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2023.07.31

 

家づくりの際に、最近注目されているのが、生活を一階で完結できる「平屋」です。

 

この記事では、平屋のメリット・デメリットや、よく比較される二階建てとの違いも合わせて解説します。平屋を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。

 

【この記事でわかること】

平屋のメリットとデメリット 平屋づくりの注意点 平屋と二階建てとの違い

 

そもそも平屋とは?

 

 

平屋とは、二階以上の階層がない住宅のことです。「一階建て住宅」とも呼ばれており、全ての生活をワンフロアで完結できる特徴があります。

 

二階部分がないことで平屋ならではの生活を過ごせるので、家づくりを進める上で多くの人が検討する住宅といえるでしょう。

 

平屋のメリット

 

 

この章では、平屋のメリットについて解説します。

 

効率的な生活動線・家事動線を確保できる 家族との距離が近い 段差が少なくバリアフリーを実現できる 屋根や外壁のメンテナンス費用を抑えやすい 屋根裏のスペースを活用しやすい 安定した構造で耐震性が高い

 

上記6点を順番に解説していきます。

 

効率的な生活動線・家事動線を確保できる

 

ワンフロアで生活を完結させられる平屋は、生活動線と家事動線が確保しやすいといえます。

 

たとえば、二階建て住宅であれば階段部分で動線が交差することが多く、朝の支度時には家族の動線がぶつかるケースも少なくありません。

 

その点、平屋であれば各部屋からリビング、玄関まで直線的な動線となるため、効率的に生活動線を確保できるでしょう。

 

また、平屋は二階部分を支える柱や壁が必要ないため、二階建て住宅よりも自由な間取り設計が可能です。

 

これにより、水回りを回遊できるような家事動線を実現でき、スムーズに家事ができます。

 

家族との距離が近い

 

平屋はリビングを必ず通る間取りになりやすく、家族とコミュニケーションを取る時間が増えます。

 

また、プライバシーをしっかり保護できる居室を設けることで、家族と個人それぞれの時間を大事にできる平屋となるでしょう。

 

段差が少なくバリアフリーを実現できる

 

二階がない平屋には階段や踊り場がなく、バリアフリーに特化した住宅にできます。

 

つまり、平屋は老後の生活に向いている住宅であり、平屋が注目される理由の1つとなっています。このような特徴は、平屋の大きなメリットだといえるでしょう。

 

屋根や外壁のメンテナンス費用を抑えやすい

 

屋根や外壁塗装など、家は定期的にメンテナンスをする必要があります。

 

平屋のメリットには、メンテナンス費用を抑えられるメリットがあり、屋根塗装や外壁塗装時の足場代を安くできます。

 

屋根裏のスペースを活用しやすい

 

平屋は屋根を少し高く設計することで、居室空間と屋根の間にある「屋根裏スペース」を有効活用しやすくなります。

 

そのため、趣味や季節物の家電などを屋根裏に収納でき、生活スペースをすっきりさせられるメリットがあります。

 

安定した構造で耐震性が高い

 

台風や地震などの自然災害において、平屋は二階建て住宅よりも優れているメリットがあります。

 

二階部分がない平屋は重心が低く、水平方向と垂直方向の揺れに対して強い構造となるため、耐震性が高くなります。

 

つまり、自然災害に強い家を建てたい場合には、平屋がおすすめだといえるでしょう。

 

平屋のデメリット

 

 

平屋には多くのメリットがある一方で、デメリットもあるため注意が必要です。

 

広い敷地が必要になる 坪単価が高くなりやすい 日当たりや風通しが悪いケースがある プライバシーや防犯面での安全が確保しにくい 水害時のリスクが高い傾向にある

 

上記5点を解説していきます。

 

広い敷地が必要になる

 

平屋は二階建て住宅の二階部分を一階に建築することになるため、建築面積が大きくなります。

 

二階建て住宅よりも敷地面積が広くなってしまうため、土地にかかる費用は高くなる傾向にあります。

 

坪単価が高くなりやすい

 

二階建て住宅と平屋において、同じ延床面積の家を建てる場合には、平屋の方が高くなります。

 

大きな理由として、建築面積や 屋根の面積 が二階建てよりも大きくなることで、その結果建築コストが高くなる点が挙げられます。

 

このような理由から、平屋は二階建て住宅よりも坪単価が高くなる傾向にあります。

 

ただし、階段スペースで約2坪抑えられたり、余分な廊下部分も省スペースにできたりなど、坪単価は高くなるものの間取り次第では建築コストの総額を抑えることも可能です。

 

日当たりや風通しが悪いケースがある

 

平屋は二階建て住宅などと比較すると、日当たりや風通しが悪い傾向にあります。要因の1つとして、周辺に二階建て住宅が多いことで建物に遮られてしまうケースが挙げられます。

 

平屋を検討する際は、周辺環境をチェックしておきましょう。

 

プライバシーや防犯面での安全が確保しにくい

 

生活空間が全て一階となる平屋は、前面道路の歩行者と目が合いやすく、プライバシーや防犯面において二階建て住宅よりも注意すべきです。

 

また、平屋は注目されやすい住宅となるため、人の目につきやすいといえます。平屋にはこのようなデメリットがあるため、防犯砂利や目隠しフェンスなどの設置が必要になるでしょう。

 

水害時のリスクが高い傾向にある

 

二階部分がない平屋は一階部分よりも高い位置に部屋がなく、水害時には家の外に逃げることを考えておかなければなりません。

 

そのため、二階建て住宅よりも水害に関する防災意識は高く持っておく必要があるでしょう。

 

平屋と二階建てのおすすめポイントを比較

 

 

平屋と二階建てのおすすめポイントを比較すると、次のようになります。

 

 

上記のように、平屋はメンテナンスコストが安く、効率の良い生活と家族と一緒にいる時間が長くなる住宅といえます。

 

一方、建築や土地、防犯面で費用がかかってしまい、セキュリティ面が弱い側面もあります。

 

このことからも、メリットを活かしながらデメリットも解消できる平屋づくりが重要となるでしょう。

 

後悔しない平屋づくりのポイント

 

 

この章では、後悔しない平屋づくりのポイントを解説します。

 

中庭や採光窓を設置し日当たりを良くする 風通しを良くしたい部屋を角に設置する 防犯性能の高い窓や防犯シャッターを採用する ハザードマップで水害被害の少ない土地を選ぶ

 

上記4点を解説していきます。

 

中庭や採光窓を設置し日当たりを良くする

 

平屋のデメリットにある「日当たりと風通しの悪さ」は、中庭や採光窓の設置によって解消できるといえます。

 

このように、日当たりと風通しを良くする工夫は重要なポイントとなるでしょう。

 

風通しを良くしたい部屋を角に設置する

 

全ての部屋の風通しを良くすることは困難なため、リビングや主寝室など風通しを良くしたい部屋を角に設置しましょう。

 

このような間取り設計はコストアップも少ないため、おすすめです。

 

防犯性能の高い窓や防犯シャッターを採用する

 

平屋は、防犯面に不安が残る傾向にあるため、性能の高い窓や防犯シャッターなどに費用をかけましょう。これ以外にも、プライバシーを保護する目隠しなどの設置も重要です。

 

ハザードマップで水害被害の少ない土地を選ぶ

 

ハザードマップは水防法に該当しているエリアであれば市区町村で必ず確認できます。

 

そのため、土地を選ぶ際にはインターネット上で公開されている情報などを必ず確認し、水害が少ないエリアを選びましょう。

 

高知県で平屋を検討するなら建匠がおすすめ

 

 

建匠では、高知県で多くの平屋を建築しており、ラグジュアリーからシンプルスタイルまで、お客様に合った平屋事例を提案できます。

 

そのため、平屋の建築イメージが持てない人でも特徴を把握できます。高知県で平屋を検討する場合には、ぜひ建匠にお問い合わせください。

 

お問い合わせ・資料請求|高知で新築注文住宅なら【建匠】家族の笑顔を生み出す工務店

 

平屋に関するよくある質問

 

 

この章では、平屋に関するよくある質問を紹介します。

 

平屋がブームになっているのはなぜ? 平屋と二階建ての固定資産税はどっちが高い? 平屋はうるさいって本当?

 

順番に見ていきましょう。

 

平屋がブームになっているのはなぜ?

 

国土交通省 が公開する住宅着工統計によると、平屋の着工棟数は2021年で55,000棟となり全体の棟数割合では10%を超えています。

 

このことからも、平屋は決して珍しくない住宅といえますが、その背景として高齢化社会が一要因として挙げられます。

 

つまり、老後を含め生涯快適な生活を過ごせる家の需要が増加していることから、平屋がブームになっていると推測されます。

 

※参考: 報道発表資料:建築着工統計調査報告(令和4年計分)|国土交通省

 

平屋と二階建ての固定資産税はどっちが高い?

 

平屋は二階建てよりも敷地面積と建築面積が多くなるため、固定資産税は平屋の方が高くなります。

 

ただし、建築プランを小さくすることで選択する敷地と建物を小さくでき、固定資産税を抑えられるでしょう。

 

平屋はうるさいって本当?

 

平屋と二階建て住宅に気密性の差はないため、生活空間が一階にある平屋 であるから といって、生活音が 著しく 外に漏れるおそれはないといえます。

 

ただし、大人数の家族で暮らしているケースでは、室内において子供の声など生活音が気になることもあります。ワンフロアで生活しているため、就寝時に「うるさい」と感じてしまう可能性もゼロではありません。

 

また、平屋は屋根面積が大きい分、リビングがあるフロアでは雨音が響くケースもあります。

特に、高知県ではスコールなどの集中豪雨が多い傾向にあり、「雨音が怖い」といった声が一定数あります。

 

このように、平屋は著しく「うるさい」と感じることはなくとも、状況によっては周囲の声や音が気になるケースがあることを押さえておきましょう。

 

平屋のメリット・デメリットを比較して自分に合った家づくりを

 

 

平屋にはメリットとデメリットがあるため、建築ノウハウを多く保有している建築会社に依頼することが重要です。

 

建匠では、高知県で多くの平屋を施工実績があり、最適なプランをご提案しています。お客様に寄り添いながら相談を承りますので、ぜひ一度建匠にお問い合わせください。

 

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2023.07.13

 

注文住宅を建てるときは玄関を設計しますが、何らかの要因で失敗してしまうケースも少なくありません。

 

この記事では、玄関を設計する際の失敗事例、間取りを工夫するポイントを解説します。

最後まで読んでいただくと玄関設計のヒントが見つかるので、ぜひ参考にしてください。

 

【この記事でわかること】

玄関ドアの種類 玄関設計の失敗事例 玄関の間取りを工夫するポイント

 

そもそも注文住宅における玄関ドアの種類は?

 

 

この章では、玄関ドアの種類を紹介します。

 

片開きドア 両開きドア 親子ドア スライディングドア

 

上記4つの玄関ドアそれぞれに特徴があるので、ぜひ参考にしてください。

 

片開きドア

 

片開きドアは1枚扉のドアで、最も一般的な玄関ドアといえるでしょう。

種類も豊富なため、多くのバリエーションから選択できます。

 

両開きドア

 

両開きドアは、同じ大きさの扉を2枚使用して両開きできるドアです。

片開きドアよりも高級なイメージがあり、両方に開くため荷物を搬入しやすいといえます。

 

親子ドア

 

親子ドアとは、2枚の扉の片方が小さいドアのことです。

荷物の搬入時と通常の開閉時で使い分けられます。

 

親子のように大きさが異なる扉が並んでいるため"親子ドア"と呼ばれていて、片開き・両開きドアの両方の特徴を備えたドアです。

 

スライディングドア

 

スライディングドアとは、"引戸"のことです。

 

開閉をする際に重心移動させる必要がないため、少ない力で開閉できます。

そのため、高齢者や小さな子どもがいる家庭で採用されるケースが多くあります。

 

注文住宅の玄関でよくある失敗事例5選

 

 

玄関設計の際は、ドアだけでなく玄関全体の空間をイメージすることが重要です。

玄関の設計でどのような失敗事例があるのか、事前に知っておきましょう。

 

想定よりも狭かった 収納が少なかった 日当たりが悪く暗くなった 生活動線との相性が悪かった デザインが気に入らなかった

 

上記5つの事例を紹介するので、玄関を設計する際の参考にしましょう。

 

想定よりも狭かった

 

家づくりは、リビングや水回り、居室を優先的に設計するため、玄関は後回しになるケースも少なくありません。

その結果、想定よりも狭い玄関となり、物であふれてしまう失敗がよくあります。

 

このような失敗を避けるためにも、間取り設計では玄関を含めた全体のバランスを意識しましょう。

 

収納が少なかった

 

玄関には一般的に玄関収納を設置しますが、子どもが成長するにつれ収納が足りなくなる失敗は多くあります。

子どもの成長を見越して、収納を考えることが重要です。

 

日当たりが悪く暗くなった

 

玄関は方位に限らず、窓が少ないスペースになる傾向があります。

採光を工夫しなければ、暗くて湿気がこもりやすい玄関になってしまいます。

 

採光の対策としては、伝統や壁の色を変更したり、大きな窓を高い位置に取り付けたりなどの工夫が重要です。

 

生活動線との相性が悪かった

 

他の部屋を優先したため、玄関からリビングや居室までの生活動線が悪くなったケースがあります。

このような失敗は、長く滞在する生活空間を優先した間取りに起こりやすいといえます。

 

したがって、玄関を含めた総合的な設計が重要です。

 

デザインが気に入らなかった

 

言われるがまま、玄関の壁紙や収納のサイズを選んだ結果、気に入らないデザインになってしまった失敗事例があります。

家を建てる際は細部にまでこだわり、後悔のない家づくりを目指しましょう。

 

注文住宅における玄関の間取りを工夫するポイント

 

 

玄関を有効活用するポイントには、次の6つがあります。

 

ウォークイン・シューズクロークを設ける 手洗いスペースを設ける 屋外収納や土間収納を活用する 玄関とインナーガレージをつなげる おしゃれと機能性の両立を図る 採光を工夫して開放感を演出する

 

それぞれ解説します。

 

