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2022.10.27

 

2022年現在では、あえて窓を少なくした家も増えてきています。

これから家づくりを始める方の中にも、マイホームは窓を少なくすべきか悩む方は多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、窓が少ない家のメリット・デメリット、建築する際のポイントについて解説します。

「家全体の窓が少なくても大丈夫なの?」「窓が少ない家って暮らしやすいの?」といった疑問を持つ方は、ぜひ最後までお付き合いください。

 

窓が少ない家のメリット

 

近年人気になってきている、窓が少ない家のメリットについて解説します。

 

スタイリッシュな外観になる 耐震性能が上がる 省エネに繋がる プライバシーが守られる 費用削減になる

 

窓が少ない家には、上記5つのメリットがあります。順番に見ていきましょう。

 

スタイリッシュな外観になる

 

窓の少ないメリットの1つに、スタイリッシュな外観になる点が挙げられます。

 

2022年現在、シンプルモダンな外観が流行しています。あえて窓をアクセントとして少なく配置するシンプルな外観が、スタイリッシュな印象を与えるでしょう。

 

耐震性能が上がる

 

2つ目のメリットは、耐震性能が上がることです。

 

窓が少ないということは、家の壁が多いということになります。

そのため、建物の耐力壁を増やしやすくなり、耐震性能を上げることが可能です。

 

耐力壁とは、筋交いや面材など建物を補強するものを指します。

ただし、耐力壁を増やして耐震性能を高める場合、費用面もその分プラスになるので注意しましょう。

 

省エネに繋がる

 

3つ目のメリットは省エネに繋がる点です。

 

窓が少ないため、室内の冷気や暖気が外に逃げにくくなります。

また、外気も室内へ侵入するスペースが少なくなるので、冷暖房効率が良くなって省エネに繋がるでしょう。

 

断熱材が入っている壁の面積も広いので、断熱性能も格段に上がります。室内の冷暖房効率も高められるので、省エネにつながるといえるでしょう。

 

プライバシーが守られる

 

窓が少ないことで外からの目線が入りにくく、プライバシーが守られやすいというメリットがあります。

 

人通りの多い場所に家を建てると、プライバシー面に配慮した結果、リビングに大きな窓を設けても日中も窓を閉めて過ごすという方も多いのではないでしょうか。

 

窓の少ない家なら目線を気にせずに過ごせるので、快適に暮らせるでしょう。

 

費用削減になる

 

最後に解説するメリットは、費用削減になる点です。

窓を1枚増やすだけでも、数十万円近くの費用がプラスになります。

 

窓は最低限度に抑え、浮いた分の費用を自分のこだわりの設備や内装デザイン、外構工事などに使えるので、その点も窓の少ない家のメリットといえるでしょう。

 

窓が少ない家のデメリット

 

窓が少ない家には、メリットが多くある反面、デメリットも存在します。

 

室内が暗くなりやすい 風通しが悪くなりがち

 

これから家づくりを検討している方は、メリットだけでなく欠点もしっかりと確認して自分達のライフスタイルに合っているかどうかを見極めましょう。

 

室内が暗くなりやすい

 

窓を少なくすると、必然的に室内が暗くなりやすいといえるでしょう。

なぜなら、太陽光が室内に入るスペースが少ないからです。

 

また、窓が少ない家であっても、以下のように建築基準法(※)で決められた基準以上の採光を確保しなければなりません。

 

【居室の採光及び換気】(第二十八条)

住宅、学校、病院、診療所、寄宿舎、下宿その他これらに類する建築物で政令で定めるものの居室(居住のための居室、学校の教室、病院の病室その他これらに類するものとして政令で定めるものに限る。)には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、住宅にあつては七分の一以上、その他の建築物にあつては五分の一から十分の一までの間において政令で定める割合以上としなければならない。ただし、地階若しくは地下工作物内に設ける居室その他これらに類する居室又は温湿度調整を必要とする作業を行う作業室その他用途上やむを得ない居室については、この限りでない。(一部抜粋)

※引用:e-Gov法令検索「建築基準法」

 

上記のように、基準をクリアするためには居室の床面積の1/7以上の窓を確保しなければなりません。

 

したがって「窓の少ない家にしたいが、室内が暗くなるのは好ましくない」という方は、吹き抜け・天窓などを設けて、上から太陽光を室内に取り入れるような間取りの工夫が必要です。

 

風通しが悪くなりがち

 

採光と同様に、窓が少ないと風通しも悪くなりやすいです。

 

外の風をうまく取り入れて、室内を通り抜けられるように風の流れ道はしっかりと確保した設計をしてもらいましょう。

 

窓が少ない家を建築する際のポイント

 

これからマイホームを建てる方で、窓の少ない家を検討している方は、以下で解説するポイントに気をつけながら設計してもらいましょう。

 

紫外線や熱の出入りを考慮する なるべく間仕切りを減らす トリプルガラスの窓を採用する

 

順番に解説していきます。

 

紫外線や熱の出入りを考慮する

 

窓が少ない家は、太陽光が入るスペースが少ない分、紫外線や熱の出入りが少ない点が嬉しいポイントです。

 

ただし、窓が少なくても太陽光を室内に取り入れるため、吹き抜けで上部に大きな窓を配置したり、天窓で採光を確保したりなどのプランを検討する場合は、紫外線や熱の出入りに考慮しましょう。

 

吹き抜けや天窓があれば、窓の少ない家でもしっかりと太陽光を取り入れて冬は室内を温めることができます。その反面、夏の暑い熱気も侵入しやすく紫外線も入るため、紫外線防止対策が必要です。

 

窓ガラスには紫外線を遮るガラスや、日射遮蔽型のガラスなどがあるので、夏の日差しが入りやすい窓や西日が強く当たる窓にはこれらを採用し、夏は涼しく冬は暖かい家にしましょう。

 

なるべく間仕切りを減らす

 

先述したデメリットの1つである、室内が暗くなりやすい点は家の中の間仕切りをできる限り減らすことで日光の入らない暗い部屋を減らせます。

 

例えば、吹き抜けを作り2階の廊下を繋げるだけで十分室内が明るくなり、吹き抜けによって縦の空間も広がるので開放的な空間を作り出せます。

 

トリプルガラスの窓を採用する

 

窓の少ない家は壁が多いので断熱性能も高くなりやすいですが、さらに断熱性能を上げるならトリプルガラスの窓の採用をおすすめします。

 

「トリプルガラス」とは、3枚のガラスの間に2層の空気層のあるガラスのことを指します。2枚のガラスでできているペアガラスよりも断熱性能が高く、室内の冷暖房効率を上げて省エネに繋がるでしょう。

 

建匠の「極断熱の家」は、トリプル樹脂サッシを標準仕様として採用しています。

 

また、魔法瓶のように保温性の高い家を実現するため、耐火性が高くシロアリやゴキブリなどの防虫忌避効果も発揮する、最高級断熱素材も標準仕様です。

 

これにより、数値が小さいほど断熱性能が高いことが証明されるUA値が「0.46」と、国の高断熱基準「0.87」を大幅に上回った数値を出しています。

 

冬は暖かく、夏は涼しい快適な住空間を実現したい方は、建匠「極断熱の家」をぜひご検討ください。

 

窓が少ない家にするなら日常生活を考慮しよう

 

窓が少なくてスタイリッシュでモダンな家にしたい場合、日当たりや風通しなど生活する上で気になる部分に注意しましょう。

 

また、窓を少なくして吹き抜けなどで太陽光を取り入れる構造は、非常に難しい設計といえるでしょう。

 

建匠では、このような難易度の高い吹き抜けを活用した家づくりが得意です。また、中庭や壁に反射させて家の中に光を取り込む家や2階リビングなど、太陽光が入りづらい日当たりの良くない土地でも日当たりの良い間取りを設計するのも得意分野です。

 

「日当たりの良い家にし、窓の少ないスタイリッシュな家にもしたい」という方は、ぜひ一度、建匠へご相談ください。

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2022.10.07

 

 

注文住宅において、間取りの決め方で後悔するケースは少なくありません。

 

実際に家が完成し住み始めてから間取りの失敗に気づいても、後から間取りを変更することは難しいといrます。

したがって、失敗例を事前に把握しておくことはとても重要です。

 

今回は、注文住宅の間取りの失敗例を7つ紹介します。

失敗しないための対策や考え方についても詳しく解説していきますので、最後までお付き合いください。

 

注文住宅の間取りの失敗例7選

まずは、注文住宅の間取りの失敗例を7パターンに分けて紹介していきます。

 

部屋が広すぎる・狭すぎる間取り 収納しにくい間取り コンセントの位置や個数が不便な間取り 匂いが考慮されていない間取り 外からの視線が気になる間取り 日当たりが考慮できていない間取り 生活動線が意識できていない間取り

 

部屋が広すぎる・狭すぎる間取り

 

部屋が広すぎる間取り、または狭すぎる間取りで後悔したという失敗例は少なくありません。

 

例えば、広いリビングに憧れてリビングを大きくしたところエアコンが効きにくく「思っていたより快適に過ごせなかった」というケースがあります。

 

反対に、間取りを決める段階ではコンパクトで丁度いい狭さの部屋と思っていても、「実際に家具などを搬入したら思ったより狭くなり使いにくくなってしまった」という場合も多いです。

 

家具を設置することも想定しながら部屋の広さを考えるようにしましょう。

 

収納しにくい間取り

 

収納しにくい間取りにしてしまったという失敗例も多くあります。

 

例えば、単純に収納スペースが足りなかった場合や、収納スペースを設けた位置が使いにくかったというケースも少なくありません。

 

実際に収納したい荷物の量や、出し入れする際の動線をイメージしながら間取りを考えるようにしましょう。

 

コンセントの位置や個数が不便な間取り

 

間取りを決める際に見落としがちなのが、コンセントの位置や個数です。

実際に使用するときのことをイメージしてコンセントの位置や個数を決めるのが非常に重要です。

 

特に、テレビや冷蔵庫などの大きな家電を置く位置や、ベッドや棚などによって隠れる部分を把握し、不便にならないようなコンセントの配置を考えましょう。

 

匂いが考慮されていない間取り

 

家の中の匂いについて考慮せずに間取りを決めたことで、後悔するケースもあります。

 

例えば、1階のリビングを吹き抜けにすることで、キッチンで料理をした際の匂いが家の中全体へ広がってしまう可能性が考えられるので注意が必要です。

 

吹き抜けを設けたい場合は、匂いが広がることを考慮し、換気設備を充実させるなどの対策を考えましょう。

 

外からの視線が気になる間取り

 

明るい家にするために大きな窓を設けたことで、外からの視線が気になる間取りになってしまったという失敗例もよくあります。

 

