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注文住宅の予算の決め方まとめ!予算相場から内訳やポイントを紹介

2022.12.06

注文住宅 予算 決め方

 

注文住宅を建てる上で、購入予算の管理は多くの方が悩むポイントです。

初めての家づくりでは、あれもこれもと予算が増えがちですが、無理な借入により、返済に追われる状況になりかねません。

 

そこで今回は、注文住宅の予算の決め方について解説します。

予算を決定する上で、注意すべきポイントも紹介していますので、マイホーム購入をご検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

一般的な注文住宅の予算相場

 

注文住宅 予算 相場

 

 

一般的な注文住宅の予算相場を、『2020年度 フラット35利用者調査』を用いて見ていきましょう。

あくまでも平均的な数値であり、自分たちの暮らしに合った予算を決める上での参考に留めて下さい。

 

  • 首都圏の一般的な予算の相場
  • 高知県の一般的な予算の相場

 

順番に解説します。

 

首都圏の一般的な予算の相場

 

 

建設費用

返済負担率(世帯)

注文住宅

3,808万円

21.1%

土地付き注文住宅

5,161万円(建物2,851万円)

25.4%

 

首都圏の注文住宅の建設費用は、土地の有無により2,851〜3,808万円と大きな幅があります。

 

東京都が全体の数値を引き上げているものの、頭金の準備により、返済負担率は適正な範囲に収まっており、一般的な予算相場の目安と見てよいでしょう。

 

高知県の一般的な予算の相場

 

 

建設費用

返済負担率(世帯)

注文住宅

3,160万円

19%

土地付き注文住宅

3,845万円(建物2,883万円)

21.2%

 

高知県の注文住宅の建設費用は、2,883〜3,160万円となり、土地の有無による金額の幅が少ないことが分かります。

 

高知県の注文住宅の予算相場は上記の表の通りといえますが、あくまでも平均的な数値です。

したがって、自分たちの収入と手元資金をもとに予算を決定することが重要です。

 

注文住宅に必要な費用内訳

 

注文住宅 費用

 

注文住宅に必要な費用内訳を建物と土地ごとにまとめています。

本体価格以外に発生する費用を把握しておかなければ、正確な資金計画を立てることはできません。

 

  • 住宅建築の費用内訳
  • 土地購入の費用内訳

 

順番に解説します。

 

住宅建築の費用内訳

 

住宅建築の費用の内訳は、本体工事費約7割、付帯工事費約2割、諸費用・その他費用約1割に分類されます。

 

広告で目にする「坪単価〇〇万円」には、本体工事費のみ含まれることが一般的です。

物件を比較するときは、本体価格だけではなく、総工費をチェックするようにして下さい。

 

土地購入の費用内訳

 

土地購入費用の内訳は、土地の本体価格と諸費用に分類されます。

 

諸費用には、不動産会社への仲介手数料や登記費用などが含まれ、購入金額の5~10%前後を想定しておきましょう。

土地そのものに消費税はかかりませんが、仲介手数料や司法書士の報酬部分については消費税が課税されます。

 

注文住宅の予算の決め方のポイント4つ

 

注文住宅 予算 決め方 ポイント

 

注文住宅の予算の決め方のポイントをまとめています。

 

大まかであっても予算を決めないことには、家づくりの計画は進みません。

内容を把握して、家計に無理のない資金計画を準備して下さい。

 

  • 自己資金(頭金)に用意できる金額を確認する
  • 住宅ローンの借入可能額と返済金額を確認する
  • 注文住宅の購入に支払う最大限度額を計算する
  • 住宅建築費用と土地購入費用の割合が適切か確認する

 

順番に解説します。

 

自己資金(頭金)に用意できる金額を確認する

 

一つ目のポイントは、自己資金(頭金)に用意できる金額を確認することです。

 

頭金を準備しておけば、資金計画に幅を持たせられますが、手元資金のすべてを頭金に充当してはいけません。

急な出費に対応できるように、最低限の生活防衛資金として、6ヶ月程度の生活費を手元に残しておきましょう。

 

住宅ローンの借入可能額と返済金額を確認する

 

住宅ローン借入可能額と返済金額を確認することも重要なポイントです。

 

返済負担率を基準に借入可能額を想定した上で、月々の家計の収支から無理なく返済できる金額を見極めて、住宅ローンの借入金額を決めることをおすすめします。

 