ウォークイン・シューズクロークを設ける

 

子どもが成長しても収納が足りなくならないように、ウォークイン・シューズクロークの設置がおすすめです。

ウォークイン・シューズクロークを採用すれば、玄関の一部を収納スペースにできるため、収納不足を解消できるでしょう。

 

手洗いスペースを設ける

 

手洗いスペースを玄関に設けると、手洗いやうがいを玄関で済ませてからリビングに入れます。

手洗いの習慣がつき、感染症対策にもなります。

 

屋外収納や土間収納を活用する

 

収納スペースをおしゃれにする方法として、屋外収納や土間収納があります。

玄関がスッキリして、空いた空間を来客用の会話用スペースとして活用できるでしょう。

 

玄関とインナーガレージをつなげる

 

インナーガレージは家と一体化したガレージのことです。

玄関と繋げることで、外に出ることなく車庫から家に入れます。

 

また、荷物をインナーガレージ側に置けるため、収納が増えても対応できます。

 

おしゃれと機能性の両立を図る

 

玄関は家の顔であるためおしゃれにしたいですが、機能性との両立が重要です。

機能性も考慮すれば、掃除や片付けが楽になり簡単におしゃれな空間を維持できます。

 

採光を工夫して開放感を演出する

 

玄関は暗いスペースになりやすいため、天井窓や採光窓を設置しましょう。

光を取り入れると、明るくおしゃれでキレイな玄関を演出できます。

 

注文住宅の玄関はどの方角に配置すべきか

 

 

注文住宅を建てる際には、前面道路の方位によって玄関の向きが異なります。

それぞれの向きにメリット・デメリットがあります。

 

東向きの間取り 西向きの間取り 南向きの間取り 北向きの間取り

 

ここでは、上記の順番にメリットとデメリットを解説します。

 

東向きの間取り

 

東向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

明るい玄関になる

デメリット

他の部屋が暗くなるおそれがある

 

玄関が東向きの場合、玄関自体は比較的明るい場所となるでしょう。

その一方で、他の部屋が暗くなるおそれがあり、各居室の採光に注意しなければなりません。

 

西向きの間取り

 

西向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

リビングや居室の日当たりが良くなる

デメリット

玄関が暗くなる

 

玄関を西向きにした場合、玄関の日当たりが悪いデメリットがある一方で、リビングや居室が南側になるため明るくなるメリットがあります。

 

南向きの間取り

 

南向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

玄関の日当たりが最も良くなる

デメリット

玄関が暑くなり、玄関での会話が難しくなる

 

南向きは最も日当たりが良いため、南向きの玄関は非常に明るくなるでしょう。

ただし、近年の猛暑から湿気が溜まりやすい空間であると予想され、玄関先で長時間の会話などが困難になります。

 

北向きの間取り

 

北向きに玄関がある間取りには、次のような特徴があります。

 

メリット

玄関以外の部屋が明るくなる

デメリット

玄関が暗く冬場は寒い空間になる

 

西向きよりも、北向きの玄関はさらに日当たりが悪く、冬場は非常に寒い空間になるでしょう。

一方で、玄関以外の空間は比較的日当たりを確保できるため、簡単に光を取り入れられます。

 

注文住宅の玄関に関するよくある質問

 

 

この章では、注文住宅の玄関に関するよくある質問を紹介します。

 

玄関ドアが気に入らなければ交換できる? 玄関に1畳のスペースは狭い? 玄関に窓は必要?

 

上記3つの質問にお答えするので、ぜひ玄関設計の参考にしてください。

 

玄関ドアが気に入らなければ交換できる?

 

玄関ドアは単体で取り外しができるため、交換できます。

ただし、費用が発生するので資金計画を意識しながら検討しましょう。

 

玄関ドアにかかる費用相場は、主に以下の通りです。

 

概要

費用相場

玄関ドア本体の費用

20~40万円

玄関ドアの設置費用

5~10万円

玄関ドアの撤去費用

1~3万円

 

上記はあくまで目安ですが、最低でも20万円程度はかかることを想定しておきましょう。

 

玄関に1畳のスペースは狭い?

 

一般的な分譲住宅の場合、玄関は1.5畳前後で設計されるケースが多くあります。

そのため、1畳の玄関は平均よりも狭いといえますが、工夫次第では十分に利用できる広さといえます。

 

玄関は主に、収納の大きさや位置などによって広さが左右されるので、自分にとって収納が必要かどうかを見極めることが重要です。

 

玄関に窓は必要?

 

結論、玄関に窓は必要です。大きな理由として、寝室やリビングなどと異なり大きな掃き出し窓が存在しない点が挙げられます。

そのため、窓がない状態の場合、日中であっても採光がほとんど確保できず昼間であっても電気を点けなければなりません。

 

このように、十分な採光を取り入れるためにも最低限の窓は必要といえます。

 

注文住宅の玄関は間取りを意識しておしゃれに見せよう

 

 

注文住宅の設計において、玄関は後回しになりやすく失敗しやすい場所といえます。

 

高知県の工務店・建匠では、玄関と家の調和が取れる設計を目指し、お客様にプランを提案しています。

玄関の間取りで失敗したくない人は、ぜひ建匠にお問い合わせください。

 

建匠で来店予約をする

 

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2023.07.13

 

住宅ローンを融資する際に、多くの金融機関が団体信用生命保険の加入を条件にしています。

 

通称「団信」と呼ばれる制度は、主に住宅ローンの返済中に何らかの事故や病気で収入が途絶えてしまった場合、ローンを引き続き返済できるように支援するための保険です。

 

この記事では、団信の種類や保障内容を解説します。住宅ローンを検討している人はぜひ最後までお読みください。

 

【この記事でわかること】

団信の概要 団信の種類 団信加入時の注意点

 

そもそも住宅ローンの団信(団体信用生命保険)とは?

 

 

団信とは、正式には「団体信用生命保険」の略で、債務者が死亡もしくは重大な障害状態になった場合に住宅ローン残債の債務が免責される制度です。

 

団信は、多くの住宅ローンの加入条件となっています。

団信に加入することで、債務者に万が一のことがあっても同居している家族は住環境を変えることなく生活できるでしょう。

 

次に、団信と一般的な生命保険の違いや、団信に加入していないとどうなるかについて、順番に解説していきます。

 

団信と一般的な生命保険の違い

 

団信は生命保険の一種であり、一般的な生命保険と比較すると、主に役割・支払先に以下のような違いがあります。

 

 

役割

支払先

団体信用生命保険

債務者の万が一に備える

金融機関

一般的な生命保険

保険者の病気やケガなどに備える

保険金受取人

 

上記のように、同じ生命保険でも団信の場合は家族が保険金を受け取ることはなく、金融機関が保険金を受け取り、住宅ローン残債の抹消に使われることを知っておきましょう。

 

団信に加入していないとどうなるか

 

債務者に万が一のことが起きたときに団信に加入していない場合、第三者が住宅ローンを返済し続ける必要があります。

返済できなければ家を売却しなければなりません。

 

このように、団信未加入の状態は生活拠点を守れなくなる可能性があるため、注意が必要です。

 

住宅ローンの団信の種類と保障内容

 

 

団信には、死亡・高度障害状態に保険金が支払われる「通常の団信」以外にも、さまざまな種類があります。

これらの商品は通常の団信から金利を上乗せすることで選択できます。

 

団信加入時にはこの章で解説する種類と保障内容を事前にチェックしましょう。

 

通常の団信(死亡時・高度障害保障) 夫婦連生団信 がん保障付団信 3大疾病保障付団信 8大疾病保障付団信 全疾病保障付団信

 

順番に解説していきます。

 

通常の団信(死亡時・高度障害保障)

 

通常の団信は、債務者が死亡もしくは高度障害状態になることで就労不能となり、その結果住宅ローン返済が困難となった場合に適用される保険です。

債務者が他の団信を選択しない限りはこの団信に加入することになります。

 

このことから、一般団信とも呼ばれています。

 

夫婦連生団信

 

夫婦連生団信は、夫婦が連帯債務で住宅ローンを返済する場合に加入できる団信です。

 

この団信に加入することで、夫婦のどちらかが死亡または所定の障害状態になった場合に住宅ローンが免責となります。

そのため、夫婦で連帯債務を検討する人にとっておすすめの保険といえるでしょう。

 

※参考:夫婦連生団信をご検討ください!|住宅金融支援機構

 

がん保障付団信

 

がん保障付団信は「悪性腫瘍」に特化した団信です。

 

がん保障付団信は債務者が特定のがんのステージになった場合に適用されるため、労働ができる状態であっても住宅ローンが完済できることもあります。

国立研究開発法人国立がん研究センターによると、一生のうちにがんと診断される確率は50%を超えています。

 

この背景からも、がん保障付団信は多くの債務者に利用されています。

 

※参考:最新がん統計:[国立がん研究センター がん統計]|国立研究開発法人国立がん研究センター

 

3大疾病保障付団信

 

3大疾病とは、がん・心疾患・脳血管疾患のことです。

3大疾病保障付団信は、3大疾病を患った場合に適用されます。

 

これらの疾患は日本人の死因の中で上位にあるため、将来に不安を感じる人に利用されることが多い団信といえるでしょう。

 

8大疾病保障付団信

 

8大疾病保障付団信は、前述した3大疾病保障付団信に、以下の5つの疾患を加えた団信です。

 

高血圧症 糖尿病 慢性腎不全 肝硬変 慢性膵炎

 

家族に8大疾病に罹患する人が多く、万が一の際に備えておきたい人におすすめの団信です。

 

全疾病保障付団信

 

8大疾病以外の病気やケガであっても、全疾病保障付団信であれば保険が適用されるケースがあります。

 

病気やケガ全般に備えるために全疾病保障付団信があります。

金利が高く取り扱っている金融機関は少ないため、加入する際には十分に検討する必要があるでしょう。

 

住宅ローンの団信に加入するときの注意点

 

 

この章では、住宅ローンの団信に加入するときの注意点を解説します。

 

健康状態によっては加入できない 加入後は契約内容を変更できない 借り換え時は新たな審査が必要 生命保険料控除の対象外

 

順番に見ていきましょう。

 

健康状態によっては加入できない

 

団信は、健康状態によっては加入できない場合があることに注意しましょう。

 

団信の役割は、債務者が住宅ローン返済中に万が一のことがあった場合に備えることです。

住宅ローン契約前の時点で健康状態に異常がある場合には、団信に加入できない可能性があることを知っておきましょう。

 

加入後は契約内容を変更できない

 

団信は一度加入すると、契約内容を変更できません。

 

どうしても団信を契約し直したい場合には、借り換えによって金融機関を変更することなどが必要になるでしょう。

 

借り換え時は新たな審査が必要

 

住宅ローンを借り換える場合、団信は新しい借入先で再審査を受けることになります。

 

なぜなら、団信は住宅ローン契約と紐づいており、借り換えによって住宅ローンは一度完済されて、契約満了となるからです。

 

そのため、団信の条件がいいという理由で金融機関を選んでいた場合には、同じ内容の保険を受けられない可能性があるため注意しましょう。

 

生命保険料控除の対象外

 

生命保険料は年末調整によって控除できますが、団信は控除の対象外です。

団信の保険料は控除額の計算に含められないため、年末調整時に間違えないように注意しましょう。

 

住宅ローンの団信を選ぶ際のチェックポイント

 

 

さまざまな種類がある住宅ローンの団信の中から、自分に合った団信を選ぶためのチェックポイントを解説します。

 

自分に必要な特約かどうか 免責事項 保障内容 金利優遇の有無 相談のしやすさ

 

順番に見ていきましょう。

 

自分に必要な特約かどうか

 

団信を選ぶ際は、自分に必要な特約かどうかを見極めましょう。

 

団信は将来の万が一に備える保険であり、保障内容を充実させるほど金利が高くなります。

金利が高くなると負担額が増えて、生活が苦しくなるでしょう。

 

そのため、加入したい保障が必要かどうかは十分に検討することがポイントです。

 

免責事項

 

団信を選ぶ際は、免責事項を確認してから選択しましょう。

 

団信には、「加入後3年間は免責」や「精神病、自殺は対象外」など、保険によって免責事項が定められています。

このような免責事項は保険金の支払い可否に大きく影響するため、団信の加入前には免責事項を把握しておく必要があるでしょう。

 

保障内容

 

団信を選ぶ際には、保障内容のチェックが重要です。

例えばがん保障付団信の場合、がんの種類やステージによっては適用外となるケースも少なくありません。

 

また、前述した免責事項を含め、適用外となるケースも多くあります。そのため、保障内容がイメージ通りであるかは金融機関に確認し、失敗しないようにしましょう。

 

金利優遇の有無

 

通常の団信に金利を上乗せすることで、より多くの特約を盛り込んだ他の団信を選択できます。

 

ただし、この上乗せに対して金利優遇を実施している金融機関も多く、実質上乗せなしで加入できることもあります。

こういった条件は金融機関を選ぶ上で、重要なチェックポイントです。

 

相談のしやすさ

 

団信を取り扱っている金融機関に対して相談しやすいかどうかも、団信を選ぶポイントです。

団信専門の相談窓口がある金融機関であれば、すぐに相談に乗ってくれるでしょう。

 

団信が適用できるかどうかを調べるタイミングは、家族に万が一の事態が発生しているときです。冷静な判断をするためにも、このような窓口の有無は重要といえるでしょう。

 

住宅ローン団信に関するよくある質問

 

 

この章では、住宅ローン団信に関するよくある質問をまとめました。

 

団体信用生命保険は月々いくら? 過去の病歴は団信の加入に影響する? 団信の告知書はどこまで書けばいい?

 

順番に回答していきます。

 

団体信用生命保険は月々いくら?

 

保険料自体は金融機関と保証会社によって異なり、借入先によっては保険料が無料の場合もあります。

団体信用生命保険の保険料は月々の住宅ローン返済額に含まれており、利息の中から自動的に支払われることになります。

 

過去の病歴は団信の加入に影響する?

 

通常の団信であれば、完治してから5年経過している病気は加入に影響しません。

また、治療中であっても治療状況によっては加入できるので、金融機関に相談することをおすすめします。

 

団信の告知書はどこまで書けばいい?

