光熱費の平均額はどれくらい?電気・ガス・水道代の節約方法も解説
家庭でかかる光熱費の金額は、各家庭によって大きく異なります。
「自宅の光熱費は他の家庭より高い?」「光熱費が毎月かかりすぎているから節約したい」のような疑問抱えている人も多いのではないでしょうか。
光熱費は、日常生活で発生する費用のなかでも占める割合が大きいため、なるべく節約したい項目です。
しかし、節約するためには節約できる幅や、方法を知る必要があります。
そこで、この記事では光熱費の平均額と、電気・ガス・水道代の節約方法について解説します。
【この記事でわかること】
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Contents
【人数別】光熱費の平均額
ここでは、高知県の光熱費月額平均額について、電気プラン乗換コムが公開しているデータをもとに解説します。
実際にかかっている光熱費と比べ、節約できる幅がどのくらいあるのかを把握しましょう。
1人暮らし |
2人暮らし |
3人暮らし |
4人暮らし |
|
電気 |
4,263円 |
7,141円 |
8,286円 |
8,846円 |
ガス |
2,981円 |
4,301円 |
4,897円 |
4,849円 |
水道 |
1,586円 |
3,065円 |
4,057円 |
4,562円 |
光熱費合計 |
8,830円 |
14,507円 |
17,240円 |
18,257円 |
※引用:電気プラン乗換コム
上記のデータによると、1人暮らしと2人暮らしの光熱費合計の差は5,677円ですが、2人暮らしと3人暮らしの差は2,733円、3人暮らしと4人暮らしの差は1,017円です。
つまり、光熱費は同居人数に正比例して増えるのではなく、生活空間のずれる人が増えると増加することがわかります。
例えば、2人暮らしの場合はそれぞれ仕事やプライベートの時間があるため、1人暮らしの場合より電気やガスを使用する時間は長くなります。
一方、夫婦と子ども2人の4人家族であれば就寝時間や食事は同じになることが多く、電気やガスの使用時間は1人暮らしから2人暮らしほど長くはならないでしょう。
このことから、光熱費節約に共通する方法は、「なるべく生活パターンを合わせる」ことです。
【光熱費】電気代を節約する方法3選
ここでは電気代の節約方法を3つ解説します。
- 待機電力をカットする
- 家電を新しいものにする
- 料金プラン、電力会社を見直す
電気代が高いと感じる人は、上記を実践しましょう。
待機電力をカットする
まず、不要な家電の待機電力をカットすることで、電気代を節約できます。
待機電力とは、家電が電源を切った状態で使用される電力のことです。
「関東電気保安協会」によると、待機電力が多い家電は以下のとおりでした。
順位 |
家電種類 |
待機電力割合 |
1 |
ガス温水器 |
19% |
2 |
テレビ |
10% |
3 |
エアコン |
8% |
4 |
電話機 |
8% |
5 |
BD・HDD・DVDレコーダー |
8% |
6 |
温水洗浄便座 |
5% |
7 |
PC |
4% |
8 |
電子レンジ・オーブンレンジ |
4% |
9 |
PCネットワーク機器 |
3% |
10 |
インターホン |
2% |
11 |
その他 |
32% |
※引用:待機時消費電力について|家庭の省エネ情報| 電気のお役立ち情報
上記のうち、ガス温水器と電話機、PCネットワーク機器は待機電力を供給する必要があります。
それ以外の家電は電源をオフにして、使うときだけ電源を入れても問題ありません。
まずは、待機電力が不要な家電のコンセントを抜き、待機電力を抑えることが電気代節約に効果的だといえます。
家電を新しいものにする
家電を新調するのも、電気代を節約する上で有効です。
新しい家電は「エコ家電」といわれている製品が多く、待機電力や消費電力が少なくなっています。
古い家電の大半はエコ家電ではないため、多くの電力を消費するでしょう。
家電を動かすための電力を抑えるためにも、古い家電は買い替えることをおすすめします。
料金プラン、電力会社を見直す
現在契約している料金プランや電力会社を見直すことでも、電気代を節約できるでしょう。