注意点として、借入可能額=返済可能額ではないことを覚えておきましょう。

 

注文住宅の購入に支払う最大限度額を計算する

 

注文住宅の購入に支払う最大限度額を計算しておくことも、予算を決めるポイントの一つです。

 

土地が必要なケースでは、土地取得費用と住宅取得費用のバランス調整が必要であり、建築費に充てる予算の限度額を決めておきましょう。

 

初めての家づくりでは、あれもこれもと要望が多くなりがちですが、自分たちで決めた予算の中で理想の住まい作りを目指して下さい。

 

住宅建築費用と土地購入費用の割合が適切か確認する

 

住宅建築費用と土地購入費用の割合が適切か確認することも重要です。

 

予算の配分を調整することは必要ですが、バランスが悪ければ家づくりは上手くいきません。

土地と建物の相場を把握した上で、家づくりの優先順位を家族で相談しながら、予算の割合が適切であるかどうかを判断して下さい。

 

注文住宅の予算の決め方で失敗しないために注意すべきこと

 

注文住宅 予算 決め方 注意点

 

注文住宅の予算を決める上で、失敗しないために注意すべきポイントをまとめています。自分たちに合った返済プランをもとに予算を組み立てることが重要であり、適正な予算は快適な暮らしに直結します。

 

  • 適切な返済負担率を設定する
  • 借入可能額と注文住宅の限度額を一緒にしない
  • 世帯年収に合った予算を設定する
  • 優先順位を付けておく

 

順番に解説します。

 

適切な返済負担率を設定する

 

一つ目の注意点は、適切な返済負担率を設定することです。

 

返済負担率とは、年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合のことであり、20〜25%を目安にすると無理のない返済プランといえます。

 

年収400万円以上では、35%以下が返済負担率の審査基準ではあるものの、上限までの借入は月々の返済の負担が大きいので、家計に無理のない範囲で予算を決めるとよいでしょう。

 

借入可能額と注文住宅の限度額を一緒にしない

 

借入可能額と注文住宅の限度額を一緒にしないことも注意点の一つです。

 

先に述べた通り、借入可能額=返済可能額ではありません。収入は増えることもあれば、減ることもあります。

したがって、無理な借入は家計の余裕がなくなり、金利上昇などの外部要因で返済が滞るリスクが生じるでしょう。

 

世帯年収に合った予算を設定する

 

世帯年収に合わせた予算を設定した場合も注意が必要です。

 

具体的には、配偶者が出産などで働けなくなるケースが想定されます。

当然、世帯年収は下がりますので、その間のことも考慮しておかなければなりません。

 

配偶者の収入が無くなっても、問題のない返済プランを立てて、予算を決めることが大切です。

 

優先順位を付けておく

 

優先順位を付けておくことも、予算を決める上で注意すべきポイントです。

 

土地と建物の予算配分や住宅へのこだわりなど、予算に制限がある中で、全ての要望をかなえることはできません。

妥協点を探るためにも、家づくりの優先順位を家族で相談して、予め決めておくことをおすすめします。

 

注文住宅の予算を決めるための一般的な費用をシミュレーション

 

注文住宅 シミュレーション

 

注文住宅の予算を決めるための一般的な費用を、世帯年収ごとにシミュレーションでまとめています。

頭金の準備や住宅ローン以外の借入状況などにより、最適なプランは異なりますので、自分たちに合った予算づくりの参考にして下さい。

 

 

  • 世帯年収500万円以下の場合
  • 世帯年収500万~800万円の場合
  • 世帯年収800万~1,000万円の場合

※融資率90%、固定金利1.44%、返済期間35年、返済負担率25%、元利均等返済で算出

順番に解説します。

 

世帯年収500万円以下の場合

 

 

借入金額

総返済額

月々の返済額

高知県世帯年収423万円

2,901万円

3,695万円

8.8万円

※参考:『LIFULL HOME’S 住まいインデックス

 

家計に無理のない返済負担率25%での借入金額は2,901万円となりました。

 

高知県の注文住宅の相場に近い数値であり、土地取得が必要な場合は、頭金の準備を増やすことで月々の返済額を抑えられるでしょう。

 

世帯年収500万~700万円の場合

 