 

原則、団信の告知書はチェック方式です。

記載項目の病気に該当するかどうかをチェックしていき、該当する場合には通院頻度や病院名、主治医、処方されている薬と処方頻度を記載しましょう。

 

住宅ローンの団信に加入するときは保障内容をしっかり確認しよう

 

 

多くの金融機関では、住宅ローンを借りる際に団信の加入を必須としています。

ただし、団信にはさまざまな種類があるため、将来を見越して選択する必要があるでしょう。

 

建匠では、家づくりのプランだけでなく、住宅ローンなどの資金計画のご相談も承ります。

お客様が納得して選べるようサポートしているので、ぜひ建匠にお問い合わせください。

 

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2023.06.26

 

家を建てる際やリノベーションを考えるとき、重要な要素の1つが断熱材の選択です。

 

断熱材の選択は、家の暖かさやエネルギー効率、さらには住み心地に大きく影響を与えます。

しかし、断熱材にはさまざまな種類があり、それぞれの特性やメリット・デメリットを十分に理解することは難しいでしょう。

 

この記事では、断熱材の種類を一覧でまとめ、それぞれの素材別の特徴やメリット、デメリットを解説します。

この記事を参考に、自分に最も合う断熱材を選びましょう。

 

【この記事でわかること】

断熱材の種類と特徴 断熱材を選ぶ基準 工法の特徴

 

そもそも断熱材とは?

 

 

そもそも断熱材とは、外部の熱を内部に伝導させない素材を指します。

設置する目的として、内部の熱を外部に出さない点が挙げられます。

 

素材は多岐にわたっており、どの素材を選ぶかも住まいにとって重要なポイントです。

次の項目では、素材ごとの断熱材をそれぞれ詳しく解説します。

 

断熱材の種類1.無機質繊維系

 

 

無機質繊維とは化学繊維の一種で、無機物の繊維を指します。

無機質繊維系の種類として挙げられるのがロックウールとグラスウールで、その性質は下記の表の通りです。

 

種類

熱伝導率(W/m・K)

価格相場

工法

ロックウール

0.038

安い

充填工法

グラスウール(16

K)

0.038

安い

充填工法

 

それぞれの特徴について詳しく解説します。

 

ロックウール

 

ロックウールは名前の通り、玄武岩などの鉱物が原料の断熱材です。

不燃性が高く、熱にも非常に強い素材です。

 

撥水性も高く、防音性や吸音性も優れている素材ですが、湿気に弱い点がデメリットといえます。

ロックウールは、建匠でも取り扱っている安価で高性能の素材です。

 

グラスウール

 

グラスウールは、ガラスを細い繊維状に加工した素材です。

グラスウールは、非常に安価でどこにでも使えて利便性が高い点や、不燃性と吸音性の高さが特徴といえます。

 

ただし、湿気への耐性はそこまで高くないため、結露対策などが必要になるでしょう。

 

断熱材の種類2.天然素材系

 

 

天然素材系の断熱材は、自然界に存在する天然素材を用いたものです。

価格は若干高めのものが多くありますが、調湿性能の高さから、自然素材住宅などで使用されるケースが多い素材といえます。

 

天然素材系の種類として挙げられるのが炭化コルクと羊毛(ウールブレス)で、性質は下記の表の通りです。

 

種類

熱伝導率(W/m・K)

価格相場

工法

炭化コルク

0.037~0.045

高い

充填工法

外張り工法

羊毛(ウールブレス)

0.039~0.049

高い

充填工法

それぞれの特徴について詳しく解説します。

 

炭化コルク

 

炭化コルクは、ボードやワインの栓などで使われている素材です。

 

炭化コルクは、ワインの栓などで使われるコルクを炭化して作られており、断熱性や調湿性、吸音性などに優れています。

炭化コルクで最も特徴的なのは、防虫効果を兼ね備えている点で、ダニなどを寄せつけません。

 

炭化コルクのデメリットは、希少性が高く材料費が高いため、高価になりやすい点が挙げられます。

 

羊毛(ウールブレス)

 

羊毛(ウールブレス)は、防虫効果も持つ羊の毛からできています。

羊毛は高い断熱性と調湿性を持っており、耐久性にも優れています。

 

ただし、炭化コルク同様、羊毛(ウールブレス)は価格が高くなりがちな点がデメリットです。

 

断熱材の種類3.木質繊維系

 

 

木質繊維系の断熱材は、材木のかけらなどを圧縮して作られたものを指します。

木材などの天然素材を用いており、自然の素材が用いられた家を求めている人におすすめです。

 

木質繊維系の種類として挙げられるのがセルロースファイバーとインシュレーションボードで、性質は下記の表の通りです。

 

種類

熱伝導率(W/m・K)

価格相場

工法

セルロースファイバー

0.040

高い

充填工法

インシュレーションボード

0.050

高い

充填工法

それぞれの特徴について解説します。

 

セルロースファイバー

 

セルロースファイバーは、古紙や段ボールなどを原材料とし、ホウ酸や難燃剤を混ぜ合わせています。

そのため、耐火性や防虫性、防音性に優れた素材といえます。

 

また、セルロースファイバーは木質繊維であるため調湿効果も高く、室内の結露防止の役割もある材質です。

ほかの素材よりも厚みがある分、重量感があり価格も高い点はデメリットとして挙げられるでしょう。

 

インシュレーションボード

 

インシュレーションボードは、木材を砕いたあと、撥水剤や接着剤などを混ぜ合わせて作られた断熱材です。

廃材や木材の欠片を使っているため、環境に優しく、吸音効果の高さや調湿性に優れている点も特徴として挙げられます。

 

しかし、インシュレーションボードは、セルロースファイバーのようにホウ酸が混ぜ合わされていません。

そのため、シロアリ被害などのリスクがある点がデメリットの1つです。

 

断熱材の種類4.発泡プラスチック系

 

 

発泡プラスチック系の断熱材は名前の通り、発泡プラスチックを用いた人工的な素材で作られた断熱材です。

発泡プラスチック系断熱材の種類や特徴は下の表の通りです。

 

種類

熱伝導率(W/m・K)

価格相場

工法

ポリスチレン系フォーム

0.020~0.041

普通

充填工法

外張り工法

フェノールフォーム

0.020

高い

充填工法

外張り工法

発泡ウレタンフォーム

0.026~0.040

高い

充填工法

外張り工法

それぞれの特徴について詳しく解説します。

 

ポリスチレン系フォーム

 

ポリスチレン系フォームには、押出法ポリスチレンフォーム(XPS)とビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)の2種類があります。

 

押出法ポリスチレンフォーム(XPS)は、発泡スチロールを用いて作られた断熱材です。

発泡スチロールに発泡剤や難燃剤なども組み合わせた上で、ボード状に押し出すことで作られます。

 

押出法ポリスチレンフォーム(XPS)は発泡スチロールが主原料であるため、さまざまな形に切って幅広い用途で使用できる点が特徴です。

ただし、断熱性に優れている反面、劣化が早い点がデメリットといえるでしょう。

 

一方、ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)も発泡スチロールを用いて作られます。

ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)は軽量で水を吸いにくいため、押出法ポリスチレンフォーム(XPS)よりも劣化が遅い点がメリットとして挙げられます。

 

しかし、耐熱性や耐火性が多少劣っているため、一般的には家屋の一部分のみに使用されるケースが多いでしょう。

 

フェノールフォーム

 

フェノールフォームは熱硬化性樹脂の1つで、世界で初めて人工的に合成されたプラスチックであるフェノール樹脂を用いて作られています。

 

フェノールフォームはトップクラスの断熱性能を持ち、耐水性にも優れています。

高価ではあるものの、神社や仏閣などの建て替え時にも使用されるほど高性能の断熱材です。

 

建匠が使用している「ネオマファーム」もフェノールフォームの断熱材です。

高断熱性と長期断熱性能や耐火性が高いだけではなく、ノンフロン発泡であるため環境に優しいなど、多くのメリットのある断熱材といえるでしょう。

 

発泡ウレタンフォーム

 

発泡ウレタンフォームは、原材料のポリウレタンを30倍発泡した硬質ウレタンフォームと100倍発泡した軟質ウレタンフォームに区分されます。

 

硬質ウレタンフォームは、ボード状に使用するタイプと吹きつけて使用するタイプのさらに2種類に分けられる点が特徴です。

断熱性能が高く接着強度も高い上、劣化が遅いなどのメリットがある一方で、燃えると有害ガスを発生させてしまう点やシロアリ被害に若干弱い点がデメリットです。

 

なお、建匠では、硬質ウレタンフォームの1つである『高密度30倍発泡』を取り扱っています。

一般的に、施工の際は価格が比較的安い100倍発泡の軟質ウレタンフォームを扱うケースが多くありますが、接着強度が弱く隙間ができやすい欠点があります。

 

一方で、建匠でも扱っている30倍発泡のウレタンフォームは断熱性能や気密性能、透湿性、粘着強度など多くの面で優れている点がメリットです。

 

このように、100倍発泡の軟質ウレタンフォームと比較して30倍発泡のウレタンフォームは性能が良い断熱材といえるでしょう。

 

断熱材における工法の特徴

 

 

次に、断熱材の主な工法について紹介していきます。断熱材の主な工法として、以下の3点が挙げられます。

 

充填断熱(内断熱) 外張り断熱(外断熱) 付加断熱

 

工法の違いについて詳しく解説しましょう。

 

充填断熱(内断熱)

 

充填断熱(内断熱)は、柱や壁の間に断熱材を設置する工法です。

 

断熱材を住まいの内部に設置するため、内断熱工法とも呼ばれています。

充填断熱(内断熱)は、比較的コストを抑えたい場合に用いられており、劣化の進行も遅いのが特徴です。

 

ただし、充填断熱(内断熱)には、作業途中で隙間ができてしまった場合、気密性が損なわれるデメリットもあります。

 

外張り断熱(外断熱)

 

外張り断熱(外断熱)は、躯体全体を断熱材で覆う工法を指します。

住まいの外部で断熱材を使用するため、外断熱とも呼ばれる工法です。

 

完全に躯体自体を囲むため、充填断熱よりも気密性が高く、断熱性も高いといえます。

しかし、外部に断熱材を使用するため、劣化が早く費用も高くなりやすい点がデメリットといえるでしょう。

 

付加断熱

 

付加断熱は、充填断熱と外張り断熱が組み合わされた工法です。

気密性も断熱性も最も高くなり、双方のメリットを兼ね備えた工法といえます。

 

しかし、費用が非常に高くなってしまうため、予算を抑えたい場合には向かない工法といえるでしょう。

 

断熱材の種類を選ぶ際の基準

 

 

次に、断熱材を選ぶ上で重視すべき観点について紹介します。

断熱材の種類を選ぶ際の基準として以下の3点が挙げられます。

 

燃えにくさ 断熱性能 有毒ガスの有無

 

上記3点の基準について詳しく解説します。

 

燃えにくさ

 

断熱材の燃えにくさを基準に選択するとよいでしょう。

 

内部に敷き詰める充填断熱も躯体全体に設置する外張り断熱も大部分を囲んでいるため、失火した場合、燃えやすい断熱材を選択した場合、火が一気に広がってしまうでしょう。

 

そのため、断熱材の防火性の高さが選択基準の1つです。

 

断熱性能

 

断熱性能の高さも選ぶ際の基準として挙げられます。断熱材を使用する目的は、外部からの熱を通さず、内部の熱を逃がさないためです。

 

非常に寒暖差の激しい地域では、より断熱性能の高い材質を選ぶ必要があるでしょう。

各素材の断熱性能を十分に把握した上で断熱材を選択することが重要です。

 

有毒ガスの有無

 

有毒ガスが発生するかどうかで選択するのもよいでしょう。

仮に火事が起こってしまった場合、断熱材の種類によっては有毒ガスを発生させるおそれがあります。

 

防火性が高い断熱材でも、燃えて有毒ガスが発生してしまうと、身体に大きなダメージを負ってしまいます。

有毒ガスの有無を選択の基準としてもよいでしょう。

 

断熱材の種類を把握して自分に合った素材を選ぼう

 

 

断熱材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴も異なります。

住まいとの相性も考え、家に合った断熱材を選ぶことがポイントです。

 

高性能の素材はどうしても単価が高くなり、多くの面に設置するため、大きな負担となるでしょう。

そのため、コストパフォーマンスの高い素材を選択する必要があるでしょう。

 

建匠では、全国トップレベルの断熱性能を取り入れた省エネ住宅を提案しています。

家づくりにお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

 

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2023.06.23

 

建築費が高騰し、家の価格も上昇している中、注目されているのがローコスト住宅です。

 

ローコスト住宅は、その名の通り、手頃な価格で住まいを手に入れられる魅力があります。

しかし、ローコスト住宅もしっかりと検討した上で選択しなければ、失敗して後悔してしまうおそれがあるでしょう。

 

この記事では実際の失敗例を5つ紹介し、後悔しないためのポイントも詳しく解説します。

ローコスト住宅を検討している人やこれから家を建てる人、住宅選びに迷っている人は、ぜひこの記事をお役立てください。

 

【この記事でわかること】

ローコスト住宅とは ローコスト住宅での失敗例 ローコスト住宅で後悔しないためのポイント

 

そもそもローコスト住宅とは?

