新築で防犯対策すべきポイントは?場所ごとの対策や注意点も解説
家づくりでは、デザインや住宅性能など考えるべきことが多く、住まいの安全性についても一定の配慮が求められます。
自分たちは大丈夫だろうと考える方がいるかもしれませんが、防犯意識の欠如は空き巣被害などのトラブルに繋がりかねません。
そこで今回は、新築で防犯対策すべきポイントについて解説します。
マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。
Contents
そもそも防犯に優れた立地の特徴とは?
防犯に優れた立地の特徴を以下の通りまとめています。
土地選びの優先順位は人それぞれですが、住みたい場所を決める際は、防犯性の高さにも意識を向けるようにして下さい。
- 人通りが多い場所に立地している
- 夜間の街灯が多い
- 塀や樹木など視界を遮断するものが少ない
順番に解説します。
人通りが多い場所に立地している
一つ目の特徴は、人通りが多い場所に立地していることです。
人目に触れやすいだけでも一定の犯罪抑止効果があるといえます。
ただし、公園など人が集まりやすい場所が近くにある場合、空き巣の下見に利用されることがありますので注意が必要です。
夜間の街灯が多い
夜間の街灯が多いことも防犯に優れた土地の特徴です。
周辺が明るければ、夜間の犯行を未然に防ぎやすくなるため、一定の犯罪抑止効果が期待できます。
塀や樹木など視界を遮断するものが少ない
塀や樹木など視界を遮断するものが少ない立地も防犯に優れています。
なぜなら、通りからの見通しが良ければ犯人が隠れて犯行をしにくいことが理由です。
したがって、塀や樹木など視界を遮断するものがあれば、空き巣に狙われにくい立地といえるでしょう。
新築で防犯対策すべき4つのポイント
新築で防犯対策すべきポイントを以下の通りまとめています。
実際の暮らしをイメージしながら、自分たちの暮らしに必要な対策を考えてみましょう。
- 玄関ドア
- 窓
- 外構
- 駐車場
順番に解説します。
玄関ドア
基本的なことではありますが、玄関ドアに防犯対策を施したとしても鍵を閉め忘れては意味がありません。
ゴミ出しなどすぐ戻るつもりで油断して施錠を怠り、侵入されるケースにも注意が必要です。
窓
戸建て住宅では窓から侵入されるケースが多いことを覚えておきましょう。
特に、掃き出し窓は出入りがしやすく、鍵がクレセント錠だけであるなど侵入されやすいので、相応の対策が求められます。
外構
戸建て住宅の外構のプランニングでは、侵入者をいかに敷地の中に入らせないようにするかが重要です。
敷地の条件や周辺環境をもとに、防犯性とデザイン性を両立した外構プランを検討して下さい。
駐車場
カースペースの配置にも防犯面の配慮が必要です。
出し入れを優先させて開放的にすることは、侵入者を招くことに繋がりかねません。
新築の玄関ドアの防犯対策2選
新築の玄関ドアの防犯対策を紹介しています。
基本的な内容ではありますが、費用の負担は少ないので導入を検討してみましょう。
- 二重鍵にする
- ディンプルキーにする
順番に解説します。
二重鍵にする
二重鍵は名前の通り玄関ドアにメインの主錠とは別に補助錠をつけたもののことです。
鍵が二つあることでピッキングにかかる時間が2倍となりますので、侵入をあきらめさせる効果に期待できます。
ディンプルキーにする
ディンプルキーは表面に複数のくぼみが空いている鍵のことで、一般的なカギと比較してピッキングに強いといわれています。
開錠に時間がかかるため、二重鍵と同様に侵入をあきらめさせる抑止効果に期待できるでしょう。
新築の窓の防犯対策4選
新築の窓の防犯対策を以下の通りまとめていますので、設計の段階でどのような対策を取るのがよいか検討しておきましょう。
- 窓用の防犯センサーを付ける
- 二重ロックにする
- 防犯ガラスを採用する
- ガラスに防犯フィルムを貼る
順番に解説します。
窓用の防犯センサーを付ける
窓用の防犯センサーを付けることも対策の一つです。
窓用の防犯センサーは窓の開閉や破壊を察知して、警備会社へ通報したり、大きな音を出したりすることで、侵入予防にも効果があります。
二重ロックにする
窓を二重ロックにすることも侵入を抑止する効果に期待できるでしょう。
クレセント錠による1ロックの窓は、手の入る穴をあけることで進入が容易ですが、補助錠を設けることで開けにくい窓にすることが可能です。
防犯ガラスを採用する
防犯ガラスは2枚のガラスで合成樹脂の膜を挟みこみ圧着させたもので、割れにくい特徴があります。
割れにくい窓は侵入までの時間を引き延ばすことで、侵入を抑止する効果が見込めるだけでなく、飛来物による破損のリスクも軽減できるでしょう。
ガラスに防犯フィルムを貼る