特に、家を建てる土地が人通りの多い道路に面している場合は、外からの視線を考慮して間取りを考えましょう。

 

日当たりが考慮できていない間取り

 

日当たりを考慮せずに間取りを決めてしまい、家の完成後に後悔するケースもあります。

 

日当たりを考慮して間取りを考えるには、方角を意識するだけでなく、近隣の建物の高さも考慮することが必要です。

日の光が差し込む方向にほかの建物が建っている場合は、日当たりが遮られることも考慮した上で間取りを考えましょう。

 

生活動線が意識できていない間取り

 

生活動線が意識できていない間取りにしてしまうことで、快適な生活が送れずに後悔するという失敗例も多くあります。

 

例えば、洗濯機を置く洗面所から、洗濯物を干すベランダまでの距離を遠くしてしまい、毎日の洗濯がストレスになってしまうケースはありがちな失敗例です。

 

家の中での過ごし方を具体的にイメージした上で、無駄な移動をできるだけ減らせるような間取りを心がけましょう。

 

注文住宅の間取りに失敗しないための7つの対策

 

注文住宅の間取りに失敗しないためには、以下の7つの対策を押さえておきましょう。

 

新居での暮らしをイメージしながら間取りを考える 生活動線を考慮する 置く予定の家具や家電の大きさ・配置を確認する 収納スペースは坪数よりも幅・奥行き・高さで考える 匂いや音が出る場所を考慮して間取りを考える 換気システムを整える 周辺環境を考慮した窓の配置にする

 

それぞれの対策について、詳しく解説していきます。

 

新居での暮らしをイメージしながら間取りを考える

 

間取りで失敗しないために特に重要なのは、新居での暮らしをイメージしながら間取りを考えることです。

実際の暮らしをリアルにイメージすることで、自分にとって最も使いやすい間取りを考えましょう。

 

生活動線を考慮する

 

生活動線を考慮することで、間取りの失敗を防げます。

 

特に、夫婦共働きの場合や子育てと家事の両立で忙しい家庭では、効率の良い生活動線の確保がとても重要です。

家の中での時間を有効に使えるよう、間取りを工夫しましょう。

 

置く予定の家具や家電の大きさ・配置を確認する

 

置く予定の家具や家電の大きさや配置の仕方を確認し、間取りを考える際の参考にすることは、失敗を防ぐ対策になります。

 

特に、サイズの大きい家具や家電については、大きさを把握した上で配置の仕方を考慮しなければ、実際に搬入する際にうまく入らず困ってしまうかもしれないので注意が必要です。

 

収納スペースは坪数よりも幅・奥行き・高さで考える

 

収納スペースは、坪数よりも幅や奥行き、高さを重視して考えることが失敗を防ぐポイントです。

 

間取り図上での坪数だけを見て収納の大きさを決めてしまうと、実際に収納したい物が入らなくなる可能性があります。したがって、収納の幅や奥行き、高さが十分であることを重視して決めるようにしましょう。

 

匂いや音が出る場所を考慮して間取りを考える

 

家の中で匂いや音が出る場所を考慮して間取りを考えましょう。

 

例えば、トイレの位置を来客用の部屋の近くに設けてしまうと、使用する際の音や匂いが気になってしまうことが考えられるので、注意が必要です。

 

換気システムを整える

 

換気システムを整えることで、間取りの失敗を防ぐことに繋がります。

間取りによっては匂いが充満しやすくなる場合があるので、快適に過ごせるよう工夫しましょう。

 

周辺環境を考慮した窓の配置にする

 

窓の位置を決める際は、周辺環境を考慮することが失敗を防ぐポイントです。

 

大きな道路に面している部分や、隣の家との距離が近い部分については、窓の大きさや高さを工夫し、周辺からの視線が気にならないような配置にすることを心がけましょう。

 

注文住宅の間取りに失敗しないための考え方

注文住宅の間取りに失敗しないためには、以下の3つのポイントを押さえた考え方が重要です。

 

家族で理想の家について話し合いを重ねる こだわりたい箇所の優先順位を決める 建築士の意見を取り入れる

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

家族で理想の家について話し合いを重ねる

 

家族で理想の家について話し合いを重ねることは、間取りに失敗しないためにとても重要です。

家庭内であっても、それぞれが間取りに求める条件が異なることは少なくありません。

 

間取りに関するお互いの理想を共有した上で、全員が過ごしやすい間取りを考えるようにしましょう。

 

こだわりたい箇所の優先順位を決める

 

こだわりたい箇所の優先順位を決めることを意識しましょう。

こだわりたいポイントが多すぎると、本当に必要としている部分を見失ってしまう可能性があります。

 

「これだけは譲れない」というポイントを絞り、優先順位を決めた上で間取りを考えるようにしましょう。

 

建築士の意見を取り入れる

 

間取りを考える際は、建築士の意見を取り入れるのも重要であることを認識しておきましょう。

建築士は間取りに関するプロともいえるので、間取りで迷ったときは建築士の意見を参考にするのは良い方法です。

 

注文住宅の間取りに関するよくある質問

 

ここでは、間取りに関するよくある質問を紹介していきます。

 

注文住宅の間取りはどの場所から決めるべき? キッチンの間取りに失敗しないためにはどうすればいい? 暗くなってしまう部屋への対策方法はある?

 

上記3つのよくある質問を紹介するので、間取りを考える際の参考にしてみましょう。

 

注文住宅の間取りはどの場所から決めるべき?

 

それぞれの生活スタイルによって異なりますが、間取りを考える際は玄関の位置から決めるのがおすすめです。

 

玄関は、家に入る際のスタート地点となる重要な箇所であるので、玄関の位置を決めた上で使いやすい階段の位置や部屋の配置を決めていきましょう。

 

キッチンの間取りに失敗しないためにはどうすればいい?

 

キッチンの間取りに失敗しないためには、キッチン周りの収納を充実させることが重要です。

キッチンは、調理器具や食品のストックなど、収納すべき物が多くあります。

 

キッチン周りの収納を重視せずに間取りを決めたことで、収納スペースが足りなくなってしまうケースは少なくありません。

 

綺麗に片付けられて作業がしやすいキッチンスペースを保つために、収納の確保を重視しましょう。

 

暗くなってしまう部屋への対策方法はある?

 

立地条件の関係で日当たりの確保が難しく、部屋が暗くなってしまう場合は、中庭を設けた間取りを検討してみるのもおすすめです。

 

中庭を設けることで、窓を配置できる箇所が増え、暗くなってしまう部屋への採光を確保することが可能になります。

 

注文住宅の間取りの失敗例を活かして理想の家を建てよう

注文住宅の間取りを考えるときは、本記事で紹介した間取りの失敗例を参考に理想の家の建築プランを立てましょう。

 

建匠では、お客様に適した間取りづくりを共に考えていきますので、注文住宅をお考えの際はぜひお気軽にお問い合わせください。

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2022.10.07

 

宅配ボックスは、マンションに設置されているイメージが強いかもしれません。

そのため、戸建てに設置するメリットもあるということを知らないケースは多いのではないでしょうか。

 

今回は、戸建てに宅配ボックスを置くメリットについて、ボックスのタイプや選び方も押さえながら詳しく解説していきます。

 

そもそも宅配ボックスとは

 

宅配ボックスとは、宅配便で家に届く荷物を、不在の際でも受け取れる便利な設備です。

 

宅配ボックスを使用したことがなくイメージがつきにくい場合は、具体的な使い方や仕組みを理解することから始めましょう。

 

宅配ボックスの仕組み コロナ禍で需要が増えている

 

それぞれ解説していきます。

 

宅配ボックスの仕組み

 

家の外に宅配ボックスを設置することで、配達業者が荷物を家まで運んだ際に、設置してある宅配ボックスの中に荷物を入れてもらうことが可能です。

宅配ボックスの中には事前に印鑑を取り付けておき、荷物を運んできた配達業者はその印鑑によって配達を証明します。

 

宅配ボックス内に荷物の配達が完了したら、配達の完了を記した配達票がポストに投函されるという仕組みです。

 

コロナ禍で需要が増えている

 

宅配ボックスの利用は、コロナ禍の影響を受けて需要が増えています。

 

宅配ボックスを活用すれば、荷物を受け取る際に配達業者と接触する必要がなくなるので、コロナウイルスの感染予防対策として注目されるようになりました。

 

以前はマンションのような集合住宅に設置されているイメージが強くありましたが、コロナ禍により戸建てにおいても需要が増えてきている設備です。

 

戸建てに宅配ボックスを置くメリット

戸建てに宅配ボックスを置くメリットは、以下の4点です。

 

簡単に設置できる 最短で荷物を受け取れる 防犯性が高い コロナウイルスの感染対策にも繋がる

 

それぞれのメリットについて詳しい内容を見ていきましょう。

 

簡単に設置することができる

 

宅配ボックスを戸建てに置く際の大きなメリットは、簡単に設置できるという点です。

 

戸建てに宅配ボックスを置く場合、特別大がかりな工事は必要とされないケースも多く、簡単に設置することが可能なので、必要性を感じた際は気軽に検討してみましょう。

 

最短で荷物を受け取れる

 

宅配ボックスを置くことで、最短で荷物を受け取れるという点も大きなメリットです。

 

共働きの家庭のように家を不在にしている時間が長い場合、届けられる荷物を受け取れるタイミングが先延ばしになってしまい、実際に受け取るまでに時間がかかってしまうケースは少なくありません。

 

宅配ボックスを置くことで、家にいない時間が長い家庭においても、最短で荷物を受け取ることが可能になります。

 

防犯性が高い

 

宅配ボックスは、鍵のついた種類のものが多いので、防犯性が高くなるというメリットもあります。

 

鍵付きの宅配ボックスを設置することで、不在時でも安心して荷物を受け取れるのは、忙しい人にとって嬉しいポイントです。

 

コロナウイルスの感染対策にも繋がる

 

先述のとおり、宅配ボックスの利用はコロナウイルスの感染対策に繋がるというメリットもあります。

 

宅配ボックスがない場合、配達業者と直接対面して荷物を受け取ることになるので、ウイルス感染のリスクが気になるという人は少なくありません。

 

コロナウイルスの感染対策を重視するためにも、宅配ボックスの利用は非常に有効です。

 

戸建てに宅配ボックスを置くデメリット

戸建てに宅配ボックスを置くのにデメリットはほとんどありません。

強いて言うとすれば設置に少なからず費用がかかるという点が挙げられます。

 

ただし、宅配ボックスにはさまざまな種類があります。

比較的安価なタイプのものを選んで設置すれば、大きな費用負担を避けることが可能です。

 