 

 

ローコスト住宅とは名前の通り一般的な注文住宅よりも安い価格で建築できる住宅です。

 

一般的な注文住宅における坪単価の相場が80万円程度であるのに対し、ローコスト住宅は50万円前後で建築できます。

ローコスト住宅でも、長期保証があるケースや断熱性の高い住まいなどもあり、決して一般の注文住宅に劣っていません。

 

ここからは、ローコスト住宅が安い理由を解説していきます。

 

ローコスト住宅が安い理由

 

ローコスト住宅が実現できる理由の1つは、間取りを規格化しているからです。

間取りが規格化されると工程がマニュアルに沿って進めやすいため、コストカットにつながります。

 

また、ローコスト住宅の安さの理由は、間取りの規格化によって人件費を抑えられる点や材料費などを抑えられる点にもあります。

設備や仕様において、クローゼットの数を減らしたり価格が低めの製品を選んだりすることでコストを抑えているのも、ローコスト住宅が安い理由です。

 

ローコスト住宅で後悔した失敗例5選

 

 

ここからはローコスト住宅で後悔した失敗事例5点について詳しく解説します。

 

間取りやデザインを自由に決められなかった 構造強度や性能に不安を感じた メンテナンス費用が割高になった 光熱費が多く発生した アフターサービスの期間が短かった

 

それぞれの詳細や対策について解説しましょう。

 

間取りやデザインを自由に決められなかった

 

ローコスト住宅は間取りやデザインが画一化されているため、間取りやデザインのすべてを希望通りにすることはできません。

 

前述の通り、間取りやデザインを規格化することでコストカットを実現しています。

すべてを自身の希望通りにすることはできないため、理想を全部叶えたいという方は注意が必要です。

 

事前に間取りが把握できるため、自分が希望するライフスタイルに向いている間取りか十分に見定めましょう。

 

構造強度や性能に不安を感じた

 

ローコスト住宅では、構造強度や性能に不安を感じるケースがあります。

 

安価な構造材の使用や重心がずれていると、住んだあとに構造強度や性能に不安を感じてしまいます。

住宅の耐震性能や、構造材の種類・サイズなどを事前にチェックし、安全性の高さを十分に検討した上で、ローコスト住宅を建築するハウスメーカーを決めましょう。

 

メンテナンス費用が割高になった

 

メンテナンスの費用が割高になってしまうことも、ローコスト住宅で後悔した失敗例の1つとして挙げられます。

 

ローコスト住宅はコストを抑えながら建築するため、一般の注文住宅より早い時期に全体的な修繕工事が必要になる場合があります。

将来的なメンテナンスに備えて修繕積立金などの対策をとることが重要です。

 

光熱費が多く発生した

 

水道光熱費が多く発生してしまうことも、ローコスト住宅で後悔した失敗例の1つです。

 

一般的な注文住宅の場合、ランニングコストも考え、照明などの電気製品は省エネできる製品などを使用します。

 

しかし、ローコスト住宅の場合は、電気製品などもコストが安い製品を使用しているケースがあります。

価格が安い分、省エネ性能がない場合が多いため、水道光熱費が高くなってしまうでしょう。

 

新築住宅の購入時は購入にかかるコストだけではなく、住んだあとにかかるランニングコストなどをトータルで考える必要があります。

 

アフターサービスの期間が短かった

 

ローコスト住宅の場合、アフターサービスの期間が一般の注文住宅よりも短い場合が多いため、不良箇所が見つかった際に失敗したと感じる場合があるでしょう。

 

一般の注文住宅は長期保証などがついており、所有者が定期的なメンテナンスをした上で点検し、不良箇所の修繕に関しては施工会社が負担します。

しかしローコスト住宅の場合、保証期間が一般の注文住宅よりも短いケースが多いため、不良箇所の修繕が自費になるリスクが高いといえるでしょう。

 

近年ではローコスト住宅でも長期保証をつけているケースもあるため、保証期間の長さを住宅選びの比較としてもよいでしょう。

 

ローコスト住宅で後悔しないためのポイント

 

 

ローコスト住宅で後悔しないためのポイントとして4点が挙げられます。

 

トータルコストで家づくりを検討する ハザードマップを確認して災害のリスクに備える 購入後のサポート内容を確認しておく 家づくりのタイミングを見直す

 

ここからは上記4点について詳しく解説します。

 

トータルコストで家づくりを検討する

 

ローコスト住宅で後悔しないためには、トータルコストで家づくりを検討することが重要です。

 

前述した通り、販売価格の安さだけでローコスト住宅を選択した場合、メンテナンス費用や水道光熱費の高さを悔やむケースがあります。

ローコスト住宅は販売価格のコストダウンに注力している分、メンテナンスやランニングのコストは考えられていないケースもあるでしょう。

 

目先の安さだけにとらわれず、トータルコストでの家づくりを考えましょう。

 

ハザードマップを確認して災害のリスクに備える

 

家を建てるエリアのハザードマップを事前に見ておきましょう。

 

近年、地震や土砂災害などの自然災害により、倒壊してしまう家屋が多くあります。

自然災害による被害は避けられない部分があるため、ハザードマップで災害のリスクを確認することが重要です。

 

ハザードマップとは、被災想定区域や避難場所、避難経路など防災関係の位置を表示した地図を指し、各地方自治体の窓口などで配布されています。

家を建てる前にエリアの状況をハザードマップで理解し、災害のリスクをできる限り避けましょう。

 

購入後のサポート内容を確認しておく

 

アフターサービスの内容を事前に把握しておきましょう。

 

ローコスト住宅でも長期保証しているハウスメーカーなどもあるため、アフターサービスが気になる人は保証年数などを比較してもよいでしょう。

 

また、保証期間が長くとも、保証範囲が非常に少ないケースなども考えられます。

保証の期間、内容、最大の延長期間などを十分に見ておくことがポイントです。

 

家づくりのタイミングを見直す

 

家づくりのタイミングを一度見直すのもよいでしょう。

ローコスト住宅に対する不安を感じたままの家づくりは、住んだあとに後悔してしまうリスクが非常に高くなってしまいます。

 

自己資金を貯めれば予算が増えて、よりグレードの高い家が選べるでしょう。予算内に無理に収めようとして設備や間取りなどを我慢するより、タイミングを見直して自分の希望通りの住宅を建てるほうがよい場合があることを知っておきましょう。

 

建匠が実現するローコスト住宅「ZERO+」

 

 

最後に、建匠が手がけているローコストで高品質の住宅「ZERO+」を紹介します。

 

「ZERO+」は、本体価格が888万円〜(税別)とローコストであるにもかかわらず、以下のような特徴を持っている住まいです。

 

省エネ等級6が標準(断熱UA値0.46) ローコストでのZEHクリア 耐震等級3(全棟計算) セルフクリーニング外壁 初期20年・最長100年の超長期保証 地盤30年・住宅瑕疵とシロアリ10年保証 EV車の充電コンセント搭載

 

「ZERO+」は、省エネ性能や耐震性などに優れており、ローコスト住宅で起こりがちな失敗が起こりにくい特徴を持っているといえます。

 

また、住宅保証も豊富であり、将来的にも安心して暮らせるようなライフスタイルが実現可能です。

このように、建匠では非常に高品質、かつアフターサポートも充実している住宅がローコストで手に入ります。

 

高知県でマイホームを検討している方は、ぜひご相談ください。

 

建匠のローコスト住宅「ZERO+」の詳細はこちらから

 

ローコスト住宅で後悔しない家づくりを目指そう

 

 

ローコスト住宅は一般の注文住宅よりも安い価格で購入できる一方、しっかりと理解した上で建築しなければ、住んだあとに後悔してしまうおそれがあります。

 

建物自体のコストを抑えている反面、ランニング・メンテナンスコストの負担が大きく、トータルでは高額になったと後悔するケースもあります。

ローコスト住宅で後悔しないためには、コスト面と品質面のバランスを考えた住宅選びがポイントです。

 

建匠では、高品質なローコスト住宅「ZERO+」を提案しています。耐久性が高く、アフターサポートも充実した住宅をお探しの方は、ぜひ建匠までお問い合わせください。

 

建匠のローコスト住宅「ZERO+」の詳細はこちらから

 

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2023.06.23

 

この記事では、後悔しないキッチン選びのためのポイントを紹介します。

 

新築の家を建てる際、特に重要となるのがキッチンの設計です。

キッチン周辺は毎日の食事を作る場所であり、家族が集まる場所でもあるため、機能性や使いやすさはもちろん、落ち着ける雰囲気も重要です。

 

また、新築のキッチン選びにはサイズや広さ、配置など、考慮すべきポイントが多くあります。

ここでは、具体的なサイズや配置の例も交えながら、理想のキッチンに近づくためのポイントを解説していくので、キッチン選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

 

【この記事でわかること】

キッチンの種類 キッチンにおいて後悔しないためのポイント キッチン選びで考慮すべきポイント キッチンにつけられる便利なオプション

 

そもそも新築に設置できるキッチンの種類は?

 

 

ここからは、新築に設置できる3種類のキッチンを紹介します。

 

対面キッチン 壁付キッチン 独立キッチン

 

それぞれ特徴が異なるため、しっかりと理解しましょう。

 

対面キッチン

 

対面キッチンは、リビングやダイニングと向かい合う形に設置されたキッチンを指します。

 

対面キッチンは、料理をしながら、リビングやダイニングにいる家族や来客者と会話したりテレビを見たりできる点が特徴です。

幼い子供がいる家庭では、子供の様子を見ながら料理ができるのは大きなメリットです。

 

対面キッチンは、機能性と実用性を兼ね備えたキッチンといえるでしょう。

 

壁付キッチン

 

壁付キッチンは、キッチンの前面が壁に面しているキッチンです。

キッチンの広さがあまりとれない場合などに設置される効率的なキッチンといえます。

 

また、壁付キッチンは前面が壁であるため、黙々と集中して料理したい人に向いているでしょう。

 

独立キッチン

 

独立キッチンとは、キッチンスペースが完全に壁などに囲まれている個室タイプのキッチンです。

 

独立キッチンはリビングと完全に分離しているため、使う人の思い通りにデザインできます。

収納が確保しやすく、壁付キッチンよりさらに料理に集中できる環境が、独立キッチンの特徴といえます。

 

新築のキッチンで後悔しないためのポイント

 

 

ここからは、新築のキッチンで後悔しないためのポイント5点について解説します。

 

住宅に合った種類を選ぶ 十分な収納スペースを確保する 作業しやすい高さ・広さを確保する コンセントの位置と数を確認する ゴミ箱の設置場所を決めておく

 

順番に見ていきましょう。

 

住宅に合った種類を選ぶ

 

新築のキッチンは、住宅に合った種類を選びましょう。

例えば、リビングとキッチン部分が広くない間取りに対面キッチンタイプを設置した場合、リビングが狭くなってしまうことが考えられます。

 

また、幼い子供がいる家庭では、独立タイプのキッチンにすると、料理中に子供に目が行き届かない不安などを持つでしょう。

どの程度キッチンのスペースを確保できるか、家族構成によってキッチンに不具合を感じないかなどの点を考慮して、キッチンが住宅に合っているか検討することが重要です。

 

十分な収納スペースを確保する

 

キッチンを選ぶ際は、十分な収納スペースを確保しておきましょう。

 

キッチンを使っているうちに、どうしても調理器具や調味料などが増えてきます。

その際、十分な収納スペースを確保していないと、キッチン全体が雑多に見えてしまいます。

 

また、動線に余計なものを置いてしまうと、効率性の低下にもつながるでしょう。

十分な収納スペースを確保することで、ストレスなく調理器具を取り出し、スムーズに作業できる動線を維持できる環境が整えられます。

 

作業しやすい高さ・広さを確保する

 

作業しやすい高さ・広さが確保できるキッチンを選びましょう。

キッチンでストレスを感じる原因として、キッチンが自分の作業しやすい高さではないことが挙げられます。

 

一般的に最適なキッチンの高さは、身長の半分に5cmを足した高さといわれています。

キッチンの高さは、メーカーによって異なりますが、多くは2.5cm刻みでカスタマイズ可能です。

 

また、キッチンの広さも重要なポイントです。狭いキッチンだと作業の効率性が悪く、コンロの数なども少ない状態で料理するなど、ストレスの原因になります。

キッチンは、自分に合った高さと十分な広さを確保しましょう。

 

コンセントの位置と数を確認する

 

キッチンの設置時は、コンセントの位置と数もチェックが必要です。

 

コンセントが少なければ、持っている調理器具が使えないケースや、コンセントの位置が悪く、常時設置したい家電が希望する場所に置けないケースが生じます。

このような事態を防ぐためには、事前にコンセントの位置と数を把握しておき、適切に配置することが大切です。

 

また、キッチン周りは消費電力の大きい家電が1箇所に集中することも考えられます。

これらのリスクを踏まえると、専用コンセントを複数配置することも重要です。

 

電子レンジやIHクッキングヒーターなどの専用コンセントを複数設置しておけば、調理器具が使えないトラブルはもちろん、ブレーカーが落ちてしまうなどのトラブルも避けられます。

 

ゴミ箱の設置場所を決めておく

 

キッチンを設置する前に、あらかじめゴミ箱の設置場所も決めておきましょう。

 

調理中はゴミが発生するため、その都度ゴミ箱に捨てなければキッチンが十分に使えずストレスになってしまいます。

ゴミ箱が遠い位置にあると、ゴミを捨てるたびに動かなければならないため、効率が悪いキッチンになってしまいます。

 

作業を邪魔せず近い場所にゴミ箱を設置できるようにするとよいでしょう。

 

新築のキッチンで考慮すべきサイズ・広さ

 

 

ここからは、キッチンで考慮すべきサイズ・広さについて4点を解説します。

 

ワークトップの高さ 奥行き 横幅(間口) 通路の幅

 

順番に見ていきましょう。

 

ワークトップの高さ

 

ワークトップの高さは、目安として身長の半分に5cm足した高さが調理しやすい高さといわれています。

ワークトップとは、シンクの横にある調理する場所のことです。

 

しかし、あくまでも目安であるため、手足が長い人は作業しにくく感じてしまう場合があります。

実際にショールームなどで最適な高さを測った上でワークトップの高さを選択するとよいでしょう。

 

奥行き

 

キッチンの奥行きも考慮すべきポイントです。

 

キッチンの奥行きは、一般的な仕様だと65cmですが、50cm程度の仕様もあります。

奥行きがありすぎると、調理中に器具が取りにくいケースも考えられるでしょう。

 

ただし奥行きが狭すぎると、対面型タイプの場合、リビングなどに油が飛び散ってしまうことも考えられます。

実際にショールームで確認しながら、使いやすい奥行きを把握しましょう。

 

横幅(間口)

 

横幅(間口)の広さも重要なポイントです。

 

