おしゃれな家の内装にするためのポイントは?素材の選び方や注意点も解説
おしゃれな家の定義は人によりさまざまですが、一般的にデザイン性が高いとされる内装に仕上げるためにはいくつかのポイントがあります。
ポイントに基づいていないと、「想像していた雰囲気とは違った」と後悔することもあるため注意が必要です。
この記事では、おしゃれな家の内装にするためのポイントや素材の選び方、注意点、内装のデザインを解説します。
【この記事からわかること】
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Contents
おしゃれな家の内装にするためのポイント
おしゃれな内装にしようと考えていても、そのポイントがわかっていなければ、おしゃれな内装は実現できません。
ここでは、おしゃれな家に仕上げるためのポイントを6つ紹介します。
- 配色のバランスを意識する
- 照明などの明るさを意識する
- テイストを決定する
- 素材選びの際は実物を確認する
- 家具や絵などを置いておしゃれに見せる
- 収納を設けてすっきりとした印象にする
順番に見ていきましょう。
配色のバランスを意識する
配色のバランスを意識して、採用する色は多くとも3色までに収めておきましょう。
色が増えるほど派手な印象を与えやすくなるため、おしゃれに仕上げるのは難しくなります。
また、同系色を選ぶことも意識しましょう。
同系色にすると統一感のあるデザインになるため、色選びが苦手な人でも失敗しにくいといえます。
照明などの明るさを意識する
照明選びひとつで、家の雰囲気は大きく変わります。
照明の明るさと内装のデザインは密接に関係するため、アンバランスにならないように適切な照明を選ぶ必要があります。
リラックスできる空間には電球色、仕事部屋など集中力を高めたい場合には昼光色、ナチュラルなデザインには太陽光に近い昼白色のような選び方をしましょう。
テイストを決定する
あらかじめテイストを決めておけば、内装のコンセプトがぶれずにデザインできます。
テイストを定めずに内装を選ぶと、結局どのような雰囲気にしたいのかがわからなくなるので注意が必要です。
近代的なモダンテイスト、木の温もりを感じるナチュラルテイスト、ヨーロッパのデザインを取り入れた北欧テイストなど、イメージするところからはじめましょう。
素材選びの際は実物を確認する
取り入れるデザインは、素材の実物も必ず確認しましょう。
カタログサンプルなどで決定した場合、実際の仕上がりイメージと乖離することがあります。
例えば、色は点で見るのと面で見るのとでは違うことがあります。
サンプルなどの点と比較して、面で見たときには淡い色がより淡く、濃い色はより濃く感じるものです。
イメージ通りの内装にするため、実物を見てから素材を決定しましょう。
家具や絵などを置いておしゃれに見せる
内装の色やデザインに加えて、家具や絵などを置いておしゃれに仕上げましょう。
家具や絵などのインテリアを置くことで、内装コンセプトのイメージをさらに強調できます。
ただし、内装とインテリアのコンセプトは統一するのが重要で、決してアンバランスにならないように注意が必要です。
収納を設けてすっきりとした印象にする
収納スペースを設けて部屋全体をすっきりさせるのも大切なポイントです。
いくらおしゃれな内装に仕上げても、室内がものであふれていると生活感が出すぎてしまい、デザインが台無しになる場合があります。
あらかじめ収納を設けておけば、余計な圧迫感のない空間に仕上がります。
おしゃれな家の内装にするための素材の選び方
おしゃれな家の内装にするためには、各部材に使う素材の選択は非常に重要です。
ここでは、以下の7点の部材について紹介します。
- 建具
- 壁材
- 床材
- 天井材
- 照明
- キッチン
- カーテン
上記7点の部材について、どのデザインがおしゃれなのかは人にもよるので参考程度に押さえておきましょう。
建具
建具は主に引き戸、開き戸、折れ戸の3つがあり、建物内を間仕切るために必要です。
一般的によく用いられているのは開き戸ですが、引き戸であれば狭いスペースでも開閉に手間取らないため人気があります。
折れ戸は収納や浴室の扉によく用いられますが、部屋の間仕切りに採用することでおしゃれな空間に仕上がることもあります。
用途や目的に合ったものがどれか、よく検討しましょう。
壁材
室内の壁材にはクロスを用いることが一般的ですが、ほかにもさまざまな種類の壁材があります。
ナチュラルな内装には、クロスよりも漆喰や珪藻土などを使用した塗り壁が適切です。
モダンな内装にはエコカラットなどのタイルがよく映えることもあります。
上記のように内装のコンセプトに合わせた壁材を選べば、よりおしゃれな内装に仕上げやすくなるといえます。
床材
床材としては、フローリングや畳、フロアタイルなどが代表的です。
ほかには、クッションフロアやカーペットなどがあります。
クッションフロアは安価で、主に水回りを中心に用いられ、カーペットは各居室に採用されることがあります。
床材は基本的にフローリングで仕上げるのが無難だといえますが、予算やコンセプトに応じてさまざまな床材を比較しましょう。
天井材
天井材は一般的に壁材と連動しているのが一般的です。
クロス壁ならクロス天井、珪藻土壁なら珪藻土天井といった、同系統のものを採用するケースがよく見られます。
一方で、あえて違う素材や色を天井に採用してアクセントを図り、おしゃれに仕上げる方法もありますが、かなりの上級テクニックが必要といえます。
したがって、壁材と天井材はあまり色飛びしすぎないように、統一感を意識して選びましょう。
照明
照明にもさまざまな種類があるため、おしゃれな家のデザインには重要なポイントです。
照明器具はインテリアとしての側面が強いため、種類によっては室内の雰囲気が180度変わることもあります。