設置費用はかかりますが、それ以上のメリットを感じて設置を決めるケースも多くあるので、メリットの大きさも考慮して設置を検討してみましょう。

 

戸建てに設置する宅配ボックスのタイプ

 

戸建てに設置する宅配ボックスには、以下の3つのタイプがあります。

 

簡易型 壁埋め込み型 設置型

 

それぞれの特徴について解説していきます。

それぞれ違いに注目しながら自分にあったタイプを見つけましょう。

 

簡易型

 

簡易型の宅配ボックスは、玄関の外に置くだけで使用できる手軽さが特徴です。

 

費用を抑えられ、本体の移動も簡単なタイプであるため、セキュリティ面が気になる場合はワイヤーなどにより簡単に持ち去れないよう固定しておきましょう。

 

壁埋め込み型

 

壁埋め込み型の宅配ボックスは、工事して建物の壁にボックスを埋め込むタイプで家の内側から荷物を取り出すことが可能であるという特徴があります。

 

また、セキュリティ性能が高いのも壁埋め込み型の特徴の1つであり、防犯性を重視する場合におすすめです。ただし、設置のためには工事が必要となるので、設置費用がやや高くなる点も理解しておきましょう。

 

設置型

 

設置型の宅配ボックスは、玄関先の地面に固定して使用するタイプで、簡易型よりも頑丈なつくりになっています。

金属などの素材によって作られているものが多く、雨や風からボックス内の荷物を守ってくれるのが良い特徴です。

 

また、壁埋め込み型のような建物自体への工事は不要であるため、既に完成している戸建てでも後付けしやすいという特徴もあります。

 

戸建てに設置する宅配ボックスの選び方

 

戸建てに設置する宅配ボックスの選び方では、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

 

受け取る荷物のサイズにあった大きさの宅配ボックスを選ぶ 設置できるスペースの広さ 防犯性能やセキュリティ面で選ぶ

 

ポイントを押さえることで、より自分にあった使いやすい宅配ボックスを選べます。

 

受け取る荷物のサイズにあった大きさの宅配ボックスを選ぶ

 

宅配ボックスを選ぶ際は、受け取る荷物のサイズにあった大きさのものを選ぶのが重要です。

 

人によって、受け取る荷物のサイズ感は異なります。

自分が受け取る荷物のサイズを考慮した上で、最適な大きさの宅配ボックスを選びましょう。

 

設置できるスペースの広さ

 

宅配ボックスを設置できるスペースの広さを考慮して選ぶことも、重要なポイントです。

戸建てにおいて、玄関先のスペースの広さはそれぞれの家によって大きく異なります。

 

スペースの広さに対して大きすぎるサイズの宅配ボックスを選んでしまうと、玄関の出入りがしにくくなってしまうことも考えられるので、広さに応じた選び方を心がけましょう。

 

防犯性能やセキュリティ面で選ぶ

 

宅配ボックスは、不在のときに荷物を外に置いておくものなので、防犯性能やセキュリティ面で選ぶのも大切です。

特に、外出している時間が長い家庭では、防犯性能やセキュリティ機能を重視して宅配ボックスを選ぶようにしましょう。

 

戸建ての宅配ボックスに関するよくある質問

ここでは、戸建ての宅配ボックスに関するよくある質問を3つ紹介します。

 

宅配ボックスの設置はどんな家庭におすすめ? 防犯性能が高い宅配ボックスはどのタイプ? 戸建てに設置する宅配ボックスに対して補助金は出る?

 

それぞれの質問と回答を見ていきましょう。

 

宅配ボックスの設置はどんな家庭におすすめ?

 

宅配ボックスの設置は、仕事や子育てなどで忙しい毎日を送っている家庭におすすめです。

 

仕事などにより外出している時間が長い家庭だけでなく、家にいながらも手が離せない時間が多い子育て中の家庭においても、荷物の受け取りに関するストレスを軽減できます。

 

防犯性能が高い宅配ボックスはどのタイプ?

 

防犯性能が高い宅配ボックスは、壁埋め込み型や設置型のタイプです。

 

ボックスをしっかりと施錠することが可能で、かつボックス自体を持ち去れないつくりになっていることで、防犯性能が高くなっています。

 

戸建てに設置する宅配ボックスに対して補助金は出る?

 

戸建てに設置する宅配ボックスに対して、補助金が出るケースがあります。

 

宅配ボックスの補助金制度は自治体によって内容が異なります。

対象となる自治体における制度内容を確認してみましょう。

 

受け取れる補助金は、宅配ボックスの設置にかかった費用の20〜50%程度の金額で、上限金額が設けられているケースが多くあります。

 

戸建てに宅配ボックスを設置して快適な生活を送ろう

 

戸建てに宅配ボックスを設置することで、得られるメリットは多くあります。宅配ボックスはマンションだけのものではないので、戸建てにも設置することでより快適な生活を送りましょう。

 

建匠では、一組ひと組のご家族に合ったオンリーワンの家づくりを提案しています。些細なお悩みやご要望にもお客様に寄り添って提案いたします。ぜひ一度、ご相談ください。

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2022.10.07

 

新築でマイホームを建てて実際に住み始めたところ、家の窓の結露が気になるという悩みを抱えるケースは少なくありません。

 

窓の結露は、放置しておくと家を傷めてしまう恐れもあるので、注意が必要です。そこで今回は、新築の結露対策を日常生活でできる対策も含めて詳しく解説していきます。

 

そもそも新築で結露が起きる原因とは?

 

新築で起こる結露には以下のような原因が考えられます。

 

換気していない 湿度が高い 通気性が悪い

 

順番に解説していきます。

 

換気していない

 

新築で結露が起きる大きな原因の1つが、換気していないということです。

結露は、空気が一定の場所に留まることで起こります。

 

こまめな換気を怠ることで、窓周辺の空気が入れ替わることなく留まり結露を引き起こしてしまうので、定期的に窓を開けて換気するように心がけましょう。

 

湿度が高い

 

室内の湿度が高いことが原因で、結露が起こるケースも少なくありません。特に、洗濯物を部屋干しにしている場合や加湿器を使用している場合は、湿度による結露が起きやすくなります。

 

適度な換気や、除湿器を利用するなどして、湿度が上がり過ぎないように気をつけましょう。

 

通気性が悪い

 

家の通気性が悪いと、結露しやすくなるので注意が必要になります。

 

特に新築住宅における結露で多いのが、高気密高断熱住宅において換気システムを活用できていないというケースです。

 

気密性の高い住宅を新築した場合は、24時間換気システムがONになっていることを確認し、通気性を保つようにしましょう。

 

新築の結露対策5選

ここでは、新築の結露対策を5つ紹介します。

 

24時間換気システムを稼働させる 水蒸気が出ない暖房器具を使う トリプルガラスを採用する 樹脂サッシにする 連続除湿を活用する

 

それぞれの対策について具体的に解説していきます。

 

24時間換気システムを稼働させる

 

24時間換気システムを稼働させることで、結露の発生を防げます。

 

特に、気密性の高い住宅においては必要な通気性を確保するために、24時間換気システムの活用が重要となるので、正しく稼働させて結露を防ぎましょう。

 

水蒸気が出ない暖房器具を使う

 

寒い季節に使用する暖房器具は、水蒸気が出ないものを選んで使用することで、結露しにくい空間を作りましょう。

 

例えば、石油ストーブやファンヒーターなどの暖房器具は部屋を暖める際に水蒸気を発生させるため、湿度が上がり結露しやすくなってしまいます。結露対策としておすすめなのは、エアコンやパネルヒーターなどの水蒸気を出さない暖房器具です。

 

トリプルガラスを採用する

 

窓ガラスを選ぶ際、トリプルガラスを採用することで、結露を予防できます。

トリプルガラスとは、ガラスを3重にすることで高い断熱性を実現させた窓ガラスです。

 

建匠では、費用を抑えたローコスト住宅においても、トリプルガラスを標準設備として取り入れているので、断熱性を高くするのと同時に結露を発生させにくい家を建てることができます。

 

建匠が実現する「極断熱の家」

 

樹脂サッシにする

 

結露対策では、窓サッシの種類も重要なポイントであり、樹脂サッシを採用することで結露を防ぐことが可能です。

 

一般的に多く採用されているアルミサッシに比べて、樹脂サッシは熱を伝えにくい素材であるため、窓が結露しにくくなります。

 

連続除湿を活用する

 

気密性の高い家にした上で連続除湿を活用することは、結露対策において非常に効果的です。

 

気密を確保できていることが前提ですが、連続除湿は除湿器の水捨て作業が不要のため、手間をかけず効率的に除湿することが可能になります。

 

湿度が90%まで上がる梅雨の時期でも、室内を湿度50〜60%に保てる効果があるので、新築の結露対策には連続除湿の活用を検討してみましょう。

 

日常生活でできる新築の結露対策3選

 

日常生活でできる結露対策についても、把握しておきましょう。

 

定期的に換気する 収納スペースに空気の通り道を作る 家具を壁から離して設置する

 

上記3つの対策を紹介していきます。

 

定期的に換気する

 

日常生活の中で、定期的に換気することは、結露対策として非常に効果的です。

窓を開けて換気することで室内の空気が入れ替わり、結露しにくい空間を作れます。

 

したがって、寒さや暑さが厳しい季節でも、短時間で良いので定期的に換気する習慣をつけるよう心がけましょう。

 

収納スペースに空気の通り道を作る

 

結露を防ぐには、収納スペースに空気の通り道を作ることが大切です。

収納スペースは閉め切った空間になりやすいため、空気が滞留して結露が起きやすくなります。

 

こまめに扉を開けて空気を入れ替えるように意識しましょう。

 

家具を壁から離して設置する

 

家具を設置する際は、壁から離して置くことが結露対策に重要です。

家具を壁に近づけすぎると空気の流れが悪くなり、結露の原因となってしまいます。

 

したがって、壁と家具との間に適度な距離を設けて結露を防ぎましょう。

 

新築の結露対策のよくある質問

ここでは、新築の結露対策に関するよくある質問を3つ紹介します。

 

結露を放置すると新築にどんな影響がある? 「全く結露しない家」を実現することはできる? 結露対策に効果的なアイテムは? 新築に最も効果的といえる結露対策は?

 

それぞれの回答を見ていきましょう。

 

結露を放置すると新築にどんな影響がある?

 

結露を放置すると、湿気が溜まりカビを発生させてしまう可能性が高まります。

 

また、家の構造部まで結露の影響が及べば、シロアリ被害により家の強度も下がってしまう危険性は否めません。

 

結露が見られた場合は放置せず、適切な対策を講じることが大切です。

 

「全く結露しない家」を実現することはできる?