一般的なシステムキッチンの横幅は、狭くて1,650mm、広いキッチンだと3,000mm程の広さがあります。

広いキッチンのほうが調理しやすいと考えがちですが、あまりに広すぎるとコンロまでの距離が遠くなってしまい、逆に非効率になってしまうでしょう。

 

自分しかキッチンを使わない場合や子供にも調理させたい場合など、自分のライフスタイルに合わせたキッチンを選択することが重要です。

 

通路の幅

 

キッチンの通路の幅も考慮すべきポイントです。

 

理想的な幅は、キッチンの収納と、後部に設置している棚のドアを同時に開けてもぶつからない程度がよいでしょう。

あまりに幅が広すぎると、背面の家電を設置している場合、手が届かずに使いにくくなってしまいます。

 

また、キッチンの通路の幅を広くすると、対面型の場合リビングのスペースを狭くすることにもつながります。

特に対面の場合は、通路の幅の広さを考慮することが必要です。

 

新築のキッチンでおすすめの配置

 

 

新築のキッチンでおすすめの配置4点について解説します。

 

大きめのシンクを設置する 背面カウンターを設置する ワークトライアングルの配置にする ダイニングテーブルを隣接させる

 

キッチン設置で後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

 

大きめのシンクを設置する

 

おすすめの配置の1つは、大きめのシンクを設置することです。

シンクが広いと鍋など大きな調理器具も洗いやすく、便利です。

 

一般的なシンクの広さは70cm程度ですが、ゆったりとしたシンクを選びたい場合は、80cm以上を選ぶとよいでしょう。

ただし、あまり広すぎると調理するスペースが狭くなってしまうため、シンクと調理スペースのバランスも考える必要があります。

 

また、シンクサポートなどを使うと調理スペースが広がって効率がよくなるため、ちょっとした設備を設置してキッチンの利便性を大幅に向上させましょう。

 

背面カウンターを設置する

 

背面カウンターが設置してあると、炊飯器や電子レンジなどが置けるため、調理の効率化に適しています。

背面カウンターを設置することで、キッチンのスペースを非常に活用しやすくなります。

 

ただし、キッチンと背面の壁が近すぎると、カウンターが設置できません。キッチンと背面カウンターの扉が当たらない程度の広さを確保しましょう。

 

ワークトライアングルの配置にする

 

キッチンの配置は、ワークトライアングルの配置にするとよいでしょう。

 

ワークトライアングルとは、作業する場所の動線を効率的にするために、作業場所の中心が、正三角形になっている形を指します。

調理のワークトライアングルでは、コンロとシンク、冷蔵庫をつないだ三角形が正三角形になっているとよいでしょう。

 

しかし三角形の形が大きすぎると、利便性が悪くなります。三角形の周の長さを6m以内にしておくと効率的な作業が見込めます。

 

ダイニングテーブルを隣接させる

 

キッチンカウンターにダイニングテーブルを隣接させておくと、料理を運ぶ手間が省けます。

片付けも簡単になるため、家事の効率化に効果的です。

 

また、調理中に一息入れたいときも、ダイニングテーブルが隣接されているとすぐに休めます。

リビングを広く使う効果も得られるため、おすすめの配置といえます。

 

新築のキッチンにあると便利なオプション4選

 

 

ここからは新築のキッチンにあると便利なオプションを4点解説します。

 

ハンズフリー水栓 タッチレス水栓 食器洗い乾燥機 セラミックのワークトップ

 

順番に紹介していきます。

 

ハンズフリー水栓

 

ハンズフリー水栓は、蛇口を回すことなく、手をセンサーにかざすだけで水が出る水栓です。

調理中はどうしても手が汚れるケースが多く、汚れた手で蛇口をひねると、調理後に洗う場所が増えてしまいます。

 

ハンズフリー水栓は、蛇口に触れる必要がありません。掃除の手間が省け、衛生的にもメリットが多いといえるでしょう。

 

タッチレス水栓

 

タッチレス水栓もハンズフリー水栓同様、手をかざすだけで水が出ます。

使い終わると自動的に水が止まるため、経済的にも利便性の高い設備です。

 

非接触型の設備であるため、感染症対策に効果的な設備といえるでしょう。

 

食器洗い乾燥機

 

食器洗い乾燥機は、共働き世帯などにおすすめの設備です。

 

新築の場合、ビルトインタイプの食器洗い乾燥機が設置できると、キッチン回りもシンプルにまとまります。

食器洗い乾燥機に食器を入れると自動的に洗ってくれるため、家事の効率化にも最適な設備といえるでしょう。

 

セラミックのワークトップ

 

セラミック製のワークトップにするのもおすすめです。

 

セラミックは汚れや傷に強く、調理作業に適した素材で、ステンレスと比較してデザイン性が高い点が特徴です。

作業効率と満足度が非常に高まる設備といえるでしょう。

 

新築のキッチンはデザインだけでなく使い勝手も意識しよう

 

 

新築のキッチンは、今後の快適なライフスタイルを送るためにも、いくつかの点を考慮しながら検討しましょう。

 

毎日調理する場合、快適なキッチンで作業することで効率が上がり、家事の省略化にもつながります。

高さや奥行き、通路幅を考慮しながら便利な設備などを設置すると、料理の時間が楽しくなるでしょう。

 

建匠は、お客様に適した間取りづくりを共に考えていきます。新築のキッチンでお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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2023.06.06

 

夏はエアコンの使用率が高く、1年の中でもエアコン電力の消費量が多くなる季節です。

 

2020年ごろから夏は猛暑日の続く日が多く、さらにウクライナ情勢による燃料代の高騰が生じたことで、電気代の値上がりが気になる人も少なくありません。

 

この記事では、ここ数年における夏の電気代を分析しながら、エアコンの消費電力を抑えるコツや電気代全般を節約する方法を解説します。

 

【この記事でわかること】

夏の月別・世帯別・地域別平均電気代 夏のエアコン平均電気代 夏のエアコン電気代を節約する方法 夏の電気代全般を節約する方法

 

夏の電気代は平均いくら?

 

 

ここでは、夏の平均電気代をチェックしておきましょう。

 

ここでは、以下の3つのカテゴリーにおいて夏の平均電気代を見ていきます。なお、夏の時季は、6〜8月の3ヶ月とします。

 

月別の平均電気代 世帯別の平均電気代 地域別の平均電気代

 

それぞれ見ていきましょう。

 

夏における月別の平均電気代

 

 

まず、2022年の月別電気代(全国平均)を総務省統計局のデータから見てみましょう。

 

<2022年月別平均月額電気代(全国平均)>(単位:万円)

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1.29

1.53

1.62

1.39

1.18

0.99

0.98

1.19

1.32

1.28

1.15

1.25

※参考: 総務省統計局家計調査

 

夏の電気代はそれぞれ1ヶ月後に請求・支払いが発生するので、7〜9月の電気代をチェックしましょう。

 

2022年のデータによると、電気料金全般については夏のシーズンが最も低くなっています。

 

春(4〜6月):3万5,600円 夏(7〜9月):3万4,900円 秋(10〜12月):3万6,800円 冬(1〜3月):4万4,400円

 

冬の間はエアコンだけでなく、コタツや電気ストーブ、ファンヒーターなどの使用頻度が高いため電気代総額は高くなっています。

 

夏における世帯別の平均電気代

 

 

ここでは、夏における平均電気代を世帯別に見てみましょう。

 

<2022年7〜9月世帯別平均月額電気代(全国平均)>

単身世帯

二人以上世帯

6,418円

1万1,662円

※参照: 総務省統計局家計調査

 

単身世帯の電気料金は二人以上世帯の電気代の半額以上になっていることがわかります。

 

夏における地域別の平均電気代

 

 

ここでは、地域別に夏の平均電気代を見てみましょう。

 

<2022年7〜9月の地域別平均月額電気代>

 

高知市

東京都23区

大阪市

福岡市

名古屋市

7〜9月別平均

1万1,749円

1万1,086円

1万595円

9,736円

1万2,863円

※参考: 総務省統計局家計調査

 

地域別に夏場の電気代を比較してみると、 夏場の電気代は調査した5エリアの中では名古屋市、高知市の順に高く、福岡市が一番低い結果となりました。

 

2022年7〜9月における平均電気代において、名古屋市は福岡市の約1.3倍、高知市は福岡市の約1.2倍となっています。

 

参考までに、各エリアにおける2022年8月の最高・最低気温を見ておきましょう。

 

<2022年8月の地域別平均最高気温と最低気温>

 

高知市

東京都23区

大阪市

福岡市

名古屋市

平均最高気温

33.6℃

32.0℃

33.8℃

33.8℃

33.1℃

平均最低気温

25.8℃

24.3℃

26.4℃

26.8℃

25.1℃

※参照: 過去の気象データ検索|気象庁

 

地域別に2022年8月の最高・最低をみてみましたが、各地域では東京が1℃ほど低いのを除けば、最高気温、最低気温いずれもそれほど大きな差はみられません。

 

各エリアにおける電気料金の違いは、気温差よりも各エリアの大手電力会社が設定する電気料金の違いによる部分も大きいと推測されます。2022年7〜9月時点において、中部電力は他の電力会社よりも2,000〜3,000円程度高く設定されていました(※)。

 

今後懸念される点としては、2023年6月検針分から電力会社によっては電気料金が値上げされることでしょう。関西電力・九州電力・中部電力の3社は値上げを見送りましたが、四国電力は従来の25.1%、東京電力は14.4%アップします。

 

2023年9月分までは緩和措置が取られていますが、10月以降は電気料金の負担が大きくなるので、高知市や東京23区では注意が必要です。

 

夏はエアコンの電気代の割合が大きい

 

※出典: 経済産業省資源エネルギー庁

 

夏場においては、エアコンによる電気代が全体の40%近くを占めています。

 

以下のグラフは、経済産業省が発表した、2022年度夏の点灯帯(19時頃)の電気使用割合を示したデータです。エアコンの使用割合は冷蔵庫や照明の3倍程度であることがわかります。

 

夏の電気代を節約するためには、「エアコンによる電力消費をいかに減らすか」が重要であることが把握できます。

 

それでは、夏場のエアコンの平均電気代を見ていきましょう。

 

夏におけるエアコンの平均電気代

 

 

夏場のエアコンによる電気代を地域別に算出してみましょう。

 

< 2021 年7〜9月の地域別 エアコンの平均電気代>

高知市

東京都23区

大阪市

福岡市(※)

名古屋市

5,017円

4,306円

3,113円

5,069円

4,669円

※参考: 政府統計の総合窓口
※福岡市のみ2021年のデータがないため、2020年7〜9月のデータ

 

エアコンによる電力消費量を下げられれば、夏場だけでなく年間を通して電気代を節約できるでしょう。

 

電力消費量を下げることによって、家計だけでなく環境にも配慮する効果が見込めます。

 

夏にエアコンの電気代を節約する方法

 

 

ここでは、夏にエアコンの電気代を節約する方法を具体的に解説していきます。

 

自動運転モードにする 送風モードにする 扇風機やサーキュレーターと併用する 頻繁にオン・オフを切り替えない 定期的にフィルターを掃除する 室外機の周辺に物を置かない

 

1つずつ解説していきます。

 

自動運転モードにする

 

エアコンを利用する際は、できる限り自動運転モードを利用しましょう。

 

エアコンが最も電力を消費するのは、設定温度に達するまでの間です。自動運転モードにしておけば、設定温度になった際に自動で省エネ運転してくれます。

 

また、最短で設定温度に近づけるように自動運転が作動するので、トータルで電力量の消費を賢く抑えられます。自動運転モードを使用していない人は、ぜひ積極的に利用してください。

 

送風モードにする

 

夏場は、特に送風モードで部屋の空気を循環させて冷房効率を高めましょう。

 

暑い夏場は、送風モードで室内の空気を入れ替えたり空気の流れを作ることで、その後の冷房が効きやすくなります。送風時の消費電力量は、冷房時の最大消費電力の0.6%に過ぎません。

 

送風モードを効果的に利用して、電気代を節約しましょう。

 

扇風機やサーキュレーターと併用する

 

暖かい空気は上部に、冷たい空気は下部に溜まりやすい傾向があります。そのため、どうしても冷たい空気は部屋の下に溜まり全体を冷やせません。

 

こうした悩みを解決してくれるのがサーキュレーターであり、部屋の空気を循環させて冷房効率をアップしてくれます。

 

また、扇風機も同様の効果があり、冷えた空気をかき混ぜて部屋全体に冷気を広めてくれます。

サーキュレーターや扇風機を上手に併用して、エアコンの消費電力を下げましょう。

 

頻繁にオン・オフを切り替えない

 

エアコンは、電源をつけてからの数分間、室温を設定温度に近づけようと活発に稼働するため電力消費量が最も大きくなります。

 

具体的には、1時間程度のつけっぱなしであれば、一度電源を切って再度スイッチを入れるより節電になります。

 

そのため、頻繁に電源のオン・オフを繰り返していると、つけっぱなしにしているより電気代が高くなるので注意しましょう。

 

定期的にフィルターを掃除する

 

フィルターにほこりが溜まるとエアコンの効きが悪くなり、無駄な電力を消費します。

 

環境省の調査では、2週間に1回のフィルター掃除で4%程度の節電になるといった報告があります。

 

※参考: 家庭でできる節電アクション

 

フィルター掃除を2週間に1回程度、ルーティン化して定期的にメンテナンスしましょう。

 

室外機の周辺に物を置かない

 

室外機の上や周りに物を置いたり雑草が生い茂ったりすると、室外機に余計な負担がかかってエアコンの効きが悪くなってしまうので注意しましょう。

 

また、夏場の強い日光が室外機に直接当たると室外機そのものの放熱ができなくなり、エアコンの効率が下がるだけでなく、最悪の場合は故障のおそれがあります。

 

こうした事態を避けるためにも、暑い夏場は室外機の日除けにも配慮しましょう。

 

夏に電気代全般を節約する方法

 

 

ここではエアコンだけでなく、電気代全般を節約する方法について解説します。

 

電気代全般を節約する方法は以下の通りです。

 

電気料金のプランを見直す 待機電力を削減する 家電のつけっぱなしを避ける

 

順に見ていきましょう。

 