防犯フィルムも防犯ガラス同様に窓を割れにくくする効果があるため、侵入を抑止する効果に期待できます。
ただし、張り方が不十分だと効果が弱まる可能性もありますので、費用はかかっても専門業者に依頼するのがよいでしょう。
新築の外構の防犯対策3選
新築の外構の防犯対策を以下の通りまとめていますので、デザインや機能性と防犯性能を両立する方法を考えてみましょう。
- オープン外構にする
- 門扉を設置する
- 庭に砂利を敷く
順番に解説します。
オープン外構にする
敷地が丸見えになりプライバシーが確保しにくいものの、オープン外構にすることで敷地内に死角がなくなります。
そうすることで、外部からの侵入を抑止する効果に期待できるでしょう。
門扉を設置する
門扉は家の顔となる部分であるため、電子錠やカメラインターホンなどを付けて防犯を意識した家であると伝えることが重要です。
また、人の姿が見えるように、見通しの良いデザインを採用することも効果があります。
庭に砂利を敷く
庭に砂利を敷くこともおすすめの防犯対策の一つです。
通常の砂利でも人が通ると音が発生しますし、防犯用の砂利はより大きな音がなる仕組みとなっていますので、人の気配により気づきやすくなります。
新築の駐車場の防犯対策3選
新築の駐車場の防犯対策をまとめていますので、敷地の配置計画を立てる際の参考にして下さい。
- 周辺にセンサーライトを設置する
- 防犯カメラを設置する
- シャッターやガレージを採用する
順番に解説します。
周辺にセンサーライトを設置する
門灯や玄関灯だけでなく、駐車場にもセンサーライトを設置することをおすすめします。
人目につきにくい場所でも、人感センサーがあれば一定の侵入抑止効果が期待できるでしょう。
防犯カメラを設置する
駐車場だけに限りませんが、防犯カメラを設置することも犯罪抑止に大きく役立ちます。
もちろん、抑止効果だけでなく犯罪の証拠にもなりますので、余裕があれば導入を検討してみましょう。
シャッターやガレージを採用する
シャッターやガレージを採用することも防犯対策の一つです。
車の出し入れ以外は閉めたままとなりますので、不在にしていることが伝わりづらく、不法侵入されにくい状況を作れることが理由です。
新築を建てた後の防犯対策2選
新築を建てた後の防犯対策を以下の通りまとめています。
安心・安全に暮らすための心構えとして覚えておきましょう。
- 近隣の住人や地域との繋がりを持つ
- 警備会社のホームセキュリティを利用する
順番に解説します。
近隣の住人や地域との繋がりを持つ
近隣の住人や地域との繋がりを持つことで、不審者の早期発見に繋がり、侵入を防ぐ効果に期待できます。
そのため、ご近所同士でお互いの異変に気付けるような関係性を築くことが重要といえるでしょう。
警備会社のホームセキュリティを利用する
警備会社のホームセキュリティを導入することも、効果的な防犯対策です。
住まいの異常を感知すると自動通報して、警備員が駆け付けてくれます。
抑止効果だけでなく、万が一の事態にも安心できることでしょう。
新築の防犯対策の注意点3つ
新築の防犯対策の注意点をまとめていますので、自分たちの家づくりに落とし込んで考えてみましょう。
- ダミーカメラは逆効果になる恐れがある
- 土地の周辺もチェックして土地を購入する
- 防犯を意識した家であると伝える
順番に解説します。
ダミーカメラは逆効果になる恐れがある
ダミーカメラは偽物であることがばれると、侵入を抑止する効果は無くなりますので注意して下さい。
素材や配線状況などを工夫して、ダミーだと気付かれにくい対策が求められます。
土地の周辺もチェックして土地を購入する
土地の周辺もチェックして土地を選ぶことも重要です。
高低差が多いエリアなど死角が多い土地では、住宅に防犯対策を施しても限界があります。
防犯を意識した家であると伝える
防犯を意識した家であることを周囲に伝える工夫も必要であり、侵入を躊躇させることが大切です。
防犯対策は一つだけで完結するものではないので、敷地や周辺の状況を考慮して、自分たちの暮らしに合ったものを取り入れて下さい。
まとめ:新築の防犯対策は空き巣や泥棒を諦めさせることが重要
新築の防犯対策は空き巣や泥棒に侵入を諦めさせることが重要です。
そのためには、どのような防犯対策が効果的であるかを考えることが大切ですが、敷地や周辺状況により最適なプランは違います。
自分たちだけで考えるには限界もありますので、家づくりの専門家に相談してみましょう。
建匠では、一組ひと組のご家族にあったオンリーワンの家を提案しています。自分たちにあった防犯対策に悩まれている方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。