 

結露は、温度や湿度の変化によって起こる現象であるため、全く結露しない家を実現することは簡単ではありません。

 

全く結露しない家を目指せば、通気性が良すぎて寒さや暑さ対策ができなくなったり、空気が乾燥しすぎたりすることで、快適に過ごせる家ではなくなってしまうことが考えられます。

 

したがって、完全に結露しない家を目指すより、結露を防ぐための対策を重視することが大切です。

 

結露対策に効果的なアイテムは?

 

結露対策に効果的なアイテムとしては、除湿器や結露防止用のシートやスプレーなどがあります。結露の原因である湿度を下げるために、除湿器の使用は効果的です。

 

また、結露防止を目的として作られているシートやスプレーも気軽に購入できるので、結露で悩んでいる場合は試してみると良いでしょう。

 

新築に最も効果的といえる結露対策は?

 

新築に最も効果的といえる結露対策は、以下3つの条件を満たしたケースです。

 

高気密・高断熱 樹脂サッシ 連続除湿

 

結露対策は温度と湿度の差が重要となるため、上記をすべて満たした状態が最適といえるでしょう。

 

新築は結露対策をして快適な暮らしを実現しよう

新築住宅を手に入れた際は、本記事で紹介したような結露対策をして快適な生活を送りましょう。

 

建匠の家づくりでは、結露を防ぐために効果的な設備が揃っています。新築住宅を建てる際は、ぜひ建匠へご相談ください。

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2022.09.12

住宅購入費用は高額であるため、多くの方が住宅ローンを利用しています。

 

また、借入額も多く返済期間も長いので、どのように借入額を決めればよいか分からず、資金計画に悩まれている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、年収600万円の住宅ローンの適正額について解説します。

 

ただし、本記事で紹介する適正額は一般的な数値であるため、各家庭の状況に応じた柔軟な資金計画を立てることが重要です。

 

年収600万円の住宅ローンの適正額

年収600万円の住宅ローンの適正額は、それぞれの生活状況によって異なります。

 

借入可能額の上限は約4,000万円前後で、利用する金融機関によって金額に差があります。手取り収入を考えると過度な借入は返済プランの破綻を招きかねないので注意が必要です。

 

また、住宅ローンは長期間にわたる借入であるため、金利タイプによって総返済額にも大きな差が生まれます。それぞれの特徴を把握した上で、自分たちに合った金利タイプを選んで下さい。

 

変動金利型の住宅ローン 固定金利期間選択型の住宅ローン 固定金利型の住宅ローン

 

順番に解説します。

 

変動金利型の住宅ローン

 

変動金利型は返済途中に定期的に金利が見直されるタイプのローンであり、住宅ローン利用者の実態調査(2021年度)では、6割以上の方に選ばれています。

 

半年ごとに金利が見直され、毎回の返済額についても、元利均等返済では5年ごと、元金均等返済は金利変動に伴い見直されることを覚えておきましょう。

 

他のタイプに比べ金利が安いものの、返済開始時に総返済額がいくらになるか分からないため、資金計画が立てにくい点に注意が必要です。

 

固定金利期間選択型の住宅ローン

 

固定金利期間選択型は契約時に固定期間を選び、期間終了後に変動金利型へ移行または、再度固定期間を選択できるタイプのローンであり、住宅ローン利用者の実態調査(2021年度)では約2割の方に選ばれています。

 

変動金利型同様に、契約時点では総返済額が分からないものの、固定金利期間中は金利が変わらず、期間が短いほど当初の金利が低くなります。

 

固定金利型の住宅ローン

 

固定金利型は返済途中で、借入開始時の金利が変動しないタイプのローンであり、住宅ローン利用者の実態調査(2021年度)を見ると、約1割の方に選ばれています。

 

借入開始時点で総返済額が確定するため、返済プランを立てやすいものの、変動金利型に比べると金利が割高なので、金利上昇のリスクを取りたくない方におすすめです。

 

今よりも金利が下がる見通しは少ないので、ある意味では理想的な住宅ローンといえますが、金利上昇のリスクを取れば、支払額を抑えられるので、判断が難しい問題といえます。

 

年収600万円の住宅ローンの借入金額の考え方

借入額の目安を、年収倍率と返済負担率の点から見ていきます。

 

ただし、最適な返済プランはそれぞれの家計の状況によって異なりますので、目安の金額を基準にして、多角的な視点から借入額を決めて下さい。

 

※2020年度フラット35利用者調査のデータを引用しています

 

・年収倍率から考える

・返済負担率から考える

 

順番に解説します。

 

年収倍率から考える

 

年収倍率は住宅取得費用が年収の何倍に相当するかを比率で表したもので、5〜7倍が適切な倍率といわれており、全国平均の数値は6.7倍となっています。

 

年収600万円の場合、借入額の上限は約4,000万円前後を目安にするとよいでしょう。

 

ただし、年収倍率には頭金が含まれており、自分たちが用意する頭金を考慮した上で、借入額の目安として下さい。

 

返済負担率から考える

 

返済負担率は年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合のことであり、20〜25%が適切な割合といわれ、全国平均の数値は22.2%となっています。

 

年収600万円の場合、月々の返済額は10〜12.5万円程度となりますが、この数値は税込み年収をもとにした金額であるので、借入額を決める際は手取りの月収をもとに収支を考えるとよいでしょう。

 

フラット35の基準で見ると、年収600万円の返済負担率は35%が上限であり、月々の返済額は17.5万円となり、一般的な目安と比較して開きがあることに注意して下さい。

 

年収600万円の住宅ローンの頭金の目安

頭金の目安は住宅取得費用の10〜20%程度とされていますが、具体的な金額が気になる方も多いでしょう。

 

『2020年度 フラット35利用者調査』を見ると、平均値は世帯年収が602万円で、用意している頭金は404万円となっており、所要資金に占める割合は10.9%となっています。

 

家計の状況にもよりますが、年収が600万円あれば、頭金の準備は比較的容易であることが予想されますので、計画性を持って手元資金を貯めておきましょう。

 

年収600万円の住宅ローンの組み方のポイント

年収600万円の住宅ローンの組み方のポイントをまとめています。平均年収よりも高いので、過度な借入をしなければ、ある程度余裕を持った資金計画を立てられるでしょう。

 

・借入可能額上限まで借りない

・借入期間を決めて返済額を設定する

・住宅ローン以外の借入も返済負担率に入れて計算する

・家族の構成人数に応じて返済額を決める

・各家庭によって変わる費用を考慮する

 

順番に解説します。

 

借入可能額上限まで借りない

 

借入可能額上限まで借りないこともポイントの一つであり、借入可能額=返済可能額ではないことに注意して下さい。

 

上限近くまで借りることはできても、無理なく返済ができるとは限りません。収入の低下・金利上昇・病気による休職など、返済が滞るリスクを考慮した上で、返済プランを練ることが重要です。

 

借入期間を決めて返済額を設定する

 

借入期間を決めて返済額を設定することも忘れてはいけません。

 

住宅ローンの返済期間は長めに設定することが一般的ですが、借入時の年齢を考慮して、定年を迎えるまでに完済できるようにして下さい。

 

返済期間を短くすると総返済額は少なくなりますが、月々の返済額が増えることになります。むやみに返済期間を短くするのではなく、購入物件を見直して、借入額を調整することも検討するとよいでしょう。

 

住宅ローン以外の借入も返済負担率に入れて計算する

 

返済負担率は、住宅ローン以外の借入も含めて計算することにも注意が必要です。

 

自動車ローンや奨学金は多くの方が利用しており、スマートフォンの端末購入費の分割払いなど細かいものも洗い出して、家計の収支を見直しておきましょう。

 

想定よりも借入可能額が圧縮されてしまい、購入物件の見直しが必要になるかもしれません。

 

家族の構成人数に応じて返済額を決める

 

家族の構成人数に応じて返済額を決めることも忘れてはいけないポイントです。

 

子供の人数により必要な教育費は変わりますし、進学のタイミングなどにも配慮すべきであり、ライフイベントに合わせて返済額を決めて、月々の返済額を調整するとよいでしょう。

 

各家庭によって変わる費用を考慮する

 

各家庭によって変わる費用を考慮することもポイントの一つであり、住宅設備(性能)の違いによる費用の違いについても押さえておきましょう。

 

火災保険の違いについては、火災・風災など最低限の補償に対して、水災・破損・汚損など補償範囲を広げることで保険料は倍以上の開きが出るケースもあります。また、地震保険は耐震等級による割引があるため、耐震性能の高い住宅ほど保険料の安くなることも覚えておきましょう。

 

賃貸で加入する保険は、借家人賠償と家財に対する補償を目的としており、住宅自体を補償するものではありませんので、戸建て住宅で加入する火災保険よりも割安となっています。

 

次に太陽光発電を搭載したZEH仕様の住宅では、補助金に加え住宅ローン控除の借入限度額も増えますので、一般の住宅に比べるとお得といえるでしょう。また、太陽光発電の自家消費により、光熱費の節約に繋がります。

 

上記の通り、火災保険料や光熱費など生涯コストを加味した上で、各家計の状況に合わせて住宅ローンを組むことが重要です。

 

年収600万円の住宅ローンの返済シミュレーション

年収600万円の住宅ローンの返済シミュレーションを金利タイプごとにまとめています。

 

選択する金利タイプは総返済額にも影響を及ぼしますので、自分たちの家計に合ったプランを選ぶようにして下さい。

 

・変動金利型の場合

・固定金利期間選択型の場合

・固定金利型の場合

 

※変動金利0.65%、固定金利1.44%、元利均等返済で算出

 

順番に解説します。

 

変動金利型の場合

 

 

借入額

返済期間

総返済額

変動金利(変化なし)

4,000万円

35年

約4,454万円

変動金利

10年後から1.65%

4,000万円

35年

約4,464万円

 

上記の表は変動金利型の返済状況をシミュレーションしたものです。

 

変動金利型では、どの程度の金利上昇を想定するかが問題であり、10年後に金利が1%上がるケースでは、月々の返済額は1.1万円増えることになります。

 

固定金利期間選択型の場合

 

 

借入額

返済期間

総返済額

固定金利期間選択型

当初10年固定1.02%

4,000万円

35年

約4,826万円

 

上記の表は当初借入金利を10年間固定で、11年目より変動金利0.65%に移行した場合の返済状況をシミュレーションしたものです。

 

固定金利期間選択型には、

・金利が上昇していても5年間は返済額が変わらない「5年ルール」
・見直し後の返済額が前回の1.25倍以上には増えない「125%ルール」

 

という変動金利の各ルールがありませんので、当初から変動金利で借りていた場合よりも金利上昇の影響を受けやすいといえます。

 

固定金利型の場合

 

 

借入額

返済期間

総返済額

固定金利型

4,000万円

35年

約5,094万円

 

上記の表は固定金利型の返済状況をシミュレーションしたものです。

 

総返済額は他の金利タイプに比べて多いものの金利上昇のリスクを心配する必要はありません。

 

世界的に金利上昇が広がりを見せる中、長らく低金利が続く日本においても、景気動向の見極めが必要であり、金利の低い内に固定金利での購入を決めることも一つの方法です。

 

まとめ:年収600万円の住宅ローンの適正額を把握して新生活のイメージを膨らませよう

ここまで、年収600万円の住宅ローンの適正額について解説してきました。

 

適正な返済プランは人それぞれではありますが、借入額の目安や上限を把握することは重要であり、それをもとに自分たちの家計に合った資金計画を立てるようにして下さい。

 

初めての家づくりでは、新生活へのイメージも膨らみ、あれもこれもと予算がオーバーしがちです。過度な借入は、月々の返済が増えて家計を圧迫しかねませんので、借入額の目安や上限を把握しておきましょう。

 

建匠では、お客様の状況に合わせて、建てた後に困らない資金計画を提案しています。マイホームの資金計画にお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.09.07

 

家づくりの過程において、上棟式をすべきかどうかについては多くの方が悩むポイントです。

 

地鎮祭のみ執り行い、上棟式は見送ろうと考えている方も多いでしょう。

 

そこで今回は、上棟式をしなくても問題ないかについて解説しますので、マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

そもそも上棟式とは?