電気料金のプランを見直す

 

電気料金を下げる方法として、現在の電気料金プランを見直すこともおすすめです。

 

2016年に電力の小売全面自由化が行われたことにより、さまざまな新電力会社が新たな電気供給プランを用意しました。

 

また、2017年からはガスも自由化になったため、ガスとのセット割引商品を検討することもおすすめです。

 

四国電力においても、従来の従量電灯A・Bプラン以外にさまざまなサービスプラン(※)を用意しているので、ぜひチェックしましょう。

 

※参考: 料金プラン|四国電力

 

待機電力を削減する

 

待機電力とは、家電製品などを使用していなくても消費しているわずかな電力のことです。

 

実際に使用している電力と比較すれば、ごく少量の電力ではあるものの、コンセントをつけっぱなしにすると年間で6,000円強の電気代が発生します。

 

資源エネルギー庁によれば、ひと世帯あたり家庭消費電力量のうち5.5〜6.0%が待機電力とされています。

 

※参照: 省エネルギー政策について|資源エネルギー庁

 

こまめにコンセントを抜いたり、省エネモードにしたりするだけでも電気代の節約になります。

 

家電のつけっぱなしを避ける

 

基本的に、家電のつけっぱなしは避けましょう。

 

上記で説明した通り、エアコンなどはオン・オフを繰り返すとかえって電気料金の負担が増える場合があります。

 

特に、つけっぱなしになりがちなテレビやエアコン、パソコン、照明などを使用していないときは電源を切りましょう。

 

夏の電気代を抑えるにはエアコンなどの使い方を見直そう

 

 

ここまで解説したように、夏の電気代を低く抑えるには、全電気使用量の約40%を占めるエアコンの使い方や温度設定の方法などを見直しましょう。

 

加えて、古い家電を新しい家電に買い換えることも電気代を低く抑えるコツの1つです。

 

冷暖房効率を高めるためには、家そのものの断熱性能を考えることも非常に有効な方法です。

 

これから新居を考える人やリフォームを検討されている方は、ぜひ自宅の断熱性能についても見直してみましょう。

 

建匠では、断熱性能に優れた電気代に優しい家づくりを提案いたしております。ローコストで断熱性が高く家計に優しい住宅をお探しの方は、ぜひ一度お問合せください。

 

高知で新築注文住宅なら【建匠】家族の笑顔を生み出す工務店

 

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2023.05.24

 

新型コロナウイルスや、ロシアのウクライナ侵攻の影響を受けて、建築費や土地の価格が高騰する中、比較的低価格で購入できる建売住宅の人気が高まっています。

 

しかし、価格の低さを重視するあまり、それ以外の重要なポイントを見過ごして購入してしまうと、ほとんどの人が後悔することになるでしょう。

この記事では、建売住宅購入における失敗事例を紹介しながら、後悔しない建売住宅購入のポイントを解説します。

 

【この記事でわかること】

建売住宅で後悔した失敗事例6選 建売住宅を購入する際に後悔しないためのポイント6選 建売住宅のメリット マイホームを検討する際のポイント

 

建売住宅で後悔した失敗事例6選

 

 

ここでは、建売住宅を購入して後悔した失敗事例を6つ紹介します。

紹介したい失敗事例は以下の通りです。

 

思ったよりも部屋が狭かった 日当たりが悪かった 設備が使いづらかった 周辺環境や立地が悪かった 施工の質が悪く不具合や欠陥が見つかった 内装・外装のグレードが低かった

 

それぞれ見ていきましょう。

 

思ったより部屋が狭かった

 

思ったより部屋が狭かったという失敗をしてしまう事例が多くあります。

 

この失敗をする理由は、未完成の建売住宅の場合、実物を見ないで図面情報だけで契約する場合がほとんどであるためです。

建築の専門家でもない限り、部屋の大きさは間取り図に表示されている部屋の畳数から読み取るしかありません。

 

畳のサイズには京間・中京間・江戸間・団地間の4サイズがあります。

そのため、それまで住んでいた家と購入した建売住宅の畳サイズが異なっていると、部屋の広さに違和感を覚えます。

 

各サイズでの6畳間の広さを見ておきましょう。

 

サイズ

1畳の広さ

6畳の広さ

京間(関西・中国・四国)

1.81㎡(1.91m×0.955m)

10.94㎡(2.865m×3.82m)

中京間(愛知・岐阜・三重)

1.66㎡(1.82m×0.91m)

9.93㎡(2.73m×3.64m)

江戸間(関東)

1.55㎡(1.76m×0.88m)

9.29㎡(2.64m×3.52m)

団地間(公団やアパート)

1.45㎡(1.70m×0.85m)

8.67㎡(2.55m×3.40m)

 

この表からわかるように、京間と団地間では同じ6畳でも2.27㎡(10.94㎡−8.67㎡)も違いがあります。

 

ちなみに、賃貸の場合「1畳=1.62㎡以上」と表示規定されています。

その規定に則ると江戸間、団地間サイズにおいては、実際は6畳に満たないことがわかるでしょう。

 

こうしたことから、実際に建売住宅を購入して完成物件を内見したとき、思いのほか狭いと感じるおそれがあります。

図面に表示されている畳数だけではなく、縦×横の寸法をしっかりと確認しましょう。

 

日当たりが悪かった

 

完成した建売住宅を内覧する時間帯は日中の10〜15時あたりであることが多いために、日当たりが悪いことに気がつかず失敗してしまうことがあります。

この時間帯は1日のうちで最も日照条件の良い時間帯であるため、洗濯物を干したい午前中や在宅率の高い夕方の状況を正確に把握できません。

 

また、隣家や周囲の建物による日陰の影響も、日の高い時間帯にチェックすることは難しいでしょう。

こうした点を踏まえて、可能であれば朝早い時間や夕方に見学することをおすすめします。

 

設備が使いづらかった

 

設備のグレードを下げたりひと昔前のものを使用したりすることでコストダウンを実現できますが、価格を抑えられている分、設備が使いづらく感じる人もいます。

 

特に、水回りや給湯設備については最新のものと比較すると使いづらく感じる場合が多くあります。

 

周辺環境や立地が悪かった

 

価格の低さを重視するあまり、周辺環境や立地のチェックを怠ってしまい、後悔しているケースが多数あります。

 

現地に行かなくてもチェックできることと、現地に行かなければチェックできないことはいずれも重要です。

事前チェックが不足して後悔した例について、紹介します。

 

<インターネットなどで調べればわかるのに調べないで後悔したこと>

 

通勤・通学の利便性は調べたが最寄り駅に急行は停車しなかった ハザードマップを調べていなかった 大規模な開発計画がある隣町に大型スーパーなどが出店してしまった

 

<現地に行かなかったために後悔したこと>

 

近くに高層ビルがあって日当たりが悪かった 最寄り駅までの道中に街灯があまりなく、女性や子どもにとって不安だった 近所のスーパーが思った以上に遠かった 幹線道路の騒音が思った以上にうるさい 近くの工場の煙突から排出される臭いが思いのほか酷かった 近所にゴミ屋敷があった

 

マイホームは長く住むことが前提であるため、インターネットの情報だけではなく実際に現地に出向いて周囲の状況をしっかりとチェックしましょう。

 

施工の質が悪く不具合や欠陥が見つかった

 

建売住宅は完成品を購入する場合が多く、ほとんどの場合建築工程をチェックできません。

 

また、建築工程を見られたとしても、専門家でない限り施工の良し悪しを見抜くことは困難でしょう。

そのため、表面上はきれいに仕上がっていても実際には欠陥が多くあるケースもあります。

 

事前チェックが困難であるため、できる限りサイトや口コミなどで情報を集めましょう。

 

内装・外装のグレードが低かった

 

内装・外装のグレードについても、価格を抑えることにポイントをおいている建売住宅は、注文住宅などと比べて見劣りする場合が多々あります。

 

デザイン性や希少性よりも汎用性や機能性を優先する場合が比較的多く、イメージと違ったと感じる人も少なくありません。

購入前に同等グレードの建売住宅を内覧させてもらえるかなど、建売業者の人と相談しましょう。

 

建売住宅で後悔しないためのポイント6選

 

 

ここでは、建売住宅を購入する際に後悔しないためのポイントを6つ説明します。

 

実際の生活を想像しながら間取りを検討する 周辺状況や立地条件をくまなくチェックする 時間帯を変更して日当たりを確認する ホームインスペクションを実施する アフターサービスの有無を確認する 同じ会社が取り扱う他の物件もチェックしておく

 

1つずつ見ていきましょう。

 

実際の生活を想像しながら間取りを検討する

 

建売住宅で後悔しないためには、実際の生活を想像しながら間取りを検討することが重要です。

 

具体的には、新居に置く家具の大きさや寸法を把握して間取り図に書き込んでみてください。

この作業により、窓の位置に書棚が引っかかるなどの改善点が事前に把握できます。

 

さらに、処分する家具や新たに購入すべき家具や物なども明確にリストアップしやすくなります。

建売業者から間取り図を受け取ったら、それぞれの部屋に机やベッド、本棚などを書き込んでみましょう。

 

周辺環境や立地条件をくまなくチェックする

 

インターネットやサイトで事前情報をしっかり押さえた上で、必ず現地に赴いて周辺環境や立地をチェックしてください。

再度チェックポイントをまとめておきます。

 

<インターネットなどで事前に調べておくべきこと>

 

通勤・通学の利便性 買い物など生活上の利便性(スーパー・コンビニ・総合病院など) ハザードマップ 周辺も含めた開発計画

 

<現地に赴いてチェックしておくこと>

 

日当たり(隣家、周辺の建物状況や家並みのチェック) 最寄り駅までの安全性(街灯のない場所、人だまりがないかチェック) 生活必需品のスーパー・ドラッグストア(実際に店内をチェック) コンビニ(ATM、宅配サービスなどもチェック) 病院(総合病院・内科・外科・耳鼻咽喉科・眼科・小児科・歯科) 騒音・臭い(幹線道路・工場などがあれば騒音や臭いの度合いをチェック) 可能であれば近隣の人の状況や雰囲気(同じような子どもがいるかなどのチェック)

 

気になる点は現地に出向いてチェックしましょう。

 

時間帯を変更して日当たりをチェックする

 

できる限り、夕方や朝方の日当たり状況をチェックしてください。

なぜなら、日中は仕事やパート、学校などで外出していることが多く、家庭での生活時間は朝方と夕方以降のほうが多いからです。

 

また、建物の内覧会はほとんど日当たりの良い日中に行われるため、その情報だけで日当たりの良し悪しを決めることはおすすめできません。

内覧ができないとしても、朝方や夕方以降、夜間の日当たりや雰囲気を現地に赴いて確認しましょう。

 

ホームインスペクションを実施する

 

施工不良の疑いがある場合には、新築でもホームインスペクションを実施しましょう。

ホームインスペクションとは、新築や中古住宅の施工不良や劣化状況を客観的に診断するために、第三者のホームインスペクター(住宅診断の専門家)が行う調査です。

 

ホームインスペクションによって指摘されることが多い事項には以下があります。

 

基礎・外壁などの貫通穴からの漏水 屋根裏・床下における断熱材の設置忘れや施工不良 基礎のひび割れや欠損・ジャンカ(コンクリート打設不良) 床下漏水(配管漏れや地下水の水滲み) 残存物(床下や屋根裏にゴミや部材の切れ端などが残置)

 

新築でも以上のような施工不良がある場合もあるため、心配な場合はホームインスペクションを実施しましょう。

 

アフターサービスの有無を確認する

 

法的に定められた瑕疵担保責任だけではなく、建築業者独自のアフターサービスの内容もチェックしておきましょう。

 

構造や設備ごとに保証期間の定めがあります。

その保証期間に合わせた無料点検の内容や頻度、メンテナンス事項などをチェックしておいてください。

 

建物を健全に維持していくためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。

そのため、各建売業者のアフターサービスの有無は必須の確認項目です。

 

同じ会社が取り扱う他の物件もチェックしておく

 

外装・内装や設備がどの程度の仕様かを知りたい場合は、同じ会社が施工している同じグレードの物件を内覧することがおすすめです。

実物を見ることにより変更可能であればそのオーダーを出せる上に、契約前であれば別の業者を選ぶことも可能です。

 

建売住宅ならではのメリットもある

 

 

ここでは、建売住宅ならではのメリットについて解説します。

建売住宅ならではのメリットは以下の通りです。

 

価格が比較的安い傾向にある 入居までの期間が短い 購入前に建物を確認できる

 

順に解説していきます。

 

価格が比較的安い傾向にある

 

建売住宅の最大のメリットは、価格が安価に抑えられることです。

なぜなら、建売住宅は仕様や設備が統一しているため、一度の大量発注により仕入れ原価を低く抑えられるからです。

 

入居までの期間が短い

 

建売住宅の場合、入居までにかかる期間が短いことがメリットといえます。

 

注文住宅の場合、土地探しから建物完成まで1年3ヶ月から2年程度の期間が必要になります。

それに比べて、完成している建売住宅であれば、内覧して気に入ったら金融機関の融資審査後すぐに入居可能です。

 

現在家賃が月8万円の家に住んでいる場合、2年分の家賃がかからなくなると考えれば、「月8万円×24ヶ月=192万円」を節約できることになります。

一刻も早く新居に住みたい人にとっては、非常にありがたいポイントでしょう。

 

また、建売住宅は建材の発注タイミングが手前になるため、原価高騰が進む時代では原価を抑えられる点もメリットです。

 

建売住宅の建材は、注文住宅に比べて1〜2年ほど前に発注します。

そのため、注文住宅を建てる場合と比較して原価が安いといえます。

 

2022年では原価が200万円ほど上昇したため、同じ仕様の家にするのであれば、建売住宅のほうが費用を抑えられるでしょう。

 

購入前に建物を検討できる

 

請負契約してから施工に取りかかる注文住宅とは異なり、建売住宅は完成物件を見て購入の是非を決められます。

サイズ感や間取りの使い勝手を実際に見て決められるのは、建売住宅の大きなメリットといえるでしょう。

 

マイホームを検討するなら注文住宅の施工を行う工務店がおすすめ

 