例えば、照明には一般的なシーリングライトをはじめ、ダウンライトやペンダントライト、ダクトレールなどの豊富な種類があります。
おしゃれな内装のためには、照明選びにも時間をかけてよく吟味するようにしましょう。
キッチン
キッチンには、ペニンシュラ型やI型、アイランド型といった種類があり、LDKを彩る重要な設備です。
選ぶ形状や色によってキッチン周りの雰囲気はかなり変わるため、失敗したくない部分です。
また、キッチンはデザイン以外に機能性も重視して検討しておかないと、毎日の家事が不便に感じてしまうこともあります。
そのため、キッチンの形状と利便性の両方に着目する必要があります。
カーテン
カーテンは部屋の印象を大きく左右するため、色選びやデザイン選びは重要です。
各部屋の用途に応じたカーテンを選ぶことで、その部屋に合った雰囲気を演出できるため、慎重に選びましょう。
例えば家族が集まり来客もあるリビングは、原色など派手な色は避けて落ち着いた色味のカーテンを選ぶのがおすすめです。
逆に、子供部屋には明るい色や柄を用いても良いですが、子どもの成長とともにデザインを替えていくことになる場合もあります。
カーテンはオーダーメイドで作ると高額になることもあるため、長く使用できて部屋の雰囲気にも調和するデザインを選ぶ必要があります。
おしゃれな家の内装にする際の注意点
おしゃれな家を重視するあまり、機能性の問題は見落としがちになります。
ここでは、おしゃれな家の内装にする上での注意点を4つ紹介します。
- 家事動線を考える
- 収納スペースを確保する
- 全体的にバランスを重視する
- コスト配分が適切かどうか判断する
順番に見ていきましょう。
家事動線を考える
おしゃれな家にすると同時に、家事動線を考えた機能的な内装も意識しておきましょう。
特に、キッチンの種類や配置によって、家事動線は大きく変わるため注意が必要です。
例えば、対面型キッチンは家族との会話を楽しみながら家事ができます。
その反面、省スペースのリビングに採用するとスペースを圧迫して家事動線が確保できないこともあります。
そのため、部屋の広さや形状に合った内装を適切に選び、家事動線に悪影響が出ないようにしましょう。
収納スペースを確保する
収納や壁の少ない大空間スペースを好む人も多いですが、空間にこだわりすぎて収納スペースが少なくならないように注意しましょう。
おしゃれな大空間とはいえ、収納が足りないと結局収納棚などを購入しなければならなくなるため、あらかじめ収納を確保しておくほうが良いといえます。
また、収納スペースが多いほど余計な物を全て収納できるので、生活感のないおしゃれな空間を実現しやすくなるでしょう。
全体的にバランスを重視する
おしゃれな家には全体的なバランスが重要です。
いろいろなコンセプトを取り入れたい人もいますが、コンセプトを詰め込みすぎると、統一感がなくバランスの悪い内装に仕上がってしまう場合もあります。
そのため、コンセプトはいくつかに絞っておきましょう。
また、部屋ごとではなく住宅全体のバランスを重視することで、よりおしゃれな家に仕上げやすくなります。
コスト配分が適切かどうか判断する
おしゃれな家にするためには、優先順位を定めてからコスト配分しましょう。
やりたいことは無数にある場合が多いため、全てを取り入れると予算オーバーしてしまうため注意が必要です。
一番に何をしたいのかを決めておき、コスト配分に注意しながら検討しましょう。
おしゃれな家の内装デザイン
ここでは、一般的におしゃれな内装デザインを4つ紹介していきます。
- ナチュラルモダン
- 北欧
- ブルックリンスタイル
- カフェ風
人気の内装デザインには流行などの影響もありますが、上記4点は根強い人気があるといえるものです。
順番に見ていきましょう。
ナチュラルモダン
ナチュラルモダンは、近代的なモダンスタイルと、木目などが用いられたナチュラルスタイルを掛け合わせた内装です。
モダンの引き締まった印象とナチュラルの柔らかい印象を両方取り入れられるため、人気のデザインといえます。
北欧
北欧デザインは、スウェーデンやデンマーク、ノルウェーなどが発祥の内装スタイルです。
北欧は非常に寒く冬が長いことから室内で過ごす時間も長いため、シンプルな内装かつ照明にこだわったデザインが特徴です。
色みにはさまざまなパターンがありますが、一般的には白やベージュ、グレーなど比較的淡い印象の色が用いられます。
ブルックリンスタイル
ブルックリンスタイルとは、アメリカのニューヨークにあるブルックリンを発祥としたデザインです。
ブルックリンは工業地区で、倉庫や工場などをうまく利用し居住用にリフォームした住宅が多く存在します。
「その住宅で使われているスタイルがおしゃれだ」と注目されたことで、根強い人気があるデザインといえるでしょう。
コンクリート調の壁紙やダクトレールなどを活用すれば、さらにおしゃれなブルックリンスタイルを再現することも可能です。
カフェ風
カフェ風のデザインにはさまざまなコンセプトがありますが、一般的に人気なカフェ風とはレンガ調の壁に間接照明などを用いたデザインです。
また、アンティーク調の家具などを設置することで、さらに雰囲気のある空間に仕上がります。
ほかに、カフェ風にはブルックリンスタイルにも似たテイストのものもあるため、カフェ風を選ぶ際にはさまざまなタイプを比較して検討しましょう。
暮らしやすさを考慮して家の内装をおしゃれに仕上げよう
一言におしゃれな内装といっても、そのコンセプトは多岐に渡り、さまざまな選択肢があります。
優先順位とイメージをしっかりと把握し、暮らしやすさとおしゃれを両立した家の内装に仕上げましょう。
建匠の新築住宅は、数多くの全国賞を受賞しておりデザイン性と機能性のどちらも優れた建物を提供しています。
完成見学会も随時開催していますので、実寸大の住まいをぜひご体感ください。