 

 

上棟式とは、住宅の土台の据え付けから柱、梁、棟上げまでの作業が完了した段階で執り行う儀式のことです。

 

工事の安全祈願と家の安泰を願う意味合いがありますが、現在では工事関係者をねぎらう意味合いで実施される傾向にあります。

 

上棟式をしないのはあり?

 

上棟式は必ず実施しなければならないものではありませんので、上棟式をしなくても問題ありません。

むしろ、施主の手間や負担を考慮して実施していない建築会社もあります。

 

もちろん、家づくりにおける思い出作りとして実施するのもよいでしょうし、工事関係者の方も感謝の気持ちを伝えられて悪い気はしません。

 

建て方が終われば、おおよその家の形が出来上がっていますので、確認のために顔を出して感謝を伝える程度でもよいでしょう。

 

不安な場合はハウスメーカー・工務店に相談する

 

上棟式を実施すべきか悩んでいる方は、ハウスメーカーや工務店に相談してみましょう。

 

ハウスメーカーから上棟式の話がなければあえて聞く必要はありませんが、必要な対応があるかどうかを聞いてから判断することが大切です。

 

なお、建匠では上棟式をほとんど実施していませんが、住宅の完成に責任をもって対応していますのでご安心下さい。

 

上棟式をしない理由

 

 

上棟式をしない理由を以下の通りまとめていますので、自分たちの家づくりで実施するかどうかの参考にして下さい。

 

上棟式を行わない施主が増えているから 金銭的な負担が大きいため ハウスメーカー・工務店側からしなくていいと言われている場合もある

 

順番に解説します。

 

上棟式を行わない施主が増えているから

 

一つ目の理由には、上棟式を実施しない施主が増えていることが挙げられます。

 

工事期間中は建築会社に任せておけば問題はなく、手間や費用をかけてまで上棟式をする方が少ないのが現状です。

 

特に、新興住宅街や大規模な分譲地では実施するケースの方が少ないでしょう。

 

金銭的な負担が大きいため

 

金銭的な負担が大きいことも、上棟式を実施しない理由の一つです。

 

ただでさえ、家づくりは多額の費用が掛かるものであり、ご祝儀などに掛かる費用は10〜15万円前後と小さい負担ではありません。

 

定期的に工事現場に顔を出すだけでも、工事関係者に感謝を伝えることは可能ですので、無理に実施する必要はないでしょう。

 

ハウスメーカー・工務店側からしなくていいと言われている場合もある

 

ハウスメーカー・工務店側からしなくていいと言われるケースがあることも、実施しない理由に挙げられます。

 

施主の負担だけでなく、工事関係者の日程調整など、建築会社側の負担になる可能性にも配慮が必要です。

 

対応が不要であるといわれた際は、建て方当日に顔出しをして感謝を伝えましょう。

 

上棟式の流れ

 

 

上棟式の流れを一通り解説しますので、実施を検討中の方は参考にして下さい。

 

棟梁が棟木に幣串と呼ばれる飾り物をつける 祭壇に神饌を供え、飾り物を飾る 施主と棟梁が建物の四隅の柱に水・塩・米・酒をまいて建物を清める 工事が無事進むよう祈願する 施主が挨拶をしてから乾杯 棟梁や工事関係者の挨拶 上棟式を手締めでしめくくる 施主から出席してくれた工事関係者へご祝儀などを渡す

 

以上が一連の流れとなりますが、供え物などは建築会社が用意してくれるケースもありますので、上棟式を実施する際もそれほど手間が増えることはないでしょう。

 

上棟式を行う場合の準備

 

 

上棟式を実施する場合の準備を以下の通りまとめていますので、どの程度の費用や手間が必要になるかを把握しておきましょう。

 

ご祝儀 食べ物や飲み物 手土産

 

順番に解説します。

 

ご祝儀

 

ご祝儀の金額は、地域によって違いがありますので、事前に建築会社に確認しておきましょう。

 

一般的な目安として、頭領や現場監督には1〜3万円、その他の工事関係者には3,000円〜1万円程度を想定して下さい。

 

あくまでも気持ちですので、無理のない範囲で問題ありません。

 

食べ物や飲み物

 

食べ物や飲み物については、2,000円前後の仕出し弁当を準備することもあれば、飲み物とお茶菓子程度の場合もあります。

 

事前に建築会社と打ち合わせの上、どの程度の準備が必要になるかをチェックしておきましょう。

 

手土産

 

ご祝儀と一緒に渡す手土産については、1,000~3,000円前後を想定しておきましょう。

 

特に決まりはありませんが、紅白饅頭や赤飯、お菓子の詰め合わせなど、感謝の気持ちに沿える程度のものを準備して下さい。

 

上棟式に関するよくある質問

 

 

上棟式に関するよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちの家づくりに置き換えて考えてみましょう。

 

上棟式をしない場合の心付けはどうするべき? 手土産はどんなものを渡すといい? 上棟式をしないことに対して施工側はどう思っている?

 

順番に解説します。

 

上棟式をしない場合の心付けはどうするべき?

 

上棟式をしない場合の心付けは、基本的に用意する必要はありません。

あくまで感謝を伝えるという意味で準備しても、会社の規定で受け取れないケースもあります。

 

それでも不安な方は建築会社に確認することをおすすめしますが、飲み物やお菓子の詰め合わせなど、手土産をもって挨拶するだけでも十分に感謝は伝わるでしょう。

 

手土産はどんなものを渡すといい?

 

お祝いごとであるため、紅白饅頭や赤飯、お菓子の詰め合わせなどが一般的であり、好みが分からない場合はビールや日本酒などのお酒が無難です。

 

また、生ものは避け、日持ちするものを選ぶことをおすすめします。

 

上棟式をしないことに対して施工側はどう思っている?

 

上棟式をしないことをマイナスに捉える方は、ほとんどいないでしょう。

工事に対する姿勢も変わりませんので、住宅の品質に影響することもありません。

 

ただし、工事の節目ではありますので、現場確認のために顔を出すことには意味があります。

住む方の顔が見えないよりも、見えた方が施工側も張り合いが出ることもあるでしょう。

 

上棟式をしない場合は感謝を伝える場を設けよう

 

 

以前と比較すると、上棟式をしない方の割合は増えていますが、現場に顔を出して感謝を伝えることは大切です。

 

現地で大工さんとコミュニケーションを取り、家ができていく過程を見ることも、家づくりの醍醐味といえるでしょう。

 

上棟式の有無が住宅の品質に影響を与えることはないものの、住む方の顔が見えることが、施工側の張り合いに繋がることもありますので、感謝の意味を込めて定期的な顔出しをおすすめします。

 

建匠では、棟梁による一貫施工の家づくりを提案しています。家づくりにお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.09.07

 

どんな家に住みたいかを考える上では、デザインや間取りに目が行きがちですが、住宅の省エネ性能にも注目したいところです。

 

省エネ住宅には様々な種類がありますので、どれが自分たちの暮らしに適しているか悩まれている方も多いでしょう。

 

そこで本記事では、省エネ住宅の基準や種類について解説しますので、マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

省エネ住宅とは?

 

 

省エネ住宅とは、従来の住宅よりも優れた断熱性や気密性などにより、消費するエネルギーを抑えた住宅のことを指します。

 

夏は涼しく、冬は暖かく過ごせることが特徴であり、室内の温度差が生じにくい点も、多くの方に選ばれている理由です。

 

住宅における省エネの3つの性能

 

 

住宅における省エネ性能を以下の通りまとめていますので、概要を把握して自分たちの家づくりに取り入れて下さい。

 

断熱 日射 気密

 

順番に解説します。

 

断熱

 

断熱性能とは、住宅の壁や窓を通して室内外の熱の移動を防ぐ性能のことであり、住宅の快適性に直結するポイントです。

 

この熱移動が少ないほど冷暖房の効率が上がり、光熱費の節約に繋がります。

 

また、住宅の断熱性能はUA値(外皮平均熱貫流率)で表され、数値が低いほど断熱性能が優れていることを覚えておきましょう。

 

日射

 

日射遮蔽性能とは、日射熱の室内への侵入を妨げる性能のことです。

 

夏場、室内の気温上昇の要因は、外部からの日射熱であり、日射遮蔽性能が高いほど冷房に必要なエネルギーを削減できます。

 

また、日射遮蔽性能はηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)で表され、数値が低いほど省エネ性能が優れていることを覚えておきましょう。

 

気密

 

気密性能とは、隙間を通した空気の移動による熱移動の少なさを表しています。

 

気密性能はC値(隙間相当面積)で表され、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いことを覚えておきましょう。

 

また、気密性の高い住宅では空気環境の悪化を防ぐため、計画換気が必要であることに注意が必要です。

 

省エネ住宅の基準

 

 

省エネ住宅の基準は1980年に制定され、都度、改正・強化されてきました。

具体的な内容として、住宅の外皮性能や住宅全体で使用するエネルギー量に関する基準が設定されています。

 

また、当該基準を上回る基準として、以下の内容についても把握しておきましょう。

 

低炭素建築物の認定基準 住宅トップランナー基準

 

順番に解説します。

 