 

マイホームを検討する場合は、注文住宅をメインで建築している建築業者がおすすめです。

注文住宅をメインで建築している建築業者であれば、豊富な知識とノウハウを生かして施主の細かな要望に応え、最適な提案を行ってくれます。

 

また、家の設計から完成までを手がけているため、施主とのコミュニケーションが密になることで要望が正確に反映され、納得できる家づくりが実現可能です。

 

建売住宅を選ぶ予定であっても、注文住宅をメインで建築している建築業者をおすすめします。

注文住宅を建てるには施工力が求められます。そのため、注文住宅をメインで建築している建築業者は施工力が高く安心できるでしょう。

 

建匠では、注文住宅でも高品質でローコストの安心住宅を数多く提供しており、予算に応じた注文住宅建築の実現が可能です。

高性能でローコストの注文住宅にご興味のある人は、ぜひお近くの建匠のモデルハウスにお立ち寄りください。

 

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建売住宅で後悔しないためには失敗事例と対策を把握しておこう

 

 

建売住宅は注文住宅と違って、あらかじめ間取りや仕様、土地条件などが決まっているため、100%自分好みの物件を選択するのは困難です。

 

しかし、実際の完成された建物を見て決められるため、立地や使い勝手などをしっかりチェックした上で購入しましょう。

また、この記事で失敗事例を確認して口コミなどをチェックすることも、後悔しないための良い方法といえます。

 

建匠は、注文住宅では珍しい「定額制」で建てたい理想の住まいを提供することも可能です。

ローコストで高性能な住宅をお探しの人は、ぜひ一度お問合せください。

 

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2023.05.18

 

​​本記事では、蓄電池を導入するメリット・デメリットなどを解説します。

 

電気代の高騰が社会的な問題に発展している昨今、太陽光発電や蓄電池を使って節電したいと考える人は少なくありません。

今回のテーマである蓄電池は、正しく使用すれば環境に優しくしながら節約できますが、間違って使用してしまうと負担が増えてしまいます。

 

本記事では、蓄電池の注意点やシミュレーションも交えて詳しく解説するので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

【この記事でわかること】

蓄電池とは? 蓄電池を導入するメリット・デメリット 太陽光発電と蓄電池をセットで使用した場合のシミュレーション 蓄電池を導入したほうが良い人・しないほうが良い人

 

そもそも蓄電池とは?

 

 

蓄電池とは、電気エネルギーを化学エネルギーとして貯めておく装置で、電力の需要と供給を調整する役割を果たします。

なお、家庭用蓄電池は太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用して、発電された電力を貯めることが可能です。

 

多くの人が蓄電池の導入を検討する理由を3つ紹介します。

 

地震などで停電しても、いつもと同じように家電を使いたいから 夜間の安い電気を貯めて、貯めた電気を昼間使用することで節約できるから 太陽光発電で取り込んだ電気を貯めておきたいから

 

近年、環境問題や省エネルギーへの関心が高まる中、家庭用蓄電池はエネルギー管理において重要な役割を担っており、今後も普及が期待されています。

 

蓄電池を導入するメリット

 

 

ここでは、蓄電池を導入するメリットを解説します。

 

電気代を節約できる可能性がある 災害時や停電時に電気を使用できる EV車(電気自動車)と連携できる 太陽光発電との相性が良い

 

1つずつ見ていきましょう。

 

電気代を節約できる可能性がある

 

蓄電池を導入することで、毎月の電気代を節約できます。

節約する手順は以下の通りです。

 

契約している電気供給プランを夜間(深夜)の安いプランに変更する 夜間の安い電気を蓄電池に貯める 通常、電気代の高い日中に、貯めた蓄電池の電気を使用する

 

四国地方の電力会社である四国電力の時間別の電気料金は、以下の通りです。

 

<時間帯別:電気料金>

 

昼間(7:00〜23:00)

夜間(23:00〜7:00)

90kWhまで

22.39円/kWh

14.49円/kWh

91〜230kWhまで

29.67円/kWh

230kWh超過分

31.98円/kWh

※参照:四国電力公式ホームページ

 

四国電力の料金設定の場合、夜間は昼間のほぼ半額に近いので興味のある人はぜひ検討してみましょう。

 

災害時や停電時に電気を使用できる

 

災害で停電したときでも、蓄電池に貯めた電気で通常と同じように電気が使えます。

 

家庭用蓄電池のサイズは5〜15kWhで、一般的に多く普及しているサイズは約6kWhです。

このサイズの蓄電池が最大まで充電されていれば、合計1kWhの家電製品をほぼ半日の間使用し続けられます。

 

ここでは、1kWhがどれくらいの電力であるかを、実際の家電製品を例に挙げて紹介していきます。

具体的には、以下の家電を半日間、使い続けることが可能です。

 

スマホ充電器4台分(約30W) LED照明2台分(約50W) PC1台(60W) 冷蔵庫(150W) エアコン1台(600〜700W)

 

ほかにも、30型液晶TVの場合は130Wなど、自分が使用する家電の消費電力を調べてみてください。

停電時に半日使用できるだけでも、蓄電池の有効性はかなり高いといえるでしょう。

 

EV車(電気自動車)と連携できる

EV車と蓄電池を連携させて同時に充放電できます。

 

現在は、後述の太陽光発電システムも含めて蓄電量・放電量を最適に制御し、一部は売電もできる仕組みになっています。

ガソリン車をEV車に切り替えることにより、価格が高騰しているガソリンを使用する必要がなくなり、ランニングコストを大幅に削減できるでしょう。

 

家庭の電気代・ガソリン代を節約した上で売電までできるため、これから蓄電池を導入する場合はEV車も同時に検討してみてください。

 

太陽光発電との相性が良い

 

太陽光発電で余った電力(主に生活で使用したあとに残った電気)を一時的に貯めておいてから使用することで、電気代の大きな節約になります。

 

以前は余った電気を売電して収入にしていましたが、現在は売電価格が下がる一方で電気代が高騰しています。

そのため、売電するより電気を使用したほうがお得です。

 

また、エネルギー価格の高騰が長期に渡って進み、電気代のさらなる高騰が予測されるとなれば、太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリットはより大きくなるでしょう。

 

太陽光発電システムをすでに導入している人はもちろん、これから導入予定の人も、合わせて蓄電池との併用を検討してみましょう。

蓄電池を導入するデメリット

 

 

ここでは、反対に蓄電池を導入した場合に発生しがちなデメリットを解説します。

 

初期費用が発生する 劣化による寿命がある 使用できる量が限られている スペースの確保が必要になる

 

順に見ていきましょう。

 

初期費用が発生する

 

蓄電池における最も大きなデメリットの1つに、最初の購入費用が高いことが挙げられます。

 

一般的な家庭用サイズ(約6kWh)で150〜180万円程度の高額な価格設定になっており、この価格が導入の妨げになっていることは否めません。

 

電気代が月に1万円節約できたとしても、元金を回収するまでに12〜15年かかる計算になります。

そのため、やはりかなり大きな経済的負担となるでしょう。

 

劣化による寿命がある

 

家庭用蓄電池は使用するにつれて、徐々にバッテリーの劣化が進み容量が減少してしまいます。

過充電や過放電などの使い方によって誤差は生じますが、一般的に10〜15年経過すると最大容量が50〜70%まで減少します。

 

すなわち、6kWhの蓄電池であれば3〜4kWhまでしか電気を貯められず、その分節電効果や停電時の使用継続時間も減少してしまうでしょう。

 

使用できる量が限られている

 

蓄電池は貯められる量と使用できる量が限られており、無限に使えるわけではありません。

 

そのため、使用量を管理しないでいると、停電時にほとんど利用できなくなるおそれがある点に注意しましょう。

現在では、太陽光発電・蓄電池・EV車などが連携しており、コンピュータによって非常用の電気量やEV車に回す電気量などを最適に管理できるようになっています。

 

いずれにしても、蓄電池を上手に利用するためには、使用可能な電気量を日頃からしっかり管理することが必要になってきます。

 

スペースの確保が必要になる

 

家庭用蓄電池の多くは定置型であるため、屋外もしくは屋内に設置するためのスペースが必要になります。

一般的な家庭用蓄電池のサイズは、以下の通りです。

 

幅:約80cm 奥行:約40cm 高さ:約100cm

 

1㎡近くのスペースを確保しなければならないため、蓄電池の導入を検討されている人は事前に設置場所を検討しておく必要があるでしょう。

 

太陽光発電に蓄電池を導入する場合のシミュレーション

 

 

ここでは、太陽光発電システムを導入した場合、太陽光発電に蓄電池を導入した場合にそれぞれ発生する電気料金をシミュレーションしていきます。

なお、シミュレーションは京セラのツールを使用し、以下の条件で行います。

 

【条件】

場所:高知県高知市 太陽光発電システムの容量:3kWh:270Wのパネル12枚 太陽光パネルの方角:南 現在の電気料金プラン:四国電力従量電灯A 1ヶ月の電気料金:1万5,000円 蓄電池の容量:5kWh 蓄電池の運転モード:グリーンモード(貯蓄電気を自宅で消費するモード)

 

上記の条件において、太陽光発電システムのみを設置した場合の節電効果は以下の通りです。

 

<太陽光発電システムのみの場合>

 

 

※出典:京セラ公式HP

 

太陽光発電システム設置前の年間電気使用料金は18万円でしたが、設置後は 11万3,316円です。

つまり、6万6,684円の節電効果があるといえます。

 

売電により2万7,714円の収入が上がったため、合計すると9万4,398円の節約となりました。

続いて、太陽光発電と蓄電池を設置した場合をシミュレーションします。

 

<太陽光発電システムと蓄電池を設置した場合>

 

 

※出典:京セラ公式HP

 

太陽光発電システムと蓄電池を設置する前の年間電気使用料金は18万円でしたが、設置後は7万157円です。

つまり、10万9,843円の節電効果があるといえます。

 

売電により477円の収入が上がったため、合計すると11万320円の節約となりました。

節約効果を表にまとめると、以下の通りです。

 

 

太陽光発電

太陽光発電+蓄電池

設置したことによる効果

6万6,684円

10万9,843円

売電による効果

2万7,714円

477円

トータル節約効果額

9万4,398円

11万320円

 

太陽光発電のみの場合と蓄電池も設置する場合を比較すると、蓄電池を設置したほうが1年間で約1万6,000円多く節約できるといえます。

 

蓄電池の導入をおすすめする人・しない人

 

 

ここでは、蓄電池の導入をおすすめする人としない人の特徴を解説します。

どちらに該当するか参考にしてください。

 

<蓄電池をおすすめする人>

すでに太陽光発電システムを設置済の人 毎月の電気代が1万円以上と高額な人 地震などの災害に事前に備えておきたい人

 

上記3つのカテゴリーに分類されます。自身の状況と比較してみてください。

 

<蓄電池をおすすめしない人>

毎月の電気代がそれほど高くない人(単身の人に多い) 昼間、自宅の電気をほとんど使わない人(単身・共働きの人に多い) 共同住宅などで、設置場所を確保できない人

 

電気代の負担が小さい人やマンション住まいの人などは、太陽光パネルとの併用が難しいため、高額な蓄電池はおすすめできない場合があります。

 

蓄電池に関するよくある質問

 

ここでは、蓄電池に関するよくある質問を紹介します。

 

蓄電池は元が取れないって本当? 蓄電池を導入しても電気代が安くならない原因は? 結局のところ蓄電池はやめたほうが良い?

 

それぞれ回答していきます。

 

蓄電池は元が取れないって本当?

 

蓄電池は初期費用が150万円以上と高額なため、1〜2年では元が取れません。

実際には、初期費用を回収するまでに概ね15〜20年程度の年月が必要です。

 

一方で、15年程度の長期間が経過すると蓄電池のバッテリー容量は50〜70%程度に減少するものの、使用できなくなるわけではありません。

 

いずれにしても、初期費用を回収するには15〜20年程度かかることを認識しておきましょう。

 

蓄電池を導入しても電気代が安くならない原因は?

 

蓄電池を導入しても電気代が安くならない原因のほとんどは、電気料金の安い夜間プランに変更していないからです。

蓄電池を正しく使用すれば、電気代は安くなります。

 

蓄電池を利用して電気料金を下げるためには、夜間(23時〜7時)に料金が安くなる電気料金プランに変更して、夜間に電気を貯める作業が必要です。

プランを変更しないで蓄電池を導入しても、電気料金は安くなりません。

 

太陽光発電システムを設置していれば、取り込んだ電気を蓄電池に貯めて節電できますが、蓄電池のみの場合はプラン変更が必須です。

 

結局のところ蓄電池はやめたほうが良い?

 

蓄電池は、一概にやめたほうが良いとはいえません。前述したように、蓄電池を購入しただけで電気料金が安くなるわけではありません。

また、7時〜23時の時間帯を不在にすることが多い人にとっても、蓄電池を購入するメリットはそれほど多くはないでしょう。

 

しかし、それ以外の人で夜間の安い電力プランに変更可能な人にとっては、十分に検討する価値があります。

自分の家庭環境や生活スタイルを見直して、蓄電池の購入を検討してください。

 

蓄電池のメリットを把握して導入を検討しよう

 

 

蓄電池を利用して賢く節約するためには、夜間の安い料金プランに変更するなどの作業が必要です。

 

実際に導入する前に、利用している電力会社の料金プランに夜間安くなるプランがあるかをチェックしてください。

すでに太陽光発電システムを設置済みの人は、蓄電池の利点を大きく生かせるため、蓄電池の導入をおすすめします。

 

建匠は、今後の省エネ住宅、ZEH住宅の動向を踏まえて、ローコストで暮らしやすい家づくりを提案します。

太陽光発電システム・蓄電池だけでなくEV車まで含めたお悩みなどに関しても、ぜひ一度お問合せください。

 

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2023.04.19

 

この記事では、EV(電気自動車)の充電方法や充電時間、料金や便利に使いこなすポイントなどを詳しく解説します。

 

初めてEV(電気自動車)に乗る方の中には「充電に何時間もかかりそうで使いづらくないだろうか?」と不安を抱く方も多くいるでしょう。

EV(電気自動車)の充電方法にはさまざまな方法があるため、快適に利用するためには状況に合った手段を見つけることが大切です。

 

【この記事でわかること】

EV(電気自動車)の充電方法 充電方法別に見た時の充電時間 車種別に見た時の充電時間 EV車(電気自動車)の充電料金 EV(電気自動車)を快適に利用するポイント

 

そもそもEV車(電気自動車)の充電方法は?

