します。
3階建て住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
開放的な屋上バルコニーでいつでもリゾート気分なお家
建匠では3階建て住宅を提供しており、朝倉米田にリゾート住宅を完成させました。
1階に居室を3部屋とトイレを、2階にLDKとバス・トイレをおいて生活動線が工夫された作りになっています。
また、3階部分は屋上となっており、いつでも大空を見渡すことができる住宅になっています。
3階建て住宅に関するよくある質問4つ
家づくりは多額の資金が必要になるため、慎重に計画を進めていかなければなりません。
ここでは、3階建て住宅に関するよくある質問について解説します。
・木造3階建て住宅は危ないって本当?
・3階建て住宅は売れない?
・3階建て住宅はやめた方がいい?
・3階建て住宅で隣人トラブルが起きることはある?
3階建て住宅に関する上記4点の疑問を解消して、家づくりを成功させましょう。
木造3階建て住宅は危ないって本当?
結論、木造3階建て住宅は危ないというのは事実ではありません。
3階建て住宅は2階建て住宅よりも揺れやすいため、耐震性を高めるために、地震に強い材料を使うのがおすすめです。
耐震性能の高い材料を使用することで大幅なコストアップにつながると考えられがちですが、2022年現在では手頃な価格で入手できます。
これらの材料をうまく活用すれば、優れた耐震性能のある家を実現できるでしょう。
3階建て住宅は売れない?
3階建て住宅は2階建てに比べて室内の上下の移動が多いため、売れにくいと言われていますが、それは立地によります。
3階建ては立地を買うとも言われており、周囲に3階建てが多い都市部では立地が良いため売れやすいです。
売却を見据えて3階建てを建てるのであれば、なるべく立地の良い土地に建てることをおすすめします。
3階建て住宅はやめた方がいい?
ネット上で3階建て住宅の評判は良いものばかりではないですが、土地の利便性や日当たりなどを考えるとやめておいた方がいいということはありません。
土地が狭かったとしても居住空間を広げることができ、なおかつ利便性の高い地域に住むことができるので、メリットは大きいといえるでしょう。
3階建て住宅で隣人トラブルが起きることはある?
3階建て住宅は周囲の住宅に比べて高くなるため日当たりを巡って、隣人トラブルが起きるのではないかと思われがちです。
しかし、隣人の資産価値は下がるわけではなく、北側の家の日当たりも工夫することができるため、トラブルを未然に防ぐことはできます。
まとめ:3階建て住宅のメリットを理解して後悔しない家づくりを
3階建て住宅には2階建てにはないメリットが多くあり、開放的な暮らしを実現できます。
一方でデメリットもあるため、デメリットを抑えるような設計や間取りにする必要があります。
設計や間取りを工夫して、快適な家を作りましょう。
建匠は家族の思いを込めたオンリーワンのお家づくりを提案しています。
賃貸住宅に満足できない方は、お気軽にモデルハウスへお越し下さいませ。