低炭素建築物の認定基準

 

低炭素建築物の認定基準には外皮性能の省エネ基準の適合に加えて、一次エネルギー消費量が省エネ基準よりも10%削減できること、低炭素化対策を採用していることなどが要件として設定されています。

 

住宅トップランナー基準

 

住宅トップランナー基準とは、住宅事業者の分譲住宅や注文住宅などの省エネ性能向上を促す措置のことであり、外皮基準や一次エネルギー消費量基準が設定されています。

 

省エネ性能の高さを証明する目安として覚えておきましょう。

 

省エネ住宅の種類

 

 

省エネ住宅の種類をまとめていますので、それぞれにどのような違いがあるかを把握した上で、自分たちの家づくりの参考にして下さい。

 

ZEH LCCM スマートハウス 低炭素住宅 長期優良住宅

 

順番に解説します。

 

ZEH

 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、高い省エネ基準と太陽光発電など創エネを組み合わせることで、一年間のエネルギー消費量をおおむねゼロ以下にした住宅のことです。

 

高断熱・高気密に加えて、太陽光発電による自家消費により、光熱費の削減に期待できることが特徴に挙げられます。

 

LCCM

 

LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)とは、建設・入居中(創エネ)・廃棄までの期間でCO2の収支をマイナスにする住宅を指します。

 

ZEH同様に、断熱性能が高く、光熱費の削減に期待できることに加えて、地球環境にも配慮したエコな住まい方といえるでしょう。

 

スマートハウス

 

スマートハウスとは、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を用いて、使用電力を可視化することで、消費電力削減を目指す住宅のことです。

 

また、エアコンなどの家電をインターネットに繋ぐことで自動制御を実現しており、エコなだけでなく、利便性も高い住宅といえるでしょう。

 

低炭素住宅

 

低炭素住宅とは、先に述べた通りCO2排出を抑えるための対策の取られた住宅のことを指します。

省エネ基準も設けられており、省エネに特化した住宅といえるでしょう。

 

長期優良住宅

 

長期優良住宅とは、省エネ性能に加えて、耐震性や劣化対策など様々な認定基準の設けられた住宅のことです。

 

認定基準は多岐にわたるため、その他の省エネ住宅に比べて、認定が取りにくいことは否めませんが、それだけに長く住み続けられることの証明となるでしょう。

 

省エネ住宅のメリット

 

 

省エネ住宅のメリットをまとめていますので、自分たちの家づくりにどのような利点があるか把握しておきましょう。

 

季節を問わず快適に暮らせる 光熱費が抑えられる 減税制度・補助金が利用できる ヒートショックのリスクが少なくなる

 

順番に解説します。

 

季節を問わず快適に暮らせる

 

一つ目のメリットは、季節を問わず快適に暮らせる点が挙げられます。

 

高断熱・高気密の住宅は、夏は涼しく、冬は暖かく暮らせることが特徴であり、24時間換気による良好な空気環境にも期待できるでしょう。

 

光熱費が抑えられる

 

光熱費が抑えられることも、省エネ住宅のメリットの一つです。

 

冷暖房の稼働を最低限に抑えての生活も可能であり、住宅の省エネ性能は光熱費に直結する問題です。

住宅の省エネ性能により、光熱費は1.5〜2倍前後の差が生まれますので、建築費用だけでなく、生涯コストを含めて比較検討して下さい。

 

減税制度・補助金が利用できる

 

減税制度や補助金が利用できる点もメリットの一つです。

 

省エネ性能の高い長期優良住宅や低炭素住宅などは、住宅ローン控除の借入限度額が高く設定されており、登録免許税や固定資産税でも優遇措置が取られています。

 

また、ZEH支援事業や地域型住宅グリーン化事業に助成金が設けられており、建築費用の負担を軽減できることも踏まえて、省エネ住宅を検討して下さい。

 

ヒートショックのリスクが少なくなる

 

ヒートショックのリスクが少なくなることも忘れてはいけません。

 

省エネ性能の高い家は高断熱・高気密であり、室内の温度差が生まれにくいため、ヒートショックによる健康被害のリスクが少なくなります。

 

省エネ住宅のデメリット

 

 

省エネ住宅にデメリットはほとんどありませんが、強いて挙げるとすれば建築費用が割高になることでしょう。

 

どの程度高くなるかについては、建築会社の標準仕様次第ではありますが、太陽光発電による自家消費などによる光熱費の削減を考慮すると、長い目で見れば悪い話ばかりではありません。

 

なお、2022年現在では建築コストや光熱費を考慮すると、UA値0.46が最もコストパフォーマンスが良いといわれています。

 

維持費が安く快適に暮らせる省エネ住宅を検討しよう

 

 

省エネ住宅に共通するメリットは、高断熱・高気密による住まいの快適性であり、省エネ住宅の性能や種類によって、どの程度光熱費が変わるかを把握することが重要です。

 

その上で、建築費用とのバランスを取りながら、自分たちの理想の住まいに近いものを選ぶとよいでしょう。

 

建匠では、全国トップレベルの断熱性能を取り入れた省エネ住宅を提案しています。

家づくりにお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.09.07

 

 

マイホーム購入を検討する上では、土地を購入して新築を建てること以外にも方法があります。

 

特に、二世帯同居や隣居を検討している方は、既存の古家を活用した家づくりも検討するべきでしょう。

その際に、リフォームと建て替えのどちらにするべきかの判断は難しい問題といえます。

 

そこで今回は、リフォーム・建て替えの違いについて解説しますので、古家の取り扱いにお悩みの方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

リフォームと建て替えの違い

 

 

リフォームと建て替えの違いをまとめていますので、それぞれの定義を把握した上で、自分たちの暮らしにどちらが適しているかを考えてみましょう。

 

リフォームの定義 建て替えの定義

 

順番に解説します。

 

リフォームの定義

 

リフォームの定義とは、梁や柱など基礎部分を残して部分的な改築・増築をして新築同様の状態に戻すことを指します。

 

水回りや外壁・屋根など部分的な改修工事や、梁や柱など基礎部分だけを残して一度スケルトン状態まで戻す大規模な改修工事まで、リフォームの範囲は様々です。

 

建て替えの定義

 

建て替えの定義とは、既存の建物を解体・撤去し、新たに住宅を建築することを指します。

 

リフォームとは違い基礎部分まで解体して更地に戻しますので、新築住宅を建てるイメージをするとよいでしょう。

 

既存住宅の解体費用が必要ですが、土地取得費用が不要であるため、二世帯同居を検討している方には、おすすめの家づくりの方法です。

 

リフォームのメリット

 

 

リフォームのメリットをまとめていますので、自分たちの暮らしにどのような利点があるか考えながら見ていきましょう。

 

建て替えよりもコストを抑えられる 工期が短くて済む リフォーム前の家の一部を活用できる

 

順番に解説します。

 

建て替えよりもコストを抑えられる

 

一つ目のメリットは、建て替えよりもコストを抑えられることです。

 

リフォーム範囲が広いケースでも、解体費用や廃材処分費用が建て替えよりも少なく済むことが理由に挙げられます。

 

また、住み替えにかかる期間も短く済むため、その分の費用が少なく済む点も魅力の一つです。

 

工期が短くて済む

 

工期が短くて済むこともリフォームを選ぶメリットの一つです。

フルリフォームであっても、解体が必要な建て替えより工期が長引くことはありません。

 

また、劣化部分を自分たちのペースで改修できることも、リフォームの魅力といえるでしょう。

 

リフォーム前の家の一部を活用できる

 

リフォーム前の家の一部を活用できる点もメリットの一つです。

 

子供のころから暮らした家には思い出も詰まっていますので、取り壊してしまうことに抵抗のある方もいるでしょう。

 

柱や間取りなどを残しつつ、機能や見た目を新しくして、快適な住環境を実現できることもリフォームの魅力です。

 

リフォームのデメリット

 

 

一方、リフォームを選ぶことにはデメリットも存在しますので、自分たちの家づくりにどのような影響があるかを把握しておきましょう。

 

大規模な変更ができない 劣化がひどければ補修費用が高くなる 建て替えるよりも家の寿命が短い 充分な住宅性能に辿りつかない

 

順番に解説します。

 

大規模な変更ができない

 

一つ目のデメリットは、大規模な変更ができない可能性があることです。

 

建物の構造次第ではありますが、スケルトンリフォームを実施しても間取りや水回りを思い通りに配置できない可能性があります。

 

木造の在来工法の家などは、比較的リフォームの自由度が高いため、事前に建築会社にリフォーム可能な範囲を確認しておきましょう。

 

劣化がひどければ補修費用が高くなる

 

劣化がひどければ補修費用が高くなる点もデメリットの一つです。

 

特に、築年数の古い住宅では、工事中に追加で改修箇所が見つかることも多く、当初の予算をオーバーするケースも少なくありません。

 

ただし、適切なメンテナンスを定期的に実施していれば、そこまで大きな問題が見つかる可能性は低いでしょう。

 

建て替えるよりも家の寿命が短い

 

建て替えるよりも家の寿命が短いことも、リフォームを選ぶデメリットといえるでしょう。

 

建て替えは既存の住宅を取り壊し、新しく建築することになるため、両者を比較するとリフォームの方が住宅の寿命が短くなる傾向になります。

 

現在の築年数と、今後どの程度住み続けるかを考慮した上で、自分たちのライフステージに適した方法を選んで下さい。

 

充分な住宅性能に辿りつかない

 

充分な住宅性能に辿りつかないこともデメリットの一つです。

 

例えば、耐震性能を向上させるために構造部分を改修したり、地盤を改良したりなどの場合、リフォームだけでは根本的に改善できないケースがあります。

 

そもそも、リフォームで改修できることには限りがあるため、構造充分な性能に底上げすることは困難です。

したがって、根本的な住宅性能に及ぶような問題は、費用をかけてでも建て替えを検討する方がよいでしょう。

 

建て替えのメリット

 

 

建て替えのメリットをまとめていますので、リフォームと比較してどのような利点があるかを考えながら見ていきましょう。

 

間取り・設備など不満を解決できる 耐震性能を強化できる リフォームよりも住宅ローンを組みやすい メンテナンス次第で長期間住むことができる

 

順番に解説します。

 

間取り・設備など不満を解決できる

 

一つ目のメリットは、間取り・設備などの不満を完全に解決できることです。

 

敷地と予算の制限はあるものの、新築同様にゼロから理想の住まいを組み立てられることが理由に挙げられます。

 

耐震性能を強化できる

 

耐震性能を強化できることも、建て替えを選ぶメリットです。

 

特に、新耐震基準以前に建てられた家については、耐震リフォーム費用が高額になる傾向がありますので、費用面で大きな違いが生まれる可能性があります。

 