 

 

まず、EV(電気自動車)の一般的な充電方法について解説します。

充電方法には、以下の3つの方法があります。

 

普通充電 V2H 急速充電

 

順番に見ていきましょう。

 

普通充電

 

普通充電とは一般家庭用の充電形式で、屋外に200Vのコンセントを設置しEV(電気自動車)にプラグ接続して利用します。

 

充電能力は基本が3kWとなり、オプションで6kWを選ぶことも可能です。

200Vコンセントの設置工事費は数万円程度で済みますが、別途専用のブレーカーを設置したうえで契約アンペア数を増やさなければなりません。(※1)

 

40〜50A(アンペア)の家庭用アンペア数のままでEV(電気自動車)を充電すると、ブレーカーが頻繁に落ちてしまうからです。

30kWの充電能力の場合、契約アンペアを+30Aすることをおすすめします。(※2)

 

(※1)四国電力管轄の場合は、契約アンペアはなく従量電灯Bプランを選択する

(※2)60Aを超えると、従量電灯Bから従量電灯Cへの変更手続きが必要(東京電力エリアの場合)

 

V2H

 

V2Hとは「Viecle to Home」の略で、EV(電気自動車)に充電した電気を家庭でも使えるようにしたシステムです。

そもそも、V2Hは台風や大雪などの災害に対する非常用電源として、EV(電気自動車)の大容量バッテリーを利用する目的で開発されました。

 

ポイントは、家庭の電気でEV(電気自動車)を充電できる機能を併せ持っている点です。

さらに、6kWで充電できるので充電速度が速くなります。

 

充電速度が速く、家庭用電気として利用できて便利な反面、初期コストが50〜90万円(本体価格)+工事費と高めである点は把握しておきましょう。

 

急速充電

 

急速充電は、自宅ではなくサービスエリアや公共駐車場などに設置されている充電設備です。

移動中に短時間で充電可能にするために、50kW以上の大電力充電が基本で普通充電のように50%充電するのに数時間かかるようなことはありません。

 

高速道路のサービスエリアなどでは、急速充電スタンドでの渋滞待ちを軽減するために「1回の充電時間は30分」という時間制限が設けられています。

 

【方法別】EV車(電気自動車)の充電時間

 

 

ここでは、方法別におけるEV車(電気自動車)の充電時間を解説します。

 

普通充電に必要な時間 V2Hに必要な時間 急速充電に必要な時間

 

それぞれ、順番に見ていきましょう。

 

普通充電に必要な時間

 

EV車(電気自動車)は、常に満充電の状態ではバッテリー(リチウム電池)の劣化を招くため、通常は80〜90%充電での利用が推奨されています。

 

ここでは、電池残量が20%になった場合、90%まで充電するためにどれくらいの時間が必要であるのかを検証してみましょう。

 

<充電能力3kWの充電器でバッテリー容量40kWhの EV(電気自動車)を充電する場合>

 

40kWh×70%(90%−20%)=28kWh→90%まで充電するのに必要な電力量 28kWh÷3kW=約9.33h(時間)

 

上記の通り、約7時間で理想的な満充電ができる計算になります。帰宅して就寝している間に充電しておけば、翌日には満充電の状態で利用できます。

 

V2Hに必要な時間

 

V2Hの場合に、上記と同条件で満充電するのにかかる時間を検証してみましょう。

V2Hの充電能力は6kWのため、計算式は以下の通りになります。

 

28kWh÷6kW=4.66h(時間)

 

V2Hであれば、4時間40分程度で満充電が可能です。

 

急速充電に必要な時間

 

急速充電に必要な時間を割り出すためには、まず以下の3点を押さなければなりません。

 

現在、国内の急速充電器は「1回の使用時間は最大30分まで」と決められていること EV車(電気自動車)によって急速充電で受入可能な最大電力に制限があること 充電中バッテリー残量が50%を超えると充電出力が若干制御されること

 

従ってEV車(電気自動車)のバッテリー容量が20kWhしかなくても、急速充電における受け入れ可能な最大電力が30kWであれば、これをもとに充電時間を計算します。

以上2点を踏まえて、条件を設定してみましょう。

 

<充電能力:50kWの充電器でバッテリー容量20kWh、急速充電の受入最大電力が30kWのEV車(電気自動車)を急速充電する場合>

 

30kW×1/2=15kWh⇨30分で充電できる最大電力量 15kWh×80%=12kWh⇨残量が50%を超えると充電出力が20%ダウンすると仮定

 

上記のケースの場合、30分の急速充電で12kWhの充電(約60%)ができる計算になります。

 

【車種別】EV車(電気自動車)の充電時間

 

 

ここでは、EV車(電気自動車)の充電時間を車種別に比較してみましょう。

 

 

日産リーフ

日産サクラ

日産アリアB6

フォルクスワーゲンID4

三菱i-MiEV

バッテリー

60kWh

20kWh

66kWh

77kWh

16kWh

普通充電(※1)

約23.5時間

約8時間

約25.5時間

約26時間

約7時間

V2H(※2)

約12.5時間

約4時間

約12時間

約13時間

約4.5時間

急速充電(※3)

約60分

約40分

約65分

約65分

約35分

航続距離(※4)

450km

180km

470km

388km

137km

(※1)〜(※3)各メーカー公表値。バッテリー温度約25℃、バッテリー残量警告灯が点灯してから満充電までのおおよその時間。

(※4)各メーカー公表値。WLTCモードによる。

 

いずれの車種も、満充電するまでには数時間から終日かかるデータになっています。

外出先の急速充電器で30分充電すれば、上記の通り十分な充電になるでしょう。

 

EV車(電気自動車)の充電料金

 

 

ここでは、EV車(電気自動車)の充電料金を普通充電と急速充電の場合に分けて解説します。

 

<普通充電の料金>

 

まず、四国電力を利用した場合の基本料金から見ていきます。

 

EV車(電気自動車)を自宅充電する場合、容量不足でブレーカーが落ちないように従量電灯B(契約容量が6kVA以上50kVA未満)プランを選択します。

この場合、契約容量は最低でも7kVA〜9kVAは必要になります。(家族4人の場合)従量電灯Bプランの月額基本料金は、以下の計算式で求めます。

 

基本料金=374円×契約容量kVA

※1kVAは、アンペア換算で10Aに相当。

 

仮に、8kVAの契約容量にした場合の月額基本料金は、374円×8=2,992円/月額となります。

 

次に、自宅で普通充電した場合の料金を見ていきましょう。1ヶ月で130kWhの電気を自宅充電として使用したと仮定します。

※1kWhの電気量で約6.5km走れるEV。6.5km×130kWh=月間780kmの走行距離と想定。

 

従量電灯Bプランの電力料金は、120kWhまで1kWあたり16.97円、120kWhを超え300kWhまで1kWhにつき22.50円なので、以下の計算式で求められます。

 

16.97円×120kWh=2036.4円 22.50円×(130kWh−120kWh)=225円 2036.4円+225円=2,261.4円

 

以上のことから、月額の自宅充電による普通充電費用は2,261円となります。

一般的なガソリン車の燃費を15km/Lとし、ガソリン代を140円/Lと仮定すると、同様に月額780km走行した際のガソリン代は以下の通りです。

 

140円×(780km÷15k)=7,280円

 

【月間780km走行した時の燃料コスト比較】

EV車(自宅充電)

ガソリン車

2,261円

7,280円

 

上記の比較を見ても、EV車の普通充電による電気料金はガソリン代よりも安く抑えられるといえるでしょう。

 

<急速充電の場合>

 

高速道路のSAやPAなどにある公共の充電スタンドは、eMPネットワークに繋がっており、利用するためには充電(認証)カードが必要です。

eMPに繋がった充電スタンドを利用できる充電カードは以下の3種類です。

 

e-Mobility Powerカード(発行会社:e-Mobility Power) ZESP3カード(発行会社:日産) おでかけCard(発行会社:JTB)

 

上記のカードは、所有車の車種を問わずどんな EVでも公共の充電スタンドで利用可能です。

 

ここでは、ZESPカードの料金体系で急速充電料金を確認しておきましょう。

なお、充電スタンドは急速充電以外に普通充電も利用できるので、合わせて紹介します。

 

 

プレミアム10

プレミアム20

プレミアム30

シンプル

プランに含まれる充電回数

急速充電10回・
普通充電無制限

急速充電20回・
普通充電無制限

急速充電40回・
普通充電無制限

-

登録手数料

1,650円/初回のみ

月額基本料金(3年契約の場合)

4,400円(2,750円)

6,600円(4,950円)

1万1,000円(9,350円

550円

※充電時間は10分/回。使わなかった回数は翌月に繰り越し。

 

<プランに含まれる回数を超過し場合の充電料金>

 

 

プレミアム10

プレミアム20

プレミアム30

シンプル

急速充電料金

385円/10分

330円/10分

275円/10分

550円/10分

普通充電料金

どれだけ使っても0円

1.65円/分

 

充電カードを持っていない場合は、充電器に掲示された「ビジター認証」で充電します。

手続きも煩雑なうえに高額のため、可能な限り充電カードを発行しましょう。

 

また、テスラやポルシェなどは独自の充電スタンドを展開していて、充電カードがあればeMPネットワークの充電スタンドも利用できます。

 

EV車(電気自動車)を快適に利用するポイント

 

 

ここでは、EV車(電気自動車)を快適に利用するポイントについて3つ解説します。

 

余裕を持ってこまめに充電する 充電スタンドの場所を把握しておく タイマー機能などを利用する

 

順番に解説していきます。

 

余裕を持ってこまめに充電する

 

EV車(電気自動車)における充電のタイミングは、ガソリン車と全く別物と考えましょう。

 

ガソリン車のように不足したら満充電するのではなく、最低でも充電残量が30%程度になったら80〜90%程度充電するようにしてください。

こまめに充電することによって、バッテリーを劣化させず良い状態に保てます。

 

充電スタンドの場所を把握しておく

 

EV車(電気自動車)を利用する際は、あらかじめルート上の充電スタンドの場所を把握して充電計画を立てておきましょう。

 

WEBやスマホアプリの充電スタンド検索サービスを利用することをおすすめします。

なお、おすすめのサービスは以下の3つです。

 

e-Mobility Power EVsmart GoGoEV

 

また、高速道路でロングドライブする際にはスマホ専用アプリの「高速充電なび」が便利です。

 

タイマー機能などを利用する

 

普通充電には、充電開始と停止を自動で行えるようにタイマーを設定できます。

あらかじめ電気料金の安い夜間充電を利用することもでき、充電時間を調節して過充電を防止することも可能です。

 

タイマー機能を上手に利用することで、電気代の節約やバッテリーの消耗を低減できます。

 

EV車(電気自動車)の充電時間に関するよくある質問

 

 

最後に、EV車(電気自動車)の充電時間に関するよくある質問をまとめます。

 

EV車(電気自走車)の充電時間は今後短くなる? EV車(電気自動車)における充電時間の平均は? EV車(電気自走車)を無料で充電できるサービスがあるのはなぜ?

 

順番に回答していきます。

 

EV車(電気自動車)の充電時間は今後短くなる?

 

EVの開発はまだ始まったばかりで、今後急速の進歩を遂げることはほぼ間違いありません。

これからの時代、さらなる時間の効率化や仕事のIT化が進む中で、充電時間に数時間必要なEVは、ビジネス上の競争力を失っていくでしょう。

 

今後、リチウム電池に変わる高性能バッテリーが開発されるのも決して夢ではありません。

 

EV車(電気自動車)における充電時間の平均は?

 

EV車(電気自走車)の普通充電時間は、20kWhクラスのバッテリーを搭載している車種で半日、60kWhクラスになるとほぼ1日が平均といえます。

なお、多くの場合は帰宅後の就寝時に充電しますが、ガソリン車のように瞬時に満タンにできるわけではありません。

 

EV車(電気自動車)を無料で充電できるケースがあるのはなぜ?

 

一部の公共施設やショッピングモール、ディーラーなどにおいて、EV車(電気自動車)を無料で充電できる場合があります。

 

無料で充電できる理由としては、ショッピングモールなどは充電中に施設を利用してもらうビジネス上の狙いがあるからです。

ディーラーの場合も、同様にEV車(電気自動車)の拡販が狙いといえるでしょう。

 

また、公共施設は、昨今の環境問題からEV車(電気自動車)を公用車にしている自治体も多く、同じようにEV車を政策的に推進している場合があります。

 

EV車(電気自動車)の充電時間を把握してこまめに充電しよう

 

 

ここまで解説したように、EV車(電気自動車)は充電する時間や方法を工夫すればガソリン車よりも低コストでカーライフを楽しむことが可能です。

 

しかし、充電スタンドの普及率はガソリンスタンドにはまだ遠く及ばず、これからのさらなる発展に期待しなければならない点も多々あります。

とはいえ、自宅充電が可能で充電の都度ガソリン車のようにスタンドにいく必要がない便利さはとても大きな魅力といえるでしょう。

 

自宅に太陽光パネルが設置されていれば、日中取り込んだ電力でEV車(電気自動車)を充電し、大容量の蓄電池として生活電気として利用することも可能になります。

 

建匠では、EVも効率的に利用できる太陽光発電システムや再生可能エネルギーを利用した家づくりを提案いたします。

高知の工務店において太陽光パネルの搭載数No.1の実績があります。

 

PHVコンセントを標準仕様で搭載しており、200VでEV車(電気自動車)にも対応しています。

ローコストで、消費エネルギーを低く抑えられる住宅をお探しの方は、ぜひ一度建匠へお問い合わせください。

 

また、蓄電池・V2Hは城山展示場のモデルハウスにも搭載しているので、興味がある方はお気軽にご相談ください。

 

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