料金プランや電力会社は住み始めたときの契約内容から更新されていないことが多くあります。
同居家族の人数や生活パターンの変化に合ったプランになっていない可能性があります。
例えば、2人とも働いている2人暮らしであれば、夜間電力が安くて日中が割高の電力プランが適切です。
しかし、このプランは常に家の中に人がいる4人家族の場合は逆効果です。
これ以外にも、電力会社から新たにお得なプランが公開されることもあるため、料金プランと電力会社は細かく見直しを検討しましょう。
【光熱費】ガス代を節約する方法3選
電気と比べて、ガスは使用時間を短くできる可能性があるといえます。
ここでは、ガスの使用時間を短縮して、使用量を下げるための方法を解説します。
- 長時間のシャワーと追い焚きを避ける
- 調理方法を工夫する
- 料金プラン、ガス会社を見直す
上記3点を順番に見ていきましょう。
長時間のシャワーと追い焚きを避ける
長時間のシャワーと追い焚きを避けることで、ガス代を節約できます。
日常生活でガスを使用する代表的な場面はバスタイムです。お風呂の利用時間を減らすことで、ガス代を大きく削減できます。
利用時間を減らすコツ5つを紹介します。
- 洗髪中や洗顔中はシャワーを止める
- 節水シャワーヘッドに交換する
- 追い焚きしないよう、お風呂が沸いたらすぐに入る
- 家族全員のお風呂に入る時間をなるべく固める
- 最後にお風呂を利用する人は湯船のお湯を使う
ガスの使用量を削減するためには、このような工夫をなるべく早く実践しましょう。
調理方法を工夫する
毎日の料理も、工夫次第でガス代を節約できます。
一番のポイントは、なるべく早く温度を上げて維持することです。
他にも、すぐに活用できる工夫を6つ紹介します。
- 圧力鍋を使う
- お湯は瞬間湯沸かし器で沸かす
- 余熱調理する
- 落し蓋などを使い、熱が逃げないようにする
- 調理前の食材を冷蔵庫から早めにだし、常温に戻す
- 具材を普段より少し小さく切る
調理する際には、上記のように工夫することでガス代を節約できるでしょう。
料金プラン、ガス会社を見直す
電気の場合と同じく、ガスの場合も料金プランやガス会社が適切かどうかチェックしましょう。
都市ガスのエリアであれば四国ガスのみですが、LPガスであれば多くの供給会社があります。
このように、普段の使用量とのバランスを踏まえて最適なガス会社を選択しましょう。
【光熱費】水道代を節約する方法3選
水道は日常的に使用する機会が多くあります。
使用用途も手洗いやうがい、歯磨き、料理など多岐にわたります。
そのため、必ず水道を使用する場面と節水できる場面、使用する必要のない場面をしっかりと見極めることで水道代を節約できるでしょう。
- お風呂周りで節水する
- 台所周りで節水する
- 洗濯の回数を減らす
ここでは、節水できる場面を3つ紹介します。
お風呂周りで節水する
お風呂周りで使用する多くの水は節約できます。
例えば、湯船の水量を減らしたり、電気代の節約にも効果のある節水シャワーヘッドへ交換したりすると、大きな効果があるでしょう。
また、湯船の水は体を洗い流すのに使用したり、洗濯に利用したりする方法も効果的です。
このように、お風呂での行動を見直すだけで節水は可能となります。
台所周りで節水する
台所周りにも、節水できる場面は多くあります。
台所で、最も多く水を使用するのは洗い物です。
節水するためには、汚れを落としながら洗うのではなく、一度全ての食器を水で洗い流してから洗剤を使い、最後にまとめて洗い流しましょう。
また、食洗機も節水できる家電です。
食洗機を使うことで手荒れを防げるため、食器洗いの量が多い場合は食洗機の導入を検討しましょう。
洗濯の回数を減らす
洗濯の回数を減らすことでも節水できます。
1人暮らしや2人暮らしの場合、洗濯物の量が少ないのに毎日洗濯していては、水を使いすぎてしまい水道代が高くなります。
水道代を節約するためには、まとめて洗濯する工夫をしましょう。
2〜3日に1回のペースで洗濯するだけでも大幅な節約になるといえます。
光熱費の平均額に関するよくある質問
ここでは光熱費の平均額に関する、よくある質問を解説します。
- 一戸建てとマンションで光熱費は変わる?