また、地盤改良などの耐震対策は建て替えでなければ対応できないことも覚えておきましょう。

 

リフォームよりも住宅ローンを組みやすい

 

リフォームよりも住宅ローンを組みやすいことも、建て替えを選ぶメリットの一つです。

住宅ローン審査には、物件の担保価値も含まれることが理由に挙げられます。

 

中古住宅を購入してリフォームするケースでは、事前に融資条件を金融機関に確認しておきましょう。

 

メンテナンス次第で長期間住むことができる

 

メンテナンス次第で長期間住める点も、建て替えを選ぶメリットです。

地盤改良など耐震対策も実施しやすく、長い目で見れば建て替えを選ぶ方がお得になるケースは多いでしょう。

 

建て替えのデメリット

 

 

一方、建て替えを選ぶことにはデメリットも存在しますので、自分たちの家づくりにどのような影響があるかを把握しておきましょう。

 

リフォームよりもコストがかかる 仮住まいの手間がかかる 新築同様に諸費用・税金がかかる

 

順番に解説します。

 

リフォームよりもコストがかかる

 

一つ目もデメリットは、リフォームよりもコストがかかることが挙げられます。

 

主に、既存住宅の解体にかかる費用が要因です。その分、理想の住環境は作りやすいので住まいの優先順位を決めてから判断して下さい。

 

仮住まいの手間がかかる

 

仮住まいの手間と費用が掛かる点もデメリットといえるでしょう。

 

賃貸の短期契約は物件が見つかりづらいため、取り壊し工事のタイミングは3~4月を避けるなどの対策が求められます。

 

新築同様に諸費用・税金がかかる

 

新築同様に諸費用・税金がかかることもデメリットの一つです。

 

具体的には、各種登記費用や不動産取得税などが挙げられますが、軽減措置を利用してできるだけ家計の負担を減らすよう努めて下さい。

 

リフォーム・建て替えを選ぶ判断基準

 

 

リフォーム・建て替えを選ぶ判断基準をまとめていますので、家づくりの参考に用いて下さい。

 

劣化具合 家族構成 費用 土地の状態 今後住み続ける年数

 

順番に解説します。

 

劣化具合

 

一つ目の判断基準は、住宅の劣化具合を用いることです。

 

築年数も劣化具合の目安ではありますが、適切なメンテナンスが実施されていれば、リフォームで長く住み続けることもできるでしょう。

 

現状を踏まえて、建築会社と相談することをおすすめします。

 

家族構成

 

家族構成も判断基準の一つです。

 

将来の家族構成が不透明な場合は、最適な間取りが変わる可能性もありますので、部分的なリフォームをおすすめします。

 

建て替えをする場合も、ライフステージの変化に合わせて改修がしやすい設計を心がけるとよいでしょう。

 

費用

 

費用面から判断すると、リフォームを選ぶ方が節約に繋がります。

 

ただし、今後のメンテナンス費用まで含めると、建て替えを選ぶ方がよいケースもありますので、どの程度住み続けるかも考慮しておきましょう。

 

土地の状態

 

地盤が不安定であるなど、土地の状態が悪いケースでは、建て替えをおすすめします。

地盤改良工事は建て替えでなければ、対応ができないことが理由です。

 

今後住み続ける年数

 

今後住み続ける年数も判断基準となり得ます。

 

引き続き、何十年も住み続けることが決まっているケースでは、今後のメンテナンス費用を考慮して、早めのタイミングで建て替えを決断するのもよいでしょう。

 

リフォーム・建て替えに関するよくある質問

 

 

リフォーム・建て替えに関するよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちに置き換えて考えてみましょう。

 

建て替えができない家の特徴は? リフォームの費用が建て替えよりも高くなるのはどんな場合?

 

順番に解説します。

 

建て替えができない家の特徴は?

 

接する道路幅が4m以下の土地や、道路に接していない土地などが挙げられます。

 

接道義務を満たしていない再建築不可物件については、現状では建て替えができませんので、セットバックや隣地の買取、借受などの対策が必要です。

 

リフォームの費用が建て替えよりも高くなるのはどんな場合?

 

既存の住宅よりもコンパクトな住宅に建て替えるケースでは、リフォーム費用の方が高くなる可能性もあるでしょう。

 

子供が独立した後の夫婦二人暮らしであれば、住宅の広さはそれほど必要ではないため、全体をリフォームするよりも、コンパクトな平屋への建て替えをおすすめします。

 

リフォーム・建て替えをして理想の住まいを手に入れよう

 

 

リフォームと建て替えのどちらが適しているかは、既存住宅の状態や家族のライフスタイル次第といえます。

 

また、ライフステージの変化により、その時々で最適な間取りも変わりますので、長い目で自分たちの理想の住まいをイメージして下さい。

 

もちろん、住宅の劣化具合も判断基準となりますので、建築会社など専門家に相談することも大切です。

 

建匠では、お客様の現在と将来を考慮した家づくりを提案していますので、家づくりにお悩みの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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2022.08.05

 

初めての家づくりでは、ライフステージの変化は考慮しても、老後の暮らしまで詳細に計画を立てている方は少ないでしょう。

 

しかし、その時になって考えればよいという話ではなく、住宅購入のタイミングで一度立ち止まって考えてみることが重要です。

 

そこで今回は、老後はマンションと戸建てどちらに住むべきかについて解説しますので、マイホーム購入を検討中の方は、ぜひともこの機会に将来のことを考えてみましょう。

 

老後に住み替えるならマンションと戸建てどちらに住むべき?

 

 

マンションと戸建てのどちらに住むべきかは、家族構成やライフスタイル、お住まいの地域によって最適な選択が異なります。

 

それぞれの特徴をまとめていますので、どちらの住まい方が自分たちに適しているかイメージしてみましょう。

 

マンションの特徴 戸建ての特徴

 

順番に解説します。

 

マンションの特徴

 

生活の利便性のよさがマンションの特徴であり、免許を返納しても生活に不便を感じにくいことが魅力の一つです。

 

立地に優れる分、税金など費用面の負担には目をつぶる必要がありますが、夫婦2人暮らしであれば、コンパクトな住まいでも問題ないでしょう。

 

戸建ての特徴

 

間取りの自由度の高さが戸建ての特徴であり、老後の暮らしに合わせた住まいを実現しやすい点が魅力です。

 

バリアフリー設計のコンパクトな平屋住宅など、老後の住まいに必要な機能を集約することで、費用を抑えつつ、快適な居住空間を目指しましょう。

 

老後にマンションに住むメリット3選

 

 

老後にマンションに住むメリットをまとめていますので、どのように暮らしやすくなるかを考えながら見ていきましょう。

 

防犯・セキュリティ性能が高い 室内の段差が少ない メンテナンスの手間がかかりにくい

 

順番に解説します。

 

防犯・セキュリティ性能が高い

 

一つ目のメリットは、防犯・セキュリティ性能が高い点であり、戸建てよりも侵入窃盗の被害に遭いにくいことが特徴です。

 

オートロックや防犯カメラの存在はもちろん、侵入経路が少ない点も防犯性能が高まる理由に挙げられます。

 

室内の段差が少ない

 

室内の段差が少ない点もメリットの一つです。

 

居住スペースがワンフロアで完結していることはもちろん、居室や廊下の段差が少ないことも、転倒によるけが防止に繋がるでしょう。

 

メンテナンスの手間がかかりにくい

 

メンテナンスの手間がかかりにくいことも忘れてはいけません。

 

管理費や修繕積立金の費用負担は割高ではあるものの、共有部分の維持管理は管理組合主導で実施されますので、入居者の手間がかからないことが理由です。

 

老後にマンションに住むデメリット3選

 

 

一方、老後にマンションでの生活を選ぶことにはデメリットも存在します。

自分たちの暮らしにどのような影響があるか把握しておきましょう。

 

エレベーターが無いマンションだと階段が大変になる リフォームの自由度が低い 管理費・修繕積立金の支払いが必要になる

 

順番に解説します。

 

エレベーターが無いマンションだと階段が大変になる

 

一つ目のデメリットは、エレベーターが無いマンションだと階段での上り下りが大変になることが挙げられます。

 

また、エレベーターがあるマンションでもメンテナンス中は使用できませんし、災害時に停電が発生すると、当然ながら使用できません。

特に、高層階の入居者は復旧まで毎日階段での上り下りを余儀なくされますので注意が必要です。

 

リフォームの自由度が低い

 

リフォームの自由度が低い点もマンションを選ぶデメリットの一つです。

管理組合の規約により、リフォーム内容に制限が設けられていることが理由であり、勝手気ままな改修工事はできません。

 

また、将来の介護に備えて、車椅子での行動を可能にしておく必要があり、介護士が介護できるスペースにしておく必要があります。

 

しかし、マンションでは浴室を広げる工事などは難しいため、事前に改修できるかどうかのチェックが必要です。

 

管理費・修繕積立金の支払いが必要になる

 

管理費・修繕積立金の支払が必要になる点もデメリットといえるでしょう。

 

快適で便利な生活には相応の負担が発生します。管理人の人件費やエレベーターの保守費用など、戸建て住宅には存在しない負担となりますので注意して下さい。

 

老後に戸建てに住むメリット3選

 

 

老後に戸建てを選ぶメリットをまとめていますので、将来の家づくりに向けてポイントを押さえておきましょう。

 

理想的な家に住むことができる 近隣とのトラブルが発生しにくい 生活の自由度が高くなる

 

順番に解説します。

 

理想的な家に住むことができる

 

一つ目のメリットは、自分たちの理想的な家に住めることが挙げられ、マンションと比較して細部までこだわりを実現できることが戸建ての特徴です。

 

家族構成やライフステージによって最適な間取りは変わりますので、老後の生活のしやすさを優先して使い勝手のよい住まいを実現しましょう。

 

近隣とのトラブルが発生しにくい

 

近隣とのトラブルが発生しにくい点もメリットの一つです。

 

共同住宅であるマンションとは違い上下階の騒音トラブルはありませんし、家自体の距離が離れているため、他人の目を気にせずに暮らせることも戸建ての魅力といえます。

 

生活の自由度が高くなる

 

生活の自由度が高くなる点も見逃せないポイントです。

 

敷地を自由に利用できるため庭いじりを趣味にできますし、ペットとの共生もしやすいなど、自分たちのライフスタイルに合わせた生活をしやすいことが理由に挙げられます。

 

老後に戸建てに住むデメリット2選

 

 

一方、老後に戸建に住むことにはデメリットもありますので、どのような影響があるか把握しておきましょう。

 

維持費がかかる 防犯に気を遣う必要がある

 