 

借入金額

総返済額

月々の返済額

世帯年収500万円

3,429万円

4,368万円

10.4万円

世帯年収600万円

4,121万円

5,249万円

12.5万円

世帯年収700万円

4,781万円

6,090万円

14.5万円

※参考:『LIFULL HOME’S 住まいインデックス

 

返済負担率25%の借入金額は上記の表の通りですが、月々の返済額を見ると、もう少し返済負担率を抑える方が望ましいでしょう。

 

あくまでも世帯年収であり、配偶者が仕事を休むケースも想定して返済プランを立てて、返済に無理のない借入額を決めて下さい。

 

世帯年収800万~1,000万円の場合

 

 

借入金額

総返済額

月々の返済額

世帯年収800万円

5,473万円

6,971万円

16.6万円

世帯年収900万円

6,166万円

7,854万円

18.7万円

世帯年収1,000万円

6,858万円

8,735万円

20.8万円

※参考:『LIFULL HOME’S 住まいインデックス

 

返済負担率25%の借入金額は上記の表の通りですが、頭金の準備を増やして、返済負担率を抑えることをおすすめします。

 

借入額が多い分、総返済額に占める支払利息も増えており、月々の返済は問題なくとも、資金計画を見直した方がよいでしょう。

 

建匠で注文住宅を建てる際の予算の決め方を紹介!

 

建匠 注文住宅

 

これまで一般的な予算の決め方を説明してきましたが、『建匠』では85歳まで家計が破綻せず、住んだ後も貯蓄できる資金計画と予算を最も大切にしています。

 

資金計画と予算で重要となる点は、健康的な生活を送るために必要な断熱性や気密性を高性能にしつつ、月々の冷暖房費を大幅に抑えることです。

 

仮に、限られた予算の中で家を建てたとしても何らかの不満が出てくる可能性は高く、それが家の品質に関わることであれば、性能に後悔する可能性はゼロではありません。

 

したがって、新築を建てた後もしっかりと貯蓄ができる資金計画と予算を組みましょう。

 

「品質を追求すると予算オーバーしてしまうのではないか?」と考える方も少なくありませんが、建匠では将来の負担にならないような資金計画を提案します。

 

ぜひ気軽にお問い合わせ下さい。

 

建匠の家づくり

 

注文住宅の予算の決め方に関するよくある質問

 

よくある質問

 

注文住宅の予算の決め方に関するよくある質問をまとめていますので、他の方が疑問に感じる点を自分に置き換えて考えてみましょう。

 

  • 注文住宅で予算オーバーする際の平均額や平均割合とは?
  • 注文住宅の契約後に予算オーバーしてしまうことはある?

 

順番に解説します。

 

注文住宅で予算オーバーする際の平均額や平均割合とは?

 

予算オーバーの平均額は、243万円で建築費用の10〜15%前後の割合が多いようです。

 

標準設備仕様からの変更など、要望を整理して優先順位を決めておかなければ予算を守ることはできません。物件を比較する際は、金額だけでなく、標準仕様のグレードについても確認しましょう。

 

※参考:『SUUMO 注文住宅 3000人の家づくり体験談 2016【建築費用編】

 

注文住宅の契約後に予算オーバーしてしまうことはある?

 

契約後に予算をオーバーしてしまうケースは少なくありません。

 

主な原因として、契約後の追加工事が多いことが挙げられます。標準設備以外のオプションの変更など、本当に自分たちに必要かどうか検討して下さい。

 

他にも、外構工事も事前の見積もりが甘く、追加費用が発生しやすいので注意しておきましょう。

 

注文住宅の予算の決め方を理解して負担の少ない注文住宅を建てよう

 

まとめ

 

家づくりは、予算を決めることから始まるといっても過言ではありません。

 

予算を決めずに理想の住まいのイメージを固めても、実現性がなければ意味はなく、過度な借入をもとに予算を決めても、返済に追われるリスクが付きまといます。

 

したがって、自分たちに合った返済プランをもとに予算を決めて、家計に負担の少ない注文住宅を建てることが、快適な暮らしに繋がるでしょう。

 

建匠では予算の中で品質を重視し、長く健康に暮らせる家を提供します。ワンチームでお客様の家づくりをサポートしていますので予算決めを含めた資金計画にお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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