- オール電化にすると光熱費は高くなる?
- 支払い方法を変えれば光熱費はお得になる?
順番に見ていきましょう。
一戸建てとマンションで光熱費は変わる?
一戸建てとマンションでは、マンションの方が光熱費は下がる傾向にあります。
その理由として、気密性の高さが挙げられます。
マンションは、集合住宅であるがゆえに気密性が高く、冬は暖かく夏は涼しい居住空間になりやすいといえるでしょう。
また、各居室のドアを開けた状態でリビングのエアコンを稼働すると、冷暖房の空気が各居室に循環します。
このように、構造と工夫のしやすさという側面から、マンションの光熱費は戸建よりも低くなるケースが多くあります。
ただし、高気密高断熱の戸建であればマンションと同等、もしくはそれ以上の省エネ効果が期待できるでしょう。
光熱費を節約するためには日々の意識が必要となりますが、高気密・高断熱の家であれば、何もしなくとも日常の光熱費を下げられます。
そのため、光熱費を抑えた生活にしたい人は、高気密・高断熱の家に住むこともおすすめです。
オール電化にすると光熱費は高くなる?
オール電化にした場合は電気代が上がり、ガス代がなくなります。
一般的に、LPガスエリアであればオール電化の方が安くなる傾向にあるといわれていますが、地域によっては変わらないケースも多くあります。
したがって、オール電化にするのであれば、太陽光システムも同時に導入することを検討しましょう。なぜなら、電気代とガス代を抑えられ、省エネ効果も高まるからです。
支払い方法を変えれば光熱費はお得になる?
会社によっては、振込からクレジットに変更するだけで料金が安くなるプランもあります。
また、光熱費を毎月クレジットで支払うとポイントも付与されます。どの支払い方法がもっとも得になるのかはよく吟味しましょう。
少しの工夫で光熱費を大きく節約しよう
光熱費は日常生活の工夫でかなり削減できます。同居人数が多い場合は、全員が光熱費削減を意識することで大きな効果を生み出せます。
まずは、毎月どのくらいの光熱費を負担しているのかを調べて、本記事で紹介した節約方法をすぐに実践しましょう。
また、前述した高気密・高断熱の家に住むことで、より大幅に光熱費を削減できます。
建匠が実現する断熱性能UA=0.46の『極断熱の家』では、14畳用のエアコン1台で全館空調が可能です。
夏は2階のエアコン、冬は1階のエアコンで、それぞれ1台で室内全体が「冬は温かく、夏は涼しい環境」になります。
エアコンの稼働台数を少なくすることも光熱費を抑える効果的な方法の1つです。
『極断熱』の家は、北海道最高レベルの断熱性能をクリアする断熱性能の高さが特長です。
壁だけではなく屋根や床下まで断熱材を施工し、熱が奪われやすい窓や屋根、床などの気密性の低い部分にも高性能な建材を使用することで、断熱性能の高さを実現しています。
このように建匠では、極断熱の家をはじめとした高知県で光熱費を下げられる高気密・高断熱の家を、お客様に提供しております。
光熱費以外にも、ランニングコストを下げるための具体的な方法を無料でアドバイスします。
「光熱費が低い」「快適な暮らしを実現したい」とお悩みの方は、建匠にお問い合わせください。