順番に解説します。

 

維持費がかかる

 

一つ目のデメリットは、住宅の維持費用がかかることであり、戸建住宅の維持管理はすべて自己責任です。

 

外壁や屋根の修繕費用は高額であるため、計画的に費用の積み立てをしておかなければ、改修工事に取り掛かれず被害が悪化する恐れがあります。

 

防犯に気を遣う必要がある

 

防犯に気を遣う必要がある点も忘れてはいけません。

 

戸建ては建物の特性上、出入り可能なドアや窓が多いため、外部からの侵入経路として利用される恐れがあります。

 

ホームセキュリティの導入など、侵入を思い留まらせる防犯対策を検討して下さい。

 

老後にマンション・戸建てに住み替える際の3つのポイント

 

 

老後にマンション・戸建てに住み替える際のポイントをまとめていますので、どのような備えが必要であるかを把握しておきましょう。

 

住み替えるタイミングを考える 老後資金を考慮する 利便性の良い立地にする

 

順番に解説します。

 

住み替えるタイミングを考える

 

一つ目のポイントは、住み替えるタイミングを考えることです。

 

子供の独立や定年など、ライフスタイルの変化に合わせて住み替えを判断する方が多いのですが、その時になってから考えるのではなく、早めに家族で相談することをおすすめします。

 

老後資金を考慮する

 

老後資金を考慮することも重要なポイントです。

 

買い替えや建て替えにかかわらず、老後の生活を圧迫するような資金計画はNGであり、手元資金をいくら残しておくかについては慎重な判断が求められます。

 

利便性の良い立地にする

 

生活の利便性の高い立地を選ぶことも忘れてはいけません。

 

免許を返送するケースも想定して、病院や買い物がしやすい場所、もしくは公共交通機関のアクセスがよい場所を選ぶことをおすすめします。

 

老後の住まいに関するよくある質問

 

 

老後の住まいに関するよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちに置き換えて考えてみましょう。

 

老後の戸建ては二階建てと平家どちらがいい? 老後の戸建ての間取りの考え方は? 老後の住み替えで戸建てが向いている人の特徴は?

 

順番に解説します。

 

老後の戸建ては二階建てと平家どちらがいい?

 

夫婦2人であれば、バリアフリー設計との相性のよい平屋をおすすめします。

 

子供世帯との同居であれば、二階建ての方が住み分けがしやすいのですが、敷地が広いケースでは、平屋でも間取りを工夫することで世帯間のプライバシーは確保可能です。

 

老後の戸建ての間取りの考え方は?

 

室内ではできるだけ段差をなくしたり、廊下やトイレなどに手すりを設けたり、転倒事故を防止する工夫が求められます。

 

また、車椅子での生活も想定して、生活動線や家事動線を短くしておくことも、快適な生活の一助となるでしょう。

 

老後の住み替えで戸建てが向いている人の特徴は?

 

老後の住み替えで戸建てが向いている人の特徴として、自宅で趣味を楽しみたい方や、静かな環境で暮らしたい方などが挙げられます。

 

ただし、交通のアクセスが悪い立地では、将来生活に困ることになりかねませんので、どこに住むかは慎重に判断しなければなりません。

 

老後の住まいを想像して住み替えを考えよう

 

 

老後の住まいを決める上で、戸建てとマンションそれぞれにメリットとデメリットが存在します。

 

どちらが優れているという話ではなく、老後の生活をイメージして、自分たちの暮らしに適した住まい方を選ぶことが重要です。

 

建匠では、お客様の理想の暮らし像をお聞きして、最適なプランを提案しています。将来の家づくりにお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

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2022.08.05

 

家づくりでは考えることが多く、家族の健康を守ることについても一定の配慮が求められます。

 

シックハウス症候群が全国的な社会的問題へと発展したのはひと昔前であるため、当時のことを覚えている方は少ないでしょう。

 

そこで今回は、新築で起きやすいシックハウス症候群の症状について解説しますので、マイホーム購入を検討中の方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

そもそもシックハウス症候群とは

 

 

シックハウス症候群とは、建材や調度品などから発生する化学物質、カビ・ダニなどによる室内空気汚染に起因する健康障害の総称のことです。

 

1990年代に日本でも問題視され始め、それ以降の各種規制や対策により状況は改善されたものの、新築住宅を購入する際には一定の配慮が求められます。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の症状

 

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の症状を以下の通りまとめていますので、アトピーや喘息などが気になる方は、特に注意しておきましょう。

 

めまい・頭痛・倦怠感 目がチカチカしたり涙目になったりする 鼻水が出る 喉の痛みや乾燥 皮膚のトラブル

 

順番に解説します。

 

めまい・頭痛・倦怠感

 

めまい・頭痛・倦怠感などは比較的症状に気づきやすいものですが、集中力がなくなったり、怒りっぽくなったりといった症状もありますので注意が必要です。

 

目がチカチカしたり涙目になったりする

 

目がチカチカしたり涙目になったりすることも、シックハウス症候群の特徴の一つです。

 

季節によっては花粉症と見分けがつきにくいため、他の症状との兼ね合いを見ながら見極める必要があります。

 

鼻水が出る

 

鼻水が出ることも特徴の一つですが、こちらも風邪や花粉症との見分けがつきにくい症状といえるでしょう。

 

その他にも、鼻の奥がヒリヒリしたり、くしゃみが出たりといった症状が特徴です。

 

喉の痛みや乾燥

 

喉の痛みや乾燥も症状の一つであり、その他にも口内炎や咳が止まらないなどの症状がみられるケースもありますので注意しておきましょう。

 

皮膚のトラブル

 

皮膚のトラブルも症状の一つであり、皮膚のかゆみやじんましん、赤い発疹が出るなど様々な症状を引き起こすことがあります。

 

他の症状にも共通することですが、症状には個人差があり、家族の中で強い症状を訴える方もいれば、全く症状が出ない方もいることを覚えておきましょう。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の原因4つ

 

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の原因を以下の通りまとめていますので、適切な対策を取るためにも概要を把握しておきましょう。

 

化学物質 カビやダニ ホコリ 家の構造

 

順番に解説します。

 

化学物質

 

一つ目の原因には、建材や内装材に使用される化学物質が挙げられます。

 

具体的には、合板の接着剤や塗料に使われるホルムアルデヒド・アセトアルデヒド・トルエン・キシレンなどが挙げられ、気温が高くなると発散量が増加するため夏場は特に注意が必要です。

 

カビやダニ

 

カビやダニについてもシックハウス症候群を引き起こす原因に挙げられますので、こまめな掃除を心がけましょう。

 

具体的には、エアコンをつけて匂いが気になるケースでは、カビの胞子が飛び散っている可能性があり、アレルギー症状の原因となり得ます。

 

ホコリ

 

家の中のホコリも原因の一つであり、ホコリを餌にしてダニの繁殖に繋がることにも注意が必要です。

 

特に、湿気の多い時期は室内の空気環境を綺麗に保つようにしましょう。

 

家の構造

 

気密性の高い家の構造も、シックハウス症候群を引き起こす要因となり得ます。

 

24時間換気を止めると、途端に空気の流れが消えてしまうことが理由であり、室内の空気環境が悪化するためです。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群の対策5つ

 

 

室内で起きやすいシックハウス症候群の対策をまとめていますので、自分たちの家づくりに取り入れて、家族の健康を守りましょう。

 

部屋を換気する 空気清浄機を使う こまめな掃除でカビやダニの繁殖を抑える シックハウス対策が施された家具を購入する 換気システムの優れた新築にする

 

順番に解説します。

 

部屋を換気する

 

24時間換気の利用だけでなく、時々は窓を開けて部屋を換気することも有効な対策です。

 

換気は湿気対策としても有効であるため、カビやダニが発生しにくい室内環境を維持して下さい。

 

空気清浄機を使う

 

空気清浄器を使うことも対策の一つであり、室内のホルムアルデヒド濃度を下げる効果に期待できます。

ただし、フィルターの交換などメンテナンスを怠ると、逆効果となりかねませんので注意が必要です。

 

こまめな掃除でカビやダニの繁殖を抑える

 

基本的なことですが、こまめな掃除でカビやダニの繁殖を抑えられることも忘れてはいけません。

 

エアコンについてはフィルターの掃除だけでなく、内部洗浄も業者に依頼して対応するとよいでしょう。

 

シックハウス対策が施された家具を購入する

 

シックハウス対策が施された家具を購入することも対策の一つです。

 

建具などを慎重に選んで家づくりをしても、家具の安全性を疎かにしては片手落ちとなってしまいますので、家具選びも慎重に対応して下さい。

 

換気システムの優れた新築にする

 

換気システムの優れた新築を選ぶことも対策の一つですが、いくら性能が優れていても、設計通りに換気ができなくては効果が望めません。

 

気密性が確保されていることが条件となりますので、実績のある建築会社を建築パートナーに選んで下さい。

 

新築で起きやすいシックハウス症候群のよくある質問

 

 

新築で起きやすいシックハウス症候群のよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちの家づくりに置き換えて考えてみましょう。

 

シックハウス症候群が続く期間はどれくらい? シックハウス症候群は自然回復する? 自宅がシックハウスなのか調べる方法はある?

 

順番に解説します。

 

シックハウス症候群が続く期間はどれくらい?

 

新築では1年経過するとシックハウス症候群はおさまるといわれていますが、必ずしもこの限りではありません。

 

徐々に、化学物質濃度は低下していきますが、換気などの対策を怠ると長い期間がかかりますので、意識的に対策を続けることが求められます。

 

シックハウス症候群は自然回復する?

 

室内の状況が変わらなければ、自然回復の見込みは薄いといえるでしょう。

 

病院で受診してアレルゲンを特定できれば、対策も立てやすくなりますので、まずは受診をおすすめします。

 

自宅がシックハウスなのか調べる方法はある?

 

厚生労働省が推奨しているアクティブ法で検査する方法をおすすめします。

 

アクティブ法は吸引ポンプで室内の空気を吸引して、空気中の化学物質を測定する方法です。資格を持った専門家に依頼しますので、信頼性のある検査方法といえるでしょう。

 

シックハウス症候群の対策をして新築で健康に暮らそう

 

 

念願のマイホームを手に入れたとしても、シックハウス症候群に悩まされる状況では、快適な暮らしは望めません。

 

住み始めてからの対策が必要なことはもちろん、家づくりの段階においても、家族の健康を守るための対策が必要です。

 

建匠では、床・壁・天井・収納の内側まで自然素材で仕上げる住まいをご提案できます。
ご家族の健康を第一に考えて家づくりをしたい方は、お気軽にご相談下さい。

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