家づくりの流れやおおよその期間を詳しく解説!工程ごとのポイントも丸わかり
家づくりの流れやおおよその期間を詳しく解説!工程ごとのポイントも丸わかり
家づくりの理由はさまざまですが、家を建てよう思ってから引き渡しまでにどのくらい期間を要するのか分からない人は結構います。
しっかりと計画を立てることで、今の暮らしからスムーズに新しい家への移行が可能です。
今回は、家づくりの流れやおおよその期間を詳しく紹介していきます。
Contents
家づくりの流れ
家づくりの流れとしては、以下の通り。
1.情報収集や予算の決定
2.施工会社の選定
3.土地探しや購入
4.住宅ローンの事前審査
5.間取りや設備を検討
6.建築請負契約を結ぶ
7.住宅ローンの本審査
8.着工から引渡し
それぞれチェックしていきましょう。
情報収集や予算の決定
まずは理想の住まいを手に入れるために、さまざまな情報収集を行いつつ予算を決定していきます。
あなたが理想とする快適な暮らしを、大まかで良いのでイメージするところから始めましょう。
・生活の拠点となる住みたいエリアへのこだわり
・間取り
・デザインなど
自分にとってこれだけは絶対に譲れないというポイントを明確にしてください。
イメージが全然湧かないという人は、住宅展示場に行って全体のイメージ像を膨らませるのもおすすめ。
現時点で時間に余裕がないという人は、空き時間にでもネットなどで良いなと思った物件を参考にするのも良いでしょう。
ある程度暮らしをイメージしたら、理想を実現できる予算を決めます。
物件の購入金額はいくらが良いのか知りたい人は、各不動産サイトなどでおおよその購入予算をシミュレーションするのもおすすめ。
提示された金額の住宅がかならずしも購入できるとは限らないので、予算を決める段階の目安として活用してみましょう。
施工会社の選定
大まかなイメージと予算が一通り決まったら、施工会社の選定へと移ります。
施工会社は住宅設計から建築までをしてくれるので、できるだけ早めに住宅を完成させたいという人は施工会社選び早めの方がメリットは大きいです。
住む家のイメージを決めつつ施工会社も選びたいという人は、実際に住宅展示場などに足を運んで相談している人も少なくありません。
ここで注意して欲しいのは、流れに任せて会社を決めてはいけないということ。
相談の段階で親身にサポートしてくれる会社がおすすめです。
担当営業との相性は家づくりをする上でとても重要で、理想を提示した際にメリットだけでなくデメリットもしっかりと話してくれるのが理想。
対応力の高さはもちろん、こちらの要望などをすぐに反映してくれる会社を選びましょう。
土地探しや購入
家を建てる場所となる土地探しはとても重要。
住宅に力を入れたいのは分かりますが、住みやすい家を手に入れるためにはベースをしっかりする必要があります。
土地選びにおいて妥協点が多い、いざ住み始めた時に不便だと感じる部分が目立ちます。
長くその土地に住む予定なので、あとから暮らしに支障が出ないためにもじっくりと条件を照らし合わせながら探していきましょう。
住む家のイメージよりも、先に土地を決める人も多い傾向にあります。
土地探しで注目してほしいポイントは、大きく分けて6つ。
1.土地周辺の環境確認
2.自宅と駅までのアクセス
3.通勤や通学の利便性
4.土地の形や広さ
5.商業施設の確認
6.災害に向けた安全度の高さ
土地周辺の環境確認の際は、車通りの多さや街灯の多さやなどを中心に確認しましょう。
昼間に確認するのも良いですが、夜に行って実際に街の雰囲気を感じることで見えてくるものもあります。
住宅ローンの事前審査
住宅ローンには「事前審査」と「本審査」の2つが存在しています。
会社を決める段階で、同時に金融機関で住宅ローンの審査を進めて行くと後々スムーズに物事が運べます。
事前審査は本審査よりも簡易的で、申込者本人の年収や物件購入に充てられる自己資金などの割合で審査が行われるのです。
審査内容は以下の通り。
・年齢
・健康状態
・担保評価
・借入時年齢
・年収
・勤続年数
・連帯保証
審査項目は利用する金融機関によって異なるものの、書類に記入してから平均して3日~1週間で結果が出ます。
間取りや設備を検討
理想とする暮らしをイメージするだけでしたが、本格的に希望を実現していくには会社との細かな打ち合せを元に間取りや設備などを決定していきます。
各部屋の空間設計はもちろんのこと、それぞれ取り付けたい設備などを施工会社と相談していくことで理想とするライフスタイルの実現に繋がるのです。
ここでは間取りや内装を決めて行くだけではなく、建物の外壁などにもこだわりを追求していくので非常に細かく設定していくことを覚えておきましょう。
人それぞれ予算が決まっているのでどれだけ調整が効くかはその人次第ですが、1つずつ全体のバランスを見て決めて行くことをおすすめします。
建築請負契約を結ぶ
間取りなどを決めて行く段階でこれから自分たちが住む家が建つという実感が湧いてきますが、住宅の全体像が固まってくるのは、おおよそこの段階。
・工事請負契約書
・見積書
・設計図書
契約はそんなに時間はかからないので、上記3つの契約書類を受け取って契約内容に納得したら建築請負契約を結びます。
住宅ローンの本審査
住宅ローンの事前審査が通ったら、今度は本審査へと移行します
ここで注意してほしいのは、本審査は事前審査よりも厳しくチェックが入るので事前審査が通ったとしても本審査で落ちてしまう場合があります。
審査の基準となる内容は以下の通り。
・借入申込金額と頭金
・返済負担率
・返済完了時の年齢
・契約者の所得(年収)
・健康状態など
最後の健康状態が意外と盲点になりやすく、住宅ローンの審査では団体信用生命保険の加入に影響する項目となります。
もちろん金融機関によって審査項目は異なりますが、多くが審査対象の項目に設定しているところがほとんど。
健康状態の良し悪しでも判断されるので、注意してください。
着工から引渡し
見積り内容に加えて、住宅完成までのスケジュールを確認したら工事を開始します。
工事をしながら随時内装材や設備機器の確認をしながら進めて行くので、完成までの工程も楽しめます。
予算にある程度余裕があるなら、この際に内装材の追加などを検討することも可能。
完成した建物は、外観はもちろん実際に内覧して問題がないかのチェックが入ります。
確認後は登記をして、晴れて物件譲渡となります。
家づくりにかかるおおよその期間
家づくりの期間は注文内容によって多少異なるものの、最大でも約15ヶ月は目安として考慮しておくと完成までの予定が立てやすくなります。
・情報収集や予算の決定…1ヶ月
・施工会社の選定…1ヶ月
・土地探しや購入…3ヶ月
・住宅ローンの事前審査…1週間
・間取りや設備を検討…1ヶ月
・建築請負契約を結ぶ…1ヶ月
・住宅ローンの本審査…1ヶ月
・着工から引渡し…5ヶ月
施工会社にいつまでに完成して引き渡しまで行えるかを相談するのも、家づくりの準備をする上でとても大切。
まとめ
家づくりの流れやおおよその期間を紹介してきました。
スムーズな家づくりをしたいなら、家族でしっかりと認識をすり合わせておくことをおすすめします。
間取りや設備を決める段階で決めるのも良いですが、前もって流れや期間をイメージしておくとスムーズに家づくりを行うことが可能。
認識違いで完成までに時間がかかってしまうというケースも多いので、トラブル回避のためにも譲れないポイントなどはあらかじめ相談しておきましょう。